フリー保育士の自己評価の書き方|書き方のポイント、反省や目標の例文を紹介!

保育園には、担任を持たないフリー保育士の先生がいます。

そんなフリー保育士さんの自己評価の書き方について、悩んでいる方は多いでしょう。

今回は、フリー保育士の自己評価の書き方や、反省と目標の例文をご紹介します。

この記事をまとめると
  • フリー保育士の自己評価の必要性が分かる
  • 自己評価の書き方が分かる
  • 年齢別に分けられた自己評価の例文を知れる
すもも【元保育士ライター】

私自身、新卒の頃にフリー保育士をしていた経験があります。
決められたクラスに配属されているわけではないので、不特定多数の子どもと関わるため、最初は反省の書き方に悩んでいました。
この記事を読んで、少しでもフリー保育士の方のお役に立てれば幸いです。

この記事を書いた人

すもも先生 元保育士ライタ

8年間保育士として勤務し、主に乳児クラスの担任を務めて参りました。認可保育施設や認可外保育施設での職務経験を活かして、保育士さんに役立つ記事を執筆させていただきます。

目次

フリー保育士の自己評価はなぜ必要?

なぜ、フリー保育士の自己評価が必要かと言うと、自分自身の保育を振り返えれば、子どもとの関わり方や職員間の連携を見直すことができるからです。

フリー保育士は、決められた年齢に配属されていないため、0歳児~5歳児までの子どもとの関わりがあります。

自分自身の課題を明確にすれば、保育の質を高めることに繋がり、保育士として成長できるきっかけになりますよ。

フリー保育士の自己評価はなぜ必要?
  • 子どもとの関わりを見直して、より良い保育に繋げるため
  • 職員間との連携を見直し、チームワークを深めるため
  • 保育士としての課題を見つけ、保育の質を上げるため

フリー保育士の自己評価が重要な理由

フリー保育士の自己評価が重要な理由は、下記の通りです。

フリー保育士の自己評価が必要な理由
  • 日々の保育を振り返ることで、自分自身の反省点を見つけ、改善に繋げられる
  • 第三者からのフィードバックを受けられる
  • 自己評価を通して、保育士としての成長を実感できる

自己評価を行えば、自分自身の反省点を見つけられるため、保育を改善することが可能です。

さらに、自己評価は園長や主任などの第三者も確認するため、適切なフィードバックを受けられますよ。

自己評価は保育士としての成長を実感できるきっかけになるため、フリー保育士にとって重要と言えます。

担任とフリー保育士の役割の違い

担任とフリー保育士の役割の違いは、簡潔に言うと担任を持つか持たないかです。

さらに詳しく下記で解説しますので、参考にしてみてください。

担任とフリー保育士の役割の違い
  • 担任を持ち、クラスの運営を行う(担任)
  • 指導計画の作成や保護者対応を行う(担任)
  • 各年齢の状況に応じて必要なクラスに入る(フリー保育士)
  • 園全体の業務を行う(フリー保育士)

担任は、配属されたクラスの運営を行いますが、フリー保育士は特定のクラスには入りません。

その時の各クラスの状況によって、臨機応変に対応する必要があり、担任保育士のサポートを行います。

行事の準備や清掃など、園全体の業務を行うのもフリー保育士の仕事です。

園側がフリー保育士に期待している役割とは

園側がフリー保育士に対して、臨機応変に対応できるかどうかを期待しています。

担任保育士のサポートを行いながら、園全体の様子を見て行動できる力が大切です。

不特定多数の子どもと関わることが多いため、幅広い視点で子どもの様子を共有するのも重要な役割ですよ。

すもも【元保育士ライター】

私がフリー保育士として働いていた頃は、とにかく園全体の様子を把握することを意識していました。その中で優先順位を決めて、自分がすべき業務を見つけて行動する必要があったので、慣れるまでは大変でしたが、やりがいを感じていました。

フリー保育士の自己評価|書き方のコツ

自己評価の書き方のコツについて解説します。

書き方のコツ
  • 「楽しかった」などの抽象的な言葉ではなく、具体的な場面を書く
  • 「できたこと」「反省点」「次の目標」をセットで書く
  • 「なぜそうなったのか」「どう改善するか」を考える

フリー保育士の自己評価では、具体的な場面と自分自身がどのように行動したのかを記入しましょう。

子どもとの関わりや、職員間の連携などを振り返って「できたこと」と「反省点」「目標」を明確にすることが大切です。

また、「なぜそうなったのか」「どうやって改善するのか」なども一緒に考えて、次の保育に活かせる内容を記入してくださいね。

フリー保育士の自己評価【振り返りのチェックポイント】

フリー保育士の自己評価を行う際には、下記のポイントを意識して振り返りましょう。

  • 子どもの理解を深める
  • 保育が“楽しくなる”評価にする
  • 職場全体で肯定的に話し合える環境づくり

子どもの理解を深めるには、「何に興味を持って、どんなことを感じているのか」「これは子どもにとってどうなのか」という視点を意識しましょう。

自己評価は「ただして終わり」というものではなく、改善点を次の保育に活かせることが大切です。

また、子ども達の理解が深まってきて、面白さや興味を感じられると、日々の保育が楽しくなりますよ。

より良い保育を実践するためには、様々な保育士の意見が重要と言えます。

職員同士で気軽に子ども達の何気ない姿や、保育について語り合う場を設けてみてください。

このような機会が増えれば、園全体で自分達の保育について、様々な視点から見つめ直すことができるでしょう。

参照:保育所における自己評価ガイドライン

フリー保育士の自己評価例文

フリー保育士の自己評価について、どのように記入すれば良いのか分からなくて、悩んでいる方もいると思います。

ここからは、実際に自己評価の例文をご紹介していきますね。

大きく6つのパターンに分けて記載していますので、ぜひ参考にしてみてください。

子どもに関する自己評価例文

まず一つ目は、子どもに関する自己評価の例文です。

歩き始めの子どもと関わる時は、近くに危険な物がないかどうかを確認し、転倒に注意しながら常にそばに付くようにした。室内遊びでは、歩行を十分に行えるようにスペースを広く取り、保育士同士で声を掛け合って、安全に過ごすことができた。

玩具の取り合いが目立ってきており、時に噛みつきや引っかきが起きた。咄嗟のことですぐに制止しようとしたが、間に合わなかった。言葉が上手くでていない子どもには、噛みつきや手が出るケースがあることを意識し、怪我が起きないようにしたい。

上記の例文は、乳児クラスでのケースで、主に安全面に関する文章となっています。

乳児は歩行の開始や、友達との関わり方が未熟であるため、怪我とトラブルが起きやすいです。

保育士間でしっかりと連携を図り、安全面に留意したいですね。

保護者対応に関する自己評価例文

二つ目は、保護者対応に関する自己評価の例文です。

送迎時には、子どもの様子や成長を丁寧に伝えるように心がけた。保護者の話に傾聴し、相談や不安に思っている事を一緒に解決できるように関わった。信頼関係を築くためにも、引き続き一人ひとりの保護者に寄り添って、丁寧に関わっていきたい。

フリー保育士として、各年齢の子ども達の様子をしっかりと把握し、伝達に相違がないよう担任としっかり連携を図った。保護者から質問があった際は、すぐに担任へ共有して伝達ミスがないように努めた。

フリー保育士であっても、必要に応じて保護者対応を行う機会があります。

保護者に伝えなければいけない内容があれば、伝達ミスがないように担任と連携を図りましょう。

職員連携に関する自己評価例文

三つ目は、職員連携に関する自己評価例文です。

複数のクラスに入りながら、職員間での報連相を意識し、子どもに関する内容は伝達漏れがないように気を付けた。その日のクラスの保育内容を把握しながら、担任のサポートを行った。今後も職員間での連携を大切にし、円滑に保育が展開できるように努めたい。

各クラスの様子を確認しながら、援助が必要なクラスには積極的に入るよう努めた。特定の関わりが必要な子どもには時間をかけて見守ることで、担任が保育をスムーズに展開できるようサポートした。

職員間の連携は、保育を行う上でとても重要です。

保育士間で連携が取れていないと、保育が円滑に進まなくなるため、子ども達も戸惑ってしまいます。

どんな小さな内容であっても職員間で共有し、子ども達が安心安全に過ごせるように努めましょう。

フリー保育士の反省点に関する自己評価例文

次は、フリー保育士の反省点に関する自己評価の例文をご紹介します。

反省点と聞くと、自分の反省しなければならない部分を記載しますが、感情だけで終わらないようにしましょう。

必要に応じてクラスに入ることを心がけ、担任のサポートを行ったが、自分で積極的に行動できていなかった。クラスによって保育の流れが違うため、担任の指示を待つことが多かった。今後は積極的に担任に声をかけて連携を図り、円滑に保育が進むようにしたい。

園全体の業務が多かったため、子ども一人ひとりと関わる時間が十分ではなかった。子どもと関わる時間を増やしていけるように、クラスの状況にも目を配って、短い時間であっても子どもと積極的に関わる時間を大切にしたい。

反省点に関する自己評価では、なぜそうなったのかの理由や、今後はどうしていきたいのかを明確に記載するのが大切です。

フリー保育士の目標に関する自己評価例文

フリー保育士の目標に関する自己評価の例文についてご紹介します。

フリー保育士として、担任や職員との連携を大切にしながら、積極的にクラスのサポートを行うことを目標にした。些細なことであっても担任にすぐに共有し、保育が円滑に進むように心がけた。今後も報連相を意識し、より良い保育が提供できるようにしたい。

子どもと積極的に関わることを目標にしてきた。様々なクラスに入ることで、年齢に応じた子どもとの関わり方が身に付いてきたと感じる。子ども達がたくさん話しかけてきてくれる機会も増え、遊びに誘ってくれるようになった。今後も子ども一人ひとりと丁寧に関わっていきたい。

目標が達成できたかどうかや、改善点があれば次に繋げる文章を考えて記入しましょう。

パートタイムで働くフリー保育士の自己評価例文

最後は、パートタイムで働くフリー保育士の自己評価例文です。

時間が限られているため、職員会議や担任間で共有した内容は次の日に必ず確認するようにした。共有事項が多い場合はメモを取り、伝達漏れがないように気を付けた。今後も担任との連携を深め、保育がスムーズに進むようにしたい。

午後からの勤務であるため、子ども達が覚えてくれるまで時間がかかった。なかなか心を開いてくれない子どももいたが、積極的に話しかけていくと、だんだんと慣れてきてくれた様子であった。引き続き子どもが安心して過ごせるように、子どもの気持ちに寄り添って、丁寧に関わっていきたい。

パートタイムの保育士は、勤務時間が限られているため、連絡事項はこまめに確認しておく必要があります。

限られた時間の中で担任とのコミュニケーションを大切にし、連携をしっかりと図るようにしましょう。

【年齢別】フリー保育士の自己評価例文

次は、フリー保育士の自己評価の例文を年齢別にご紹介します。

乳児と幼児では保育の流れが異なるため、年齢に応じた子どもとの関わり方を身に付けることが大切です。

また、臨機応変に対応できるように、柔軟な姿勢も重要と言えます。

【0・1歳児】フリー保育士の自己評価例文

まず最初は、0・1歳児クラスでの自己評価例文からご紹介します。

子ども一人ひとりの生活リズムを把握し、安心して過ごせるように心がけた。保護者と離れて泣いている子どもに寄り添いながら担任と連携を図り、クラスのサポートを行った。今後も子どもが落ち着いて過ごせる環境づくりを目指したい。

イヤイヤ期に入った子どもが増えてきており、一人ひとりの気持ちに寄り添う姿勢を大切にした。「ジブンデ」と自分でしたい気持ちが芽生えているため、ゆったりと関わりながらも、さりげなく援助を行った。今後も子どもの気持ちの変化を受け止めながら、安心して過ごせるように心がけたい。

0・1歳児は月齢の差が大きいため、子ども一人ひとりの成長過程に合わせた保育を心がけたいですね。

保護者と離れて泣き出す子もいるため、子どもの気持ちに寄り添ってあげましょう。

【2・3歳児】フリー保育士の自己評価例文

次は、2・3歳児の自己評価例文をご紹介します。

自分でやってみようとする気持ちが芽生えており、子どもの「やってみたい」思いを大切にした。時に援助が必要な時は、さりげなく行うことで、子ども自身が「できた」という達成感を味わえるようにした。

友達同士でのトラブルが目立ったため、仲介をして子ども同士の気持ちを代弁した。友達との関わり方を知らせつつ、一緒に遊ぶことの楽しさも伝えていきたい。トラブルが起きた時は担任間にも共有し、なぜそうなったのかや、解決法も伝えてしっかりと連携を取るようにした。

2・3歳児は、自分でできることが増えてくる時期ですので、できる限り子どもが自らやりたい気持ちを大切にしてあげましょう。

さらに、友達同士のトラブルも起きやすくなるため、担任間でしっかりと共有することが重要です。

【4・5歳児】フリー保育士の自己評価例文

最後は、4・5歳児の自己評価例文をご紹介します。

友達との関わり方や、ルールを知らせながら安心して活動に参加できるように保育を行った。友達とのトラブルが起きた時は、子ども同士でも気持ちを伝えられるように促した。自分の気持ちを少しずつ言葉で表せられるように、一人ひとりと丁寧に関わっていきたい。

子どもたちの主体性を大切にし、様々な活動を自分達で楽しめるように援助した。担任間で子どもの発達状況などを共有し、就学に向けた生活習慣や社会性を身に付けられるように保育を行った。

4・5歳児では、自分の身の回りのことは一人でできるようになります。また、簡単なルールがある遊びも楽しめるようになってきますよ。

5歳児は、就学に向けて様々な活動が増えてきますので、担任のサポートも重要です。

フリー保育士の自己評価例文についてのよくある質問と回答

フリー保育士の自己評価例文についてのよくある質問と回答を記載します。

フリー保育士はどんな視点で自己評価を書けばいいですか?

フリー保育士は、各クラスと園全体の視点で記入することが大切です。

クラス運営のサポートや園全体の業務が主な仕事になるので、その両方の視点から振り返ってみましょう。

担任ではないので“成果”が書きにくいのですが、どうすればいいですか?

フリー保育士は不特定多数の子どもと関わるため、成果を感じにくいと感じる人もいるでしょう。

そのため、自分自身の行動を見つめて記入することをおすすめします。

自分自身がどのような働きかけをして、その結果、子どもがどうなったのかなどを振り返れば書きやすいですよ。

自己評価に書く「反省点」はどの程度まで書くべきですか?

反省点は、あくまで自分自身が改善できる課題を書きましょう。

「〇〇ができなかった」「〇〇すれば良かった」など、できなかったことばかりを書くのではなく、今後どうしたいのかを記入するのが大切です。

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