秋になると、甘くておいしいぶどうが店頭に並び、ぶどう狩りを楽しむ機会も増えてきます。
保育室でも、紫や黄緑の画用紙や絵の具を使って、季節を感じられるぶどう製作を楽しんでみましょう。
- 年齢に合わせたぶどう製作の楽しみ方
- 身近な素材を使った表現技法
- 壁面や季節の行事に活用する方法
- 製作前に楽しめる導入アイデア
ほいぽけ編集部ぶどうは、丸い粒をたくさん表現できるので、スタンプやたんぽ、シール貼り、絵の具など、さまざまな技法を取り入れやすいモチーフですよ!


ぶどうの製作を行うねらいは?


ぶどう製作は、丸い粒や葉っぱなど、いくつかの形を組み合わせながら一つの作品を完成させられる活動です。
紫や緑などの色に触れたり、スタンプやシール、絵の具などを使って表現したりするなかで、秋の自然や食べ物への興味を育てられます。
粒の数や大きさ、色合いなどを自分なりに考えながら作ることで、自由に表現する楽しさも味わえるでしょう。
年齢や発達に合わせて工程を変えやすく、同じ「ぶどう」というテーマでも幅広い楽しみ方ができます。
- 季節の食べ物に興味を持つ
- 色や形の違いを楽しみながら表現する
- 指先を使った細かな動きを経験する
- 自分なりのぶどうを自由に表現する
0歳児・1歳児はシール貼りやスタンプ、2歳児・3歳児は折り紙や絵の具、4歳児・5歳児は構成や背景づくりまで取り入れると、成長に合った活動になります。(※シールを使用する場合は誤飲に十分注意しましょう。)
ぶどうの製作の導入におすすめなのは?
製作を始める前に、本物のぶどうを見たり、写真やイラストを眺めたりすると、子どもたちがモチーフを具体的にイメージしやすくなります。
実物を用意できる場合は、粒の大きさや色、触ったときの感触などを観察してみるのもよいでしょう。
「何色かな?」「丸い粒がいくつあるかな?」など、子どもが答えやすい問いかけを加えると、自然に興味を引き出せます。
ぶどうの写真や動画を見たり、実際にぶどうを食べた経験を聞いたりするのもおすすめです。
- 本物のぶどうを観察する
- ぶどう狩りの写真や動画を見る
- ぶどうが登場する絵本を読む
- 紫や緑などの色を見たり、色の違いを楽しんだりする
- 「何粒あるかな?」と数えてみる
「どんな形かな?」「どんな色をしているかな?」と問いかけると、製作への興味も高まりやすくなります。
夏の終わりから秋にかけて、季節の変化を感じる活動として取り入れるのもおすすめです。
0歳児・1歳児向けのぶどう製作アイデア4選
0歳児・1歳児のぶどう製作では、工程をシンプルにして、色や感触を楽しめる活動にすると取り組みやすくなります。
丸く切った画用紙をあらかじめ用意しておき、シール貼りやスタンプ、たんぽなどでぶどうの粒を表現する方法がおすすめです。
保育士が型紙や葉っぱを準備すれば、子どもは無理なく作品づくりに参加できます。
手作り丸シールでペタペタぶどう製作【色選びも楽しい!】
白い丸シールに水性ペンの色を転写して、オリジナルのぶどうシールを作る製作です。
紫や黄緑など、ぶどうやマスカットをイメージした色を用意し、子ども自身に好きな色を選んでもらうと、一人ひとり違った作品に仕上がります。
シールを貼る動作を楽しめるようになる1歳児頃から取り入れやすい製作です。
活動後は、手洗いも忘れずに行いましょうね!
- 白シール
- 画用紙(紫・緑)
- 絵の具(緑)
- 水性ペン(好きな色でOK)
- クッキングペーパー
- パレット
- 手拭きタオル
- はさみ
- のり
お花紙でぶどうとマスカット【ふんわり立体に!】
お花紙とトイレットペーパーの芯を使って、ぶどうとマスカットを表現する製作です。
花紙を丸めたり、芯を使って形を整えたりしながら、指先をたっぷり使って楽しめます。
1歳児頃なら保育者が芯や台紙を準備し、子どもは花紙を丸めたり貼ったりする工程を中心にすると取り組みやすくなります。
- 花紙(黄緑・紫色)
- 色画用紙(ぶどうの土台/黄緑・紫色)
- トイレットペーパーの芯
- 絵の具(黄緑・紫色)
- ボンド
クレヨンアートで果物狩り【秋の果物を自由に表現!】
粉末状のパステルクレヨンで画用紙を色づけし、ぶどうやりんごなどを表現する製作です。
粉ふるいにクレヨンをこすりつけて粉状にし、指で色を広げていくため、普段のお絵描きとは違った感触を楽しめます。
画用紙を果物の形に切り、茎や葉っぱを加えれば完成です。
子どもによって色の濃淡や模様が変わるので、個性豊かな作品になりますよ。
- 白画用紙
- 縁取り用画用紙
- パステルクレヨン
- 粉ふるい(茶こしでも可)
花紙で指先あそび【くしゅくしゅ感触を楽しもう!】
丸めた花紙をテープ付きのOPP袋に詰めていくため、1歳児頃から指先遊びとして取り入れやすいでしょう。
紫色や黄緑色など、ぶどうをイメージした花紙を用意すると、子どもが好きな色を選びながら楽しめます。
袋に花紙を詰める際は、量を入れすぎず、ぶどうの房らしい形になるよう整えるのがポイントです。
- 花紙(紫や黄緑など)
- テープ付OPP袋
- 両面テープ
- 事前に用意しておいた葉っぱ
2歳児・3歳児向けのぶどう製作アイデア4選
2歳児・3歳児になると、素材を自分で選んだり、複数の工程を経験したりしながら、ぶどうの形を少しずつ作れるようになります。
折り紙を丸めたり、画用紙を貼り合わせたりする活動も取り入れやすい時期です。
プチプチやトイレットペーパーの芯など、身近な素材を使ったスタンプにも興味を持ちやすいでしょう。
花紙で作って遊ぶ!ぶどう狩り製作【ぶどう狩りごっこに!】
丸めた紫色の花紙をビニール袋に詰め、ぶどうの房に見立てた製作です。
袋を逆三角形になるよう整えて口を閉じ、画用紙で作った葉っぱを貼れば、立体的なぶどうが完成します。
壁や室内に張ったスズランテープやひもに洗濯ばさみでぶどうを留めれば、保育室がぶどう畑に変身!
「ぶどう狩り遊び」へも発展できますよ。
- ビニール袋
- 花紙
- 画用紙(葉っぱ用)
- テープ
- 両面テープ
- 洗濯ばさみ
ちぎり絵でぶどう製作【指先を使って楽しもう!】
折り紙を指先で小さくちぎり、ぶどうの形を描いた台紙に貼り付けて仕上げるちぎり絵製作です。
紙をちぎる感触を楽しみながら、指先の動きや集中力を育む活動につながります。
ぶどうをイメージした折り紙を数種類用意すると、色の組み合わせも楽しめますよ。
完成したぶどうに葉っぱやつるを加えれば、秋らしい壁面製作にもぴったり。
- 白画用紙
- 折り紙(紫色)
- マジック
- のり
- クレヨン
折り紙で立体的にできるぶどう製作【秋らしい立体感がかわいい!】
秋の季節にぴったりな、折り紙を使った立体的なぶどう製作です。
折り紙を折って形を整えるだけなので、比較的シンプルな工程で作りやすく、3歳児頃からの製作にもおすすめ。
紫や青、紺など、複数の色を組み合わせると、実の色合いに変化が生まれて本物らしく仕上がります。
完成したぶどうは、葉っぱやつるを添えて壁面に飾っても素敵ですよ。
- 折り紙
- トイレットペーパーの芯(2つ)
- 画用紙
- のり
- はさみ
- ボンド
- 両面テープ
絵の具でぶどう製作【プチプチの感触を楽しもう!】
プチプチと絵の具を使って、ぶどうの実を表現する製作です。
凹凸のあるプチプチに紫色の絵の具を塗り、画用紙へ転写すると、粒が並んだようなかわいい模様ができます。
絵の具の感触や模様の変化を楽しみながら、自由に表現できるのがポイントです。
保育者がぶどうの形に切った画用紙を用意しておけば、小さな子どももスタンプ遊びとして取り組めます。
- 画用紙(薄紫・黄緑)
- プチプチ
- 絵の具(紫)
- 丸シール(薄紫)
- 各パーツ(茎と葉っぱ)
4歳児・5歳児向けのぶどう製作アイデア4選
4歳児・5歳児では、ぶどうの粒だけでなく、葉っぱやつる、ぶどう棚など、作品全体の構成を考えながら製作を楽しめます。
画用紙を切ったり、折り紙を組み合わせたりする工程も増やし、子ども自身が完成形をイメージできるようにするとよいでしょう。
にじみ絵やバブルアート、シャボン玉を使った表現など、少し変わった技法にも挑戦できます。
プチプチスタンプでぶどう【9月に楽しむ感触遊び!】
秋の味覚である、「ぶどう」をモチーフにしたアイデアです。
トイレットペーパーの芯に、プチプチを巻き付けてスタンプを作り、画用紙にポンポンと模様をつけて遊びます。
プチプチの凹凸や絵の具の感触を楽しめるため、子どもたちも興味を持って取り組みやすいでしょう。
あらかじめぶどうの実を型紙に沿って切っておけば、年齢に合わせて工程を調整できます。
- 色画用紙(ぶどうの型)
- プチプチ
- トイレットペーパーの芯
- 穴あけパンチ
- 両面テープ
- はさみ
- のり
- 絵の具
輪っかで作るぶどう【輪つなぎで立体的な房に!】
輪つなぎをアレンジして、ぶどうの房を表現してみましょう。
画用紙を細長く切り、輪っかをたくさん作って、さまざまな方向から組み合わせていくのがポイントです。
輪っかを真っすぐ一列につなげるのではなく、少しずつ位置を変えることで、ぶどうらしい丸みのある形に仕上がります。
形を固定したい部分は、外側ものりで補強すると安心です。
- のり
- はさみ
- モール
- ホッチキス
- 紐
折り紙でぶどう製作【指先を使ってぷっくり仕上げよう!】
手先を使った遊びを楽しみながら作れる、折り紙のぶどう製作です。
画用紙に切り込みを入れておき、折り紙を差し込んでいくことで、ぷくっと膨らんだようなぶどうの実を表現します。
折り紙をつまんだり、切り込みへ差し込んだりする工程は、指先を使う練習にもつながりますよ。
保育者が、画用紙の型を準備しておくと取り組みやすくなります。
- 色画用紙(緑・茶色)
- 折り紙
- のり
- クレヨン
- カッター
- はさみ
- 定規
- 鉛筆
画用紙でくるくる巻くぶどう【色を組み合わせて華やかに!】
細長く切った画用紙をくるくる巻いて、ぶどうの実を表現する製作です。
画用紙を指先で巻く工程は、手先を使う遊びとしても楽しめます。
ボンドを塗る際は、量が多すぎると画用紙が曲がって貼りにくくなるため、少量ずつ使うように伝えましょう。
ぶどうの色は、紫・青・紺など何色か組み合わせると、実に立体感が生まれて華やかに仕上がります。
- 画用紙(青・紫・水色など)
- 厚紙
- ボンド+水
ぶどうの壁面製作アイデア3選
ぶどうは、紫色の実と緑色の葉っぱを組み合わせるだけでも、秋らしい壁面に仕上がります。
子どもたちが作ったぶどうを一つずつ貼り合わせて、大きなぶどうの木に見立てる方法もおすすめです。
背景に空や葉を加えたりすると、作品全体に広がりが生まれますよ。
9月から11月ごろまで、秋の季節感を伝える壁面として活用できます。
クレヨンで描くぶどう【2・3歳児も楽しめるお絵描き製作】
2〜3歳児におすすめの、画用紙とクレヨンを使ったぶどう製作です。
まずはクレヨンでぶどうの実や葉っぱなどを自由に描き、季節の果物に親しみながら表現を楽しみます。
保育者がぶどうの型やイラストを用意しておけば、形を意識しながら描けますよ。
描いた実を画用紙に貼り付ける場合は、のりの量や使い方を教えながら進めましょう。
- 台紙(4つ切)
- ぶどうの実用の丸い画用紙(直径5cm・2種類)
- 葉っぱ(2枚)
- クレヨン
- のり
- 手拭きタオル
たんぽでぶどう製作【ポンポン押して模様を楽しもう!】
たんぽを使って、ぶどうの実を表現するスタンプ遊びに挑戦してみましょう。
水で少し薄めた絵の具をたんぽに含ませ、画用紙へ押していくと、ぶどうの房が完成します。
たんぽは、ガーゼに綿や布を詰め、輪ゴムで留めれば簡単に作れます。
スタンプの強さによって色の濃淡が変わるため、押し方の違いを楽しむのもおすすめです。
- 白画用紙
- 絵の具(紫)
- 水
- 事前に作成しておいた葉っぱ
- 両面テープ
にじみ絵でペーパー芯スタンプのぶどう【色の変化がきれい!】
にじみ絵の技法を組み合わせて、グラデーションが美しいぶどうを作ってみましょう。
画用紙を水で軽く湿らせてから絵の具をのせると、自然なにじみ模様を楽しめます。
乾いたあとにペーパー芯でスタンプを重ねれば、ぶどうの粒が並んだような表現に仕上がります。
紫だけでなく、青や赤紫などを使うと、色の混ざり方にも変化が生まれますよ。
- ペーパー芯
- 絵の具
- 筆
- 画用紙
- 葉っぱや落ち葉
- はさみ
- パレットなどの容器
ぶどう製作だけじゃない!秋の製作アイデアまとめ
秋は、ぶどうやりんご、きのこ、どんぐり、落ち葉など、製作に取り入れやすいモチーフが豊富な季節です。
本章では、秋の自然やイベントをテーマにした、子どもたちが楽しめる製作アイデアをいくつかご紹介します。










Q&A
ぶどう製作は、秋の季節感を取り入れながら、色や形、素材に触れられる活動です。
子どもの年齢に合わせて工程を調整すれば、幅広いクラスで楽しめます。
ぶどうの製作はいつ(何月)おこなうのがおすすめですか?
9月・10月・11月ごろの秋がおすすめです。
特に9月から10月は、ぶどうを身近に感じやすく、ぶどう狩りや秋の食育とも組み合わせやすい時期です。
0歳児〜1歳児でも簡単にできるぶどう製作のアイデアはありますか?
丸シールのシール貼り、指スタンプ、たんぽなどがおすすめです。
保育者がぶどうの型や葉っぱを準備しておけば、子どもは色や感触を楽しみながら参加できます。
2歳児〜3歳児向けにおすすめの技法や素材は何ですか?
プチプチやトイレットペーパーの芯を使ったスタンプ、折り紙、お花紙・花紙などが使いやすいでしょう。
素材を丸めたり押したりする工程を取り入れると、手指を動かす経験にもつながります。








