「0歳児でもできる感触遊びが知りたい」
「室内でもできる感触遊びって何があるの?」と0歳児から感触遊びを取り入れたい保育士さんは多いと思います。
感触遊びは、五感の発達を促す効果があるので、乳児から取り入れることをおすすめします。
そこで今回は、0歳児におすすめの室内で実施できる感触遊びを12選ご紹介。
準備物や遊び方、注意点についても詳しく解説していきますので、0歳児担当の保育士さんは必見です!
- 感覚遊びを行うと五感が育ち、情緒の安定にも繋がるので、0歳児から積極的に行うべき
- 0歳児クラスで感覚遊びを行う際は、準備物と環境構成をしっかりと整えておく
- 保育士も子どもと一緒に遊びに参加し、子どもが安心して遊べるような声掛けを行う
- 感覚遊びを嫌がる子どももいるため、無理強いはさせずに興味を持つまで待つことが大切
感触遊びとは?
感触遊びとは、手や足などを使って身近な物に触れて、その感触を味わう遊びです。
- ぷにぷに
- ドロドロ
- くしゃくしゃ
- もちもち
上記のような感触を味わう素材を用意し、それぞれの素材の感触の違いを知ることができます。
感触遊びは、子どもの五感を養う遊びなので、0歳児から積極的に取り入れるのがおすすめ。
最初は嫌がる子どももいると思いますが、回数を重ねながら少しずつ慣らしていくことが大切です。
感触遊びは事前の準備が必要なので、計画的に行い、当日スムーズに遊べるようにしておきましょう。
0歳児のための感触遊びのねらい
素材の感触に興味を持つ
感触遊びのねらいは、様々な素材の感触に興味を持つことです。
0歳児は、物を口に入れたり触ったりしながら感触を確かめています。
また「これはどんな感触がするのだろう」と想像力や思考力を育むことにも繋がっていくため、0歳児から様々な素材に触れる機会を作ってあげましょう。
触ったことがない不思議な感触に、最初はびっくりして泣き出す子どももいますが、徐々に慣れていくので、ゆったりした気持ちで見守ることが大切です。
五感を養う
二つ目のねらいは、「感触遊びを通して五感を養う」で、感触だけではなく、においや音の違いも感じられます。
視覚・味覚・聴覚・臭覚・触覚の5つの感覚を言い、人が外界を認識するために必要不可欠な機能です。
保育園で実施する感覚遊びでは、味覚を感じる機会は少ないと思いますが、味覚以外の感覚は感じ取りやすいと言えます。
特に食品を使った感覚遊びでは、匂いも嗅いで遊んでみるように保育士が促すと、成長と共に匂いの違いも知っていくようになりますよ。
保育士と一緒に遊ぶことを楽しむ
三つ目のねらいは、「保育士と一緒に遊ぶことを楽しむ」で、愛着形成のためにも保育士との関わりはとても重要です。
保育士が子どもと一緒に遊び、密接に関わることで、子どもは「この人なら安心できる」と信頼を寄せていきます。
感触遊びでは、保育士も一緒に遊びに参加し、子どもの気持ちに共感すると、子ども達はますます集中して遊んでくれますよ。
また、怖がってなかなか触れない子どもには、保育士が楽しんで遊んでいる姿を見せると、興味を示すことも。
子ども一人ひとりの様子を見ながら、先生方も全力で遊びに参加してみてくださいね。
0歳児におすすめの感触遊び12選
0歳児でもできる感触遊びは意外とたくさんあるので、ここではおすすめの感触遊びを12選ご紹介します。
ご紹介する感触遊びは全て室内で行う遊びなので、雨の日など戸外で遊べない日に積極的に取り入れてみてはどうでしょうか。
0歳児で感触遊びを行う際は、保育士が全て準備をする必要がありますので、事前に準備を整えておくとスムーズです。
用意する物や具体的な遊び方などもまとめていますので、参考にしてみてくださいね。
風船クッション遊び【ふわふわの感触で子どもも思わずリラックス!】
0歳児が大好きな風船ですが、工夫すれば割れないクッションに進化します。
使うものは圧縮袋と風船と掃除機だけなので、簡単に作れますよ。
風船クッションは、子ども達が上に乗っても中の風船が割れないので、長い期間遊ぶことが可能。
ふわふわとした感触が気持ち良いので、ゴロンと寝転がって楽しめますよ。
風船クッションの上に立ち、保育士が手を持ってあげれば、バランスを取る練習にも。
通常の風船遊びだけではなく、風船クッションのように遊び方を工夫すれば、同じ風船でも違った感触遊びができて楽しいですね。
- 風船
- 空気入れ
- 圧縮袋(布団用など大き目のサイズ)
- 掃除機
- いろんな色の風船を膨らます(※圧縮袋のサイズに合った個数で、詰め込みすぎないのがポイント)
- 膨らました風船を圧縮袋に入れる(※綺麗な色合いになるように並べるのがおすすめ)
- 掃除機で空気を抜いたら風船クッションの完成(※しっかりと中の空気を抜く)
- 風船クッションの上に寝転がったり、立ったりして感触を味わう
- 何人乗れるか挑戦してみても楽しい
寒天遊び ※寒天ならではの感触で子どもたちは夢中に!
寒天でも感触遊びができ、寒天のツルツルとした感触は子どもを夢中にさせるでしょう。
触るとツルツルして、握るとぐにゃっとなる感触の違いも感じられ、0歳児の保育に取り入れやすいですよ。
食紅を使って色を付けてみても楽しいですし、色鮮やかな寒天を複数用意すれば、子どもの興味が湧きやすくなります。
寒天は水の量によって柔らかさが変わるため、感触の違いを感じられるよう様々な硬さの寒天を準備しておくのがおすすめ。
- 粉末寒天(4g)
- 水(500ml)
- 食紅
- 寒天を入れるタッパーなど(耐熱の物)
- 鍋
- 鍋に水500mlと寒天の粉を混ぜる
- 食紅を入れて混ぜ合わせる ※いろんな色の寒天を作るのがおすすめ
- 沸騰するまで火にかける ※すぐに沸騰するので注意して見ておく
- 沸騰したらすぐにタッパーに入れる ※火傷に注意しましょう
- 常温で固まるまで置いておく(1時間程度)
- 固まったら冷蔵庫で冷やす
- 子どもと一緒に遊ぶ
フィンガーペインティング ※汚れなくて簡単!絵の具の感触を楽しめる
絵の具を使った感触遊びを取り入れたい保育士さんは多いはず。
絵の具遊びは、手足や服、保育室の床など様々な場所が汚れてしまうので、後片付けが大変な点がデメリット。
しかし、子どもの五感を養うためにも、絵の具遊びは積極的に取り入れたいですよね。
0歳児は、筆は難しくて使えないので指でできるフィンガーペインティングがおすすめです。
フィンガーペインティングは、絵の具の感触を直接感じられるため、夢中で遊んでくれますよ。
最近は、汚れても水で洗い流せるフィンガーペインティング用の絵の具も販売されているため、そちらを使ってみると安心して遊べますよ。
- 絵の具
- 絵の具を入れる入れ物(スーパーのトレイがおすすめ)
- ブルーシート(床用)
- 机
- 机の上に敷くシート(ビニール製のテーブルクロスなど)
- 画用紙や模造紙
- バケツ
- 雑巾
- 手拭き用の汚れても良いタオル
- 汚れても良いように床にはブルーシートを敷いておき、テーブルを使う場合はシートを敷く ※0歳児は床でフィンガーペイントをする方がやりやすいです
- 絵の具をトレイに出しておく
- 画用紙か模造紙を用意する
- 保育士と一緒に自由に絵の具をつけて遊ぶ
- 手形を取ってみても楽しい
- 絵の具を十分に乾かし、完成した作品を飾っておく
プチプチ遊び※子どもの指先の発達に効果的
ここにYouTube>インスタリール・YouTubeショート>インスタフィード投稿の優先順位で探して入れてください。0歳児におすすめの感触遊びで最も手軽にできるのは、緩衝材を使った「プチプチ遊び」です。
プチプチ遊びは子どもだけではなく、思わず保育士も夢中になってしまうほど。
緩衝材が潰れる「プチッ」とした音が楽しくて、何度も繰り返して遊んでくれます。
緩衝材は、指の力を使って簡単に潰せるので、0歳児クラスでも取り入れやすいですよ。
月齢が低くて、まだ指では潰せない子どもは、足で踏んだり体重をかけたりして潰すのがおすすめ。
緩衝材は100円ショップに行けば様々なサイズが売っているので、いろんな大きさを用意してあげましょう。
子どもが少し飽きたと感じたら、プチプチでボールを作ったり、帽子を作ってみたりすれば、再び興味を持ってくれますよ。
- 緩衝材(様々なサイズ)
- セロハンテープ
- 養生テープ(床にしっかりと張り付けた状態にすると遊びやすい)
- 様々なサイズの緩衝材を用意する
- 大きい緩衝材は、養生テープで保育室の床に張り付ける
- 保育士と一緒に緩衝材を潰して遊ぶ
- 状況に応じてボールや帽子を作ってみる
小麦粉粘土遊び※創造力を養いながら集中して遊べる
粘土遊びは、子どもの創造力や集中力が高まるため、乳児から取り入れたい遊びです。
ただ、0歳児は触った物を口に入れてしまうので、幼児クラスが使う油粘土は避けましょう。
小麦粉を使って手作りの小麦粉粘土を作れば、万が一口に入れてしまっても、食品なので安心です。
食紅を使って色付きの粘土を作れば、色にも興味を示してくれますよ。
そして、保育士が作る工程を子ども達に見せてあげることで、より興味や関心を深められるでしょう。
- 小麦粉(200g)
- 水(100ml~160ml) ※少しずつ入れながら固さを見て水の量を決めましょう
- サラダ油(少々)
- 食紅
- ボウル
- ボウルに小麦粉を入れる
- 水を少しずつ加えながらこねていく
- ある程度こねたらサラダ油を少量入れる
- 子ども達が触りやすい大きさにちぎっておく
- 保育士と一緒に触って遊ぶ
- 何かに見立てて作ってみても楽しい
片栗粉遊び※不思議な感触に興味津々!子どもの探求心を育てる
感触遊びの中でも不思議な体験ができる片栗粉遊びは、乳児におすすめです。
片栗粉は、手で握ると固くなり、手を緩めると「ジュワ―」とどろどろに流れる不思議な特性があります。
片栗粉遊びは準備が簡単なので、雨が降って戸外へ行けない日でも取り入れやすい遊びですよ。
使用するものは片栗粉と水なので、もし口の中に入ってしまっても大丈夫です。
片栗粉遊びは床が汚れてしまうため、ブルーシートで保護し、片付けがスムーズに進むよう配慮しましょう。
- 片栗粉(100g) ※人数に応じて量は変えましょう
- 水(100ml)
- ボウルやバケツ
- 紙コップ
- 水
- ブルーシート
- 食紅(必要に応じて)
- 片栗粉とボウルなどの入れ物を用意する
- 片栗粉に少しずつ水を入れて混ぜ合わせる
- トロトロになるくらいまで水を入れて調節していく
- 色を付けたい場合は食紅を入れる
- ボウルやバケツに入れたまま触っても良いし、紙コップなどに移し替えて小分けにしてあげても良い
- 月齢が低い子どもには、保育士が必ずそばについて見守りましょう
春雨遊び ※感触の違いにびっくり!五感も養える遊び
春雨は、茹でる前はカチカチの感触ですが、茹でた後はツルツルになるので、感触の違いを楽しめますよ。
茹でる前の春雨と茹でた後の春雨をどちらも用意しておき、子どもが興味を持てるようにしましょう。
春雨を茹でなければならないので、保育士が事前に準備しておく必要があります。
また、保育施設によって茹でることができない園もあると思いますので、その場合は熱湯につけておくだけでも大丈夫です。
子ども達がより興味を持ってくれるように、食紅を使ってカラフルな春雨を用意するのもおすすめ。
食材なので、万が一舐めてしまっても大丈夫ですが、春雨は喉に詰まる危険性があるので、0歳児で使用する時は、口の中に入らないように注意しましょう。
- 春雨(1袋)
- 水(袋に記載されている量)
- 食紅
- 鍋
- ボウル
- トレイ
- 紙コップやプラスチックカップ(ままごと用)
- 紙皿(ままごと用)
- スプーンやフォーク(ままごと用)
- 鍋にお湯を沸かす ※春雨が浸かるくらいの量でOK
- お湯が湧いたら食紅を入れる
- 春雨を茹でる ※色を付ける場合は一色ずつ作っていく
- 10分程で色が付く ※一晩漬けておくとさらに色が染みこんで綺麗に仕上がります
- 出来上がったらトレイに色ごとに分けておく
- 子ども達と一緒に触って遊ぶ
- カップや紙皿を用意してままごと遊びをしても楽しい
新聞紙遊び ※子どもが夢中になれて安心して遊べる
ちぎったり丸めたり、いろんな遊び方ができる新聞紙は、0歳児におすすめの素材です。
新聞紙は手軽に用意できるため、室内遊びにぴったりな遊びと言えます。
また、柔らかい素材でできているので、0歳児でも指を切る心配が少なく、安全に遊べますよ。
0歳児であればビリビリに破いたり、紙吹雪のように飛ばして遊んだりするのがおすすめ。
新聞紙を破くことで指先の発達に効果があり、集中力も高められます。
他にも、保育士が帽子やボールを作って、遊び方を広げてあげると更に楽しくなりますよ。
- 新聞紙
- セロハンテープ(工作用)
- ガムテープ(工作用)
- 大きなゴミ袋(中に新聞紙を入れて大きなボールを作って遊べる)
- 新聞紙を大量に用意する
- 子どもがちぎったりくしゃくしゃにしたりして遊ぶ
- 保育士が細かく破いた新聞紙を紙吹雪のように飛ばして遊ぶ
- 帽子などの被り物を作る
- ボールを作る
- 新聞紙でいないいないばあをする
氷遊び ※年中遊べる!子どもの探求心を育てる
普段何気なく使っている氷ですが、実は保育園での室内遊びに取り入れられます。
触るとひんやり冷たい氷は、0歳児の感触遊びにぴったりなので、特に夏などの暑い日におすすめ。
もちろん年中問わず取り入れることも可能なので、冬に行う際は室温を調節して行うようにしてくださいね。
0歳児で氷遊びを行う際は、複数のボウルに氷を入れておき、自由に触って遊べるようにしてみましょう。
最初は冷たくてびっくりする子どももいると思いますが、少しずつ慣れていくので、無理強いをさせないことが大切。
製氷皿だけではなく、シリコン素材の型でも作れますので、キャラクターの形をした氷を作ってあげても楽しいですね。
また、普段使い慣れているブロックなども一緒に固めてみると、子ども達の不思議そうな表情が見れて面白いです。
- 製氷皿
- ヨーグルトカップ
- シリコン型
- バケツ
- 凍らせたいおもちゃ
- 水
- 製氷皿やカップなどの入れ物を用意する ※いろんな種類の入れ物で作っても楽しい
- 入れ物の中に水を入れる
- 冷凍庫で凍らせる ※真冬であれば一晩園庭に置いておくと凍る
- 凍った氷で遊ぶ
- お湯や水を入れるとどうなるかなど実験をしても面白い
スライム遊び ※指先の発達を促しながら子どもの想像力を育てる
ネチャネチャした感触のスライムですが、実は簡単に作れることをご存知でしょうか。
スライムはいろんな形に自由に変形できるため、指先の発達に効果的な遊びです。
また、スライムの面白い感触を味わうことで、五感が養い、情緒の安定にも繋がりますよ。
スライムの独特な感触に子どもたちは夢中になるので、集中できる遊びを取り入れたい方におすすめです。
ただし、スライムは食品で作るわけではないため、0歳児で導入する際は誤飲に注意しましょう。
- 水(300ml)
- 洗濯のり(300ml)
- 絵の具(3種類)
- 割りばし
- カップやボウル
- ブルーシート
- ボウルやカップに水を入れる ※1種類につき水100ml
- 絵の具を入れる
- 洗濯のりを入れる ※1種類につき洗濯のり100ml
- 割りばしで素早くかき混ぜる
- 好みの固さになったら完成 ※柔らかすぎると手に付くので手に付かない固さがおすすめ
- 汚れても良いようにブルーシートを保育室に敷く
- スライムで遊ぶ ※誤飲に注意
ウォーターマット遊び ※低月齢の子どもでも安心して遊べる
布団用の圧縮袋を使って、0歳児の赤ちゃんが夢中になれる手作りウォーターマットをご紹介します。
0歳児の子ども達はクッションのように柔らかくてプニプニした感触が大好きです。
ウォーターマットは、圧縮袋の中におもちゃなど子どもが興味を持つ物を入れて、その中に水を入れる手作りクッションです。
水が入ったクッションなので、柔らかくて気持ち良い感触が子どもたちの興味をそそります。
ウォーターマットに立ってみたり、ゴロンと寝転がってみたり、全身で柔らかい感触を味わえるため、リラックス効果もありますよ。
ずり這いやハイハイ期の子ども達でも安全に遊べるので、ぜひ作ってみてくださいね。
- 布団用圧縮袋(2枚)
- 水
- 圧縮袋に入れるおもちゃなど
- ガムテープ
- 食紅(入れても入れなくてもOK)
- 布団用の圧縮袋を用意する
- 圧縮袋の中に入れたいものを自由に入れる
- 水を入れる ※この時にできるだけ空気が入らないように注意しましょう
- 圧縮袋の口を閉じてガムテープで覆う
- 圧縮袋をもう一枚上からかぶせる ※水が漏れないようにするため
- もう一枚の圧縮袋の口もしっかりと閉めてガムテープで覆う
- 水漏れや破れ等がないか確認したら完成
- 子ども達が乗ったり触ったりして遊ぶ
空き箱遊び※遊び方は無限大!子どもの創造力を育てる
お菓子の箱やティッシュの空き箱など、普段なら捨ててしまう空き箱も0歳児の子ども達にとっては遊び道具になるのです。
箱をビリビリと破いたり、中に物を入れてみたり、空き箱だけでも様々な遊び方ができます。
箱によっても感触が違い、その感触の違いも味わいながら遊べるため、触覚が養いますよ。
積み重ねれば積み木に見立てて遊べることもできるため、遊び方は子ども達が無限に広げてくれるでしょう。
空き箱以外にもヨーグルトのカップやプラスチックトレイなど様々な種類の廃材を用意してあげ、子どもが自分で遊びを見つけられるようにするのが大切です。
- お菓子などの空き箱
- ティッシュの空き箱
- ヨーグルトやプリンカップ
- プラスチックのトレイ
- 牛乳パックなど
- 様々な種類の空き箱を用意する
- 空き箱を破いたり、積み上げたりして遊ぶ
- ヨーグルトのカップなどを重ねて遊ぶ
- 牛乳パックの中に物を入れたり出したりして遊ぶ
0歳児と感触遊びをするときに気をつけること
誤飲に気を付ける
0歳児は手に取った物をなんでも口に入れてしまうため、誤飲の危険性が考えられます。
そのため、初めての感触遊びでは、食べ物を使った遊びを取り入れるのが望ましいです。
しかし、食材だからと安全とは限らず、喉に詰まってしまう可能性もあるため、大きさにも注意が必要です。
特に月齢が低い子どもには、必ず一人の保育士がそばに付くなど、対策を考えましょう。
また、万が一誤飲してしまった時にはすぐに対応できるよう、応急処置などの手順も知っておくことが大切です。
嫌がる子どもには無理強いはさせない
感触遊びでは、触ったことがない感触にびっくりして泣き出す子どもや、触るのを嫌がる子どもがいます。
そんな時は決して無理強いはさせずに、子どもの気持ちに寄り添ってあげて下さいね。
泣き出す子どもには、少し離れた場所から保育士や友達が遊んでいる姿を見せながら、落ち着かせてあげましょう。
だんたんと興味を持ってきたら、保育士が手に持って近くで見せてあげるなど、少しずつ慣れさせると効果的。
慣れるまでには個人差がありますので、一人ひとりの子どもに合った対応を行いましょう。
環境構成をしっかりと考える
感触遊びでは、「保育室が汚れて大惨事だった」という保育士さんの声をよく聞きます。
特に0歳児は、落ち着いて座って遊ぶというのがまだ難しい年齢なので、床や机などいろんな所に素材が着いてしまいます。
子どもの安全性の確保や、後片付けが大変になってしまわないように、事前に保育室の環境を整えておくのが重要です。
- 保育室の床が汚れても良いようにブルーシートを敷いておく
- 保育室を広々と使い、危険な物や汚れてはいけない備品などは避けておく
まとめ
今回は、0歳児でも導入できる室内の感触遊びを12選ご紹介しました。
0歳児から感触遊びを行えば、五感が刺激され、子どもの発達に良い影響を与えます。感触遊びは誤飲が起こる危険性が高いため、安全性を確保したうえで行ってくださいね。
感触に敏感な子どももいるため、嫌がる場合は無理やり参加させるのはやめましょう。
保育士が一緒に参加して遊んでいる姿を見せれば、興味を示さない子どもも「触ってみよう」と思えるかもしれません。
子ども一人ひとりの様子をしっかりと観察しながら、その子どもに合った声掛けや援助を行い、みんなが笑顔で過ごせる時間を心がけましょう。
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