食育は、保育園において欠かすことのできない取り組みの一つです。
子どもたちが食べ物に関心を持ち、健康的で豊かな食生活を送るための土台づくりにつながります。
「どんな活動をすればいいの?」「ねらいは何だろう?」と悩む保育士さんもいるかもしれませんね。
この記事では、保育現場で行う食育の目的や、実際の活動方法について具体的に紹介するので、食育活動を考える際のヒントとしてぜひ参考にしてください。
- 食育には「食べることへ関心を持つ」「食事のマナーを育てる」などのねらいがある
- プランターでの野菜作り、クッキングなど様々な活動を経験することが大切
- 食べ物が出てくる絵本の読み聞かせ、野菜の皮むきなど工夫すれば乳児でも参加できる
- 子どもの日やひな祭りなど、季節や伝統行事に関するアイデアを組み込むのも◎

「にんじんは土の中で育つんだ!」「ひな祭りの日にどうしてちらし寿司を食べるの?」食育を通して、子どもは食に関する多くのことを吸収します。子ども達が食を知ることが楽しくなるようなアイデアを計画してみてくださいね。


ゆぴ 元保育士ライター
保育士歴9年。ピアノが得意で、子どもと一緒に歌をうたうことが好きでした。現在は、専業主婦兼Webライターとして活動中です。保育士や保育士を目指す方の、力になれるような記事を執筆しています。
食育ってなに?保育園で食育が大切にされる理由は?
保育士の中には「そもそも食育ってなに?」「どうして食育活動を取り入れなければいけないの?」と、具体的な意味を把握していない人もいると思います。
ここでは、食育の基本的な意味や食育が保育園で重視される理由を解説します。
食育活動を導入する前に、保育士が食育をしっかりと理解しておくことが大切です。
食育の基本的な意味
食育とは、「食を通じて心と体の健康を育む教育」を意味します。
具体的には次のような要素が含まれます。
- 栄養バランスの大切さを学ぶ
- 食べ物へ感謝の気持ちを持つ
- 食事のマナーや文化を身につける
- 自分の健康を自分で考えられる力を育てる
子どもが栄養や食材が育つ工程などに興味関心を持ち、「食べものについて知りたい」という気持ちを育むことが目的です。
簡単な調理実習や野菜を育てながら、日常生活の中で自然と食育が行えるように設定していきましょう。
なぜ保育園で食育が重視されるのか
保育園で食育が重視されるのは、食は子どもにとって心身の発達の根幹になるからです。
- 偏食や食わず嫌いの克服、栄養バランスの意識といった食習慣の土台が形成される
- 食べることを通じて体が育つだけでなく、心の安定や感情の発達にもつながる
- 「楽しく食べる」「みんなと食事を共にする」など、社会性を育てる
- 「いただきます・ごちそうさまの挨拶」「箸の持ち方」「姿勢」など、食事のマナーや習慣が定着する
食習慣や食事マナーが定着する幼児期であるゆえに食育を行う必要があります。
元保育士が感じた「食育の力」
保育士経験がある私は、食育活動を行う中で次のような力を感じました。
- 食べ物の育ち方や魅力に気づける
- 箸やスプーンを正しく使いこなせるようになる
- 栽培やクッキングの楽しさを知る
- 苦手な食材を食べようとする
子どもの食育を通して心身共に成長する姿が見られるのは、保育士としてもうれしいですよね。



「次はどんな計画を立てようかな?」「どのような活動をしたら子どもが喜んでくれるかな?」と考えるのも楽しかったです。
保育園での食育の取り組み方
- 給食時間の活用
- 食材に触れる活動
- 畑やプランターで育てる体験
- 季節の行事と食育
保育園での食育の取り組み方は様々で年齢や発達、季節などに合わせて設定していきます。
子どもに食へ興味を持ってもらうには、給食やおやつなど食に触れる時間がベストタイミング。
給食に使われている食材を見せたり献立に関するクイズを出したりして、楽しく学べるような工夫が大切です。
野菜の栽培も取り組みやすい活動の一つで、畑やプランターを使えばさつまいもやトマト、ナスなど様々な食べ物が育てられます。
収穫した食材を調理してもらえば、「自分で育てたほうれん草が入ってる!」とより美味しく食べられますよ。
食育のねらい:保育園で育てたい5つの力
食育には、「食べることへの興味関心」「食べ物への感謝の気持ち」「健康な体づくりの基礎」など、幼児期に育みたい5つの力があります。
保育園で子どもをどのように育てるべきか明確にしておくと食育の年間活動計画が立てやすいので、この機会にぜひ頭に入れておきましょう。
食べることへの興味・関心
幼児期は、「なぜ食べ物を食べるの?」「これは何の野菜?」といった疑問や好奇心が芽生える大切な時期です。
食べることは楽しいと感じる経験を積むことで、自然と食へ興味が向くようにします。
具体的には、次のような関わり方を心がけてみてください。
- 食材に触れる(野菜の皮をむく、匂いを嗅ぐなど)
- 給食の前に今日の献立を紹介する
- 畑で野菜を育てて、収穫から食べるまでを体験する
食べ物への感謝の気持ち
食べ物は自然の恵みであり、育てる人や調理する人の手間が加わってから食卓に並びます。
食育ではその過程を知り「いただきます」「ごちそうさまでした」の言葉の意味を理解し、感謝する心や命を大切にする気持ちを育てていきましょう。
- 給食を作る先生と関わる機会をつくる
- 食材の産地、成長の過程を写真や図で見せる
- 絵本や紙芝居で「いのちの循環」を伝える



以前働いていた職場では、栄養士さんが定期的に給食の時間に食べる様子を見に来てくれ、子どもと食材や調理の話をしながら交流していました。
健康な体づくりの基礎
子どもは心身ともに急速に成長する時期であり、栄養のバランスが取れた食事や生活リズムが丈夫な体を作る基礎となります。
食を通じて「体に良いものを食べると元気になる」ことを感じ取る経験が、健康な食生活の土台になるでしょう。
- 三色食品群(赤・黄・緑)を使った食材分類遊びをする
- 「朝ごはん食べたかな?」と声かけや簡単な振り返りをする
- 運動や休息との関係を伝える
野菜が苦手な子や偏食の子には「野菜を食べたから元気に走れたね!」と伝えるなど、言葉かけの工夫が大切です。
食事のマナーや社会性
食事の時間はただ食べるだけなく、人と関わる大切な社会の場です。
箸の持ち方や姿勢、食べる順番を意識するといったルールを学び、他者を意識した行動やマナーが自然に身につけられるようになります。
- 座り方やスプーン、箸の持ち方など、年齢に応じたマナーを無理なく伝える
- 当番活動で食事の準備・片づけを体験する
- 友だちとの会話や食べるペースへの配慮を促す
友だちや保育者だけでなく異年齢児と一緒に食事をする機会を作れば、年上児の食べ方を真似したり相手を思いやる気持ちが生まれたりして、社会性が育めますよ。
自分で選び、考える力
「食べる量を自分で決める」「苦手な食材にチャレンジする」などの経験を通じて、食に関する自己決定力を育てます。
- 配膳時に「どれくらい食べる?」と選ばせる機会をつくる
- 苦手な食材への声かけを工夫する
- 食べながら「どんな味だった?」と聞いてみる
苦手な食材は無理に全部食べさせず、自らが決めた量を食べられるよう援助しましょう。
「嫌いな野菜もこれくらいなら食べられた!」と子どもも自信を持てますよ。
【年齢別に解説】食育のねらいとアイデア
食育は、幼児はもちろん幼い乳児からも取り入れられます。
年齢が上がるごとに、発達に応じたねらいや活動内容の設定が大切です。
ここでは年齢別の食育のねらいとアイデアをご紹介するので、子どもの姿や発達に合わせて楽しく取り組めそうな活動を考えてみてください。
0歳児・1歳児の食育のねらいとアイデア
0・1歳児にとって、食事は栄養補給だけでなく保育者との大切なスキンシップの時間でもあります。
安心感の中でゆったりと食事ができるように環境を整えることが大切です。
また、この時期から食材が出てくる絵本を読み聞かせたり食材に触れたりして、少しずつ食べ物に興味が持てるようにしていきましょう。
- 食べることは楽しいと感じる
- 離乳食を通して咀嚼・嚥下・飲み込みなどの基本動作を身につける
- 保育者との関わりを通して、安心感の中で食事をする経験を積む
食材の触感あそび
食材を使った触感遊びは子どもの視覚や触覚など五感を刺激し、発達を促すのに効果的です。
- 寒天
- 小麦粉
- 片栗粉
- 高野豆腐
上記のような感触の異なる食材を用意し、触ったり掴んだりしながら「これはどんな感触だろう?」と楽しめるようにしましょう。
遊ぶ際は、食材の誤飲やアレルギーに十分注意してください。
手づかみ食体験
離乳食後期の8〜9ヶ月頃になると、食べ物を手で掴んで口に運ぼうとします。
この時期は、手で掴みやすい次のような食材を用意して食べる経験を積んでいきましょう。
- スティック状の茹で野菜
- ミニおにぎり
- バナナ
- フレンチトースト
少量から始め、様子を見ながら少しずつ量を増やしていくとよいです。
食事前の絵本読み
食事前に食べ物が登場する絵本を読み聞かせることで、食べ物に興味を持てるよう促します。
以下は、0・1歳児の食育向けにぴったりの絵本です。
- おべんとうバス/真珠まりこ
- おやさいとんとん/真木文絵
- おいし〜い/いしづちひろ
- くだもの/平山和子
色鮮やかで分かりやすい絵や、繰り返しの言葉が使われている絵本を選ぶと印象に残りやすいです。
2歳児・3歳児の食育のねらいとアイデア
周りの事象に興味を持ち始める2・3歳児は食べ物への関心も強くなるので、簡単な野菜の皮むきやおにぎり作りに挑戦してさらに関心が持てるようにしましょう。
給食の時間は野菜の形や色を見ながら「これは何の野菜かな?」とクイズを出せば、楽しみながら食事ができます。
食事のマナーも身につく頃なので、「いただきます」「ごちそうさまでした」の意味も同時に伝えてあげられるとよいですね。
- 食材や食事に興味を持つ
- 「食べる・噛む・飲み込む」の動きを通して食の基本動作を確立する
- 座って食べる、挨拶をするなど食事のマナーを知る
野菜ちぎり・皮むき
野菜ちぎりや皮むきは、食材に親しみをもちやすい食育活動です。
野菜の匂いを嗅いだり感触を確かめたりしながら、五感を使って食材への理解が深められます。
年齢や発達、季節に合わせて様々な野菜に触れられるようにしましょう。
- 玉ねぎ
- とうもろこし
- スナップエンドウ
- ほうれん草
- 小松菜
おにぎりづくり
子どもたちの大好物であるおにぎり作りに挑戦してみましょう。
食材からおにぎりになるまでの工程が分かり、食への興味につながっていきます。
- 手のひらにラップを乗せて、ふりかけを混ぜておいたご飯または白米をよそってあげる
- お好みで鮭やこんぶなどの具材を乗せる
- 手でラップを包み込み丸めておにぎりにする
何の具材にするか考えたり、ぎゅーっと丸めたりしながら楽しく作れますよ。
食材の名前あてゲーム
食べ物に関心が出てくるこの時期は、子どもが夢中になれる食材の名前あてゲームを取り入れてみてください。
- 正面と両端に穴を開けた箱の中に野菜を入れておく(穴は布などで覆っておく)
- 両端から手を入れ、感触だけで何の野菜か名前を当てる
- 中身を取り出して答え合わせをする
嗅覚や触感を使い何の野菜なのかを考えることで、食材の名前や特徴を認識できるようになります。
4歳児・5歳児の食育のねらいとアイデア
4・5歳児はクッキングや栽培体験、食材クイズなどの主体活動が効果的です。
「なぜご飯を食べるの?」「どんな栄養があるの?」と考える力が伸びていく時期なので、食育について自ら考える経験ができるようにしていきましょう。
自己決定力を育てるために、子どもが一緒に配膳しどれくらいの量を食べるか決めてもらうのもよいですね。
- 栄養バランスや季節の食材に関心を持つ
- 「食べ物は命」「作ってくれた人がいる」など、感謝の気持ちを育む
- 食事のマナーや人と一緒に食べる楽しさ・社会性を学ぶ
- 自分の食べられる量を考える・自分で選ぶ力を育てる
畑やプランター栽培
4・5歳児では、食材が育つ工程や食への感謝の気持ちを学べるように畑やプランターなどで栽培をしてみましょう。
小さな畑やプランターでも、次のように育てられる野菜はたくさんあります。
- トマト
- オクラ
- ナス
- ピーマン
- さつまいも
種から芽がでる、花が咲くなど育つ過程を間近で見ることで、生命の不思議やよろこびを感じられますよ。
簡単なクッキング
クッキングには季節ごとの食事を楽しむ、調理方法を学ぶ、食べることの楽しさを学ぶといったねらいがあります。
栄養士と相談しながら、次のように子どものレベルに合った調理ができるよう計画を立てましょう。
- フルーツポンチ作り
- クッキー作り
- 味噌作り
- 味噌汁作り
クッキングをする際は、衛生管理やアレルギー確認、安全確認を怠らないよう注意してください。
食育クイズ大会
食育クイズは、栄養素や季節の野菜を楽しく学ぶのにぴったりの活動です。
例として、いくつかクイズを挙げてみました。
- 大根の葉っぱは食べられるか?/⚪︎食べられる
- 豆腐は何から作られている?/大豆
- 牛乳を飲むと骨が丈夫になる?/⚪︎丈夫になる
- ご飯はできるだけ噛まずに早く食べた方がよい?/×ゆっくり噛んで食べる
クイズの内容は、簡単なものから難しいものまで幅広く設定してみてください。
季節や伝統行事に関連する食育アイデア
ここでは、季節や伝統行事に関連する食育アイデアを四季別にご紹介します。
季節や行事にまつわるものを食育に取り入れれば、食だけでなく季節や行事を感じるきっかけにもなります。
食育の年間計画を立てる際は、初めに月ごとの行事を羅列することから始めてみましょう。
- 4月…入園式・進級式
- 5月…子どもの日・親子遠足
- 6月…虫歯予防デー・時の記念日・保育参観
- 7月…七夕・水遊び・プール開き
- 8月…水遊び・お盆休み
- 9月…敬老の日・防災の日
- 10月…お芋掘り・運動会・ハロウィン
- 11月…七五三・勤労感謝の日
- 12月…クリスマス会・お楽しみ会
- 1月…お正月・鏡開き
- 2月…節分・バレンタイン
- 3月…ひな祭り・お別れ遠足・ホワイトデー・卒園式・修了式
春(3月・4月・5月)の食育のねらいとアイデア
新年度が始まる春は、新生活での食事リズムに慣れるよう丁寧に関わっていきましょう。
生活に慣れてきたら、春の食材や野菜の成長に興味が持てるような活動を取り入れていきます。
- 新生活に慣れ食事のリズムを整える
- 春の素材や旬を知る
- 野菜や植物の成長に関心を持つ
- 豆ご飯や菜の花のおひたしなど、春の味覚を給食で味わう
- トマトやきゅうりといった野菜の苗植え体験をする
- オクラやピーマン、蓮根などで野菜スタンプを楽しむ
トマトやきゅうり、ナスなど夏野菜の苗植えはこの時期に行います。
何の野菜を育てたいか子どもと相談して決めるのも楽しいですね。
野菜スタンプは乳児から楽しめるので、野菜の形や触感に触れることをねらいに組み込んでみてください。
夏(6月・7月・8月)の食育のねらいとアイデア
暑い夏は、夏野菜の収穫やクッキングを取り入れるのがおすすめです。
また、どうして汗をかいたら水分補給しないといけないのかなど、暑さと食の関係を説明してみてもよいでしょう。
- 暑さと食の関係を知る
- 涼しい食べ物や野菜への興味を育む
- クッキングで食の楽しさを体験する
- きゅうりやとうもろこし、スイカなど夏の旬を味わう
- 流しそうめんごっこやゼリー作りに挑戦する
- 収穫した野菜を使って簡単なサラダ作りをする
外の景色を味わいながら、テラスできゅうりやとうもろこしなどの夏野菜を食べてみるのはどうでしょうか。
水遊びやプールで遊んだ後、水着のままスイカを食べるのも夏ならではの経験になります。
暑い夏は涼しい室内でピザやスイートポテト、カレーなどクッキングをしてみてもよいでしょう。
秋(9月・10月・11月)の食育のねらいとアイデア
食欲の秋とも言われるこの時期は、美味しい食材が豊富に収穫でき食欲が増します。
秋ならではの食材に触れる機会を持てるように活動を計画してみてください。
- 実りのある果物や根菜に触れる
- 食べ物に対する感謝の気持ちを育む
- 咀嚼や栄養バランスの大切さを知る
- お芋掘りをする
- おにぎりや炊き込みご飯作りに挑戦する
- 「くだものれっしゃ」の歌を歌って秋の味覚に触れる
お芋掘りは秋の保育園の定番行事です。
敷地内に畑がない園は、バス遠足を兼ねて近所の畑へお芋掘りに行くこともあります。
掘ったお芋は園で調理してもらったり、ご家庭へのお土産にしたりして最後まで楽しめますよ。
冬(12月・1月・2月)の食育のねらいとアイデア
年末年始は年越しそばやおせち料理など日本の行事食に触れやすい時期なので、行事食の名前や由来などを絵本やクイズ形式で伝えてあげるとよいでしょう。
- 体を温める食べ物を知る
- 日本の行事食に触れる
- 年末年始の食文化やマナーを学ぶ
- お餅つき体験をする
- 味噌汁やけんちん汁作りに挑戦
- おせち料理の由来や名前を紹介をする
1月には、お正月の行事であるお餅つきを取り入れるのがおすすめです。
お米がお餅になる過程を見たりつきたてのお餅を食べたりして、食べ物への感謝や食の大切さを感じられます。
元保育士が実践していた!食育アイデア集
年齢別や季節に関する食育アイデアをいくつかご紹介しましたが、ここでは元保育士の私が実際に実践していた食育活動の「箸遊び」「スーパーでの買い物ごっこ」をおすすめします。
アイデアを出し合えば食育活動は多方面から取り入れられるので、計画する際はこちらも併せて参考にしてみてくださいね。
箸遊び
箸遊びは、子どもに正しい箸の使い方を定着させるための方法です。
箸に興味を持ち始める2〜3歳児で取り入れるとよいでしょう。
遊びに取り入れることで、楽しみながら箸の持ち方や使い方が学べます。
フェルト素材の玩具や豆などを用意し、箸でつまんだり他の容器に移したりして遊ぶのがおすすめ。
個々の姿に合わせ、箸を使って給食が食べられそうであれば箸を持参してもらうようご家庭と連携をとりましょう。



スプーンから箸に移行する時期におすすめなのが箸遊びです。様々な素材を用意して、箸でつまめるように工夫しましょう。
スーパーでの買い物ごっこ
5歳児クラスの担任をしていた際に、近所のスーパーご協力の元、お買い物ごっこを体験させてもらいました。
店員さんに新鮮な野菜の選び方や珍しい品種の果物を紹介してもらい、子どもたちは興味津々。
買い物体験後は五大栄養素について話を聞く時間もあり、食に関して多くのことを学ぶ機会になりました。
近所にスーパーや八百屋、青果店などがあれば、食に触れるイベントを計画してみてはいかがでしょうか。



食に精通した方の話が聞け、子どもだけでなく保育者も食育を行う上で必要な知識を得ることができますよ。
まとめ
保育園で行う食育について、ねらいや具体的な活動アイデアを解説しました。
食育は子どもの健やかな成長を支えるための大切な活動です。
子どもの年齢・発達に合わせた活動を設定したり、栄養士や家庭と連携を取ったりしながら計画的に実践できるよう工夫する必要があります。
本記事でご紹介したアイデアも参考にして、無理なく食育を進めていきましょう。
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