【保育士が解説】お店屋さんごっこを取り入れるコツ!ねらいや注意点、遊び方を解説

お店屋さんごっこを保育園で子どもたちと楽しもう!製作のアイデアとねらいを紹介

「お店屋さんごっこを取り入れたいけれど、何をテーマにしよう?」「簡単に作れる製作アイデアが知りたい」とお悩みの保育士さんは多いのではないでしょうか。

本記事では、お店屋さんごっこのねらいや実践しやすいお店屋さんごっこのテーマを詳しく紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事でわかること
  • お店屋さんごっこでは、言葉のやりとりを楽しむなどのねらいがある
  • 遊び方やねらい次第では0歳児から楽しむことができる
  • 品物を作る際は、危険がないよう素材選びに注意する
  • 商品だけでなく、帽子やエプロン、レジスターなどの小物を取り入れると◎
【元保育士】ゆぴライター

言葉でのやりとりや数字が理解できる幼児でないと、お店屋さんごっこはできないと思っていませんか?遊び方を工夫すれば、乳児さんからも参加できるので、ぜひ本記事を参考にして取り入れてみてくださいね。

この記事を書いた人
岡本

ゆぴ先生  元保育士ライター

保育士歴9年。ピアノが得意で、子どもと一緒に歌をうたうことが好きでした。現在は、専業主婦兼Webライターとして活動中です。保育士や保育士を目指す方の、力になれるような記事を執筆しています。

目次

お店屋さんごっこの「ねらい」は?

お店屋さんごっこは、売り手と買い手になりきる中で自然な会話のやり取りを楽しむ遊びです。

具体的には以下のようなねらいがあります。

  • 言葉のやり取りを楽しむ
  • 数やお金への興味を育てる
  • 役割を通して社会性を養う

品物を選び、お金を支払う経験は数への関心を高められます。

また、役割分担や順番を守る体験を通して、相手を意識した行動や協調性も育まれますよ。

遊びながら社会の仕組みに触れられる活動です。

【お店屋さんごっこ】年齢別楽しみ方のポイント

お店屋さんごっこは、会話でのやりとりや数字の概念が理解できていないとできないのではないかと思われがちですが、遊び方を工夫すれば0歳児からでも楽しめます

年齢別のお店屋さんごっこの楽しみ方を紹介するので、ご自身が受け持つクラスではどのように楽しめるのか理解しておきましょう。

0歳児・1歳児

本物らしさよりも「やり取りの雰囲気」を楽しむことがポイントです。

品物を手に取る、渡すなどの簡単な動作を中心に、大人が「どうぞ」「ありがとう」と言葉を添えて関わります。

やわらかい素材や大きめの品物を用意し、安全面に配慮しながらごっこ遊びの土台を育てましょう。

表情や声のやり取りを大切にし、安心感の中で参加できるようにするとよいです。

2歳児・3歳児

「いらっしゃいませ」「ください」など簡単な言葉のやり取りを楽しめる時期です。

品物は数をしぼり、値段も同じ金額にすると混乱が少なくなります。

役割を交代しながら体験することで、順番を待つことや簡単な数の概念にも親しめますよ

成功体験を積み重ねることで、自信や意欲の育ちにも効果的です。

4歳児・5歳児

役割意識が高まり、ストーリー性のある展開を楽しめるのが4・5歳児の特徴です。

値段に差をつけたり、メニュー表や看板を作ったりするとより発展するでしょう。

友だち同士で話し合って準備やルールを決める経験が、協同性や思考力を育てる機会にもなります

子ども主体で進めることで、主体性や問題解決力も養われますよ。

お店屋さんごっこの注意点

お店屋さんごっこで遊ぶ際は、以下の点に注意しましょう。

  • 品物や小物の安全面に配慮する
  • 役割の偏りが出ないようにする
  • 勝ち負けにならないよう関わる

お店屋さんごっこでは、誤飲の恐れがある小さな部品やとがった素材を避け、安全に配慮することが大切です。

また、特定の子どもだけが店員役を続けるなど役割が偏らないよう工夫しましょう。

売り買いのやり取りが競争にならないよう配慮し、やり取りそのものを楽しめる雰囲気づくりを心がけることも重要です。

お店屋さんごっこの製作アイデア【食べ物・飲み物】

子どもの関心が高い食べ物や飲み物は、ごっこ屋さんのテーマにぴったり。

作る工程から店員・お客さんになりきる、食べる真似をして遊ぶなど、遊び方のバリエーションも豊富です。

今回は、その中でも取り組みやすい「ラーメン屋さん」「クレープ屋さん」「ジュース屋さん」といったアイデアを紹介します。

ラーメン屋さん【さまざまな素材に触れ合いながら作れる】

子どもたちが大好きなラーメンが、毛糸やラップ、折り紙といった身近な材料で作れます。

フワフワ、ツルツルなど感触が異なる素材に触れることによって触覚を使う経験を積めますよ。

醤油ラーメン、味噌ラーメン、塩ラーメンなどお好みの味に合わせて、折り紙やペンの色を変えて楽しんでみてください。

準備するもの
  • ラップ
  • ペン
  • 毛糸(黄色)
  • 画用紙(白)
  • 折り紙(黄緑)
  • 折り紙(黄土色・茶色・黒)
  • 竹串
  • 食品トレイ(おわん型)
  • はさみ
  • テープ

クレープ製作【ティッシュがふわふわクリームに!?】

ティッシュをホイップクリームに見立てて作るクレープ製作です。

くしゃくしゃとティッシュを丸めたり画用紙をクレープ生地の形に丸める工程は、手先指先の巧緻性を育む効果があります。

お好みでクリームの色やトッピングする果物を変えるなど、アレンジ性が高いのもポイントです。

準備するもの
  • 画用紙
  • 折り紙
  • 毛糸
  • ティッシュ

ホットドッグ屋さん【のり要らずで簡単製作】

トイレットペーパーの芯や封筒、折り紙を使ってホットドッグが簡単に作れます。

のりを使用しないため、年齢問わず手が汚れずに気軽に作れるのがポイント

ペンや折り紙を使用してケチャップやマスタードなどをお好みでトッピングすると面白いですよ。

出来上がった品を紙皿に乗せれば、本物のお店の雰囲気に近づけます。

準備するもの
  • トイレットペーパーの芯
  • 封筒
  • 折り紙
  • 画用紙
  • ペン
  • ハサミ

ジュース屋さん【紙チケットで本格的なお店屋さんに】

プラスチックカップや折り紙で作ったジュースを使って、ジュース屋さんごっこをしてみましょう。

言葉でのやりとりができるようになれば、子どもが店員役、お客さん役になって実際にお店で買い物しているかのような雰囲気を演出できます。

ジュースを買うお金の代わりに手作りチケットを代用しても面白いですね。

準備するもの
  • 画用紙
  • ペン
  • プラスチックカップ
  • 折り紙
  • ハサミ

アイスクリーム屋さん【乳児クラスから取り入れられる♪】

新聞紙や包装紙など、身近な廃材を使ったアイスクリーム屋さんごっこです。

いちご味、バニラ味、チョコ味などお好みでフレーバーを作ってみてください。

お店屋さん役にはエプロンや帽子を用意すると、店員役になりきって遊ぶことができますよ。

イートインスペースを用意して、買ってから食べるところまで本格的に再現してみてもよいですね。

準備するもの
  • 新聞紙
  • 包装紙
  • セロハンテープ
  • 透明カップ

お店屋さんごっこの製作アイデア【アクセサリー・おもちゃ・雑貨】

男女問わず好きなアクセサリーやスマホも、身近な廃材や素材を使って作ることができます。

作るだけでなく、陳列したりごっこ遊びに取り入れたりしながら遊びを発展させてみましょう

子どもたちの意見やアイデアを耳に入れながら、オリジナルの商品を作ってみてください。

アクセサリー屋さん【廃材で簡単に作れる】

トイレットペーパーの芯を利用した、簡単に作れるアクセサリー製作です。

腕につけられるアクセサリーは、男の子からも女の子からも大人気なこと間違いなし

テープを貼るだけでなく、シールを貼ったりペンで模様を描いたりしてアレンジしてみてもよいですね。

完成したものを箱に並べれば、あっという間にアクセサリー屋さんで遊べます。

準備するもの
  • トイレットペーパーの芯
  • 色画用紙
  • セロハンテープ
  • シール
  • はさみ
  • 油性ペン

スマホ製作【子どもたちから大人気!】

子どもたちが憧れを持つスマホが、段ボールで簡単に作れます。

ダンボールは硬く切るのが難しいため、事前に保育者が用意しておくとよいでしょう。

画用紙に時計や好きなイラストを描いて好きなホーム画面が作れるのがポイントです。

段ボールに折り紙やシールを貼って自分好みのスマホを作ってみてください。

準備するもの
  • ダンボール3枚
  • 木工用ボンド
  • ハサミ
  • 定規
  • マジック

カメラ製作【ティッシュ箱がカメラに大変身!】

ごっこ遊びにカメラを取り入れれば、写真を撮る人と映る人に分かれて写真ごっこを楽しめます

ティッシュ箱が大きいと感じる場合は、牛乳パックやお菓子の空き箱などを利用して小さいカメラを作ってみてもよいでしょう。

箱に紐を取り付ければ園庭遊びや散歩先にも持ち運びしやすいですよ。

製作工程が多いため、必要に応じて保育者が援助してあげてください。

準備するもの
  • 紙コップ
  • カラーセロハン
  • ペットボトルのキャップ
  • 折り紙
  • 画用紙
  • ティッシュペーパーの箱
  • ビニールテープ
  • ハサミ
  • マスキングテープ
  • 鉛筆
  • ボンド

メイク道具屋さん【本格的なメイクができる!?】

女の子が興味を持つメイク道具屋さんごっこを開いてみてはいかがでしょうか。

画用紙や段ボール、折り紙などで作ったコスメを使って、お客さんにメイクをしてあげます。

店員、お客それぞれになりきって楽しめますよ。

どんなメイクがしたいか、色は何色にするかなどが選びやすいようにメニュー表を用意しておくと、より再現度が高くなるのでおすすめです。

準備するもの
  • 画用紙
  • 折り紙
  • ペン

お花屋さん【お花を知るきっかけにも】

包装紙や折り紙、花紙などさまざまな素材に触れながらお花を作ってみましょう。

「この紙は折り紙より柔らかいな」「優しく触らないと」と、素材の感触の違いに気が付くこともねらいとしています

「これはなんのお花かな」「チューリップを作りたい」と、作りながら自然と花の名前を知るきっかけにもなりますよ

何種類ものお花を並べて、本物の花屋さんを表現してみてください。

準備するもの
  • 包装紙
  • リボン
  • 折り紙
  • 画用紙
  • 輪ゴム
  • 花紙
  • 不織布
  • テープ
  • はさみ

お店屋さんごっこの製作アイデア【帽子・衣装・小道具】

より本格的なお店屋さんごっこを体験するなら、店員の帽子やレジスター、バッグといった小道具も併せて作ってみましょう

「本物のお店みたい!」「店員さんになれた〜!」と子どもたちは張り切って役になりきりますよ。

保育者主導で作るのではなく、「お店には何があったら良いかな?」と子どもに問いアイデアに耳を傾けながら遊びを発展させていくのがポイントです。

帽子製作【色々な職業に大変身!】

画用紙をベースにして作る帽子は、ごっこ屋さんで大活躍すること間違いありません。

色や模様を変えれば「看護師」「警察官」「ファーストフード」などさまざまな職種に大変身できます。

ごっこ屋さんのお店に合わせてオリジナルの帽子を作ってみてください。

ホッチキスの上にセロハンテープを貼り、危険のないようにするのがポイントです。

準備するもの
  • 画用紙
  • 輪ゴム
  • ホッチキス
  • カラーテープ

レジスター製作【お店屋さんごっこに欠かせない!】

お店屋さんごっこに欠かせないレジスターが、空き箱とペットボトルのキャップで作れます。

年齢に合わせて、数字を書く、ボンドでキャップを貼り付けるなど取り組む工程を変えてみましょう。

お店屋さんごっこでお金を使うのには、数の概念やお金は物を買うための大切な手段であることを理解する目的もあります。

準備するもの
  • クレヨン
  • 空き箱
  • ペットボトルのキャップ
  • ハサミ
  • ボンド
  • ペン
  • 画用紙
  • リボン

お財布の折り方【1人1つ持って損はなし】

お店屋さんごっこをする際に1人1つお財布を持っておくとお金を入れられて、より店員役とのやりとりにリアリティが増しますよ

こちらのお財布は7回折るだけで完成するので、3〜4歳児からでも作れるでしょう。

折り紙が苦手な子には、保育者が手を添えたり手本を見せたりしながら援助してあげてください

準備するもの
  • 折り紙

お店屋さんの店構え【段ボールでお店づくり】

「お店屋さんごっこをするから立派な店構えを作りたい」という方におすすめなのが、段ボール2枚で作るこちらの工作です。

段ボールの大部分を使用するので、ゴミが少なく散らかる心配もありません。

「飲食店」「洋服屋」「おもちゃ屋」など、どんなお店にも変身できますよ。

段ボールを切る際は怪我をしないよう十分注意してください。

準備するもの
  • 段ボール
  • ガムテープ
  • ハサミ
  • カッター

バッグ製作【買った品物を入れるのに必須】

お店屋さんごっこでは、購入したものを入れるバッグが欠かせません。

今回は、画用紙で作るバッグの作り方を紹介します。

画用紙のサイズや折り方次第でバッグの大きさが変えられるので、入れるものを想定しながら作ってみましょう。

小さいサイズにすれば、首からかけられるお財布にもなりますよ。

準備するもの
  • 画用紙
  • ホッチキス
  • セロハンテープ
  • ペン
  • 穴あけパンチ

お店屋さんごっこに関するよくある質問と回答

お店屋さんごっこに関するよくある質問を3つ用意しました。

異年齢で遊ぶときの配慮は?

異年齢でお店屋さんごっこを行う際は年上児が主導しすぎないよう配慮し、年下児も役割を持てるようにします。言葉のやり取りが難しい子には見本を示し、安心して参加できる雰囲気づくりを心がけましょう。安全面や物の取り合いにも注意が必要です。

お金や財布の準備が大変!簡単に済ませる方法は?

お店屋さんごっこのお金や財布は、画用紙を丸く切って色分けするだけで十分です。財布も折り紙を半分に折る簡易的なもので構いません。スタンプカード制にしてお金のやり取りを省く方法もあり、準備の負担をぐっと減らせます。

品物の値段設定はどう教えればいい?

品物の値段は、まず同じ金額にそろえて分かりやすく設定すると混乱が少なくなります。年齢に応じて「全部100円」など簡単な数から始め、やり取りに慣れてきたら差をつける方法がおすすめです。数の学びにつながることも伝えましょう。

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ほいポケ編集部のアバター ほいポケ編集部 保育士ライター集団
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