0歳児の11月は、季節の変化を感じながら、身体をたくさん動かし、探索活動が活発になる時期です。
気温が下がって肌寒い日も増えてくるため、体調を崩しやすくなります。
そのため、一人ひとりの体調の変化を見逃さず、感染症対策もしっかりとしていきたいですね。
この記事では0歳児の11月の個人案の書き方について記載していますので、ぜひ最後までご覧ください。
- 11月は冬へ向けて気温が低下するため、子どもの体調管理に気を付ける
- 先月の子どもの様子を振り返ってから今月のねらいを決める
- 自己評価や反省は具体的に記入すると、今後の保育に活かしやすい
すもも【元保育士ライター】0歳児は成長のスピードが早いため、昨日できなかったことが次の日にはできるようになることがあり、驚かされる機会も多いです。また、個人差が大きい年齢であるため、一人ひとりの発達に応じた指導案が大切です。個人案の書き方を分かりやすくまとめていますので、参考にしてみてくださいね。


すもも先生 元保育士ライター
8年間保育士として勤務し、主に乳児クラスの担任を務めて参りました。認可保育施設や認可外保育施設での職務経験を活かして、保育士さんに役立つ記事を執筆させていただきます。


【0歳児】11月の個人案の作成ポイント
【先輩保育士からのアドバイス】
チェックしておこう!
- 冬へ向けて気温が下がる日が増えてくるが、快適に過ごせるように配慮する
- 戸外遊びを通して自然物に触れ、季節感のある遊びを取り入れる
- 離乳食の進み具合を確認し、意欲的に食事ができるように見守っていく
- 一人ひとりの体調の変化を観察し、感染症対策をしっかりと行うようにする
11月は秋の過ごしやすい気候から肌寒い季節へと変化していきます。
気温の低下によって肌寒く感じる日が増えてきますが、積極的に戸外へ出て自然物に触れれば、季節の移り変わりを感じられますよ。
園生活に慣れて、意欲的に食事をするようになってくるため、手づかみ食べもし始める子どもも。
個々の離乳食の進み具合を確認し、保護者と連携をとっていきましょう。
感染症も流行し始めるため、一人ひとりの体調を把握し、玩具や備品の消毒を徹底するのが大切です。



寒い日であっても体調が良ければ積極的に戸外遊びを取り入れて、身体をたくさん動かして遊べるようにしましょう。
【0歳児・11月の個人案】子どもの姿
【低月齢】0歳8ヵ月~0歳11ヵ月
- ハイハイやつかまり立ち、伝い歩きをし始める
- 興味のある玩具を見つけて口に入れたり触ったりして、感触を確かめている
- 保育士の元で安心して過ごしている
11月にもなれば、園生活にはすっかりと慣れ、保護者とも機嫌よく離れられる子どももいますよ。
月齢や発達に応じて、ハイハイやつかまり立ち、伝い歩きなどの姿が見られるようになります。
行動範囲が広がってくる時期であるため、室内や戸外でも安全面に留意しましょう。
興味のある玩具を見つけて一人遊びを楽しむ姿も増えてくるため、誤飲や窒息につながる危険がないか、玩具の大きさや破損の有無を定期的に確認しましょう。



行動範囲が広がると、保育室の環境も見直す必要があります。周囲に危険な物などがないかどうかを確認して、安全に過ごせるようにしましょう。
【中月齢】1歳0ヵ月~1歳3ヵ月
- 歩行をし始める子どもがいる
- 手づかみ食べをして意欲的に食べようとしている
- 興味のある場所へ自分で行こうとする
中月齢の子どもは、発達に応じてつかまり立ちや伝い歩き、一人歩きを始める姿が見られるようになります。
歩き始めの子どもは転倒に注意する必要があるため、周囲に危険な物がないかしっかりと確認しましょう。
興味のある場所へ移動し、行動範囲が広がってきますので、保育士間でしっかりと連携をとるのが重要です。
食事では、手づかみ食べをする姿を認めてあげ、意欲的に食事ができるような雰囲気づくりが大切。



手づかみ食べは、食べ物の感触や一口量を学んでいくため、成長の過程でとても重要と言えます。
【高月齢】1歳4ヵ月~1歳7ヵ月
- 歩行が少しずつ安定してくる
- 指差しをして自分の要求を伝えようとする
- スプーンやフォークに興味を持つ
11月になると、高月齢児は歩行が少しずつ安定してきて、自分の行きたいところへ移動するようになってきます。
戸外遊びの際は、保育士間でこまめに声掛けや人数確認をして、子どもが死角にいないかどうかを確認しましょう。
要求の指差しも見られ、取って欲しい物や、して欲しいことを保育士に伝える姿も。
スプーンやフォークに興味を示す子どもには、安全に配慮しながら、自分で持って使おうとする機会を大切にしましょう。



歩行が安定する子どもが増えてきますが、引き続き転倒や子ども同士の衝突に注意して見守っていきましょう。
0歳児共通の子どもの姿
- 保育士の見守りの中で機嫌良く過ごしている
- 食べ物に興味を持ち、意欲的に食べている
- 興味のある玩具を見つけて一人遊びを楽しんでいる
0歳児クラスの11月は、園生活にもすっかりと慣れ、保育士の元で安心して過ごせるようになります。
興味のある玩具を見つけて、機嫌良く一人遊びをする姿も見られますよ。
歩行をし始める子どもが増えてくるため、安全面に留意しましょう。
食べ物への興味が深まってくる時期で、手づかみ食べをして、意欲的に食べようとする姿も。



11月は冬に向けて気温が下がってくるため、体調を崩しやすい時期です。0歳児は体温調節がうまくできないため、室温や衣服の調節をして、快適に過ごせるようにしてあげてくださいね。
【0歳児・11月の個人案】ねらい
【低月齢】0歳8ヵ月~0歳11ヵ月
- 肌寒い日が増えてくるが、健康に過ごす
- 保育士の見守りの中で安心して過ごす
- 探索遊びを十分に行う
11月は気温が一気に下がってくる時期であるため、子どもの体調管理が重要です。
また、厚着をしている子どもは、衣服の調節をして、快適に生活できるようにしてあげましょう。
天気の良い日は積極的に園庭へ出て、自然物に触れたり、身体を動かしたりして遊ぶ機会を増やしてあげてくださいね。



ハイハイや伝い歩きで移動する姿が増えてきますので、保育室の環境を見直す時期でもあります。
【中月齢】1歳0ヵ月~1歳3ヵ月
- 簡単な身振りで自分の要求を伝えようとする
- 様々な食材に興味を持ち、意欲的に食べる
- 興味のある場所へ自分で行き、身体を十分に動かす
中月齢児は、11月になると1歳を過ぎるため、簡単な身振りなどで要求を伝え始めます。
様々な物や場所に興味を示すようになり、自分で行こうとするので、目が離せなくなるのもこの時期です。
食事では完了食へ移行していくため、手づかみ食べをしながらいろんな食材への興味も深まっていきますよ。



発達に応じて一人歩きを始める子どももおり、行動範囲がさらに広がっていきます。歩き始めは転倒や衝突に注意して見守ってあげましょう。
【高月齢】1歳4ヵ月~1歳7ヵ月
- 喃語や簡単な言葉で保育士に思いを伝えようとする
- 自然物に触れて探索遊びを楽しむ
- 手づかみ食べで自分で食事をしようとする
11月の高月齢児では、喃語や簡単な言葉で保育士に気持ちを伝えようとし始めます。
一人歩きを活発にするようになってくるため、戸外で元気に身体を動かせるようにしましょう。
落ち葉などの自然物にたくさん触れて、感触や匂いなどを感じて、季節ならではの遊びを楽しめるようにしたいですね。



自分で食べたい気持ちも表れてきますので、なるべく子どもが自ら食べる姿を見守ってあげてくださいね。
0歳児共通のねらい
- 保育士に自分の気持ちを受け止めてもらい、安心感を持って過ごす
- 食事の時間を楽しみながら、意欲的に食べようとする
- 戸外で元気に身体を動かして遊ぶことを楽しむ
0歳児共通のねらいは、先月の子どもの姿を振り返って決めるのがポイント。
安心感を持って過ごせるように、一人ひとりの子どもの気持ちに寄り添うことが大切です。
11月は季節の移り変わりを感じられるため、天気の良い日は自然物に触れる遊びがおすすめですよ。



気温が下がってくると、戸外へ出る機会が減ってくるかもしれないですが、寒い日でも体調に気を付けて元気に身体を動かして遊ぶと、体力づくりにもなりますよ。
【0歳児・11月の個人案】環境構成と保育者の配慮
【低月齢】0歳8ヵ月~0歳11ヵ月
- 一人ひとりの生活リズムを大切にして、無理なく過ごせるようにする
- 子どもの気持ちに寄り添って、安心感を持って過ごせるようにする
- 室温湿度をこまめにチェックして、快適な環境を整える
11月は朝晩は気温が下がり、日中との寒暖差があるので、体調を崩しやすくなってきます。
そのため、一人ひとりの子どもの体調に気を付けて、健康に過ごせるようにしましょう。
低月齢児は、個々の生活リズムが異なるため、無理なく過ごすことが重要。
保育士が子どもの気持ちに寄り添い、安心感を持って生活できるようにしたいですね。



室温の調節のために暖房を使用する際は、室内の乾燥にも注意し、必要に応じて加湿を行いましょう。
【中月齢】1歳0ヵ月~1歳3ヵ月
- 秋の自然物に触れて遊べるように、戸外遊びを取り入れる
- 十分に伝い歩きや一人歩きができるように、安全な環境を整える
- 手づかみ食べを見守りながら、一度に口へ入れる量を調節していく
ハイハイや伝い歩き、一人歩きなど、動きが活発になってくる時期であるため、安全面に注意が必要です。
室内では広いスペースを確保し、戸外ではつまずきやすい物がないかどうかを事前にチェックしておきましょう。
11月は落ち葉や木の実など、秋ならではの自然物に触れる機会が多くなります。
口に入れる可能性のある子どもには、誤飲や窒息の危険がないよう十分に配慮してくださいね。



手づかみ食べの時期は、一度にたくさん入れないように保育士がそばで見守りましょう。
【高月齢】1歳4ヵ月~1歳7ヵ月
- 一人歩きがたくさんできるように安全なスペースを確保する
- 自分でしたい気持ちを受け止めて、さりげなく援助していく
- 落ち葉やどんぐりなど、秋の自然にたくさん触れられるように事前に準備しておく
一人歩きをたくさんする時期なので、近くに危険な物がないか、転倒しやすくなっていないかどうかを常に確認してあげてください。
自我が芽生えて、自分でしたい気持ちが表れてくるため「イヤ」と嫌がることもあるでしょう。
子どもが自分でしたい気持ちを受け止め、時に援助しながら見守っていくのが大切。



落ち葉やどんぐりを子どもが見つけやすいように、戸外遊びの前に保育士がある程度集めて整えておくのがおすすめですよ。
0歳児共通の環境構成と保育者の配慮
- 快適な室温で過ごせるように衣服の調節をしていく
- 自由に身体を動かして遊べるように、安全面に留意する
- 楽しい雰囲気の中で食事ができるようにする
気温が下がってくると、厚着をしてくる子どもがいるため、保育室の室温に合わせて衣服を調節し、快適な環境づくりを心がけてください。
0歳児の11月は、ハイハイや伝い歩き、一人歩きなど、活発に行動するようになってきます。
そのため、保育室や戸外でも転倒などに気を付けて、安全に遊べるようにしましょう。
食事の際は、楽しい雰囲気で食事ができるよう明るい雰囲気づくりが大切ですよ。



保育室内は快適な温度になっていると伝え、保護者の方に衣服の調節を協力してもらいましょう。
【0歳児・11月の個人案】食育
【低月齢】0歳8ヵ月~0歳11ヵ月
- 一人ひとりの進み具合を把握して、無理のないように進めていく
- 楽しい雰囲気づくりを心がける
- しっかりと咀嚼して食べられているかを確認して食べさせていく
離乳食の進み具合は個人差があるため、一人ひとりのペースに合わせて進めましょう。
また、楽しい雰囲気を心がけて、意欲的に食事ができるようにしたいですね。
しっかりと咀嚼して食べられているか確認し、一口の量を調節したり、食べさせるペースを落としたりしながら、ゆったりと食事がとれるように見守ってあげてください。



食べ慣れない食材を嫌がったり、好みに偏りが見られたりする場合もあります。
無理強いせず、家庭での食事の様子も共有しながら対応しましょう。
【中月齢】1歳0ヵ月~1歳3ヵ月
- 自分で食べようとする気持ちを受け止める
- 「いただきます」「ごちそうさま」の挨拶をしようとする
- 手づかみ食べをしながら感触や味を知っていく
完了食へ移行していく時期になるため、様々な食材を食べられるようになります。
同時に好き嫌いも出てくる頃ですので、無理強いはせず、様子を見ながら少しずつ食べられるようにしてきましょう。
手づかみ食べをしようとする姿を見守り、汚れても大丈夫な環境を整え、意欲的に食事ができるようにしたいですね。



11月は旬の食材がたくさんあるため、手遊びや絵本を通して興味を持てるようにしましょう。
【高月齢】1歳4ヵ月~1歳7ヵ月
- 自分で食べようとする姿を見守る
- 様々な食材に興味が持てるように、絵本や手遊びを導入する
- スプーンやフォークに興味を持っている子どもには、積極的に持たせてみる
高月齢児では、自分で食べたい気持ちが表れてきます。
自分で食べたいという気持ちを大切にし、手づかみ食べや食具を使おうとする姿を十分に見守りながら、主体的に食べる経験につなげましょう。
食べこぼしが多いですが、ゆったりとした気持ちで見守り、汚れても良い環境でたくさん経験させてあげることが大切です。



食事前後の挨拶を身振りでできるようになってきます。食事の時間を楽しみに待てるようにしたいですね。
0歳児共通の食育
- 季節の旬の食材に興味を持てるようにする
- 明るい雰囲気の中で食事をする
- 一人ひとりの食事の進み具合を把握する
11月は旬の食材がたくさんあるため、絵本や手遊び歌を通して興味を持てるようにしたいですね。
0歳児は食事の進み具合が一人ひとり違うので、個々に合ったペースを意識すると良いですよ。
手づかみ食べで自分で食事をしようとしている子どもには、保育士がそばで見守り、安全面に気を付けることが重要です。



家庭での食事の様子も聞きながら、個々に合った進み具合で食事ができるようにしましょう。
【0歳児・11月の個人案】作成する際の注意点
0歳児の11月の個人案を作成する際のポイントをまとめていますので、参考にしてみてください。
下記のポイントをしっかりと抑えれば、スムーズに作成できるようになりますよ。
注意点を確認しておこう!
- 個々の発達段階に応じたねらいや内容を考える
- 食事の進み方は個人差が大きいため、家庭での様子も聞きながら工夫して進められるようにする
- 感染症対策について、手洗いや玩具・備品の衛生管理、体調観察など、具体的な配慮を記入する
- 冬に向けて、室温や子どもの活動量に応じた衣服の調節について、保護者と情報を共有しながら連携を図る
【0歳児・11月の個人案】自己評価・反省の例文
自己評価と反省文は、自分自身の保育を見つめ直して、次の保育に活かすことができます。
子どもへの対応や、環境構成が適切であったかを確認し、できたこととできなかったことを明確に記入すると良いです。
低月齢の自己評価・反省の例文
- 11月は気温の変化に気を付け、体調の変化を見逃さずに健康に過ごせるようにした。
- 厚着をしている子どもには、衣服の調節をして、快適に過ごせるように心がけた。
- 離乳食の進み具合を確認し、個々に合った対応を行った。



冬へ向けて感染症が流行しやすくなるため、感染症対策についても記入すると良いですね。
中月齢の自己評価・反省の例文
- 気に入った玩具を取ろうとしたり、手を伸ばしたりする姿が多く見られた。移動する範囲が広がっているので、安全な環境づくりを心がけたい。
- 保育士が食べさせようとすると首を横に振って嫌がる姿があった。自分で食べたい気持ちが芽生えているので、できる限り子どもが納得いくまで手づかみ食べを見守った。
- 戸外では、落ち葉やどんぐりを触る姿があったが、時々口に入れようとしていたので、今後も注意深く観察する。



自分で食べたい気持ちがどのように表れているのかを具体的に記入すると、より分かりやすくなりますよ。
高月齢の自己評価・反省の例文
- 活動範囲が広がっているため、安全に探索活動をできるように環境を整えた。今後も危険な場所がないかどうかをチェックし、保育士間で共有する。
- 保育士が援助しようとすると、嫌がって泣き続ける姿が見られた。子どもの「自分でやりたい」という気持ちを大切にしながら、必要な場面ではさりげなく援助していきたい。
- 食べ物の好き嫌いがある子どもは、家庭での様子を聞き、少しずつ食べられるように見守った。無理強いはせず、工夫しながら食べられるようにしていきたい。



高月齢は、自分でしたい気持ちが強くなってきます。保育士が先に援助すると嫌がることもあるため、まずは子ども自身にさせてあげるようにゆったりと関われると良いですね。







