【保育士経験者が教える】保育士の面接対策!よく聞かれる質問と詳しい回答例を解説

保育士の面接対策

保育士の転職に必ず求められるのが、面接試験です。

転職先に志望動機や自身の長所をアピールする大切な場であるため、しっかりと対策する必要があります。

「面接ではどのような質問をされるのだろう」「質問はありますか?と聞かれたら何を質問するべきか分からない」など、面接に対して不安を感じている人は多いのではないでしょうか。

本記事では、保育士の面接でよく聞かれる質問と回答例をご紹介します。

聞かれやすい質問と回答のポイントを押さえて、面接本番で堂々と受け答えできるようにしましょう。

この記事をまとめると
  • 保育士の面接で聞かれる質問は、ある程度決まっている
  • 新卒・中途採用・ブランクありなど、雇用形態で質問内容は異なる
  • 面接当日は、髪型や服装など見た目のマナーに気をつける
  • 受け答え時は、ゆっくりと丁寧に答えると面接官に良い印象を与えられる
【元保育士】ゆぴライター

面接試験は、対策をしていてもいざ面接官と向き合うと、緊張から上手く喋れなくなってしまいがち。私も、面接時に頭の中が真っ白になってしまった経験があります。予想される質問と回答を紙に書くなどして、何度も受け答えの練習をしてみてください!

この記事を書いた人
岡本

ゆぴ  元保育士ライター

保育士歴9年。ピアノが得意で、子どもと一緒に歌をうたうことが好きでした。現在は、専業主婦兼Webライターとして活動中です。保育士や保育士を目指す方の、力になれるような記事を執筆しています。

目次

保育士の面接でよく聞かれる質問と回答例

保育士の面接では、志望動機だけでなく保育観や過去のスキルなど様々な質問が予想されるため、何を聞かれてもいいように対策しなければなりません。

ここでは、保育士の面接でよく聞かれる質問を6つのカテゴリー別にご紹介します。

解答例も添えているので、受け答えの参考にしてみてください。

志望動機・自己紹介関連の質問

Q自己紹介をしてください

この度貴園に志願させていただいた○○○○と申します。現在まで、△△△△保育園で10年間働いてまいりました。ピアノを8年間習っていた経験があり、ピアノを使用したリトミックや音楽遊びを取り入れた保育が得意です。0〜5歳の担任に加え、主任として現場のリーダーを務めた経験もあります。これまでの経験を活かし、貴園でも即戦力となり活躍したいと考えております。本日はよろしくお願いいたします。

Q志望動機を教えてください

貴園の「子どもの主体性を大切にする」保育に惹かれたためです。前職では、園児数が200人を超える大規模園で勤めておりました。園児数が多いことから、一人ひとりの姿や興味に合った活動を展開することが難しく、歯がゆい思いをしていました。小規模な貴園では、子ども自身が自ら考えて行動したりやる気を持って行動したりできるように配慮していると知り、魅力を感じています。私もそのような環境の中で個人を尊重した保育を行いたいと思い、この度志望させていただきました。

保育観・適性に関する質問

Q保育士として大切にしていることは?

保育士として大切にしているのは、「どのようなことがあっても子どもを優先すること」です。勤務時間中は、子どもの世話以外にも雑務や書類作成、保護者対応など仕事に追われ、保育室を離れる時間が多くなってしまいます。しかし、子どもに「〇〇やって」とお願いされたり子ども同士のトラブルがあったりした際は、必ず子どもとの時間を優先するように意識しています。クラスの担任である以上、子どもの心に寄り添う保育を行なっていきたいです。

Q保育士としてどんな役割を果たしたいか?

貴園では、音楽分野で必要とされる保育者になりたいです。これまでの職場では、得意なピアノを活かし歌の伴奏やリトミックのピアノを担当する機会をたくさん持ちました。他のクラスでの伴奏や入園式、卒園式でピアノを弾いた経験もあります。ピアノだけでなく、歌や楽器遊びを教えるのも好きなので、「音楽のことなら〇〇先生にアドバイスをもらおう」と、周りの保育者から頼ってもらえる存在になりたいです。

Qどんな保育士が理想か?

保育の引き出しが多い保育士になることが理想です。以前勤めていた園で、パネルシアターやペープサートなどの持ちネタを豊富に持ち、常に子どもたちを楽しませている保育者がいました。持ちネタが少ない私は、急に空いた隙間時間などはいつも同じ手遊びをして時間を潰していたため、羨ましく思っていました。今後は子どもの好きなことや興味のあるものを研究し、保育の引き出しを広げていきたいです。

Qあなたが考える理想の保育を教えてください。

常に笑顔を絶やさない保育が理想です。長年保育士をしてきて、子どもは想像以上に保育者の表情や機嫌をよく伺っていることを知りました。保育者の表情が暗かったり機嫌が悪かったりすると、子どもも気持ちが萎縮してしまいます。保育者はいつでも子どもの見本であり、一緒にいて安心して過ごしてもらえる存在でなければなりません。例え体調が悪かったり辛いことがあっても、子どもの前では笑顔を絶やさず明るく働きたいです。

過去の経験・スキルに関する質問

Qこれまでの保育経験で印象に残っているエピソード

5歳児の自閉症のある女児の担当をした年です。その女児は、年度始めはじっとしていられず保育室にいることもままならない状態でしたが、徐々に関係を築くことができ、発表会や卒園式では保育者が側につかなくても一人で参加できるまでに成長しました。障害児を担当したのが初めてだったため、分からないことが多く苦戦しながらの保育でしたが、女児の成長を間近で感じることができ「保育士をしていてよかった」と実感しました。

Q乳児と幼児のどちらを希望しますか?

乳児・幼児どちらの経験もありますが、幼児を担当したいです。理由は、幼児は乳児と比べ会話を通じてコミュニケーションがたくさん取れるからです。子ども同士のトラブルを仲介し、解決に導いたときにも達成感を得られます。また、体を思い切り動かして遊ぶのが好きなため、子どもたちと一緒に鬼ごっこやドッヂボールをして遊びたいです。幼児を担当できればうれしいですが、乳児クラスでも責任を持って働かせていただきます。

働き方・今後のキャリアに関する質問

Q今後どのような保育士になりたいか?

私の保育士の理想像は、子どもはもちろん、保護者や保育者からも愛される先生です。「〇〇先生のクラスでよかった」「〇〇先生と一緒に働けてよかった」と言ってもらえると励みになります。また、職場の働きやすさや人間関係は長く働く上で重要な要素だと感じております。保育に関する悩みや疑問があれば、気軽に相談してもらえるような保育士でいたいです。そのために、貴園に就職したらまずは職員や子どもとの信頼関係を築いていきたいと思います。

Q採用されたらどのように働きたいか?

就職後は、できるだけ残業や持ち帰りの仕事をせずに働きたいと考えております。前職では残業が当たり前になっており、なかなか定時に帰ることができませんでした。残業や持ち帰りの仕事をし続けた結果、体調を崩し退職せざるを得なかったため、今後は身体に負担を与えず働きたいです。貴園は残業がないと知り、自分のペースで働けると確信しました。定時内で仕事のタスクをこなせるように努力いたします。

Qなぜ保育園を選びましたか?

ゆったりとした環境下で、子どもと関わりたいと考えたからです。前職では、カリキュラムで忙しい幼稚園で働いており、保育より指導という立場で子どもたちと関わっていました。幼稚園で働きながら、「教育ではなく家庭的な保育をしたい」と強く思うようになりました。保育園は、幼稚園よりも家庭に近い環境で子ども一人ひとりとじっくり関われるのが魅力です。また、幼児と関わっているうちに乳児の世話にも興味をもちました。貴園では、乳児クラスも受け持ってみたいと思っております。

人間性に関する質問

Q一番努力したことはなんですか?

公務員保育士の試験勉強です。公立の保育園で働きたいと思い、前園で働きながら塾に通って勉強しました。出題範囲が広く苦戦しましたが、人生の中で一番勉強したと自信を持って断言できます。一緒に受験した友人と励ましながら勉強したり、前職の先輩保育士に試験のアドバイスをもらったりと周りの助けもあり、無事に合格できました。この経験は、自分の中で一生忘れられない経験になったと痛感しております。

Qあなたの長所と短所を教えてください。

長所は計画性があることです。タスクが重なっても期限や重要度を考慮して順番を考え、効率良くこなせます。これまでの仕事でも書類の提出期限を破ることはなく、計画的に仕事をこなす自信があります。短所は緊張しやすいことです。会議やミーティングなど、大勢の前で発言するのが苦手です。発言する機会があると分かったら、事前に資料をまとめたり伝えたいことを文章に書いたりなど準備をしてから臨むようにしています。

その他の質問

Q他の園にも応募していますか?

他にも応募している園はありますが、貴園を第一志望にしております。志望した園の中でも、特に貴園が行なっているモンテッソーリ教育に応じた保育カリキュラムに魅力を感じています。これまで自分の理想に合うカリキュラムを行なっている園に出会えなかったため、この機会にぜひ働きたいと考えております。貴園に就職したら自分の理想の働き方が実現できると思っているので、長く働きゆくゆくは主任保育士を目指したいです。

Q面接官に「質問はありますか?」と聞かれたときに聞くべきこと

私はリトミック研究センター認定資格を取得しています。保育の中で資格を活かしたいと考えているのですが、何か役に立つ場面はありますでしょうか?私自身としては、ピアノの伴奏に合わせて歌ったり踊ったりするオペレッタを保育に取り入れてみてはどうかと考えております。また、貴園の発表会ではどのような出し物を発表しているのかも併せてご教示いただきたいです。リトミックの資格が役に立つのであれば、うまく活用したいと思います。

【中途・新卒・パート】面接で聞かれる質問の違い

保育士の面接では転職者や新卒保育士、パートやブランクありなどの採用の立場によって質問内容も異なってきます

ここでは、それぞれの条件で予想される質問と回答例をご紹介していきます。

自分の立場と照らし合わせて、どのような質問をされるのかを整理しておきましょう

転職者向けの質問

Q前の職場の退職理由

退職理由は、前園の風通しが悪かったためです。以前は複数担任の乳児クラスを受け持っていました。複数担任の場合、特に保育者間の報連相が大切であるのにかかわらず、十分なコミュニケーションが取れませんでした。話し合いの機会をもつなど改善に踏み込もうとしましたが、残念ながら満足のいく結果にはなりませんでした。職員間の連携が整っている貴園では、子どもと向き合う時間を大切にしたいと考えております。

Q前職での経験

これまでに0歳、3歳、4歳、5歳児の担任を経験しました。特に3歳児を受け持ったことが多く、幼児との関わりに自信があります。15人程度の少人数クラスから30人超えの大規模クラスまで見てきたので、集団保育にも慣れています。乳児の担任経験は少ないですが、早番遅番対応や土曜出勤で関わっていたため、どの年齢でも問題なく対応できると思っております。月案、クラス便りから個票、要録まで書類作成も一通り経験しており、パソコン業務も得意としています。

新卒保育士向けの質問

Q保育士を目指した理由

9歳離れている弟の世話をしたことが、保育士を目指すきっかけになりました。弟を迎えに保育所へ行った際、小さい子どもがたくさん近寄ってきて「可愛いな」「私もこのような場所で働きたい」と感じました。それからは、一度も進路を変更することなく保育士に就きたいと思い勉強に励んできました。長年夢見てきた保育士資格を取得でき、うれしい気持ちでいっぱいです。貴園に就職したら、理想の保育士像に近づけるように努力いたします。

Q学生時代に印象に残っていること

短大1年生の頃に近所の保育所で行なった、初めての保育実習です。実際の保育現場では右も左もわからない状態で、夜遅くまで実習日誌を書くのも辛く、大変だったと記憶しています。ですが、最終日に担当クラスの保育者と子どもたちが歌と折り紙のプレゼントをしてくれ、疲れも消え去り感極まって涙してしまいました。当時の記憶は、今でも鮮明に覚えています。保育士として辛い場面に立ち向かうことがあったら実習の記憶を思い出し、「保育士になりたい」という初心に戻って励みたいと思います。

パートやブランクがある保育士向けの質問

Qパートの働き方を選ぶ理由

1歳児の子どもの育児と両立するために、パート勤務を選択しました。正規職員として勤務していた頃は、残業が多く夜遅くに帰宅する日も多々ありました。子どもの世話や保育園へのお迎えを考えると、正規職員での勤務は周りに迷惑をかけてしまうと判断しました。まずはパート勤務からのスタートですが、子育てがある程度落ち着き余裕が出てきたら、将来的には正規職員勤務も視野に入れていきたいと考えております。

Qなぜ復職したいのか

改めて子どもと関わりたいと思ったからです。前園では体調を崩して退職しました。退職後は接客業に就きましたが、客として来る親子へ接客をしているうちに、「素直な子どもが可愛らしい」「また子どもと関わってみたい」と、もう一度保育の道で働きたいと考え今回志望しました。以前は過労で体調を壊してしまったため、まずはパート勤務で自分の身体を労わりながら働きたいと考えております。

【保育士が解説】実際に面接で聞かれて答えにくかった質問集

保育士の面接の中には、聞かれて答えにくい質問もあります。

予想していない質問をされると答えるまでに時間がかかったり支離滅裂な返答をしたりして、面接官にも良い印象が与えられません

ここでは、実際にあった答えにくい質問とその解答例、さらに面接官の意図も一緒にご紹介していきます。

どのような質問をされても柔軟に答えられるように、準備しておきましょう。

今回不合格だったらどうしますか?

貴園が第一志望のため、残念ではありますが新たな就職先を探して他の園に面接を申し入れたいと思います。前園での苦い経験を活かし、今回は貴園のような風通しの良い職場で働きたいと思っていました。働きやすさに魅力を感じているので、また機会があれば貴園に応募させていただきたいと考えております。また、私に不足している部分があれば、ぜひご教示いただきたいです。

【面接官の意図】
この質問の場合、面接官からの圧力に耐えられるかを見極めています。無言で固まったり発言の途中で諦めたりしてしまうのはよくない対応なので、「少し考えてもよいでしょうか」などと許可を取って考える時間を得るのも一つの方法です。

最近関心を持ったニュースは何ですか?

テレビで目にした「待機児童が過去最少となり解消に向かっている」というニュースです。保育者の処遇改善や積極的な人材確保の成果が待機児童減少に繋がっている反面、保育の質の向上が課題になっていることを知りました。子どもは全員、質の高い保育を受ける権利があると思います。私も保育者の一人として、研修を受けたり独自で勉強をしたりして、良質の保育を提供したいと考えています。

【面接官の意図】
この質問では、志願者の対応力を判断しようとしています。「関心を持つニュースは?」と聞かれると、つい見栄を張って嘘をついたり話を盛ろうとしたりしてしまいがちです。ですが、話を盛って自分をよく見せようとするのはNGです。また、ニュースについて意見を述べる際に自信のない時は、「〜だと思います」のように文末を工夫するとよいでしょう。

苦手な先輩保育士や保護者がいたらどう対応しますか?

苦手な先輩保育士や保護者がいても、必要最低限のコミュニケーションは取るようにします。保育者間のやりとりは、子どもに質の高い保育を提供するために怠ってはいけないと考えております。また、保護者とのやりとりも、子どもの情報交換をするために大切です。苦手であっても、やりとりは疎かにしないように注意します。また、苦手なことが表情や行動に出ないように心がけて対応します。

【面接官の意図】
この質問では、志願者の素直さを確認したいと思っているかもしれません。嘘はつかないか、誠実に対応できるかといった点に注目し、信頼できる人かを確認しているのでしょう。この質問の場合、嘘をつくのも素直になりすぎるのも良い印象を与えないため、上記のように無難に答えるのがよいかもしれません。

保育士面接で面接官がチェックしている5つのポイント

「面接官は志願者のどのような部分を見てるのだろう」と、気になると思います。

面接官は志願者の話し方や態度、自園に適した人材かなど、様々な点から評価しています。

面接の際に面接官がチェックしている5つのポイントは、以下の通りです。

下記のポイントを意識して、面接に臨んでみてください。

5つのポイント
  • 第一印象がよいか
  • 社会人としてのマナーが身についているか
  • 自園の概要をどの程度把握しているか
  • 自園で長期的に活躍してくれそうか
  • 質問の意図を汲み取って受け答えできているか

はじめに、志願者の第一印象を評価します。

第一印象は最初の3秒で決まるとも言われるので、服装や入室時のマナーを気をつけましょう。

社会人の一般的なマナーを守れているのかも、見られているので、入室時のノックの回数や挨拶してから椅子に座るなど、基本的なマナーを覚えておくとよいです。

その他にも、自園についてどれくらい理解しているか、園が求めている人材かなども判断されます。

志願先への就職アピールを十分にできるように、保育方針やカリキュラムなど、園の情報を集めておきましょう。

保育士の面接の基本的な流れ

「面接はどのような流れで行うのだろう」「入退室の際のマナーが分からない」など、面接に関する疑問は多いのではないでしょうか。

ここでは、保育士の面接前の確認から退室までの基本的な流れをご紹介します。

面接当日のイメージトレーニングをする際の参考にしてみてください。

①面接前の確認

面接直前のチェック項目
  • 身だしなみは整っているか確認する
  • 実技試験に必要な物(楽譜や絵本など)はあるか確認する
  • 志望動機や志望園の保育方針などを確認する

面接が始まる前に、まずは身だしなみが整っているか確認しましょう

髪の毛は乱れていないか、スーツがよれたりシャツの襟が立ったりしていないか、鞄や靴は汚れていないかなど、全身を見て確認しましょう。

面接会場のトイレや鏡のある場所で確認するとよいです。

身だしなみを確認したら、持ち物の忘れ物がないか確認します

一般的な面接は質疑応答のみの形式の園が多いですが、中にはピアノや絵本の読み聞かせなど実技試験を同時に行う場合もあります。

実技試験がある園の場合、試験に必要な持ち物を忘れていないか確認しておきましょう。

面接で自分の番を待っている間は、志望動機やアピールポイントなど、考えておいた質問の答えを頭の中で何度も言う練習をしてみてください。

②面接会場入室

面接官への印象を良くするポイント
  • 入退室の際はアイコンタクトを取って笑顔を見せる
  • 大きな声でハキハキと話す
  • 話し方に抑揚をつける
  • 面接官の話しを相槌を打ちながら聞く

面接会場に入室する際は、上記のポイントを意識してみてください。

面接官に良い印象を与えるためには、第一印象が大切です

ドアを開けて入室する際に、面接官の目を見てアイコンタクトを取り「失礼します」と笑顔で挨拶をしましょう。

自然な笑顔を見せることで、「保育をする時も笑顔なんだろうな」と良いイメージをもってもらえます

③面接

緊張したときの対処方法
  • 緊張している自分を認める
  • 深呼吸して心を落ち着かせる
  • ゆっくりと話す
  • 面接に合格した自分を想像する
  • 笑顔を意識する

面接で緊張しない人はほとんどいません。

「当日は緊張して当たり前」と緊張することをあらかじめ理解しておけば、少しは気持ちが落ち着きますよ。

また、深呼吸をしたり面接に受かってよろこんでいる自分を想像したりして、リラックスすることも大切です。

緊張している時こそ早口になりがちなので、受け答えをするときは、ゆっくりと話すことを心がけましょう。

緊張している時や受け答えに自信がない時は、自然と表情が暗くなりがちですので、面接中は常に自然な笑顔でいられるように意識してみてください。

④退室

退室時も、入室時と同様に面接官とアイコンタクトを取って笑顔でいることを心がけましょう。

ドアを閉め終わるまで、気を引き締めて臨むことが大切です。

同時に「失礼します」「ありがとうございました」などの挨拶を添えると、「礼儀の正しい人だな」と面接官に良い印象を与えられますよ。

⑤結果の通知

面接の結果通知が来るタイミングは園によって異なりますが、3日〜2週間程度の場所が多いようです

いくつかの職場を受験した私も、1週間後や1ヶ月後など園によってタイミングはバラバラでした。

あまりにも連絡が来なくて不安を感じた場合は、まずは留守番電話や郵便物が届いていないか改めて確認し、その上で合否結果がいつ届くのか園に連絡してみてください。

どのタイミングで合否結果が届くのか知りたい方は、面接時に面接官や園に直接聞いておくと安心して待てるでしょう。

保育士面接で気をつけたいポイント

初めての面接で「上手くいかなかったらどうしよう」と不安に感じている方のために、ここでは保育士の面接で気をつけたいポイントを2つ解説します。

ここで挙げるポイントは必要最低限のマナーなので、必ず目を通しておきましょう。

ポイントを押さえて、安心して面接当日を迎えられるようにしてくださいね

保育園の呼び方

面接の受け答えの際は、保育園を「貴園」と呼ぶようにしましょう

但し、株式会社が運営している民営の保育園の場合は「御社」、NPO法人などの法人が運営している際は「御法人」と呼ぶのが常識です。

面接の前に志望先の運営元を確認し、どのように呼べば良いか確認しておくとよいですよ。

咄嗟の受け答えで言葉が詰まってしまった際は、「〇〇保育園様」「こちらの園」と呼んでも構いません。

基本的なマナーの確認

見た目のマナー

面接当日は、見た目のマナーを確認しましょう。

身だしなみに関するチェック項目を、以下にまとめました。

  • 髪型は清潔感を大事にする
  • スーツは黒や紺・グレーなどのベーシックカラーのもの
  • シャツの色は派手でない白系にする
  • ストッキングは無地のベージュを着用する
  • 靴や鞄はビジネス用のものを使用する
  • 化粧は濃すぎず自然にする
  • アクセサリーは結婚指輪以外控える

清潔感があり社会人らしい服装は、面接官からも好感を持てます。

中には私服で良いと言われる園もあるようですが、基本的にはスーツの着用をおすすめします

面接でのマナー

面接には、社会人として知っておかなければならないマナーがあります。

ここでは、今さら聞けない面接でのマナーを以下にまとめました。

  • 15分前には会場に到着し受付を済ませる
  • 入室時はノックを3回する
  • 面接官の案内があってから着席する
  • 浅めに腰掛けて姿勢よく座る

上記はどれも基本的なマナーですが、意外と忘れている人も多いです。

マナーを知らないまま面接に臨むのは社会人として恥ずかしいことなので、しっかり覚えておきましょう。

まとめ

保育士の面接でよく聞かれる質問と解答例を、詳しくご紹介しました。

面接で聞かれる質問はある程度決まっているので、事前に解答を用意しておけば当日もスムーズに受け答えできます

面接当日は必ずと言っていいほど緊張するため、何度も繰り返して練習しておきましょう。

当日は、見た目や基本的なマナーを守ることも大切です。

本記事で解説しているマナーも参考にして、万全の状態で面接当日を迎えられるようにしてくださいね。

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この記事を書いた人

保育士歴9年。ピアノが得意で、子どもと一緒に歌をうたうことが好きでした。現在は、専業主婦兼Webライターとして活動中です。保育士や保育士を目指す方の力になれるような記事を執筆しています。

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