「派遣保育士って嫌われるの?」「派遣保育士として働くメリットってあるのかな?」など、派遣保育士に対するイメージは様々です。
本記事では、実際の体験談を交えて派遣保育士について解説しますので、興味のある方はぜひ最後までご覧ください。
- 正社員と良好な人間関係を築くポイントが分かる
- 派遣保育士が必要とされるのはどんな時かを知れる
- 正社員から嫌われないようにするためにはどうすれば良いかが分かる
すもも【元保育士ライター】派遣保育士は、正社員との役割や待遇の違いを感じる人もいるようです。私が働いていた園にも派遣保育士の方がいましたが、なかなか馴染めないと悩んでおられました。派遣保育士は、待遇が良く柔軟な働き方ができる一方で、人間関係の悩みを抱えやすいとも言えるでしょう。しかし、園によっては派遣保育士であっても働きやすい環境で続けられている方もいますよ。派遣保育士のメリットやデメリットを踏まえて詳しく解説します。


すもも先生 元保育士ライター
8年間保育士として勤務し、主に乳児クラスの担任を務めて参りました。認可保育施設や認可外保育施設での職務経験を活かして、保育士さんに役立つ記事を執筆させていただきます。


どうして派遣保育士は嫌われる?【体験談】


まず最初に、派遣保育士はどうして嫌われるのかについて、実際の体験談を用いて解説していきます。
独自調査アンケートについて
リサーチ方法:クラウドワークスにて募集
対象者:現役保育士または保育士経験者
※当メディアが調査した独自調査の体験談・口コミに関して、引用元の明記なく使用することはおやめください。
派遣保育士が嫌われる理由①(正社員との責任の違いが大きいから)



40歳 女性
正規職員との間に仕事内容や責任の違いがあることで、誤解が生まれる場合があるからだと思います。以前働いていた園では、派遣というだけで「短期間で辞める人」という印象を持たれることもあり、最初は距離を感じることがありました。また、園によっては行事準備や書類業務の担当範囲が違うため、負担の偏りを感じる職員もいるのだと思います。
ほいポケ編集部による独自調査アンケートより
派遣社員は正社員との責任の違いがあり、派遣という立場だけでマイナスなイメージを持たれてしまうようです。
派遣は、「すぐに辞める人」というイメージによって、正社員との距離を感じることもあるみたいですね。
また、園によっては正社員と同様な業務を任される職員もいますが、基本的には派遣保育士は、業務が軽めなので、その部分でも正社員は、派遣に対して良いイメージを持たないのかもしれません。
派遣保育士が嫌われる理由②(派遣保育士の仕事が限られているから)



25歳 女性
派遣保育士は責任のある仕事はできないため、面談や怪我の電話等、正規の先生やパートの先生に任せてしまうことがあるからです。
ほいポケ編集部による独自調査アンケートより
派遣保育士は、契約内容によっては責任の重い業務を担当しないケースが一般的です。
保護者対応や書類作成などは正社員が担当する園が多いですが、園や契約内容によって異なります。
派遣保育士の仕事には限りがあるため、正社員に任せる機会が多く、マイナスな印象を与えてしまうのでしょう。
派遣保育士が嫌われる理由③(自分のやりたいようにしようとするから)



32歳 女性
1年ほど派遣保育士が配属されていたことがあるのですが、「私が前にいた園ではこうやっていましたよ」や「私ならこうやるのに」、「前の園では派遣が保護者対応をすることはなかったのでやりません」など働き始めた園でのやり方を覚えてくれずに自分のやりたいようにやろうとしていたところです。
ほいポケ編集部による独自調査アンケートより
派遣保育士は、1つの園で最大3年間しか働けないため、基本的には短期間での勤務となります。
派遣保育士歴が長い人ほど、様々な園での勤務経験があって、「前の園ではこうだった」「私だったらこうする」という意見を主張する方がいるようです。
自分のやりたいように業務を行おうとする人は、正社員から嫌われてしまう要因の一つと言えますね。
派遣保育士が必要とされる場面【体験談】
次に派遣保育士が必要とされる場面について、体験談を交えて解説していきますね。
派遣保育士が必要とされる場面①(保育士の人数が足りない時)



40歳 女性
保育士の人数が足りない時や、急な休みが出た時に派遣保育士として必要とされていると感じました。以前の勤務先では、忙しい時間帯のクラス補助に入ることで、正規職員の先生が子ども一人ひとりに向き合いやすくなったと言っていただけたことがあります。
ほいポケ編集部による独自調査アンケートより
保育士の人数が足りない時や、急遽お休みになった職員の代わりに派遣保育士が必要になるようです。
また、派遣保育士が忙しい時間帯にヘルプで入ることで、正社員の方が子ども一人ひとりにゆったりと関われる部分もメリットと言えますね。
派遣保育士が必要とされる場面②(途中入園児が増えてきた時)



25歳 女性
途中入園の子が増えて保育士が足りてない時期に入ったため、「来てくれて助かった」と言われたときに必要とされているんだなと思いました。
ほいポケ編集部による独自調査アンケートより
保育園では途中入園児も多いため、子どもが増えてくると、保育士の人数も必要になってきます。
保育士の人数が十分でない時には、派遣保育士が必要とされることが多く「来てくれて良かった」と声をかけてもらえ、感謝される機会もあるようです。
派遣保育士が必要とされる場面③(正社員が働きやすいようにしてくれる)



33歳 女性
保育の経験を積まれている人や、テキパキと動いてくださる人も多いです。周りをよく見て、正職員が働きやすいように、保育を進めやすいように先回りしてして下さる方もいらっしゃり、大変助かりました。
ほいポケ編集部による独自調査アンケートより
派遣保育士は、保育の経験を積んでいればいるほど必要とされます。
経験が豊富であれば、周りをよく見て行動ができるため、正社員のサポートを十分に行うことが可能。
次の活動のために先回りをして準備すれば、担任の保育士から感謝されることも多いでしょう。
派遣保育士の働き方は?
次は、派遣保育士の働き方について解説します。
派遣保育士は、柔軟な働き方ができて待遇も良く、プライベートの時間を確保できるのが魅力です。
一般的にパートより時給が高い傾向があるため、しっかりと稼ぎたい方にはおすすめの働き方と言えます。
下記でそれぞれのポイントをまとめていますので、参考にしてみてください。
派遣保育士として働くメリット
派遣保育士として働くメリットは、以下の通りです。
【時間のゆとり】残業・持ち帰り仕事ゼロで定時退勤できる
派遣保育士は時間のゆとりがあり、残業や持ち帰りの仕事はほぼゼロとなっています。
通常のパート保育士は、忙しい時期は残業の可能性があるため、定時退勤できない日も。
基本的に派遣保育士は残業がないので、私生活を大切にしたい人には魅力に感じるポイントですね。
【高時給】時給1,500円以上も!パートより効率よく稼げる
派遣保育士は、通常のパート保育士よりも時給が高いです。
派遣保育士は派遣会社との雇用契約になるので、園は採用や労務管理の負担を軽減できます。
そのため、人材確保を目的として比較的高い時給が設定されるケースがあります。
他にもボーナス支給がないことや、人材不足などが、派遣保育士がパート保育士よりも時給が高い理由です。
【私生活との両立】週3日や固定時間などシフトの自由度が高い
私生活との両立をしっかりとできるのも派遣保育士のメリットであり、勤務日数は週3日からOKという園も多いです。
また、シフトの融通が効きやすく、固定時間での勤務も可能となっているため、子育て中の方でも働きやすいと言えます。
派遣保育士と正社員との違い
派遣保育士と正社員の保育士との違いについて、下記で解説します。
【業務範囲】指導案作成や保護者対応、行事の主担当がない
派遣保育士は、指導案の作成などの書類仕事はほとんど行いません。
また、保護者対応や行事も任されることが少なく、正社員の保育士よりも責任が軽めと言えます。
しかし、人材不足の園であれば、連絡ノートの記入や簡単な書類仕事を任されるケースもあるため、入職前に確認が必要ですね。
【雇用契約】有期契約だから合わない職場も3ヶ月単位で辞められる
正社員の保育士との最大の違いは、雇用契約期間がある点です。
基本的に派遣保育士の契約期間は、3カ月単位で更新されるため、合わない職場でも3カ月経過すれば辞めることが可能。
ただ、1つの園で働ける期間は最大で3年と定められていますので、どれだけ働きやすい園であっても3年で離れなければならない点は、デメリットと言えますね。
【相談窓口】困りごとは「派遣会社」が間に入って解決してくれる
派遣保育士として勤務していくうえで、悩み事があれば派遣会社に相談しましょう。
派遣会社が窓口となってくれますので、言いにくい内容であっても間に入って解決してくれますよ。
人間関係の悩みだけではなく、勤務時間やライフステージに関する内容なども全てサポートしてくれるため、安心です。
派遣社員が嫌われないためのポイント
「派遣社員として働きたいけど嫌われたくない」「どうすれば派遣社員でも職場に馴染める?」などの悩みを持つ方は多いと思います。
誰もが良好な人間関係を築いて働きたいと感じるでしょう。
ここからは、派遣社員が嫌われないためのポイントについて解説していきます。
「指示待ち」にならず、雑用や片付けを率先して行う
派遣保育士が嫌われないようにするには、指示待ちではなく、率先して業務を行うことが大切です。
常に指示待ちの職員は「仕事ができない人」と思われがちになってしまうため、どんどん行動していきましょう。
派遣保育士は、担任業務よりも雑用や片付けがメインなので、自ら行動できる人は評価されやすいですよ。
園の独自のルールや方針を尊重し、素直に従う
二つ目は、園の独自ルールや方針を尊重することです。
派遣保育士は契約期間があるため、何年も同じ園で働き続けることができません。
そのため、園の独自ルールに柔軟に対応する必要があります。
「前の園でこうだったから」という主張はマイナスなイメージを与えるため、控えましょう。
その園のルールや方針を尊重して素直に従うことが、嫌われないための重要なポイントです。
正社員の負担を減らすため、報告・連絡を徹底する
最後は、正社員の負担を減らすために「報連相」を徹底することです。
これは派遣社員だけではなく、正社員やパートであっても同様ですが、報連相を徹底する人は好かれます。
どんな些細な内容であっても担任間で共有すれば、ミスやトラブルを未然に防ぐことにも繋がりますよ。
【派遣保育士の悩み】自分に合った派遣先を選ぶ方法は?
派遣保育士の悩みで多いのが、「自分にはどんな派遣先が合うのか」です。
園によっては人材不足であるため、派遣保育士でも正社員と同じような業務を任されるケースがあります。
自分自身が「どんな働き方をしたいか」「何を重視したいか」をよく考えてから決めるのがおすすめです。
下記の記事は、派遣保育士の悩みや給料について詳しく記載しています。
派遣先を選ぶ際の参考にしてみてくださいね。


また、こちらの記事は保育士におすすめの転職エージェントを20選ご紹介しています。


それぞれの転職サイトを一つ一つ細かく解説しているため、転職時に役立つ情報が盛りだくさんです。
「自分にはどんな転職サイトが合うか分からない」と悩んでいる方に、まず読んでいただきたい記事となっています。
派遣保育士が嫌われることに関する質問と回答まとめ
派遣保育士が嫌われることに関する質問と回答をまとめています。
派遣保育士が急な休みを取りたいときはどうすればいい?
派遣保育士が急なお休みと取りたい場合は、まず派遣先の園に連絡をします。
派遣先から休みの承諾を得たら派遣会社に連絡を入れましょう。
その場合の連絡も基本的には電話で行ってくださいね。
正社員からのいじめはありますか?
派遣保育士は正社員からのいじめがあると噂されていますが、基本的にはないでしょう。
万が一いじめを受けた場合は、園長や派遣会社のスタッフに相談してください。
園長や主任から、契約にない仕事を頼まれたらどうすればいい?
人材不足などの理由から、契約にない仕事を頼まれることがあるかもしれません。
契約時に派遣先と交わした業務をこなすのが派遣社員であるため、契約外の仕事は断っても問題はありません。
どうすれば良いか分からない場合は遠慮なく、派遣会社に連絡を入れて指示を仰いで下さい。
まとめ
派遣保育士は自由な働き方ができる点や、時給が高いことなどから、周りの職員に嫌われるという噂があります。
派遣保育士だから嫌われるというよりも、指示待ちであったり、園の方針に従わなかったりなど、その人自身の問題が原因で嫌われてしまうことはあるかもしれません。
しかし、派遣保育士はプライベートを優先して働けるため、ライフステージが変わりやすい若い方でもぴったりな働き方と言えます。
「嫌われるから派遣保育士はやめておこう」ではなく、自分に合った派遣先を見つけることが大切です。







