秋ならではの自然に親しめる「きのこの製作」は、子どもたちの想像力や表現力を育める人気の活動です。
絵の具や画用紙を使った簡単な製作から、デカルコマニーやにじみ絵などの技法まで、年齢に合わせて幅広く楽しめます。
- きのこ製作におすすめの技法
- 年齢別に楽しめる活動のポイント
- 導入やねらいの考え方
- 保育に取り入れやすいアイデア
ほいぽけ編集部きのこは色や模様を自由に表現しやすく、乳児から幼児まで発達に合わせてアレンジできる題材です。子どもたち一人ひとりの「できた!」につながる製作活動の参考にしてくださいね。


きのこの製作のねらい


秋の自然に興味をもち、きのこの形や色、模様を観察しながら表現を楽しめるのが、きのこの製作の魅力です。
絵の具や画用紙、シールなどさまざまな素材に触れることで、色彩や質感の違いに気付き、豊かな感性を育めます。
また、のりやはさみを使う活動を通して指先を動かす機会が増え、巧緻性や集中力の向上にもつながるでしょう。
さらに、自分で色や模様を考えながら作品を完成させることで、創造力や表現力、自信も育まれます。
- 秋の自然やきのこに興味・関心をもつ
- 手先を使った操作を楽しむ
- 色や模様を自由に表現する
- 完成する喜びや達成感を味わう
- 友だちの作品を認め合う
きのこの製作は、完成した作品だけではなく、作る過程そのものを楽しめる活動です。
年齢に応じて素材や工程を工夫し、一人ひとりが自分らしく表現できる環境を整えましょう。
きのこの製作でおすすめの導入方法
本物のきのこや写真、イラストを見比べながら形や色の違いを発見したり、秋の散歩でどんぐりや落ち葉などの自然物を探したりするのもおすすめです。
また、きのこが登場する絵本や紙芝居を読んだり、手遊びや歌を楽しんだりすると、小さな子どもでも活動へスムーズに入りやすくなります。
「どんな模様にしてみたい?」などと問いかけながら会話を広げると、製作への期待感や想像力をより一層高められるでしょう。
- 本物や写真・イラストを観察する
- 秋の散歩で自然物を探す
- きのこの絵本を読む
- 手遊びや歌を楽しむ
- 「どんなきのこがあるかな?」と会話を広げる
きのこの製作におすすめの技法
①デカルコマニー
デカルコマニーは、左右対称の美しい模様が生まれる人気の技法です。
開いた瞬間に現れる模様に驚きや発見があり、子どもたちは楽しみながら活動できます。
偶然できあがる模様は一つひとつ異なるため、世界に一つだけのかわいいきのこが完成します。
色の組み合わせによって作品の雰囲気も変わり、自由な表現を存分に楽しめるでしょう。
②にじみ絵
コーヒーフィルターや障子紙に水性ペンで模様を描き、水を含ませると色がふんわり広がる技法です。
偶然生まれる色の混ざり方やにじみ方を楽しめるため、きのこの傘をやさしく幻想的な雰囲気に仕上げられます。
色彩の変化を観察する楽しさも味わえ、子どもたちの感性や表現力を育む活動としてもおすすめです。
③はじき絵
白いクレヨンで水玉や線、模様を描いた上から絵の具を塗ると、クレヨンで描いた部分が浮かび上がる楽しい技法です。
きのこの模様だけでなく、雨粒や落ち葉、秋の背景なども表現できるため、作品全体に季節感を取り入れられます。
完成した瞬間の驚きや発見が子どもたちの意欲につながり、色や模様を自由に考える楽しさも味わえるでしょう。
【0・1歳児向け】きのこの製作アイデア4選
0・1歳児は、素材に触れたり色が付いたりする感触を楽しむのが製作の中心になります。
指スタンプや足型、シール貼りなど簡単な工程を取り入れることで、無理なくきのこの製作を楽しめるでしょう。
保育者が画用紙や型紙を準備しておけば、子どもたちは自由に色や模様を付けるだけで、かわいい作品に仕上がります。
花紙でくしゅくしゅきのこ【秋の壁面におすすめ】
画用紙で作ったきのこの土台に、ちぎった花紙を丸めて貼るだけなので、小さな子どもでも楽しみながら取り組めます。
さらに、細くちぎった花紙を追加して貼ると、ふんわりとした立体感が生まれ、より本物のきのこのような仕上がりになりますよ。
花紙を丸める動作は指先をたくさん使うため、手先の巧緻性を育む遊びとしてもおすすめです。
- 白画用紙
- 色画用紙(赤・肌色)
- のり
- 花紙(好きな2色)
にじみ絵できのこ製作【色の変化を楽しもう】
にじみ絵できのこ製作は、秋の自然を感じながら色の変化を楽しめる人気の活動です。
水性ペンで自由に模様を描き、霧吹きで水をかけると、色がゆっくりにじんで世界にひとつだけの模様が完成します。
最後に目や口のシールを貼れば、かわいらしいきのこの完成!
霧吹きを使う工程は指先を動かす練習にもなり、手先の発達を促せるのも魅力です。
- コーヒーフィルター
- 事前に用意したきのこの茎部分(肌色の画用紙)
- 目と口のシール
- 水性ペン
- 霧吹き
トイレットペーパーの芯で立体きのこ【身近な材料で簡単】
トイレットペーパーの芯と紙皿を使えば、立体感のあるかわいいきのこ製作が楽しめます。
紙皿をきのこの傘に見立て、トイレットペーパーの芯を軸として貼り合わせるだけなので、比較的簡単に仕上げられるのが魅力です。
シール貼りは指先を使う遊びとしてもおすすめで、集中力や巧緻性を育む体験にもつながります。
- トイレットペーパーの芯
- 紙皿
- 丸シール
- 折り紙
- はさみ
- 絵の具
- 両面テープ
- のり
足形できのこ製作【成長が感じられる思い出作品】
足形を使ったきのこ製作は、子どもの成長を記録できる秋に人気の製作アイデアです。
足形を取ったら、きのこの形に切った色画用紙をかかと部分へ貼り、傘にはカラーシールを自由に貼って飾り付けます。
シンプルな工程なので、小さな子どもでも楽しく参加できますよ。
完成した作品には製作日や名前を書いておくと、成長記録としても残せます。
- 足形を貼る白画用紙
- 絵の具(足形用)
- きのこの形の色画用紙(赤)
- のり
- カラーシール
- 落ち葉(あれば)
【2・3歳児向け】きのこの製作アイデア4選
2・3歳児になると、自分で貼る・描く・押すなどの工程を楽しめるようになります。
シールやスタンプ、ちぎり絵などの技法を取り入れるので、手先を動かしながら表現する楽しさを味わえるでしょう。
簡単なはさみ遊びや画用紙を貼る活動にも挑戦できる時期なので、一人ひとりの発達に合わせて工程を調整するのがおすすめです。
にじみ絵で立体きのこ【並べると秋の森みたい!】
にじみ絵で色付けした紙を使って立体きのこを作ると、やさしい色合いと立体感を同時に楽しめる秋らしい作品になります。
色がにじむ様子を観察することで、子どもたちは色彩への興味を深めながら製作を楽しめます。
乾いた紙を丸めたり組み立てたりする工程では、手先を使う練習にもなり、遊びながら巧緻性を育めるのも魅力です。
- トイレットペーパーの芯
- コーヒーフィルター
- 折り紙
- 水性ペン
- 霧吹き
- のり
折り紙で簡単きのこ【折るだけでかわいく完成】
折り紙で作るきのこは、秋の製作にぴったりの簡単なアイデアです。
折り紙1枚で作れるため準備がしやすく、取り入れやすい活動です。
クレヨンで模様や顔を描いたり、シールを貼ったりすると、子どもらしい作品に仕上がります。
折る工程では一つずつゆっくり見本を見せながら進めると、小さな子どもでも安心して取り組めます。
- 折り紙
- ペン
プチプチできのこ【プチプチの凸凹で本物みたい!】
先生があらかじめ画用紙できのこの傘や柄、秋の葉っぱの型紙を用意しておくと、活動がスムーズに進みます。
プチプチは素材が切りにくいため、年齢や発達に合わせて先生が事前に切っておいたり、必要に応じて援助すると安心です。
プチプチの凸面を上にして貼り、油性ペンで水玉模様や好きな模様を描けば、本物のきのこのような質感を楽しめます。
- 色画用紙
- プチプチ
- ボンド
- はさみ
- 色ペン
きのこのペン立て【プレゼントにおすすめ】
トイレットペーパーの芯を再利用して作るきのこのペン立ては、実用性もある秋の製作アイデアです。
きのこの傘にはシール貼りやタンポ、フィンガーペイントなど、子どもたちが好きな技法を取り入れて自由に模様を付けましょう。
模様に決まりを作らないことで、発想力や表現する楽しさを存分に味わえます。
- トイレットペーパーの芯
- クラフトペーパー(茶色)
- 厚紙
- きのこの頭(色画用紙)
- 絵の具
- 丸型タンポ
- ボンド
- 丸シール
【4・5歳児向け】きのこの製作アイデア4選
4・5歳児は、自分で考えながら工夫して作る楽しさを味わえる年齢で、折り紙や立体製作などにも挑戦できます。
背景にどんぐりやぶどう、落ち葉を描いたり、お家や動物を加えたりすると、秋の世界観がさらに広がるでしょう。
完成した作品を友だちと見せ合えば、表現する楽しさや達成感も育まれます。
折り紙でかわいいきのこ【折って広がる秋の製作遊び】
折り紙を使ったきのこ製作は、折る楽しさと完成する喜びを味わえる秋ならではの活動です。
保育士が大きな折り紙を使って折り方を見せることで、年長児なら見本を見ながら自分で折り進められるでしょう。
折り終えた後は、ペンで顔を描いたり、水玉模様を付けたりして、自分だけのきのこにアレンジするのもおすすめです。
- 折り紙(茶色1枚)
秋の壁面!きのことみのむし【みんなで作る秋の壁面製作】
きのことみのむしを組み合わせた壁面製作は、クラスみんなで協力して秋らしい空間を作れる人気のアイデアです。
先生があらかじめ画用紙を切って準備しておけば、小さな子どもでものりで貼る工程を中心に楽しく参加できます。
きのこの模様やみのむしの表情は自由に描いてもらうことで、一人ひとりの個性が感じられる作品になります。
- 色画用紙
- はさみ
- のり
- クレヨン
- 鉛筆
- 油性ペン
画用紙で立体きのこ!【飾って楽しめる立体作品】
画用紙だけで作れる立体きのこは、秋の製作にぴったりのアイデアです。
丸く切った画用紙を組み合わせると、ふんわりと立体感のあるかわいいきのこの完成です!
赤や茶色だけでなく、好きな色を選んでもらうと、子どもらしい個性あふれる作品になります。
保育士は貼り合わせる工程をサポートすると、きれいな形に仕上げやすくなります。
- 画用紙(2枚)
- はさみ
- のり
- 油性ペン
紙皿と紙粘土でつくる立体きのこ【本物みたいな立体感が魅力】
紙皿と紙粘土を組み合わせると、立体感たっぷりのかわいいきのこが作れます。
絵の具や紙粘土に触れて、さまざまな素材の感触を楽しめるのも魅力です。
乾燥時間が必要なため、活動は2日に分けると無理なく進められます。
完成後はどんぐりや落ち葉を添えて飾れば、秋らしい作品として長く楽しめるでしょう。
- 画用紙
- 紙皿(深型)
- 紙粘土
- 絵の具
- ボンド
- 筆
- はさみ
きのこ以外のアイデアも!おすすめの製作まとめ
きのこのモチーフ以外にも秋に作りたい製作アイデアをご紹介します。ぜひ、題材選びの参考にご覧くださいね。










きのこの製作に関するQ&A
きのこの製作では、「かわいく仕上げるには?」「年齢に合った活動は?」と悩む保育者も多いでしょう。
ここでは、保育現場でよくある質問と、製作を楽しむためのポイントをご紹介します。
きのこの傘部分をかわいく仕上げるコツは?
赤や黄色、茶色など秋らしい色を取り入れ、シールやスタンプ、水玉模様を加えるとかわいらしい印象になります。
デカルコマニーやにじみ絵を取り入れると、一人ひとり違った模様が生まれ、オリジナル作品に仕上がります。
きのこの製作で幼児がつまずきやすいポイントは?
はさみで曲線を切ることや、のりの量を調整するのが難しい場合があります。
あらかじめ型紙を用意したり、工程を少しずつ進めたりすると、無理なく取り組めるでしょう。
年齢によって難易度を調整する方法は?
0・1歳児はシール貼りや指スタンプなどの簡単な活動、2・3歳児はちぎり絵やスタンプ遊び、4・5歳児は折り紙や立体製作など工程を増やすと、発達に合わせて無理なく楽しめます。








