【インタビュー vol1】あすなろ保育園の魅力とは?保育士がいきいきと自分らしく働ける理由

「もっと一人ひとりの子どもに寄り添いたい」
「自分のアイデアを活かした保育がしたい」

そんな想いを抱きながらも、日々の膨大な業務や決められたカリキュラムに追われ、葛藤している保育士さんは多いのではないでしょうか?

今回は、福岡県篠栗町の豊かな自然に囲まれた「認定こども園 あすなろ保育園」の園長先生に、現場の飾らない日常や、先生たちへの温かい想いをお聞きしました。

これから就職や転職を検討している方は、ぜひご確認ください。

取材担当まさと先生

今回は、福岡県篠栗町にある認定こども園「あすなろ保育園」の園長先生のインタビュー記事をご紹介いたします。

インタビューを通して見えてきたのは、現場の保育士さんがのびのびと働きやすい工夫と、お互いを思いやる愛情がたっぷり詰まった素敵な環境でした。

今の働き方に悩んでいる保育士さんは、役に立つ内容になっているので、ぜひ最後までお読みください。

この記事を書いた人

まさと先生 保育士歴16年

保育園、ベビーシッター、子ども向け運動コーチと、様々な形で16年間子どもと関わり続ける「保育のプロ」。現場を知り尽くしているからこそ書ける、実体験に基づいた記事が強みです。
保育士のリアルな働き方やこれからのキャリアを考える場として、個人ブログ『保育士スマイル』の運営も行っています。

目次

あすなろ保育園の基本情報

あすなろ保育園
のびのびと活動ができる人工芝の園庭
園名認定こども園 あすなろ保育園
法人一般社団法人 清水会
園長仲野 淳子
副園長・学童所長仲野 雄一郎
所在地〒811ー2415福岡県糟屋郡篠栗町大字津波黒2ー24ー20
電話番号092ー948ー2263
定員保育園児 90名
幼稚園児 6名
学童124名
対象年齢生後6ヶ月~5歳児(学童は小学1~6年生)
開園時間7:00~19:00(延長保育時間を含む)
保育理念子の最善を考える
養護と教育を一体に行う
お家の方と共に歩む
地域福祉に貢献する
保育目標元気・チャレンジ・おもいやり

悩める保育士が保育の原点に立ち返る「あすなろ保育園」の理念

園長先生である仲野 淳子先生

あすなろ保育園の理念は園児だけでなく、保育士たちにも優しさを感じられる考えがありました。

保育士として働くうえでも大切な気づきになり得る大切な考えを聞いてみましょう。

あすなろ保育園が目指す子どもの姿

取材担当まさと先生

園のホームページにも掲げられている「元気、チャレンジ、思いやり」という目標には、どのような想いが込められているのでしょうか?

園長先生

子どもたちの体が元気であることはもちろんですが、それ以上に目に見えない「心の元気」を大切にしています。心が元気でなければ、体も動かず、表情も豊かになりませんからね。

チャレンジとは、大人が「これをやりなさい」と無理にやらせるのではなく、子どもたちが生まれながらに持つ可能性を引き出してあげること。

そして思いやりは、人を思いやる前に「自分自身を思いやりましょう」ということです。自分を犠牲にするのではなく、まずはありのままの自分を大切にできるからこそ、人も大切にできると私は思っています。

まさと先生の取材後コメント

あすなろ保育園の理念の根底には、子どもだけでなく「そこで働く保育士自身も元気で、自分を大切にしてほしい」という深い愛情がうかがえます。

保育園に関わるすべての人に向けての目標だと言い換えてもいいかもしれません!

園長先生が語る「命を大切にする保育観」とは?

仲野 淳子園長先生
取材担当まさと先生

自分を大切にすることが他者への思いやりにも繋がるのですね!
園長先生にとって、これだけは譲れないものとは何でしょうか?

園長先生

そうですね。自分がこの世に生まれたことに感謝ができる人になってもらいたいと思います。実は、私の生い立ちに事情がありまして、昔、決して裕福とは言えない家庭の4番目の子どもとして、様々な事情のなかで生まれてきたのが私でした。

だからこそ、私は自分が生まれたこと、産んでくれたことに心から感謝しています。子どもたちはみんな、この世に生まれて何かしら果たすべき役割があるからこそ生まれてくるんだと思うんです。

人間だけでなく動物や植物も同じです。命があることに感謝し、命を大切にする大人になってもらいたいと願っています

まさと先生の取材後コメント

園児を子どもとしてみるのではなく、一人の命ある人間として大切に扱う。

そんな園長先生の想いは保育の原点かもしれません。みなさんは、どんな想いで保育に携わっていますか?私も改めて考えさせられる内容でした。

あすなろ保育園の保育方針・子どもとの関わり

園児の活動の様子
活動の様子

日々の業務に追われて理想の保育ができないと感じる保育士は多くいます。

では、なぜあすなろ保育園では、自分の保育観を大切にした、子どもに寄り添える保育ができるのか、その考え方を聞いてみました。

どうやって子どもの主体性を引き出す?

取材担当まさと先生

どのように子どもたちの主体性を引き出しているのでしょうか?

園長先生

あすなろ保育園には、「何歳だからこれができないといけない」「これをやっちゃいけない」という固定概念はありません

先生方が「これやってみたいんです」と相談してくれたら、私は一言目に「やってみたら?」と言います。そこから「じゃあやるためにはどうしようか」と話を深めていきます。

取材担当まさと先生

保育士さんも自分の思い描く保育をされているのですね!
実際に先生からの提案で子どもたちが喜んだエピソードがあれば教えていただけますか?

園長先生

最近は泥団子作りに子どもたちがハマっていて、ある先生が「園長先生、泥団子を磨きたいからメガネ拭きないですか?」と聞いてきたこともありました(笑)

絵の具遊びも、先生と子どもたちが一緒になって絵の具だらけになって遊んでいますよ!

行事でも絶対にこの形にしなければいけないという決まりはないので、先生たちがやりたいと言ったことは、「どんどんチャレンジしてみていいよ」と伝えています。

まさと先生の取材後コメント

保育士自身が「子どもたちにやってあげたい!」が実現するとアイデアも浮かんできますよね!子どもたちと楽しめることも保育士としてのやりがいに繋がります。

地域との関わりと自然に触れる保育のよさ

屋外活動の様子
取材担当まさと先生

篠栗町という豊かな自然環境を活かした、地域との関わりや食育についても教えてください。

園長先生

園外へお散歩に出かけて、地域の方やグラウンドゴルフをしているお年寄りとご挨拶して触れ合うことが多いです。

地域の方も嬉しそうに畑の野菜について教えてくれたり、「元気がいいね」と笑顔で見守ってくれたりしてくれます。



また、「手作りの無農薬で安全な食材を食べさせたい」という思いから、地域の方のご厚意で畑を借りて、土作りから挑戦してみました
先日も初めてきゅうりが収穫できて、子どもたちは「イガイガして痛い!」と驚いていました。

給食前に自分たちで洗って切って食べると「ずっと口の中がきゅうりの味だった!」と笑っていて良い体験に繋がったなと感じています。

畑での活動の様子
畑での活動の様子
まさと先生の取材後コメント

地域との交流や食育などは黄砂や熱中症対策などで年々減ってきている印象ですが、みなさんの園ではどうでしょうか?

地域の人々との温かい交流や、土に触れて命をいただく行為は、「今の子どもたち」にとって必要な経験だと思います。日常生活に様々な体験を溶け込ませていける保育園は貴重だなと感じました。

あすなろ保育園の業務量(残業)について

園長先生と副園長先生

保育園の業務量は多くの保育士が気になる点だと思います。

あすなろ保育園では、保育業務の負担を減らすためにどんな工夫をしているのか確認してみました。

書類や持ち帰り残業はある?

取材担当まさと先生

子どもたちの「やりたい」を実現するためには、保育士さんの心身のゆとりが不可欠だと思います。書類や持ち帰り仕事などの業務量はいかがでしょうか?

園長先生

書類ばっかりに追われて、先生の寝る時間が減っちゃったり、疲れを残したまま出勤したりするのは大きくマイナスだと思うんです。だから、書類関係は極力減らしています。というか基本的にはありません

計画通りに子どもが進むわけがないのだから、臨機応変に目の前の子どもと向き合ってほしいんです。

また、持ち帰り仕事もありません。発表会などの行事で製作物が必要な場合は、勤務時間内にシフトを調整して時間を確保してもらっています。

まさと先生の取材後コメント

実は書類ってかなり大変ですよね……。保育中にもするわけにはいかないので、どうしても休憩時間を削ったり、園に残って書いたりされていると思います。

このように、書類を必要最低限にしてくれるのは、本当に助かる保育士は多いのではないでしょうか?

行事や活動の準備は忙しい?

取材担当まさと先生

発表会などの大きな行事や制作物の準備は大変ではないのでしょうか?

園長先生

あすなろ保育園では、運動会などの行事でも「絶対にこの形にしなければいけない」という決まりがそもそもありません。ですので、生活発表会などで作り物が多くなる時は、なるべく今まで使ったものを活用しています。

 どうしても作る時間が必要な場合は、勤務時間内のシフトでお昼などに別室で作ってもらうようにしています。ただ、最近はそこまで作り物がないので、そういう時間も少なくなりました。

取材担当まさと先生

行事の決まりごとが少ないからこそ、製作物自体も少なく済むのですね!
持ち帰り仕事もゼロなのでしょうか?

園長先生

「自分のペースで持ち帰ってじっくりやりたい」という先生もいるので、そこは絶対にダメとは言いません。ただ、基本的には持ち帰りの仕事がないように、園の中でできることをやっていただきたいと思っています。

まさと先生の取材後コメント

実は、「子どもたちのために、ここまでしてあげたい!」という先生たちも多いですよね。ただ、周囲の先生との温度差もあり、持ち帰ってやってあげたいという気持ちを言えない人も中にはいるのではないでしょうか?

あすなろ保育園のように個人の裁量に任せてくれると理想の働き方がやりやすいと私は感じました。

あすなろ保育園の福利厚生・働きやすさ

保育の様子
保育の様子

保育園の勤務では、女性の多い職場ということもあり、働きやすさはとても大切な要素です。

あすなろ保育園では、いったいどのような面で働きやすさを感じられるのか確認してみましょう。

産休・育休・介護のサポートは?

取材担当まさと先生

長く働き続けるために、結婚や出産、親の介護などを迎えた職員へのサポートはいかがでしょうか?

園長先生

結婚や出産は大変喜ばしいこと。家庭のリズムが変わったらそれを大事にしてほしいし、介護があるならしっかり親孝行してもらいたいです。

まずはお話を伺ったうえで、固定シフトや短時間勤務に変えたり、「落ち着いたらまた戻ってきてね」と一時的にお休みを取っていただいたりしています。

取材担当まさと先生

お休みをする場合でも、すぐに対応できるような人数の体制を取られているのですね。

園長先生

はい。あすなろ保育園は複数担任制を取り入れており、新人の方には4〜5人体制の手厚いクラスに入ってもらうことが多いです。

基準の人数よりも手厚い保育ができるようにたくさん勤めていただいていますので、そこは十分カバーできていると感じています。

取材担当まさと先生

産休や育休だけでなく、日々の有給の取得状況はいかがでしょうか?

園長先生

先生方に希望を出していただいていて、有給はほぼ100%取れているんじゃないかと思います

希望日が重なってしまった時は、先生同士で話し合って調整してもらったりしているので、そこは先生たちでの話し合いに任せています。

まさと先生の取材後コメント

職員の人数が足りず休めなかったり、休めても「保育士の人数足りてなくて大丈夫かな?」と考えてしまったりして自分の理想の働き方と周囲のギャップに悩む。これって保育士あるあるですよね。

安心して休んだり、働き方を変えられたりすることは、コンディションも整いやすいですし、何より温かい気持ちで保育に臨めるのが良いですね。

研修体制と「あすなろファミリー」の雰囲気

先生方
取材担当まさと先生

お休みを取りやすく、有給もほぼ100%取得できていると伺いました。研修体制や職員同士の雰囲気はいかがですか?

園長先生

キャリアアップ研修等は勤務時間内に受講できるよう確保していますし、直近だと、先生が提案して持ってきてくれた研修にほぼ全員で参加したこともあります。

研修日が日曜日のため、そこは参加した先生たちは、出勤として扱い、別日に代休をとってもらっています

取材担当まさと先生

では、あすなろ保育園での人間関係を保つための工夫などはありますか?

園長先生

特に仲良くするためにこうしている、というのはないです。普段のコミュニケーションがしっかり取れていれば大丈夫だと思っています。

取材担当まさと先生

職員同士が自然体でいられる環境なんですね。

では、園長先生ご自身やリーダーの先生たちが、パートの先生や新卒の先生に関わる中で意識していることは何でしょうか?

園長先生

自分の経験を伝えてあげることも大事ですが、まずは「先生の話を聞くこと」を私も専門リーダーの先生たちも大切にしています

こちらから見て、「こうしたらいいのに」と思うことがあっても、頭ごなしに伝えるのではなく「どうして、その関わりになったかな?」「どうしたら気づいてくれるかな?」と考えて、話しやすいようにこちらが少し言葉を添えるような意識はしています。

まさと先生の取材後コメント

先生たちが自分のことも相手のことも思いやることで、職員の仲が良好な関係性が築けているって素敵ですよね!

だからこそ、他の先生の提案でも一緒に活動をやってみよう!研修も参加しようと積極的な学びの機会なども自然とうまれているようです。

保育に疲れないためのサポート体制

取材担当まさと先生

どのようなフォロー体制があるのでしょうか?

園長先生

子ども達を愛して優しく接する気持ちで向かってくれていますが、先生も一人の人間で感情も持っているから、「うまくいかないとイライラするだろうな」「大変だろうな」っていうのも、周りの先生はわかっているんですよね。

だから、あの子はずっと泣いてて先生のお話も聞けてないし、先生が大変だろうなってことをわかってあげると「ちょっと代わりますよ」「○○ちゃん、こっちでお話し聞いてあげるね」ということがクラスの中で出来ていると感じます

失敗は失敗なんでもういいんですよ!怪我をさせないことは大前提ですが、順番を間違えたなどの失敗はもういいんです。

早く切り替えをした方がいいから「なんでできなかったの」と詰めるようなことは、私も他の先生たちもしません。

まさと先生の取材後コメント

みなさんもイライラして自分の感情をコントロールできなくなった経験はあるのではないでしょうか?

そして、「自分はなんてダメな先生なんだ」と感じることも。

私も経験がありますが、そっと変わってくれたり、さりげないサポートがあったりすると救われますよね。自然とできるあすなろ保育園の環境は素敵だと思います。

ピアノスキルと適材適所の配置

取材担当まさと先生

採用にあたって、ピアノのスキルに不安を感じている方も多いようですが、あすなろ保育園ではどういったお考えですか?

園長先生

採用においてピアノのテストは一切ありません。得意な先生もいれば苦手な先生もいますから、「ここまで弾けなければいけない」といったこだわりは全くありません。

保育には適材適所があると思うんです。ピアノが上手な先生、歌が得意な先生、全力で走り回るのが好きな先生。それぞれの先生が、ご自身の得意な分野で輝いていただきたいと思っています。

まさと先生の取材後コメント

適材適所という言葉は、保育にとって大切だと思います。なにせ、保育士に求められることは多様で、なんでもこなすとなると本当に時間がかかって大変です。

苦手なことは任せて、得意なことで頑張る。そんな園が増えていくことが保育士の働きやすさや、やりがいに繋がっているのかもしれません。

保育業界への動向に対するあすなろ保育園の考え

壁面制作の作品

近年、保育業界は様々な問題や課題が浮き彫りになっています。あすなろ保育園でも、業界の動向に合わせた対策をしているそうです。

詳しいお話しを聞いてみましたので、保育業界について考えるきっかけになればと思います。

処遇改善と配置基準

取材担当まさと先生

近年、保育士の処遇改善と配置基準について話題になることが多いですが、あすなろ保育園ではどのようにお考えでしょうか?

園長先生

処遇改善には積極的に取り組んでいます

「子どもが好き」という気持ちはもちろん大切ですが、やはり見合った報酬がないと働き続けるのは難しいし頑張れないですよね。ですので、国の基準以上にしっかり還元できるよう努めています。

また、配置基準に関しても、国の基準通りでは先生方の負担が大きくなってしまう場面がどうしても出てきます。そのため、あすなろ保育園では、基準よりも多くの保育士を採用して、担任を持たないフリーの先生がクラスのヘルプに入るようにしています。

取材担当まさと先生

先生たちの声かけで0歳児クラスでも1対1のような体制ができるときもあると伺ったのですが?

園長先生

そうですね。「はいはいするかな?つかまり立ちするかな?」という0歳児のお子さんは、国の基準では保育士1人につき3人ですが、本当は1対1の関わりがベストなんです。

0歳児に限らず、どの子であっても1対1で向き合うべき場面が必ずありますから、そういった時にしっかり対応できる職員体制を大切にしています。

まさと先生の取材後コメント

私もよく聞きますが、先生たちの頑張りにお金で還元してあげたいと思っている園長先生は多くいらっしゃいます。ただ、なかなか難しいとも伺います。

あすなろ保育園では、しっかり報酬という形で保育士に還元できるよう努めていらっしゃるとのことで、先生たちにとっても、やりがいだけでなく、努力した分しっかり報われるような形は嬉しいですね。

不適切保育の防止

取材担当まさと先生

悲しいニュースも耳にしますが、保育士が心にゆとりを持ち、のびのびと働けるよう取り組まれていることはありますか?

園長先生

そうですね。悲しいニュースを見るたび、「なぜ周囲も止めることができなかったのだろう」と本当に心が痛みます。

その根本的な原因は、「やらなければならないこと」が多すぎて、先生たちの精神的なゆとりがなくなってしまうからだと思うんです。心に余裕がないと、つい一番弱い立場である子どもたちに感情が向かってしまいますよね。

だからこそ、先生方がいっぱいいっぱいにならない環境が何より大切です。

悲しい事案があった時は「自分たちの行動も振り返ってみようね」と声をかけ合いますが、一番の対策は、最初にお話しした「書類や持ち帰り仕事などの作業的な負担を減らすこと」です。

負担を減らして心にゆとりを生み、子どもたちとゆっくり向き合える時間を確保する。それが、結果として不適切な関わりを防ぐことに繋がると考えています。

まさと先生の取材後コメント

不適切な保育の関りを失くすためには、プロ意識だけで乗り切るのは、なかなか難しいと感じる人の多いのではないでしょうか?

自分を律せられる保育士は出来るから。ではなく、業界全体の問題としていかに負担を減らすべきかが大事だと感じました。

あすなろ保育園の園長先生に聞く!保育士のQ&A

現場で悩む保育士さんに向けて、園長先生から直接温かいアドバイスをいただきました。

保育現場で率直に感じられる疑問をぶつけていますので、ぜひ今後の保育の参考にしてください。

Q. 先輩保育士と指導方針が違って戸惑うときは?

園長先生

同じことをするにしても、先生によってそれぞれやり方が違うことはどうしてもあります

先輩がやっていることがすべて絶対に正しいというわけではありませんし、ご自身の考えと違うこともあると思います。

そんな時は、「私だったらこうしてみようかな」「私ならこう声をかけるな」と、ご自身の気持ちや考えを大切にすることもすごく大事なんです。

例えば、先輩の先生が「右がいい」と言っても、「私は左かもしれない」と思うことは間違いではありません。むしろ、「自分の保育を考えるきっかけをもらえた」と感謝できます。そうやって前向きに受け止めてみてほしいなと思います。

Q. 自分の保育で反省ばかり。失敗しないためにはどうしたらいい?

園長先生

私はよく「子どもは生もの(なまもの)です」という言い方をしています。新鮮で、接し方によっては傷んでしまうこともあるので、「大切に関わろうね」と伝えています。

だからこそ、子どもは次に何をするかわからないですよね。でも、そこがまた楽しくて嬉しいところなんです。

先生が「失敗しちゃいました」と落ち込んでいても、「そりゃそうだよ。子どもだもの、思い通りになんていかないよ」と声をかけています

「全然言うことを聞いてくれなくて……」と悩んでいても、「それが当たり前よ!逆に『はい、わかりました』なんて大人しく言うことを聞いたら、びっくりするでしょ?」と笑い飛ばして、「大丈夫、大丈夫」と伝えていますね。

子どもたちに「いけないこと」を注意しても、次の瞬間には忘れています。それが子どものいいところなので、大人もそこは見習って、ずっと引きずらないところが大事かなと思うんです。 

Q. 話しかけにくい保護者とうまくコミュニケーションを取るには?

園長先生

保護者の方は1日お仕事をされて、様々な疲れやストレスを抱えた状態でお迎えに来られます。

しかも、子どもを連れて帰ってからの2、3時間は「あれをして、これをして」と本当に怒涛の時間なんですよね。

だからこそ、お迎えの時はまず「おかえりなさい!」と笑顔で元気に声をかけるようにしています。そうすると、保護者の方もふっと肩の力が抜けるんですよね

「何か気の利いたことを話さなきゃ」と身構えてしまうと、緊張して表情がこわばってしまいます。もしコミュニケーションが少し苦手だと感じるなら、まずは笑顔のご挨拶だけで十分です。

毎日のご挨拶に慣れて少し心に余裕が出てきたら、「今日、こんなところが可愛かったんですよ」「こんな出来事があってびっくりしました」と、お子さんの様子をお話ししてあげてください。

親御さんは、自分が見られなかった1日の可愛い姿を知ることができて、絶対に悪い気はしません。ほんの一言、二言添えるだけで、先生の温かい思いは十分に伝わると思います。

あすなろ保育園が求める保育士とは?

取材担当まさと先生

最後に、求職中の保育士のさんへメッセージをお願いします。採用面接では、どのようなところを大切にされていますか?

園長先生

面接で大切にしているのは、ピアノなどのスキルではありません。ただ一つ、「優しい方」であってほしいと願っています

あすなろ保育園が求めるのは、子どもたちに優しく寄り添える、その人柄だけです。

見学に来ていただいた際は、保育士と子どもたちが一緒に本気で楽しんでいる様子を見ていただければ、園の温かい雰囲気がきっと伝わると思います。

求職中の保育士さんも、保育園選びをしている保護者の方も、ぜひあすなろ保育園の日常を見学に来てください。あすなろファミリーが、あなたを温かくお待ちしています。

あすなろ保育園をインタビューして感じた魅力

今回インタビューをさせていただき、私自身も長年保育の現場で子どもたちと向き合ってきた身として、園長先生が「園児だけでなく先生たちも大切にする姿勢」に対して有難いなと感じました

私たち保育士は業務や行事の準備に追われ、イライラや憤りと戦いながら心に余裕が持てず、自分の保育に自信をなくしてしまう。

そんな葛藤を抱えながら頑張っている保育士さんは多いはずです。

だからこそ、園長先生の「失敗してもいい」「やりたいことにチャレンジしていい」という言葉は、保育士にとって温かい言葉に聞こえたのではないでしょうか。

あすなろ保育園には、保育の原点である「優しさ」と、大人が自分らしく笑っていられる「心のゆとり」が溢れています

もし今、働き方に悩み、自分らしさを見失いそうになっている方がいたら、「自分を大切にしながら働ける場所はある」ということを知ってほしいと思います。

▼あすなろ保育園のさらに詳しい情報や見学のお問い合わせは、ホームページをご覧ください!

認定こども園 あすなろ保育園のHPへ移動する

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