ベネッセスタイルケアを検索すると「やばい」という言葉が出てきます。進研ゼミで有名なベネッセグループの企業なのに、「やばい」と言われているのはなぜなのでしょうか。
子どもをベネッセ保育園に預ける親御さんは、「やばい」と言われている保育園に不安を感じる人もいることでしょう。
本記事では、ベネッセ保育園・ベネッセスタイルケアが「やばい」と言われる理由について、口コミや評判をもとに詳しく調べてみました。
- ベネッセスタイルケアがやばいと言われる理由
- ベネッセスタイルケアの口コミ・評判
- ベネッセスタイルケアの離職率と退職理由
- ベネッセスタイルケアの勤務形態・残業はあるのか？
- ベネッセスタイルケアの求人を掲載している求人サイト
ベネッセスタイルケア(ベネッセ保育園)はやばい？
ベネッセ保育園・ベネッセスタイルケアを検索すると、「やばい」「最悪」などといったネガティブな言葉が出てきます。
他にも「離職率」など利用者側からの口コミではなく、働いている人が発信している内容で「やばい」という言葉が使われているようです。
ベネッセ保育園・ベネッセケアスタイルは本当に「やばい」会社なのでしょうか？詳しく調べてみました。
ベネッセ保育園・ベネッセスタイルケアの良い口コミ・評判
【いい意味でやばい？】
ベネッセ保育園とベネッセスタイルケアの良い口コミや評判について、調べてみました。良い口コミが多く、「やばい」と検索で出てくるのは「いい意味でやばい」だとも考えられます。
以下に実際の口コミを紹介していきますので、参考にしてみてください。
良い評判・口コミ① 初任者研修が充実している
初任者研修はベネッセスタイルケアで受けたけどとてもわかりやすかった。補講しても、いろんな人がいて、先生もそれぞれ違う。でもレベル高い先生が多い。
引用元：X
ベネッセスタイルケアでは、入社する人すべてが「初任者研修」を受講します。
初任者研修では、ベネッセ保育園の保育理念や安全衛生基準・給食の考え方などを学びながら、同期の社員同士で交流を深める機会にもなっています。
新卒の社員は、社会人としてのマナーや保育園で働く上での心構えも研修で学びますので、社会人としての第一歩を不安なく始められるでしょう。
さらに、着任後に行う「新卒フォローアップ研修」では、職場の悩みや仕事への不安・今後のキャリアアップについてなども話し合う場が設けられています。
- 職員連携について
- 乳児の食育計画
- 異年齢保育
- 保護者支援
良い評判・口コミ② 給与水準が高い
賞与が年2回、3ヶ月分と、保育士としてはとても充実したものとなっている。また、東京都であれば一万円の補助金が出る。
引用元：転職会議
保育士の給与が問題になることが多い中で、ベネッセスタイルケアの保育園は賞与が年2回3か月分(夏季1か月・冬季2か月)と充実しています。
大卒初任給は、東京都で235,000円、東京都以外では220,000円と公表されています。
諸手当には
- 時間外勤務手当
- 日・祝日勤務手当
- 夜間手当
- 交通費全額支給
などが含まれます。
良い評判・口コミ③ 昇給制度がしっかりしている
そういう面で、ベネッセスタイルケア社は、資格ではなく社内等級で昇格や昇給が決められていたので、制度自体はすごく良かった。ただ、現場の人間が陰湿。
引用元：X
ベネッセスタイルケアの保育園の昇給は年に1回です。毎年年度始めには園長との面談を行い、1年の目標と振り返りをします。
目標の達成度と評価が待遇に反映される「等級制度」があるため、やりがいをもって仕事に取り組んでいけるでしょう。
仕事を続ける中で、社内公募制度に応募し不動産開発・財務経理・社内研修担当などの保育士以外の仕事にチャレンジできるのも、ベネッセスタイルケアの特徴です。
ベネッセスタイルケア独自の昇給制度やキャリアアップ・ジョブチェンジ制度を活用して、新たな自分に挑戦できる会社であることがわかります。
良い評判・口コミ④ 残業が少ない
基本給は低いですが、手当が多いです。残業を数時間しても20万を超える月は滅多にありません。
引用元：openwork
ベネッセスタイルケアの保育園は、残業が少ないという口コミもありました。
求人情報で確認したところ、ベネッセ保育園の月平均残業時間は約10時間となっています。
転職サイトdodaが2023年に行ったアンケート調査によると、社会人の平均残業時間は21.9時間で、最も残業時間が少ない職種は一般事務の10.6時間でした。
ベネッセ保育園の残業時間は一般事務の平均よりも少なく、働く人への負担が少ない企業であると言えるのではないでしょうか。
良い評判・口コミ⑤ 人数が多く保育環境がいい
保育環境についても徹底している所が多く、職員の人数も多めに設定しているので手厚い保育ができる。
引用元：enライトハウス
ベネッセスタイルケアの保育園は、自宅のような保育環境で子どもたちが落ち着いて過ごせるように工夫されています。
0～2歳の子どもたちが過ごす乳児保育室は、白い壁紙にパステルカラーのカーテンやソファで、明るく柔らかい雰囲気です。
3歳児以上は、子ども自身が毎日のルーティンを意識して行動できるように、食事・お昼寝・遊びの場所を分けて、メリハリのある生活ができるように導きます。
きちんと整備された環境の中で、保育者も子どもに集中でき、安全な保育が行われています。
ベネッセスタイルケア(ベネッセ保育園)の悪い口コミ・評判はやばい？
ベネッセ保育園の口コミは、いいものだけでなく悪い内容もあり、中には「やばい」といった声もありました。どのような面で「やばい」と言われているのか、詳しく調べてみました。
- 試験を受けないと昇給しないのがやばいという声
- シフト制のため休みが取りにくいのがやばいという声
悪い評判・口コミ① 試験を受けないと昇給しないという声
試験を受けないと昇給しないので、その点で言うとやりがいがない。同じ所で働き続ける意味は？となってしまう。
引用元：就活会議
ベネッセ保育園では、年に1回の昇給があると公式サイトの採用ページに記載されています。毎年の定期昇給の他に、研修を修了することで得られる役職手当もあります。
役職手当を受け取るには、研修を修了しないといけないため、長時間の研修が負担に思う人や内容の難しさから研修を受けるのを諦めるという人もいるようです。
悪い評判・口コミ② シフト制のため休みが取りにくいという声
シフト制のため、周りの雰囲気的に休み辛い。子どもに対しての大人の人数が決まっているので休みが取りにくい。
引用元：就活会議
ベネッセ保育園の勤務時間について調べてみました。
- 勤務時間：実働8時間
- 勤務日数：週5日
- 休日・休暇：土日祝・週休二日制
土曜日はシフトによって出勤日になることと、月に1～2回ほど振替休暇のあることが公式サイトの採用ページで掲載されています。
土曜日に休みを取りたくても、シフト制のため取りにくいという声がありました。
ベネッセ保育園の「東京都福祉サービス第三者評価」の結果は？
ベネッセスタイルケアが運営している保育施設は、全国に複数あります。
ベネッセスタイルケアが運営する保育施設の評価は、東京都が実施する「東京都福祉サービス第三者評価」を確認することで、実際に通学した園児のご家族の声がわかります。
利用者の満足度が高い・保育環境が良い=働きやすい環境である可能性も高いので、ぜひ参考にしてみてください。
今回は、東京都にあるベネッセスタイルケアが運営する保育施設5園の評価を紹介します。
東京都福祉サービス第三者評価とは、中立的な立場である第三者機関がそれぞれの施設を評価し、利用者がそのサービスの内容や評価がわかるようにしたものです。
| 項目 | ベネッセ美竹の丘保育園 | ベネッセ板橋三丁目保育園 | ベネッセ港南保育園 | ベネッセ大崎広小路保育園 | ベネッセ練馬えこだ保育園 |
|---|---|---|---|---|---|
| 職員の接遇・態度は適切か | はい：89% | はい：96% | はい：93% | はい：98% | はい：89% |
| 保育時間の変更は、保護者の状況に柔軟に対応されているか | はい：77% | はい：88% | はい：71% | はい：84% | はい：74% |
| 子どもの保育について家庭と保育所に信頼関係があるか | はい：80% | はい：84% | はい：96% | はい：93% | はい：74% |
上記のアンケートは、実際に保育施設を利用した方から回答を得たものです。
5つの項目で確認した結果、ベネッセスタイルケアが運営している保育施設は、園長の方針も様々あり評価はそれぞれですが、総じて高い評価を得ていることがわかりました。
また、保育園内の組織マネジメントを評価した項目では、今回紹介したすべての園がすべての項目を満たしていました。
東京都の「東京福祉ナビゲーション」では、より細かい情報まで確認することができるので、就職を検討している方はぜひ個別の保育施設名で調べてみてください。
ベネッセスタイルケア(ベネッセ保育園)の離職率・退職理由は？
ベネッセ保育園の口コミをネットで調べていると「離職率」についても検索している人が多いことがわかりました。
本章では、ベネッセ保育園の離職率や退職理由について、詳しく調べてみました。
ベネッセスタイルケアの退職率
厚生労働省の調査では、保育士の離職率は9.3%とされています。ベネッセスタイルケアの離職率は、公表されていないためわかりません。
実際に退職した人の口コミでは「人手不足」「人間関係は良かったけれど、仕事が激務だった」などがあり、人間関係や仕事内容よりも、労働環境の問題で退職を考える人が多いようです。
退職金は以前ありませんでしたが、2012年から在籍3年以上の人に支給されるようになり、待遇の改善は随時行われています。
ベネッセスタイルケアは、社会福祉法人と比べると株式会社であることから、福利厚生や退職金の制度が充実しています。
労働環境がより改善されると、ベネッセスタイルケアでの勤務を長く続けたいと考える人も多くなるのではないでしょうか。
実際に退職した人の退職理由
- 一人担任で常に人手不足だった
- 主任や園長によって変わり、園によっては人間関係がきつい
- 保育理念や保育観の違い
- 大規模な園で疲れてしまった
- 長く働いても退職金がない
- 働いた分だけ評価してもらえるところに行きたかった
保育士の問題として常日頃より議論されている保育士不足が、ベネッセスタイルケアでも問題になっているようです。
常に人手不足だと、ただでさえ体力気力ともに必要で大変な仕事であるのに、現場で働く人たちは疲弊してしまいます。
保育理念や保育観の違いについて言及している人もいて、大企業・大規模園ならではの不満もあるようです。
退職金がないという退職理由がありましたが、2012年からは退職金制度が導入され、3年以上在籍の人が対象となっています。
ベネッセスタイルケアは誰でも受かる？落ちた人はいる？
ベネッセスタイルケアの保育園は、応募すれば必ず受かるのでしょうか？詳しく調べてみました。
首都圏の保育園では、長い間保育士不足が深刻な問題です。
しかしながら、ベネッセスタイルケアの採用倍率は2.2倍となっており、厳しい選考を経て入社した人のみが保育士として子どもたちの保育にあたっていることがうかがえます。
ベネッセスタイルケアの保育園に就職を希望し応募する場合は、最初にWeb上で説明動画を見て、ベネッセスタイルケアの保育理念や福利厚生・先輩からのメッセージなどを確認します。
選考会は2時間ほどで、
- 職種の処遇について説明
- 面接
- 作文
- 適性検査(一部雇用形態のみ)
が選考内容です。職種・雇用形態によっては2次選考を実施する場合もあり、慎重に選考が行われていることがわかります。
やばいって本当？運営会社「ベネッセスタイルケア」の会社概要とは？
ベネッセ保育園を運営する「ベネッセスタイルケア」の会社概要について解説していきます。検索では「やばい」と出てくるベネッセスタイルケアは、どのような会社なのでしょうか。
| ベネッセケアスタイル 運営会社 | |
|---|---|
| 創立 | 2003年12月1日 |
| 上場 | 未上場 |
| 資本金 | 1億円 |
| 社員数 | 18,273人(2023年3月現在) |
| 運営している保育施設数 | 65 |
ベネッセスタイルケアの母体であるベネッセコーポレーションは、2000年に東証一部上場した教育事業のリーディングカンパニーです。
こどもちゃれんじ・進研ゼミなどの通信教育事業や出版事業を行っています。
ベネッセスタイルケアは、2004年にベネッセコーポレーションから保育事業を移管されました。
以来順調に運営する園の数を増やしており、1994年の1園からスタートしたベネッセ保育園は、2023年には65園へと成長を続けています。
保護者からの満足度も95%と高く、「その子らしく、伸びていく」という保育理念を保護者と保育者が共通の理念とし、両者が一丸となって子どもたちの成長を見守っているのです。
ベネッセスタイルケア(ベネッセ保育園)の勤務形態・残業の有無
本項目では、ベネッセスタイルケアの勤務形態や残業の有無について、解説していきます。
今後ベネッセスタイルケアの採用面接を受けてみたいという人、勤務実態や残業の有無が気になっている人は、参考にしてみてください。
ベネッセスタイルケアの福利厚生
- 社会保険完備
- 保育手当
- 時短制度
- 休職制度
- 介護時短制度
| 各種保険 | あり |
|---|---|
| 交通費支給 | 全額支給 |
| 家賃補助 | 遠方の方は社宅制度あり |
| 引っ越し補助 | 引越支度金10万円支給 |
| 退職金制度 | あり |
| 子育ての福利厚生 | 産前産後休暇・育児支援制度 |
| その他の福利厚生 | 進研ゼミ3割引制度 ベネッセグループ共済会 各種研修制度 |
ベネッセスタイルケアの福利厚生は、ベネッセグループのサービスを存分に享受できる内容となっています。お子様がいる人には、こどもちゃれんじや進研ゼミの割引制度があります。
ベネッセグループの共済会に加入すると、本人だけでなく家族もサービスが受けられ便利です。医療費や市販薬の補助、スポーツジムの会費割引、JTB・HIS宿泊費の補助など、さまざまなジャンルでお得なサービスが受けられます。
ベネッセスタイルケア(ベネッセ保育園)の賞与・昇給
ベネッセスタイルケアの保育園では、賞与は年に2回で3か月分、昇給は年に1回となっています。
標準評価の場合は毎年定期昇給があり、等級制度やキャリアアップ研修により基本給アップや手当の支給が見込まれるでしょう。
やりがいをもって多くの人に保育の仕事を選んでもらえるようにとの理由から、ベネッセスタイルケアでは保育士の待遇改善に取り組み続けています。会社の成長に応じて、給与制度も進化し続けているのです。
ベネッセスタイルケアの平均年収
| 勤続年数 | 年収 | 経験の有無 | |
|---|---|---|---|
| ケース1 | 入社1年目 | 約350万円 (月収約29.1万円) | 未経験～経験7年未満 |
| ケース2 | 入社5年目 | 約404万円 (月収約33万円) | 未経験～経験7年未満 |
| ケース3 | 入社1年目 | 約376万円 (月収約31.4万円) | 経験7年目以上 |
ベネッセスタイルケアの平均年収は、公式サイトの採用ページによると未経験〜経験7年未満の1年目で350万円、5年目で404万円と、保育士の平均よりも高くなっています。
ただし、等級制度によるキャリアアップを前提とした給与例であり、すべての人に当てはまるわけではありません。
とは言え、社員の成長を企業全体でサポートしていく素地ができあがっているのは、進研ゼミなど教育分野のトップ企業であるベネッセならではと言えるでしょう。
ベネッセスタイルケア(ベネッセ保育園)に向いている人の特徴
- 保育理念のしっかりした園で働きたい人
- 残業はなるべくしたくない人
- 入社後にキャリアアップを目指したい人
- 首都圏や周辺の県で働きたい人
ベネッセ保育園では、すべての園で共通の保育理念のもとに子どもたちの保育を行っています。ベネッセの保育理念に賛同し、実践していきたいと考える人はベネッセ保育園に向いていると言えるでしょう。
ベネッセ保育園は残業が少ないので、残業するよりもプライベートの時間を大事にしたい人にも向いています。入社後のキャリアプランが豊富なため、保育士以外の仕事にチャレンジしてみたい人にも向いているでしょう。
ベネッセスタイルケア(ベネッセ保育園)に向いていない人の特徴
- アットホームな職場環境を好む人
- 目標設定やキャリアアップが負担に感じる人
- 首都圏での就業が難しい人
- 保育理念にこだわりがない人
ベネッセ保育園は2023年の時点で東京を中心に65園あり、規模が大きい保育園です。アットホームで小規模な園を希望している人には、向いていない可能性があります。
ベネッセスタイルケアでは、キャリアアップ研修を修了した人を対象に、役職手当が支給されます。勤務時間外に研修に参加して勉強することが面倒だと思う人や、キャリアアップに興味がない人には、ベネッセ保育園は向いていないでしょう。
ベネッセスタイルケア(ベネッセ保育園)の求人を掲載しているおすすめの求人サイト
- Indeed
- リクナビNEXT
- マイナビ転職
- ベネッセスタイルケア公式 求人ページ
Indeedにはベネッセ保育園の保育士・調理スタッフ・事務員などの求人が多数掲載されています。会員登録してログインすると、気になっている園の口コミ情報が見られますので、事前に職場の雰囲気がわかって便利です。
リクナビNEXTは毎週水曜と金曜に更新される転職サイトで、ベネッセスタイルケアの求人情報も掲載されています。先輩社員へのインタビューが掲載されている職場もあり、就職後のイメージが付きやすいでしょう。
マイナビ転職は日本最大級の転職サイトで、マイナビ転職にしか載っていない求人情報も多数あります。ベネッセスタイルケアの求人情報も掲載されていましたので、気になっている人はぜひサイトを訪れてみてください。
ベネッセスタイルケア(ベネッセ保育園)への転職を検討してみよう！
ベネッセ保育園では、保育者がいきいきと働ける職場づくりが、良い保育のために重要だと考えられています。
等級制度やジョブチェンジなど、入社後の選択肢が多いのも大企業のメリットです。
自分自身の成長を楽しみながら、子どもたちに関わっていきたいと思う人には、ベネッセ保育園は最適な職場だと言えます。
保育士の転職をお考えならば、ベネッセ保育園を選んでみてはどうでしょうか。
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