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【元保育士が語る】保育士のブラックエピソード10選!いじめや時間外労働も?

保育士 ブラック エピソード

「保育士として転職を考えているけど、ブラックな保育園には就職したくない!」

「ブラックな保育園って具体的にどんな園?私の勤め先は大丈夫かな?」

上記のようなお悩みはありませんか?

保育園で働く保育士は外部との接触が少なく、今勤務している園が全てになりがちですよね。

今回の記事ではブラック保育園のエピソードを10個とブラック保育園の見分け方についてご紹介します。

ご自身の勤務先がブラックな保育園になっていないかどうか、または転職を考える際にぜひ役立ててくださいね。

目次

保育士はブラックになってしまう?

保育園の環境は外部との接触の機会が少なく閉鎖的です。

一般的な会社なら、他部署との交流や営業に行くチャンスがありますが、保育園で働く保育士は自分が所属している組織以外の組織を目にする機会が少ないです。

本来なら「あり得ない!」と思うことが起きても、おかしいと感じるのは最初の一時だけで、いつしか普通になってしまうこともあると聞きます。

ブラックな保育園ばかりではありませんが、ブラックになりやすい要因は揃っており、気が付かないうちに保育士がブラックな働き方をしていることも多いです。

【実際に保育士が体験】驚愕のブラックエピソード10選!

保育士として働く中で、理想の保育と実際の保育現場の現実に差を感じることがあると思います。

今回は、実際に保育士が体験した驚愕のブラックエピソードを10選をご紹介します。

他園と比較しなければ勤務している保育園がブラック保育園に当てはまるかどうか、分かりにくいものです。

この機会に振り返ってみてくださいね。

タイムカードが存在しない

とあるブラック保育園では、タイムカードが存在せず、勤務時間を正しく管理していない状況でした。

タイムカードの存在自体がないので、誰がどの時間に出勤したかを客観的に判断するものがなく、残業はサービス残業になってしまいます。

シフトで定めている時間のみが勤務実績となり、残業をした場合でも記録として残っていないため、残業自体がなかったことになるのも日常茶飯事。

監査の前に、園長や役職のある職員が慌てて過去のタイムカードを作っていた姿を見て、退職を決意した保育士もいたようです。

製作にかかる材料費が自費

子どもの保育園生活に欠かせない製作活動。季節やイベント、年齢に合わせた製作物を作ることを子どもたちは楽しみにしていますね。

作るものによっては、折り紙や画用紙、紙皿や割り箸などの多くの材料が必要になりますが、材料として一切の用意がなかった保育園がありました。

もしクラスで製作活動を行いたい場合、材料が保育園であるもので賄いきれなかったら、保育士が業務時間外で買い出しをし、自己負担で買い揃える必要がありました。

有給休暇が取得できない・代休もなし

本来であれば有休・代休の取得は労働者の権利ですが、ブラックな保育園では園側の理由で取得を許可しないこともありました。

理由のひとつは、保育士の数が少ないためです。ブラックな保育園では職員が配置基準ぎりぎりであることが多く、職員が休むことで他の保育士や保育園全体に負担がかかることを懸念していました。

働く保育士の責任ではない理由を掲げて、有休や代休を取りにくい環境にしている園でした。

休日に出勤要請がある

ブラックな保育園の中には、行事のための準備が終わらない、事務作業が滞っているなどさまざまな理由で休日に出勤要請がある園もありました。

応えられない場合は、翌日の勤務で冷たい態度を取られたり、他の保育士の前で休日出勤に対応できなかったことを指摘されたり、必要な業務事項の伝達がなかったなど業務に支障をきたすこともありました。

職員が休日出勤を当たり前と感じる環境になっていました。

ベテラン保育士に権限がありすぎる

あるブラックな保育園では、経験の豊富なベテラン保育士に決定権が集中し、新人保育士や若手保育士の意見を取り入れない傾向がありました。

新しい取り組みや業務の改善案を提案しても、目を通してもらえず、子どもの姿から保育計画を立てても実践する機会をもらえないことが常態化していました。

ベテラン保育士の言うとおりの保育しかさせてもらえず、モチベーションはどんどん下がっていきました。

新人や若手保育士にとって居心地の良くない園で、離職率も高めだった保育園でのエピソードです。

持ち帰りの業務がたくさん

勤務時間内で終わらなかった仕事は、家に持ち帰って仕上げることが常習化している保育園もまだまだあります。

持ち帰り業務の代表例は、製作活動で使う細かいパーツの用意やクラスだよりの執筆、行事の用意などです。

特に製作活動で使うパーツの用意は、パートの保育士や複数担任の保育士が担当してくれる場合もありますが、ブラックな保育園ほど担任1人で行わなければならない傾向にあります。

幼児クラスですと、1人担任の場合が大半なので大きな負担になります。

保育士の配置基準がぎりぎり

保育士の配置基準ぎりぎりで職員を雇用しているため、保育士が有休や代休を取ると配置基準を守れないことがありました。

保育士1人で見ることができる子どもの人数が多い幼児クラスを合同保育にし、その分の保育士を乳児クラスに回すことでなんとか運営をしていました。

保育士の配置基準がぎりぎりであることは、有休や代休を取りにくい環境にも繋がり、毎回休むときは他の職員に申し訳ない気持ちになりました。保育しながらいつか事故が起きるのではと思ったこともあります。

子どもたちと給食を食べている時間が休憩扱いになっている

休憩が取れない保育園はよく聞きますが、幼児クラスの担任になると子どもたちと一緒に給食を食べる時間が休憩として扱われるケースがありました。

8時間勤務で60分の休憩があるなら、60分の内の30分は子どもと食事をしている休憩時間として処理され、残りの30分のみが保育士が自由に休憩できる休憩時間でした。

子どもと一緒に食事をするときは、スプーンやフォークの持ち方や正しい姿勢、よく噛んで食べることを伝えたり、こぼしたときの対応や給食の配膳などで忙しく、本来の休憩とは程遠い時間です。

事務関係の仕事も保育士の仕事

保育園の事務を担当する職員がおらず、延長保育料の計算や給食費の計算などの事務作業を保育士が行っている園もあります。

シフトで定められている勤務時間は子どもを保育するための時間で、事務関係の仕事をする時間は設けられていない場合が大半です。

保育士たちは、休憩時間を削ったり残業をすることで事務作業をする時間を確保しています。残業代は支払われる場合もありますが、サービス残業となってしまうことも多いようでした。

残業代が計算と合わない

残業代を申請すれば支払ってくれるのですが、額があまりにも少額というケースがありました。実際に支払われている残業代は1時間あたり1000円でした。

パート保育士の給与が1時間1100円であるのにも関わらず、常勤保育士の残業代が1000円であることに衝撃を覚えました。

本来であれば、労働基準法で定められている残業代の算出方法で残業代を支払う必要がありますが、園独自で残業代を1時間1000円と決めていたそうです。

参考:しっかりマスター 割増賃金編

保育園全てがブラックではない!

全ての保育園がブラックな環境で運営されているわけではありません。

中には、通園している子どもたちのことはもちろん、働いている保育士のことも真剣に考えて、働きやすい環境を整えている園もあります。

働きやすい保育園にはゆとりのある適切な保育士の人員配置や研修制度、休みの取りやすさなどの特徴があります。同様に、ブラックな保育園にも特徴があるので紹介します。

もし今後転職する機会があった際に、どのようにしてブラックな保育園を見極めればいいかを検討するポイントにしてください。

ブラックな保育園の見極め方

ブラックな保育園は、どこにでもある普通の保育園に見えます。ですが、働きやすい保育園に特徴があるように、ブラックな保育園にも大きな特徴があります。

ブラックな保育園でのエピソード10個をもとに、見極め方のポイントを4点まとめました。ぜひ保育園を選ぶ時の参考にしてください。

5年目〜の中堅保育士がいるか

保育園で5年以上働いている保育士がいるかどうか確認してみましょう。

新人の保育士しかいない場合は、もしかしたら長く働けない原因が園側にあるかもしれません。どのくらいの期間働いている保育士がいるかを確認してみるとよいでしょう。

また、自分と同じ属性の人が働いているかどうかも確認することをお勧めします。

例えば、子育て中の保育士が多数働いている場合、その保育園では子育てしながら働きやすい可能性があります。

さまざまな属性の保育士が長く働いている場合、幅広い保育士にとって働きやすい保育園かもしれません。

残業代が出るかどうか

残業代が出るかどうかを事前に確認しておくとよいでしょう。

求人票には残業代を出しますと記載してあっても、実際は園長や主任が認めない限りは残業を認めていないケースや事務作業や書類作成での残業はサービス残業の場合もあります。

残業の有無だけでなく、残業の業務の内容や支払いの有無などの視点でも確認しておくとよいでしょう。

中には、本来は労働基準法に則った算出方法で支払われるはずの残業代が、園独自の算出方法で計算され、不当に減らされていたケースもあるので注意です。

事務やパートの方の人数を把握する

ブラック保育園を見分けるポイントの1つとして、事務員やパート保育士がいるかどうかを把握することが挙げられます。

事務員がいることで、事務作業による負担が軽減され、保育士は子どもたちと過ごす保育時間に集中できます。

また、パート保育士がいることで、常勤保育士に負担が偏ることなく、業務が分担されます。

余裕を持った保育が可能となるので事務員やパート保育士の人数も把握しておくことがよいでしょう。

規定数ギリギリで運営していないか

保育士の配置基準ギリギリの保育園はブラックな保育園の傾向にあるので注意です。

多くの保育園は土曜日の保育があり、代休があります。基準ギリギリの保育士の配置ですと、保育士が代休や有休で休むたびに基準を満たせない状態になる場合があります。

また、乳児クラスに保育士の人数を割くために、幼児クラスで無理に合同保育をしていたり、その逆もあります。

ギリギリで運営している保育園は、日頃の余裕のなさから人間環境も劣悪なことが多いです。

入職前に保育士の人数と子どもの定員数を確認しておく方が賢明でしょう。

まとめ

保育士が転職を考える際に、ブラックな保育園に就職しないためにはどうしたらよいでしょうか?また、今働いている保育園がブラックかどうか気になる方もいるでしょう。

保育士として働いていると、働いている園が全てになってしまい、他の園と比較する機会が少ないです。

今回の記事では、ブラック保育園のエピソード10選と見分け方についてご紹介しましたので、ぜひご自身の勤務先がブラック保育園でないか確認する材料にしてくださいね。

転職を考える際は、ぜひ安心して働ける保育園を探すための参考にしてください。

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この記事を書いた人

ほいポケ編集部のアバター ほいポケ編集部 保育士ライター集団

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