保育士のキャリアアップ制度とは、保育士の処遇改善を目的とした制度で、研修を受けると給料アップや専門性の向上に繋がります。
キャリアアップ研修を受けた保育士は、履歴書に記載することが可能です。
今回は、保育士のキャリアアップ研修の履歴書の書き方について解説します。
「キャリアアップの内容をどう記載すれば良いのか分からない」などと疑問を持つ方は、ぜひ最後までご覧ください。
- 保育士等キャリアアップ研修を終えた方は、終了証がもらえる
- 保育士等キャリアアップ研修は履歴書に記載すれば、転職時に有利になる
- 保育士等キャリアアップ研修を受講すれば、給料アップに繋がる
- パートや派遣社員でも受講できるが、勤続年数は3年以上に限る
元保育士ライター保育士の処遇改善は、近年進められています。給料をアップさせるには、キャリアアップ研修が重要なので、まだ受けていない方は受講してくださいね。
すもも 元保育士ライター
8年間保育士として勤務し、主に乳児クラスの担任を務めて参りました。認可保育施設や認可外保育施設での職務経験を活かして、保育士さんに役立つ記事を執筆させていただきます。
保育士等キャリアアップ研修は履歴書に書ける？
保育士等キャリアアップ研修では、受講した方には「修了証」が発行されます。
そのため、受講した方は履歴書に「保育士等キャリアアップ研修修了」と記載できます。
履歴書に記載することで、採用担当者にアピールできるので、転職に有利ですよ。
保育士等キャリアアップ研修を履歴書に書くメリットを下記で解説しますので、参考にしてみてくださいね。
保育士等キャリアアップ研修を履歴書に書くメリット
- 給料アップに繋がる
- 専門的な知識を持った保育士だとアピールできる
保育士等キャリアアップ研修を履歴書に記載すれば、給料アップの可能性があります。
キャリアアップ研修を受けた保育士の待遇改善内容は、以下の通りです。
| 役職 | 処遇改善手当 |
| 副主任保育士・専門リーダー | 月額40,000円 |
| 職務分野別リーダー | 月額5,000円 |
保育士等キャリアアップを受講したことを記載すれば、ワンランク上の保育士であると証明できるため、必ず記載しましょう。
保育士等キャリアアップ研修は免許・資格欄に記載する！
保育士等キャリアアップ研修を履歴書に記載する例をご紹介します。
履歴書の右側に「免許・資格欄」を記載する場所があるので、保育士資格や幼稚園教諭などの資格を書いた後に続けて記載すると分かりやすいです。
【記載例】
「保育士等キャリアップ研修 修了」
資格は多ければ多いほど転職に有利になるので、忘れずに記載しましょう。
保育士等キャリアアップ研修に関する疑問に回答
保育士等キャリアアップ研修を修了するまでにかかる時間は？
保育士等キャリアアップ研修は、全部で8つの分野を受講する必要があります。
研修時間は、1分野につき15時間以上と定められていますので、120時間以上で終了です。
研修を受けるには、各都道府県が定めた研修期間に申し込み、受講する必要がありますので、いつでも受けられるものではありません。
そのため、短期間での受講終了は難しいと言えます。
保育士等キャリアアップ研修で給与は上がりますか？
保育士等キャリアアップ研修を受ければ、給料が上がる可能性があります。
保育士等キャリアアップ研修を修了し、役職に就いた保育士が勤務する施設には、以下の加算額が支給されます。
- 職務分野別リーダー 最大で月5,000円
- 専門リーダー・副主任保育士 最大で月40,000円
ただし、勤務先の施設の規模や保育士の人数などで、役職に就く人数は変わります。
研修を受講して必ず給与アップするとは限らないため、勤務先の園に確認しておきましょう。
パートや派遣社員でも受講できる？
保育士等キャリアアップ研修は、要件を満たせば、パートや派遣社員でも受講可能です。
ただし、受講できるのは保育士経験が3年以上ある方のみとなっていますので、3年未満の方は対象外です。
また、受講できる日は都道府県によって異なるため、子育て中のパートの方は、日程が合わない場合も考えられますので、ご注意ください。
まとめ
今回は、保育士等キャリアアップ研修の履歴書の書き方について解説しました。
履歴書に記入すれば、能力があると認められますので、必ず記載するようにしましょう。
保育士等キャリアアップ研修は、最後まで受講すれば給料アップや転職にも役立ちますので、勤続年数が3年以上の方は、ぜひ受けてくださいね。
保育士としての専門知識を身に付け、現場で活躍できる保育士を目指しましょう。
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