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「保育士との結婚はやめとけ」その理由は?現役保育士がリアルを解説!

保育士 結婚 やめとけ

保育士との結婚は、男性にとって一種の憧れがあるのではないでしょうか。

家庭的で、明るくてやさしいイメージ、いわゆる「モテる」保育士ですが、意外と結婚していない人や離婚している人は多いのです。

なぜ、保育士との結婚はやめておけと言われるのか、その理由にある、保育士の仕事内容や付き合っているときの心情などを解説しながら紐解いていきましょう。

最後に保育士と付き合ったり結婚したりするときの接し方もお伝えしますので、最後までご覧ください。

目次

保育士は結婚しづらい?

結論からいうと、保育士は結婚しづらいといえます。

令和2年度の未婚率がわかるデータを参照すると、30歳では女性が40.5%、男性が50.4%の割合で結婚をしていません。

また、昭和55年から令和2年の50年間で、未婚率が上昇しており、1人暮らしをしている未婚の女性は2.3倍で男性は1.7倍です。

保育士が結婚しづらい背景には、男女がともに働くことで晩婚化になったことも要因のひとつといえるでしょう。

また、仕事だけでなく保育士の職場環境も影響しています。

保育士の職場は女性が9割といっていいほどの女性社会で、男性との出会いがありません。

新しく出会いを求めようとしても、持ち帰りの仕事があったり、疲れて出会いより休みを優先したりするため、出会いの機会が減っており、保育士は結婚しづらいといえるのです。

参照:令和4年版 男女共同参画白書

「保育士との結婚はやめとけ」と言われる理由

なぜ保育士との結婚はやめとけと言われるのでしょうか。

これは保育士と結婚したらという理想とのギャップが原因となり、なにかちがうと感じてしまうからでしょう。

理由は下記のとおりです。

ひとつずつ、詳しく解説していきます。

【理由①】結婚後に仕事を辞めたい人が多い

保育士は「結婚=仕事を辞める」と考える人が多いです。

それは、仕事内容が精神的にも体力的にもきつい仕事だからです。

保育士がみている子どもたちは、自分のことが中心のちびっこモンスターなので、少しのことでケンカをします。

その子どもたちの対応に追われ、ときには大声で泣かれ、理不尽に顔をたたかれたり、腕をかみつかれたりもするのです。

また、日々の業務が多く、ほとんど休憩時間なしで働いています。

ストレスがたまる仕事をしていることから、結婚したら仕事を辞めて解放されたい保育士が多くいるためです。

【理由②】持ち帰りの仕事が多い

持ち帰りの仕事が多いのも保育士の特徴です。

保育士は子どもたちといっしょに遊ぶだけの仕事ではなく、行事の準備や毎月のお便り、保育の計画案などの多様な仕事をしているため、1日の仕事時間では業務が終わらないことがあります。

たとえば、運動会のプログラムづくりや指導計画、発表会の衣装づくりなど、子どもたちと遊びながらできない仕事もあるので、休憩時間にも作業をします。

休憩時間も連絡帳の記入や、月の制作の準備もあるため休憩時間はわずかに30分といったところでしょう。

そのため、持ち帰る仕事が増えるので、プライベートの時間がとれずパートナーと会えないなど、お互い不満がたまっていくのです。

【理由③】仕事と育児の両立が難しい

保育士は、仕事と育児の両立が難しいのが現状です。

なぜなら、育児をしながらできる仕事量ではなく、自分の子どもをみる余裕もなくなるからです。

常勤の保育士は、多くの仕事があることは前述しているとおりですが、そのほかにも日々の業務でストレスを抱えたり、保護者対応や子どもへの関わりで悩んだりするので、心に余裕がなくなります。

自分の素直さがでる家庭だからこそ、引きずって育児をしたくないときもでてくるでしょう。

また、逆のパターンもあり、育児でストレスを抱えたために仕事で子どもにあたってしまうこともあるようです。

保育士は仕事や育児にキャパオーバーのため、両立が難しいと感じるのも無理はないでしょう。

両立を目指すためには、仕事量を調節できる保育園に転職したり、パート勤務に変更したりすることをおすすめします。

【理由④】気が強い人が多い

保育士は気が強いようにみられることがあります。

理由は仕事の疲れを受け入れてほしいからです。

保育士は子どもの命をあずかるため、責任感がないとできない仕事であり、目配り、気配りなどの配慮や子どもの成長に合わせて活動をおこないます。

子どもをみることや体力をつかうこと、事務作業など保育士のストレスは思っている以上にあるので、仕事が終わると疲れて果ててしまうのです。

そんな自分の頑張りを認めてもらいたいときに、相手に同じような頑張りを求めてしまうことがあります。

対応としては、話をきいてあげることや認めてあげることで、ストレスを緩和してあげるとよいでしょう。

【理由⑤】メンヘラ気質の人が多い

保育士はメンヘラ気質の人が多いようです。

男性からするとやさしくて甘えられると感じる保育士ですが、実は逆で、保育士のほうも甘えたい、頼りたいと感じています。

日々の業務から解放された休日や、時間に精一杯、甘えたいし癒やしてもらいたいのです。

やさしくされたい保育士は、心のよりどころを求めて連絡を送りつづけたり、相手に依存することもあるようです。

人間関係は適度な距離感が大切になるので、お互いが心地よい距離感で過ごすことが望ましいでしょう。

保育士と結婚するメリット

結婚したい人にとって、保育士と結婚することはメリットが大きいことを知っておきましょう。

保育士のもっているスキルや仕事で身につけた忍耐力など、とくに子どもと過ごすときには力を発揮します。

さらに、もともと子どもが好きという理由で保育士を目指す人が多いため、やさしい人や面倒見のよい人が保育士になりやすいです。

やさしさや育児スキル、内に秘めている強さをもっている保育士という職業は、結婚を判断するうえで大切な要素になるでしょう。

家庭的な人が多い

保育士の多くは、家庭的な性格をもっている方が多いといわれています。

その理由は、子どもたちと一緒に過ごすことが多いため、子育てに関心や愛情をもっている人が多いからです。

保育士の多くは気配りができ、計画性もあるため家事の段取りもできるでしょう。

また、子どもたちのことを日々考えて成長にむけて、言葉をえらび、気持ちを認めることができるので、家庭の雰囲気がやさしく温かいものになりやすいです。

育児スキルが既に備わっている

保育士は子どものお世話をするプロなので、育児スキルがとても高いです。

日常的に、おむつ替えやミルクづくり、子どものしつけの仕方を既に経験しているので、自分の子どもに対しても経験を活かせるでしょう。

発達段階を知っているため、お箸の持ち方や着替えの仕方、トイレトレーニングなど効果的なタイミングで子どもに教えることができます。

子どもが生まれても安心して任せることができるため、将来を考えると保育士と結婚することは大きなメリットになりますね。

辛抱強い・忍耐強い

保育士は忍耐強い人が多いです。

なぜなら、普段から子どものわがままに付き合い、大声を張り上げることなく、やさしく寄り添うことを仕事としているからです。

子どもは自分の思いを通そうとして、泣いたり、たたいたり、汚い言葉もつかいます。

保育士は子どもを否定しません。

1度気持ちを受け止めて、次からこうしましょうと提案しながら、同じことを繰り返しても、何度も根気強く教えていきます。

また、子どもが困っていてもすぐに助けるのでなく、助けたくてもじっと我慢して子どもの成長の機会をつくるようにしているのです。

もちろん保育士も人間ですから限界はあり、なんでも我慢できるわけではありませんので、パートナーは注意してください。

職場復帰しやすい

保育士が働く環境は職場復帰がしやすいでしょう。

保育士は高い専門性と国家資格をもっており、保育園に子どもを預けたい家庭が多くあるため、世の中から求められています。

さらに、子どもに対して保育士の人数が足りていない現状があるため、育休や転職などで職場に復帰しやすいのです。

今後もますます需要が高まることが予想される職業なので、給料も上がったり、年齢も気にせずに職場復帰が可能になるでしょう。

家計は急な出費がでることもありますが、保育士なら、いざというときに働けるので安心して過ごせますね。

【まとめ】保育士だからという理由で結婚をやめるべきではない!

保育士は晩婚化や職場環境によって結婚しづらいこともあります。

仕事内容が多く、ストレスなども抱えやすい職場環境なので、時間や心の余裕を失いやすいでしょう。

しかし、パートナーが保育士の仕事の大変さを理解し、フォローすることで保育士も気分転換ができ、プライベートや仕事でも明るく過ごしていけます。

保育士との結婚をやめとけという言葉にまどわされず、話をきいてあげたり、お家デートなどで時間をつくってあげたりすると、良好な関係を築いていけますよ。

保育士の仕事内容を理解し、お互いが寄り添い合うことで、保育士のよさが発揮でき、すてきな結婚生活を送ることができるでしょう。

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この記事を書いた人

ほいポケ編集部のアバター ほいポケ編集部 保育士ライター集団

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