長い耳と丸いしっぽが愛らしいうさぎは、子どもたちからも人気を集める動物です。
うさぎが登場する季節のイベントは多く、十五夜や正月の干支だけではなく、4~5月のイースターにも登場します。
そして、日本の伝統的な製作といえば折り紙です。
本記事では、普段の遊びや季節のイベントでの製作などに役立つ「折り紙でうさぎを作る方法」を紹介しています。
難易度順に並べて紹介しているので、担当のクラスに合った製作を選んで遊びましょう。
- 【うさぎさん】おすすめの折り紙 製作15選
- 各製作の対象年齢
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【うさぎさん】おすすめの折り紙 製作15選
折り紙は紙を折っていき、形が作られていく工程を楽しみます。
細かな作業をするため手先の器用さにもつながり、完成まで集中して折り続けるので集中力アップの効果も期待できる製作です。
他にも、途中段階で「さっき折った箇所がこうなるのか」という発見に繋がり、思考力が養われます。
必ずしも効果が表れる訳ではありませんが、日本の伝統文化でもある折り紙は保育園で積極的に取り入れたい遊びの一つです。
まずは、子どもたちに身近な動物でもあるうさぎさんから始めてみましょう。
- 3歳児からおすすめ
- 4歳児からおすすめ
- 5歳児からおすすめ
簡単!うさぎさんの顔【難易度:3歳児〜】
折り紙を始めたばかりの3歳児の子でも、慣れれば一人で折れる製作です。
7回折るだけで、かわいいうさぎさんのお顔が作れます。
細かく折る工程が2回ありますが、多少上手くできなくても最後まで折れるので安心してください。
心配であれば、先生が先に折り目や印をつけるなどのサポートをしてあげても良いですね。
折り紙で最後まで折れたら、うさぎさんの顔をクレヨンやペン、シールなどを活用して、自由に作成します。
とがったお耳のうさぎさんの顔【難易度:3歳児〜】
簡単に四角いフォルムがかわいいうさぎさんの顔が作れる製作です。
角を端に合わせて折ったり、折り目がついた箇所を折ったりしていくので、子供たちに教えやすい工程となっています。
ただし、紙が重なって厚くなった部分を折る作業が途中にあるため、難しそうであればサポートしてあげましょう。
最後に裏返すとうさぎさんの顔の形になっているので、「折っていたらいつの間にかうさぎさんができていた!」と子どもたちが驚いてくれますよ。
耳が長いうさぎさんの顔【難易度:3歳児〜】
絵本やテレビでみるような耳の長いうさぎさんの顔が作れます。
顔の下部分を大きめに折るため、完成後は写真立てのように立てられる機能付きです。
他の3歳児向けに紹介したものと異なり、折る場所の調整や折った先を入れ込む作業があるため、ある程度折り紙に慣れてきてからの挑戦をおすすめします。
また、耳を好みの太さに調整できるので子どもたちに自由にアレンジしてもらいましょう。
さまざまな色の折り紙を使って、カラフルなうさぎさんの顔を並べても楽しいですね。
ごっこ遊びにも使えるうさぎさん【難易度:4歳児〜】
4歳児になったら工程を増やした折り紙ができるようになるので、2枚の折り紙を用意して1枚はうさぎさんの顔、もう1枚で体を作ってみましょう。
完成品は体付きなので表情を工夫すれば、うさぎさんごっごの遊びにも使えますね。
体を作る工程では細かく折る部分もありますが、見本の用意や手本を見せることで問題なく最後まで製作できるでしょう。
うさぎさんの顔は、他の折り方で作った顔でも代用可能です。
横向きうさぎ【難易度:4歳児〜】
1枚の折り紙で横向きのうさぎさんを作ります。
折る工程はそこまで難しくありませんが、途中で紙を上下にずらしてはさみで切り込みを入れるという作業が入ります。
折る以外の作業があるので、折り紙に慣れた子でも新鮮味を感じてくれるでしょう。
さらに、リアルな耳を表現する工程では裏面の色を見せるように紙を広げるため、両面折り紙などを使っても楽しめます。
壁面装飾に使えば、うさぎさんがかけっこしている様子を表現できますね。
コロンとかわいいうさぎさん【難易度:4歳児〜】
紹介するのは、だるまのようなコロンとした形がかわいいうさぎさんです。
折り目や端に合わせて折るのではなく、位置を調整して折る工程があるので少し難しい製作となっています。
どの部分で折れば良いか分からないという子がいたら、印をつけてあげるなどサポートしましょう。
子どもの様子をみて「どこを折れば見本みたいになるかな」と完成見本を見せて考えるように促しても良いですね。
下の部分にひと手間かければ、立ち上がるうさぎさんになります。
こっちをみているうさぎさん【難易度:4歳児〜】
まるで振り返ってこっちを見ているようなうさぎさんが折れる製作です。
折れている耳や小さいしっぽがかわいいですね。
顔を作る途中にあるポケット状の部分を広げて折るという作業は、言葉だけで理解してもらうのは難しいので、折り方の手本を見せてあげましょう。
体を作る過程では、最後の一折まで形がどうなるか分かりません。
折り終わったあとに「こうなるのか」という発見に繋がる工程となっています。
うさぎさんのお手紙【難易度:5歳児〜】
便せんにうさぎの顔のシールが貼ってあるように見える作品ができあがります。
うさぎの顔がどのようにできあがるか、ワクワクしながら折っていく製作です。
工程数は多くありませんが、細かく折る作業があるため5歳児からとしています。
最後に形を整えていく工程は便せんを作るような流れになっており、中に小さく畳んだ紙などが入ります。
子どもたち同士でお手紙のやりとりに活躍しそうな作品です。
うさぎさんのメダル【難易度:5歳児〜】
うさぎさんマークのメダルが作れる製作で、完成したらリボンを通して首から下げて楽しめます。
一度つけた折り目を上手く使って、複雑に折る工程があります。
難しい作業ですが、目の前でお手本を見せてあげたり折りやすいように折り目をしっかりつけてあげたりしてあげると、子どもたちも戸惑いません。
うさぎの顔ができあがる流れでは「あの時に折った場所が顔になるんだ!」と、感動する子もいるでしょう。
離れた耳がかわいいうさぎさん【難易度:5歳児〜】
一見簡単に作れそうなうさぎさんのお顔ですが、工程数が多く細かい作業が必要となる製作です。
キャラクターのような、見た目のクオリティが高いうさぎさんのお顔が作れます。
斜めに耳が広がるように折り目から少しずらして折るなど、耳周りの折り方が複雑です。
顔の形を整える時も、紙が重なった厚い部分を小さく折る必要があるので指の力も必要になってきます。
折り紙に慣れてきたら、ぜひチャレンジしてみましょう。
ふっくらほっぺのうさぎさん【難易度:5歳児〜】
1枚の折り紙から、ほっぺがふっくらしていて愛らしいうさぎさんが作れます。
5mm程度の幅で折るなど細かい作業があるため、難しい場合は先生代わりに折るなどのフォローをしてあげてください。
ただし、動画のようにきれいに折れなくてもある程度は形になるので、任せられるようであれば見守ったままでも良いでしょう。
耳の形を短くしたり形を変えたりすれば、他の動物にもアレンジができる製作です。
うしろ姿で横向きのうさぎさん【難易度:5歳児〜】
1枚の折り紙でうさぎさんの顔も身体も作れる製作です。
重なった折り紙をノートのようにめくって折っていく工程があるため、正しい位置で折れているか確認しながら進めましょう。
途中で右向きにするか左向きにするかで折り方が変わります。
5歳児になると見本の真似をして作れる子も出てくるため、完成見本を用意してあげても良いですね。
動画ではボンドで立体的な丸いしっぽをつけていますが、シールなどでもかわいく仕上がります。
風船うさぎ【難易度:5歳児〜】
日本の伝統文化である折り紙をするのであれば、日本の昔ながらの折り方も覚えましょう。
紹介するのは、四角くてコロンとかわいい風船うさぎです。
最後まで折った後に空いている小さい穴から息をふきかけて膨らませます。
折る前に完成品を見せて「どうやって四角の形にしているのかな」と問いかければ、想像力を刺激できますね。
「昔はゴム風船ではなく、紙で作られた風船で遊んでいた」といった日本の遊びの歴史にも触れられる製作です。
風船雪うさぎ【難易度:5歳児〜】
伝統的な和柄などに使われる雪うさぎの形になった折り紙の製作です。
完成見本と一緒に、雪うさぎがどのようなものか写真やイラストを見せてあげると子どもたちの理解が深まります。
紙が重なっている部分を折る作業が多いため、しっかりと折ってから次へ進むようにアドバイスしてください。
白と緑の色が裏表になった折り紙を使用し、目を赤インクのペンで書いて伝統的な雪うさぎになるようにしても楽しめます。
ぴょんぴょんうさぎ【難易度:5歳児〜】
お尻の部分を指で押して離すとぴょんと跳ねるうさぎが作れます。
工程が多く細かく折る部分があるため、難しい折り紙に挑戦したいという子におすすめの製作です。
うさぎの顔を作る工程は複雑ですが、折り紙に慣れた子であれば折り方の手本を見せることで理解してくれるでしょう。
折り目がついている部分と異なる位置で折る場合は、動画のようにペンで印をつけてあげるとわかりやすいですね。
完成したあとは本物のうさぎのようにジャンプをさせて、遊んでみてください。
折り紙を子供と作るときの注意点
わかりやすい言葉や手本を活用する
折り紙での製作を始めたばかりだと「折り紙の角を合わせて三角に折る」と言われても、どのように折れば良いかすぐに理解できません。
先生が手本を見せながら「角と角をぴたっとくっつけてお山さんを作ろう」と、子どもが想像しやすいものに例えて教えてあげましょう。
しっかり折り目をつけるときは「アイロンをしっかりかけようね」と言いながら、アイロンをかける動作を見せてあげると子どもたちも真似をしてくれます。
言葉での説明が難しいときは隣に座り、折り方を見せてあげるなどの工夫をしてください。
子どもに達成感を感じてもらう
折り紙が得意な子もいれば苦手な子もいるので、子どものできそうな製作を選ぶことが大切です。
先生から見て折り紙が苦手だと感じる子には、工程の少ない簡単な製作からチャレンジしてもらいましょう。
端がズレていたり完成形がいびつだったりしても、しっかり折れていることや完成したことに着目し、頑張りを褒めてあげてください。
折り紙が得意な子には、細かく折るような作品に挑戦してもらうと達成感を味わってもらえます。
途中でつまずいていても少しサポートする程度に留め、完成まで見守りましょう。
まとめ
簡単なものから難しいものまで、折り紙でつくれるうさぎの製作を紹介しました。
クラス全員で折るときは簡単な製作を、子どもが個別に折るときは得意不得意や慣れに応じた製作を選んであげるのがポイントです。
最後まで完成させる喜びを体験すれば、折り紙での遊びにより興味を持ってもらえます。
季節のイベントや日本の伝統文化に触れるきっかけとして、子どもに身近な動物であるうさぎを製作してみましょう。
子どもたちとの遊びだけではなく、園内の壁面装飾などにも役立ててください。
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