「悪い鬼を追い出して、一年間健康で元気に過ごせるように願う」節分では、由来やどのような日なのかを深く理解するために鬼のお面や豆入れといった製作物を作るのがおすすめです。
本記事では、節分製作のねらいや2歳児におすすめの節分製作10選を詳しくご紹介しますので、製作アイデアの引き出しを広げたい方はぜひ最後までご覧ください。
- 節分製作を通し鬼や節分など季節行事に興味を持てるようにする
- 赤鬼や青鬼、豆、ひいらぎなど様々なモチーフがある
- 2歳児は手先の巧緻性が少しずつ発達し、はさみも使えるようになる
【元保育士】ゆぴライターのりを貼り付ける、紙を丸める、クレヨンやペンで自由に絵を描くなど、2歳児は製作でできることがぐんと広がります。どのようなことができるのか発達段階を理解し、製作のねらいに設定してみましょう。


ゆぴ 元保育士ライター
保育士歴9年。ピアノが得意で、子どもと一緒に歌をうたうことが好きでした。現在は、専業主婦兼Webライターとして活動中です。保育士や保育士を目指す方の、力になれるような記事を執筆しています。
節分の製作のねらいは?
節分の製作のねらい
節分製作には次のような様々なねらいがあります。
- 指先や手先を使った活動を通して巧緻性を育てる
- 色や形、素材の感触に触れ、五感を刺激する
- 「鬼」や「豆まき」など季節行事に関心を持つ
手先を使って紙をちぎったり貼ったりする活動を通して巧緻性を育むのが、ねらいの一つです。
また、赤や青の色や紙・のりの感触など、五感を使って素材に触れるのも貴重な経験となります。
「鬼」や「豆まき」といった季節の行事に触れることで、季節感や行事への関心も高まるでしょう。
節分に関するモチーフは?
節分製作では、赤鬼や青鬼など色の違いを楽しめる鬼のモチーフが基本です。
- 鬼(赤鬼・青鬼など色の違いで楽しく)
- 豆や豆まきの袋
- ひいらぎや柊の葉(魔除けの象徴として)
- 鬼のお面や角、太鼓や金棒
- 「福」の文字や小さな福の神
豆や豆まき用の袋も加えると、季節行事の意味をより理解しやすくなりますよ。
2歳児ができることとは?
- はさみで紙を簡単に切る(安全な紙や切り込み程度)
- のりや両面テープで貼る
- クレヨンや絵の具で色を塗る・スタンプする
- 指先で紙をちぎったり丸めたりする
- 鬼のお面や角を簡単に貼り付けて仕上げる
2歳児は手先の巧緻性が少しずつ発達し、はさみで簡単に切ったり、のりや両面テープで貼ったりすることができるようになります。
指先で紙をちぎったり丸めたりする動作も楽しめ、色塗りやスタンプなどで表現する力も育つでしょう。
鬼のお面や角などのパーツを貼り付けて、作品を仕上げることも可能です。
保育者が見本を示したり、やり方を手伝ったりしながら、自分で作る喜びや達成感を味わえるようにすると、製作活動への意欲や集中力を高めることができますよ。
2歳児向けの節分に関する製作アイデア10選
ここでは、2歳児向けの節分に関する製作アイデアを10選をご紹介します。
定番の鬼のお面から豆入れ、さらには製作遊びとしても楽しめるけん玉製作やクラッカーなど、節分にぴったりの製作物はたくさんあります。
「この子たちならどのような物に興味があるかな」「のり貼りを取り入れてみたい」など、クラスの子どもの姿に合わせながら取り組めそうな製作を導入してみてください。
- まめまきケース
- ゆるふわ鬼
- おにの帽子製作
- 鬼のでんでん太鼓製作
- スポンジスタンプで鬼作り
- 紙パックで作る豆入れ
- 鬼のけん玉
- 豆まきクラッカー
- 花紙で作る鬼のお面
- 節分のけん玉製作
まめまきケース
節分行事で欠かせないのが豆まき。
豆まきをするときに折り紙で作った箱や袋を用意することが多いですが、豆をこぼしてしまう、箱が壊れやすいといった経験も少なからずあるのではないでしょうか。
牛乳パックで作る豆まきケースはマジックテープもつけるため、豆が落ちることなく豆まきを楽しめますよ。
牛乳アレルギーの子は牛乳パックの使用を避けたいため、厚紙や他のパックなどで代用しましょう。
- 牛乳パック
- 画用紙
- マジックテープ
- 丸シール
- はさみ
- クレヨン
- のり
- 画用紙に好きな色のクレヨンで絵を描く
- 牛乳パックを切り箱の形にする
- ①で切った画用紙を牛乳パックに貼り付ける
- 口が閉じるようにマジックテープを貼り付ける
- 画用紙や丸シールを使って鬼の顔を作る
- 牛乳パックの後ろに鬼の顔を貼り付ける
- 空いているスペースに名前を書いたり絵を描いたりして完成
ゆるふわ鬼
「鬼=怖い」イメージがありますが、思考を変えて可愛らしい鬼を作るのもよいですよね。
花紙や毛糸を使ったゆるふわ鬼製作は、2歳児さんにもぴったり。
花紙を丸める、袋に入れるといった工程は、手先指先の発達を促す効果があります。
完成した作品は、モビールのように室内に飾るとぐんと節分らしさが出るので試してみてください。
豆に見立てた画用紙に名前を書いて一緒に吊るすのもおすすめです。
- 花紙
- 丸シール
- 画用紙
- 毛糸
- 透明の袋
- ビニールテープ
- はさみ
- セロハンテープ
- マジック
- 花紙をくしゅくしゅと丸める
- 花紙を透明の袋に4〜5つ入れる
- 袋を丸く整える
- ビニールテープとマジックで角を作る
- 黄色い画用紙とクレヨンで鬼のパンツを作る
- 角や丸シールなどを顔に見立てて丸めた袋に貼り付ける
- 画用紙で作ったパンツを貼り付ける
- 花紙を丸めて作った豆と鬼の顔を毛糸につけて完成
おにの帽子製作
画用紙を使って立体感のある鬼の帽子を作ってみましょう。
作業工程が多く難しいため、子どもが行うのは「顔のパーツを貼る」「毛糸を丸める」工程にし、他は保育者が進めるとよいです。
ホッチキスの針は頭に刺さってしまうと危険なため、頭にひっかからないように反対側から止めるようにしてください。
帽子の落下が気になるようであれば、画用紙に穴を開けてゴムを通してあげるとよいですよ。
- 画用紙
- 毛糸
- はさみ
- ペン
- ボンド
- のり
- ホッチキス
- セロハンテープ
- 4つ切りの画用紙を2枚重ねて折る(三つ折り)
- 上側のみ開き、下側の部分を折り目の半分の位置まで折る
- 折り目がついたら一回広げる
- 一番上の線は不要のためはさみで切る
- 横に2回半分に折り縦線をつける
- 再び開き、上部の4つのマスに丸みのある三角形を四つ切る
- 切った2枚の画用紙を頭の大きさに合わせてホッチキスで止める
- 画用紙で鬼の顔のパーツを作る
- 帽子に顔を貼りつける
- 画用紙とペンで角を作る
- 角とくしゅくしゅにした毛糸を帽子に貼り付けて完成
鬼のでんでん太鼓製作
持ち手を左右に回転させ音を鳴らして遊ぶでんでん太鼓は、日本の民芸玩具です。
そんなでんでん太鼓を鬼バージョンで作ってみてはいかがでしょうか。
ペンやマジックで鬼の顔や模様を自由に書けば、オリジナルの作品が完成します。
持ち手の割り箸は目に入ると危ないため、ビニールテープなどで覆っておくとよいです。
完成したら、お友達や保育者と一緒に持ち手を回転させ音を鳴らして楽しんでみてください。
- 厚紙
- 画用紙
- 割り箸
- ひも
- アルミホイル
- はさみ
- のり
- ペン
- テープ
- 穴あけパンチ
- 節分のけん玉製作
- 型紙や画用紙で鬼のパーツを作る
- 厚紙をのりでつける
- 形に合わせてはさみで切る
- パーツをのりで貼り付ける
- ペンで鬼の顔を描く
- 裏側に割り箸をテープでくっつける
- 顔の両端に穴あけパンチで穴を開ける
- 丸めたアルミホイルをひもにつける
- 穴にひもを通す
- ひもを結んで完成
スポンジスタンプで鬼作り
2歳になったばかりの子どもも簡単に楽しめるのが、こちらのスポンジスタンプを使った製作です。
スタンプを押して鬼の髪の毛を可愛く表現します。
割り箸を持ってポンポンと押し当てるだけなので、手先指先の力が十分に発達していなくても取り組みいやすいですよ。
完成した作品は壁面に飾るのもよし、厚紙を巻きつけてお面にするのもよし。
お好みの方法でアレンジしてみてくださいね。
- 画用紙
- 割り箸
- スポンジ
- インク
- はさみ
- のり
- ペン
- 画用紙で鬼のパーツを作る
- パーツをのりで貼り付ける
- 割り箸にスポンジをくっつけてスタンプを作る
- スポンジスタンプにインクをつけてポンポンと色付けする
- ペンやクレヨンで鬼の顔を描いて完成
紙パックで作る豆入れ
こちらは取手付きの豆入れです。取手があることで豆まきの際に持ちやすく便利です。
紙パックと画用紙で簡単に作れるのがポイント。
紙パックなど立体物に直接顔を描くのは2歳児には難しいですが、丸シールを活用すれば簡単に顔のパーツが完成します。
画用紙は数種類の色を用意し、子どもが自分で選択できるようにしてあげるとよいでしょう。
節分が終わった後も、小物を入れたりお散歩用バックにして活用してみてください。
- 紙パック
- 画用紙
- 丸シール
- はさみ
- のり
- 両面テープ
- セロハンテープ
- 紙パックにはさみで切り込みを入れる
- 紙パックを小さい箱になるように切る
- 長方形の画用紙に両面テープを貼り紙パックに貼り付ける
- 黄色い画用紙を鬼の髪の毛の形に切り抜き、のりで貼り付ける
- 茶色い画用紙で作った角をのりで貼り付ける
- 丸シールで作った目玉を貼り付ける
- ペンで口を描く
- 余った紙パックを1センチほどの幅で切る
- 切った紙パックを反対に折り返しテープで貼り付けて完成
鬼のけん玉
鬼のふわふわ髪の毛を「けん玉の玉」に見立てたけん玉作りは、作った後も楽しく遊べる作品です。
子どもが取り組む工程は少ないですが、好きな色の画用紙を選ばせたり、丸シールを貼ってもらったりして「自分で作った」という満足感が持てるよう工夫してみてください。
毛糸を巻く作業は保育者と一緒に行えばできるので、手を添えて一緒に巻いてみるとよいでしょう。
節分以外の季節にも遊んで楽しめるので、家に持って帰らずそのまま保育室に置いておくのもおすすめです。
- 紙コップ
- 毛糸
- 段ボール
- カラーペン
- 画用紙
- のり
- はさみ
- テープ
- 段ボールがコの字になるよう切り込みを入れる
- 段ボールに毛糸を巻き付ける
- 20〜30周巻いたら余った糸を結び段ボールから取り出す
- リボンの形になった毛糸の両端の輪っかの部分をはさみで切り丸く整える
- 毛糸のもう片方の端をテープで紙コップに固定する
- 紙コップをもう一つくっつけてテープで固定する
- 紙コップに画用紙を巻き付ける
- 画用紙や丸シールで作った鬼の顔のパーツを貼って完成
豆まきクラッカー
何度でも繰り返して遊べる豆まきクラッカーは、子どもたちも大よろこびすること間違いありません。
2歳児さんにはまだ細かい作業はできないため、保育者が事前にだるま、鬼、ひいらぎといったモチーフの飾りを用意しておき、自由に貼り付けられるようにして工夫してみてください。
完成したら、豆まきの際に豆を入れて一斉にクラッカーすると面白いですね。
豆が飛び散るので、周りに配慮し広い場所で行うとよいでしょう。
- 紙コップ
- 画用紙
- 割り箸
- 輪ゴム
- はさみ
- アルミホイル
- キリ
- 折り紙
- カラーペン
- のり
- 紙コップの底にキリで1箇所穴を開ける
- 2センチ程度に切った割り箸に輪ゴムを通す
- 輪ゴムを紙コップの穴に通す
- アルミホイルを輪ゴムに通し丸める
- 紙コップに折り紙や画用紙で作った節分のパーツを貼り付けて完成
- 豆や小さいポンポンなどを紙コップに入れてクラッカーをする
花紙で作る鬼のお面
子どもが鬼に変身したかのように思わせてくれる鬼のお面製作です。
紙皿の穴から子どもの顔が見え、お面をつければ可愛らしい鬼に姿を変えられますよ。
子どもたちも鬼になりきって節分行事を楽しめるでしょう。
花紙をくしゃくしゃと丸める工程は、花紙の感触を楽しむ、五感を感じながら指先の力加減を養うといったねらいがあります。
必要に応じて保育者が手を添えてあげながら、集中して取り組めるように援助しましょう。
- 花紙
- 紙皿
- 絵の具
- 輪ゴム
- 色画用紙
- 両面テープ
- 筆
- カッター
- はさみ
- 紙皿の周りを絵の具で色付けする
- 真ん中の部分をカッターで切り取る
- 縦長に切った画用紙を半分に折り輪ゴムを引っ掛ける
- 画用紙を両面テープで紙皿にくっつける
- 画用紙で作った角を貼り付ける
- 紙皿に両面テープを貼り丸めた花紙を貼り付けて完成
節分のけん玉製作
鬼が節分の風習である恵方巻きをパックと食べるように見える、可愛らしいけん玉製作です。
子どもも夢中になって遊んでくれるのではないでしょうか。
鬼のパーツを貼る、のりで折り紙を芯に貼り付ける、チラシを包めて芯に詰めるなど、2歳児でもできそうな工程を選んで取り組んでみましょう。
のりを使う際は、液体のりやスティックのりでもよいですが、のりの感触や扱い方を楽しめるでんぷんのりがおすすめ。
指先のトレーニングにもなりますよ。
- 画用紙
- トイレットペーパーの芯
- チラシや新聞紙
- ひも
- はさみ
- 両面テープ
- セロハンテープ
- 画用紙に紙コップの方を取る
- 型より1センチくらい内側を切る
- 型を取った線に向かって切り込みを入れていく
- 線に沿って折り目をつける
- 紙コップに両面テープで貼り付けていく
- 取れないように上からテープを貼り付ける
- 画用紙で作った鬼のパーツを貼り付けていく
- 画用紙とトイレットペーパーの芯で絵本巻を作る
- 中にチラシを入れて画用紙で蓋をする
- 黒画用紙を芯に巻き付ける
- ひもを紙コップの裏と恵方巻きにつけて完成








