保育士として働く人ならきっと体験したことがある出来事…「保育士あるある」。
本記事では、2つの保育園と2つの幼稚園(インターナショナルスクールを含む)の合計4園を経験した保育士ライターが「保育士あるある」を15個紹介します。
経験したことのあるケースもあれば、まだ経験したことのない未知のあるあるもあるかもしれません。
ぜひあなたが勤務している園と比較しながら読んでくださいね。思い出し笑いしてしまうかもしれませんよ。
- 保育士のあるあるエピソード
【保育士が大共感】保育士ならわかるあるある15選
保育士としての働く日々には、子どもたちの笑顔や成長への感動、激務への疲労や時には悩みも詰まっています。
ですが、その背景に保育士同士ならきっと分かり合える「あるある」も少なくないです。
以下の章では、保育士なら誰でも共感できる日常の「あるある」や、ちょっぴり独特な「あるある」まで15選お届けします。
【1】柔軟剤の匂いでどの子どもの服かわかる
「あれ、誰の服だろう…?」
手に取った服に名前の記載がなかったり、名前が書かれていたけれど度重なる洗濯で薄くなって読めなかったり、お下がりでいただいたのか園に存在しない名前が書かれていたという経験はあるあるですよね。
保育士は、誰が着ていたか記憶を振り返りながら、においを嗅ぐことで誰の服かわかることがあります。
普段から近い距離で子どもと接する職業だからこそ、ご家庭の柔軟剤の匂いで「あ、この服は○○ちゃんだ」とわかります。
【2】食べるのがとにかく速くなる
たくさんの特色のある保育園がありますが、中には食育の1つとして乳児クラスから子どもと一緒に給食を食べるという園もあります。
子どもたちの様子を見ながら、話しかけられたときには対応しながら、自分の食事をするので食べるスピードがどんどん速くなります。
社会人になってから、別業種の友人とのランチで「食べるスピードが速いね!」と言われることは、保育士万人のあるあるエピソードの1つです。
【3】「将来結婚しよう」と5歳児に言われがち
「保育園内でプロポーズされた経験が5回ある!」
そんな保育士もいるのではないでしょうか。
4歳児クラスや5歳児クラスになると、子どもたちの中で好きな人が出来て、初々しい恋バナをする様子が見られます。
担任保育士が子どもたちから人気があるのはもちろんですが、新人保育士や実習生も人気でプロポーズ先になることが多々あります。
ちなみに、私は実習生の時に2人にプロポーズされました。
【4】謎のアザや傷が絶えない
お風呂で裸になったときに発見する多数の傷やアザ。どこでできたかわからない…なんてことも多いのではないでしょうか。
他にも、子どもたちと目線を合わせるために膝立ちになることが多くて膝が黒ずんでしまったり、日々の抱っこで腰痛や腱鞘炎に悩まされていたり…。
保育士ならではの不調もありますよね。
【5】寝かしつけの時間は自分も睡魔と戦う
給食後のお昼寝は、子どもたちだけでなく保育士も睡魔と戦っています。
薄暗い保育室、リラックス効果抜群のオルゴールのBGM、子どものお腹を優しくトントンするリズムの3点セットに誰でも1度は眠くなってしまったことがあると思います。
普段はお昼寝しない大人なはずなのに、なぜか保育士として働いている時の午睡の時間は眠くなってしまう日がありますよね。
【6】遊びに誘ったのに速攻で消える園児
「先生、一緒に遊ぼう!」とお誘いされたから目の前の仕事を切り上げたのに、振り返ると子どもがいないというシチュエーションも保育士あるあるです。
声をかけた子どもは、まるでお誘いしたことがなかったかのように別のお友達と遊んでいることもしばしば。
このまま仕事に戻ろうか、声をかけてくれた子どもに改めて声をかけ直そうか迷ったことがある保育士は私だけじゃないはずです。
【7】家庭の事情を詳細に話されて気まずくなる
送迎時間は保護者とコミュニケーションができる貴重な時間。
ですが、時にあまりにも詳細に家庭の事情を話されて気まずくなった経験がある保育士もいるのではないでしょうか。
特にまだ経験の浅い新人保育士では返答に困ることもありますよね。
私が経験した返答に困ったケースは、園児の上にいる兄弟の新しい恋人についてです。未だに何て返答するのが正解だったのかわかりません。
【8】子どもたちと一緒に歌った歌が頭から離れない
保育園を退勤したのに、その日に子どもたちと歌った歌が頭から離れないことはありませんか?
私は帰宅して、夕飯の料理中にその日に歌った歌を熱唱していることが多々あります。
誰もいないキッチンなら恥ずかしくないのですが、家族や友人がいる時にも思わず歌ってしまって恥ずかしい思いをしたことがあります。
【9】興味のなかった分野にやたら詳しくなる
保育士になるまでは、たいして興味のなかった分野にやたら詳しくなることがあります。
担任したクラスで昆虫好きの子がいれば、昆虫に詳しくなり、電車に詳しく子がいれば、電車の知識がどんどん増えていく…。
気が付いたら、異業種の友人や家族が驚くほどの知識を身につけていることも少なくないです。
【10】子どもの名前や保護者の名前や顔を覚えられる
職業柄、子どもの名前や保護者の名前をすぐに覚えられる保育士も多いのではないでしょうか。
いつの間にか特技が「人の名前と顔を覚えること」になっている人も多いですよね。
よく考えれば、園全体で、どのクラスの子どもや保護者であっても保育士の大半が名前や顔を把握していることはすごいことですよね。
【11】子どもたちからもらった手紙や絵が大量
子どもたちから日々もらう手紙やイラストが大量にたまっていて、整理整頓が追い付かないのも保育士あるあるですよね。
「これは初めて先生の名前を書いてくれた手紙!」「先生のお誕生日にくれたメッセージカード!」など、それぞれに思い入れがあって、書いた本人は忘れているだろうと思ってもなかなか整理整頓ができないですよね。
【12】出かけた先で泣いている子どもを見ると胸が騒ぐ
休日に出かけた先で泣いている子どもを見ると条件反射のように「どうしたの?」と声をかけたくなるのも定番の保育士あるあるです。
「飽きてしまったかな?」「転んでしまったのかな?」「保護者とはぐれてしまったかな?」などさまざまな原因を即座に予想して対応策を考えられるのは、もはや保育士の職業病と言えるでしょう。
私の同僚では、出かけた先で泣いている子に会ったらあやすために有名アニメキャラクターのキーホルダーをバッグに付けている子もいました。
【13】家でも一人称が「先生」
退勤したはずなのに、家でも家族に対して「先生はね…」と話してしまった経験がある保育士は私だけではないはずです。
自分の子どもたちに一人称を「先生」で話してしまったところ、「ママは先生じゃないでしょ」と窘められました。
先生モードがなかなか抜けない時もありますよね。
【14】いつでもどこでも廃材収集しがち
食べ終わったアイスの空き箱、スーパーで買った肉や魚の発泡スチロールのトレイ、牛乳パックなどの廃材の収集はもはや習慣になっている保育士も多いのではないでしょうか。
自分の家でだけならいいのですが、親戚や友達と一緒に過ごしている時も「あ、この廃材は保育で使えそう!」と思ってしまうと少し恥ずかしい気持ちになりますよね。
【15】子どもの年齢を当てたがる
休日に出かけた先で出会った子どもを見て、「あの子はきっと1歳さん。」「この子は見た目は3歳さんくらいだけど、手先が器用だからもしかしたら小柄な4歳さん?」など、年齢を考えてしまうのも保育士あるあるでしょう。
特に保育士同士で出かけると、ゲーム感覚で「いや、この子はきっと2歳さん!」とお互いの予想を語り合って盛り上がってしまうこともあります。
まとめ
本記事では保育士あるあるエピソードを15選紹介しました。
あなたの経験のある「保育士あるある」はありましたか?
保育士として働く日々は激務なことが多く、心がぽきっと折れてしまいそうな時もありますが、保育士あるあるを思い出してクスッと笑ってエネルギーをチャージしていただけたら嬉しいです。
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