保育士として数年働き仕事に慣れてくると、結婚について考え始める保育士さんも多いのではないでしょうか。
一年中様々な行事をこなす保育士にとっては、結婚のタイミングは悩みの種ですよね。
仕事に真面目に取り組む保育士さんだからこそ、自分の人生との兼ね合いが気になるところかと思います。
今回は、保育士さんの結婚を考えるタイミングや職場への円滑な報告の仕方などについて解説します。
保育士が悩むのが結婚のタイミング
子どもが大好きな保育士さんは、日々子どもたちの成長を温かく見守り支援する子育てのプロです。
いつか自分も、自身の子どもを育てたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
ただ、保育士は勤務時間も長くとても多忙な仕事のため、仕事と家庭との両立ができるか、仕事をしながら子育てができるかなど、不安に感じることも多いと思います。
自分にとってどのタイミングがいいかを考え、今後のライフプランをしっかりと練っていきましょう。
保育士におすすめの結婚タイミング
保育士は、保護者からお預かりした子どもたちの命や生活を守る、とても責任の重い重要な仕事です。
自分のライフプランと、仕事の状況やタイミングを照らし合わせ、今後の人生をどうしていきたいかを考えるのが一つのポイントとして挙げられます。
しかし、年中多忙な保育士とは言え、仕事がひと段落するタイミングがあります。
多くの保育士にとって、仕事とプライベートのバランスが整ってくる2つの節目について解説します。
保育士3年目
保育士の仕事内容はとても幅広く、子どもとの関わり方や園のルールなど、覚えることが多くあります。
そんな中で、落ち着いて周囲を見渡せるようになる一つの節目が3年目です。
仕事の流れを覚え、少し余裕を持って働けるようになると、仕事とプライベートをうまく分けて活動できるようになるため、保育士3年目が一つの良いタイミングだと言えます。
また、人によっては後輩の指導にあたる場合もあり、責任感や自信が芽生える時期でもあります。
自分の今後の働き方について真剣に考え始める良いタイミングでもあるでしょう。
保育士6年目
保育士6年目は、ベテランと言われる位置にステップアップする時期です。
様々な仕事を覚えて主体的に行動できるようになり、人によってはリーダーを任されるようになります。
自信を持って働けることで、上司や同僚、後輩からの信頼感も増し、プライベートにもより目を向けられる時期です。
年齢的にも20代後半となり、女性の平均初婚年齢にも近付き、結婚を意識しやすくなる時期と言えます。
入籍や結婚式を挙げるおすすめの季節は?
保育園では一年中様々な行事が行われているため、入籍の時期や結婚式を挙げるタイミングには気を遣いますよね。
新年度の始まりである4月、年度末の3月、運動会や発表会の直前は控えた方が良いでしょう
結婚休暇などを取る場合も含め、他の職員の負担になってしまう月はなるべく避けた方が無難です。
園によって年間のスケジュールは様々ですが、行事と行事の間であることが多い6~8月、11~12月頃がお勧めです。
周囲に配慮しながら、気持ちよくお祝いしてもらいたいですね。
産休や育休を取るタイミング
- 年度末
- 年末年始
- いつでもいい
産休を取得できるのは、産前で出産予定日の6週間前、産後で出産後8週間までの期間です。
育休は、原則子どもが満1歳になるまで取得でき、保育園に入れないなどの特別な事情がある場合には、2歳まで延長可能となっています。
産休や育休を取得する際、周囲へ配慮しなければいけないと不安に感じる方もいるかも知れません。
なるべく周囲への負担に配慮するのであれば、有給休暇を合わせるなどして、年度末や年末年始休暇のタイミングに取得する方法もあります。
ですが、基本的には過度に心配せず、ご自身の体調と相談しながら、必要なタイミングで取得するのが一番です。
上司に相談しながら、無理せず仕事との両立を図りたいですね。
参照:厚生労働省 そのときのために、知っておこう 育児休業制度
保育士の結婚に関する疑問に回答!
結婚はとても幸せなものであり、できれば周囲から祝福されたいですよね。
一緒に働いている仲間や、子どもを毎日見てくれている保育士さんの結婚は、同僚や上司、保護者にとっても嬉しい出来事です。
とは言え、上司や周囲への報告のタイミングや方法には悩んでしまう人もいるのではないでしょうか。
どのタイミングでの報告がベストなのか、結婚に際して質問の多い5項目について解説します。
【Q1】入籍する前に職場に事前報告した方が良い?
結婚が決まったら、まずは入籍日までに園長に報告をしましょう。
職員からの結婚(入籍)の報告があった時点で、園長や事務員が様々必要な手続きを行ってくれますので、早めに相談することをお勧めします。
嬉しいあまり、先に他の職員に伝えると、回りまわって本人ではなくほかの職員の口から園長の耳に入ることがあります。
他者からの又聞きでは、せっかくの嬉しい報告が台無しになってしまいますので、上司への報告は慎重に準備しましょう。
【Q2】保護者への結婚・妊娠の報告は必要?
園によってルールは様々ですが、保護者一人ひとりに報告する必要はありません。
保育園では、毎月1回おたよりを発行していますので、そのタイミングで発表してもらう方法があります。
保護者に個別に伝えようとすると、「うちは聞いていない」などトラブルを招きかねません。
保護者とのトラブルは、本人だけではなく園全体の問題に発展してしまいます。
決して独断で行わず、必ず上司に相談しましょう。
【Q3】職場への結婚報告の伝え方は?
Q1で解説した通り、まずは直属の上司である園長に伝えます。
そのほかの職員への報告についても、園長によって、個人の判断に任せる人もいれば全て自分で決めたい人など、タイプは様々です。
どのように対応したらよいかを園長に相談し決めた方が無難でしょう。
園によってルールは様々ですが、職員数が多ければ多いほど、職員のシフトや休暇などの関係で又聞きなどの事態が起こりやすくなります。
仲の良い同僚に先に伝えたくなる気持ちもわかりますが、嬉しさのあまり先走って、せっかくのお祝いの出来事を台無しにしないよう、大事な伝達には細心の注意を払いましょう。
職員会議など、職員が一度に集まる時に一度全体に向けて報告する形を取る保育園が多いようです。
【Q4】結婚を保育園に伝えないことはできる?バレる?
結婚をして改姓をすれば、保険証や保育士証などの変更が必要です。
そのほか、就職する際に保育園に届け出ている様々な書類の変更も必要になりますので、保育園に伝えないというのはできません。
噂のような形で広まってしまっては、仕事で築き上げた信用を失ってしまうことにも繋がります。
もし何らかの事情があり周囲に隠したい場合、上司に相談すれば解決してくれるはずです。
まずは自身の口からしっかりと上司に伝えましょう。
【Q5】職場の同僚や上司を結婚式に招待するべき?
近年、結婚の形も様変わりし、実施する結婚式の規模やスタイルは人それぞれです。
親族のみの小さな式を挙げる場合や、そもそも式を挙げず入籍だけする場合など、様々なケースがあります。
親族のみで実施する場合などに、同僚や上司を無理に招待する必要はありません。
ただ、両家の職場関係を招待するのであれば、早めに上司や同僚に声を掛けます。
仲の良い同僚だけを招待し、上司に声をかけないのは大変失礼になりますので、絶対に控えましょう。
職場に相談しながら結婚や出産のタイミングを考えよう
結婚も出産も、人生の大切な節目です。
どちらもとてもおめでたいことですので、周囲も祝福してくれることでしょう。
結婚をしても、出産をしても、いつでも続けられるのが保育士の仕事であり魅力です。
結婚や出産を経験したことで、子どもたちへの関わり方にまた新しい視点が加わることも期待できます。
周囲に配慮をしつつも、あまり気負わず、仕事と同じくらい自分の人生も大切にしてくださいね。
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