卒園式で流れる音楽は、子どもたちの成長を振り返る特別な時間をより深く彩ります。
本記事では「泣ける 卒園 ソング」をテーマに、保育士の視点から定番曲と名曲を厳選してご紹介します。
歌詞の意味や選ばれる理由にも触れながら、式の雰囲気づくりに役立つ一曲を見つけていただける内容です。
- 卒園式で本当に心に残る「泣ける曲」の選び方と視点を解説
- 子ども・保護者・先生それぞれの想いが重なる選曲のコツを紹介
- 歌を通して「思い出を未来の力に変える」ためのヒント
- J-POP使用の可否や曲数の目安
けんくん先生【保育士ライター】それぞれの園に合った「心に残る一曲」を見つけるきっかけになれば嬉しいです!


けんくん先生 保育士ライター
幼稚園・保育士・小学校教諭の資格を持ち、保育現場で10年勤務してきました。
子どもたちの笑顔と成長に支えられながら、発達や心の育ちを大切にした保育を実践しています。悩む先生の心にそっと寄り添えるような、現場で役立つ言葉を届けていきます。


卒園ソングの選び方は?
卒園ソングを選ぶ際は、まず子どもが無理なく歌える音域やテンポかどうかを確認することが大切です。
また、卒園式までの練習期間を踏まえ、繰り返し歌っても負担にならない楽曲を選びましょう。
さらに「泣けるかどうか」だけで判断するのではなく、園として何を伝えたいのかという視点を持つことで、式全体のメッセージ性がより明確になります。
- 子どもが歌いやすい歌を選ぶ
- 卒園式までの練習期間を考えて選ぶ
- 「泣ける」かどうかより「何を伝えたいか」
「感動させること」よりも「子どもたちの今を伝えること」を軸に選ぶことが、結果的に心に残る式につながります。
人気の定番曲
さよならぼくたちのほいくえん
園で過ごした「たくさんの毎日」や友達との思い出を、具体的な情景とともに振り返る卒園の定番曲です。嬉しかったことも悲しかったことも含めて肯定し、「次はランドセルの1年生」と未来へつなぐ構成が特徴です。
歌詞に日常の具体的な場面が多く含まれているため、練習では「どんな場面だったか」を子どもと共有しながら進めると表現が深まります。
音域は比較的安定しており年長児なら十分対応可能ですが、フレーズがやや長いためブレスの位置を意識させると安定します。
感情を過度に演出するより、自然な声量で丁寧に歌わせる方が曲の良さが生きます。
| 子どもが歌うときのポイント | 歌いやすさ:★★★★☆ ゆったりとしたテンポで、音域も比較的安定しています。 |
|---|---|
| 伴奏のポイント | 伴奏の難しさ:★★★☆☆ 前奏と間奏の入りをはっきり示すと、子どもが迷いません。 |
| どんなクラスに向いている? | おすすめ年齢:年長 クラス規模:規模問わずOK |
思い出のアルバム
春夏秋冬の出来事を順に振り返りながら、園で過ごした一年を丁寧にたどっていく楽曲。「思い出してごらん」と語りかける歌詞が印象的で、特別な演出がなくても自然に情景が浮かぶ構成になっています。最後は「もうすぐみんなは一年生」と、未来へ静かにつながります。
この曲を選ぶ理由は、「感動させる」ためではなく、子どもたち自身に“自分の一年”を思い出してもらえるからです。
歌詞が季節ごとに分かれている分、練習の中で「このとき、どんな気持ちだった?」と対話が生まれます。
式当日のための曲というより、育ちを確かめるための一曲。静かに振り返りたい園には特に相性がいいと感じます。
| 子どもが歌うときのポイント | 歌いやすさ:★★★★★ 音域は安定。覚えやすい繰り返し構造です。 |
|---|---|
| 伴奏のポイント | 伴奏の難しさ:★★☆☆☆ テンポを揺らしすぎず、語りかけるような伴奏を意識すると雰囲気が出ます。 |
| どんなクラスに向いている? | おすすめ年齢:年長 クラス規模:大人数向き(全体で揃えると温かみが出やすいです) |
ありがとう こころをこめて
「6年前にこの世に生まれた小さな命」という時間軸から始まり、育ててもらった日々への感謝をまっすぐに伝える楽曲。子ども視点で綴られる歌詞が特徴で、別れの寂しさよりも“ありがとう”を軸に未来へ進む素敵な曲です。
この曲を選ぶ理由は、子どもが“支えてくれた人たち”へ自然に感謝を向けられる構成にあるからです。
歌詞の中では親だけでなく、先生や友だちを含む存在が「やさしいまなざし」として描かれています。
誰か一人に向ける言葉ではなく、育ちを支えた時間そのものにありがとうを伝えられる一曲です。
| 子どもが歌うときのポイント | 歌いやすさ:★★★★☆ 言葉を急がず、語りかける気持ちを意識すると雰囲気が整います。 |
|---|---|
| 伴奏のポイント | 伴奏の難しさ:★★★☆☆ 和音進行は標準的だが表現力が求められます。 |
| どんなクラスに向いている? | おすすめ年齢:年長 クラス規模:言葉を丁寧に届けたい場合、 少人数〜中規模向き |
みんなともだち
「ずっとずっとともだち」という繰り返しを軸に、関係が続いていくことをまっすぐに歌う楽曲。別れの寂しさよりも、これからもつながっているという前向きさが強く、卒園を“終わり”ではなく“通過点”として描いています。
この曲を選ぶ理由は、卒園を感傷で包まず、子ども同士の関係を肯定できるからです。
テンポは速めですが、歌詞はシンプルで反復構造が多く覚えやすい構成です。
声量を出すより、リズムをそろえる練習を先に行うと安定しやすいですよ。しんみりさせたくない園に相性がいい一曲です。
| 子どもが歌うときのポイント | 歌いやすさ:★★★★☆ 速さに流されず、言葉をはっきり出す意識を持たせましょう。 |
|---|---|
| 伴奏のポイント | 伴奏の難しさ:★★★☆☆ リズムを一定に保ち、走らないよう安定させましょう。 |
| どんなクラスに向いている? | おすすめ年齢:年長 クラス規模:大人数向き |
たいせつなたからもの
園でいっしょに過ごした友だちや歌、笑い合った時間を「たいせつなたからもの」として振り返る楽曲です。特別な出来事ではなく、日々の積み重ねそのものを宝物と捉える歌詞が印象的ですね。別れを強調するよりも、思い出を大切に抱える温かさが伝わります。
この曲を選ぶ理由は、「宝物は何だったか」を子ども自身に考えさせてくれるからです。
友だちとの時間や歌ったうたを丁寧に言葉にできる構成で、式を穏やかに締めたい園に向いています。
テンポは安定しやすく音域も無理が少なめ。練習では言葉を急がず、ひとつずつ確かめるように歌うと気持ちが整いやすいですね。
| 子どもが歌うときのポイント | 歌いやすさ:★★★★☆ 「宝物って何だったかな」と問いかけてから歌うと表情がやわらぎます。 |
|---|---|
| 伴奏のポイント | 伴奏の難しさ:★★☆☆☆ 前奏で落ち着いた空気を作ると雰囲気が整います。 |
| どんなクラスに向いている? | おすすめ年齢:年長 クラス規模:少人数〜中規模向き |
「ありがとう」を伝える名曲卒園ソング
ありがとうの花
「ありがとう」という言葉が、誰かを笑顔にし、その笑顔がまた次の誰かへ広がっていく。そんな循環を描いた一曲ですね。特別な場面だけでなく、日々の中にある感謝の種に目を向けさせてくれる温かな歌です。
卒園式だけでなく、生活発表会や年度末の締めにも使いやすい楽曲ですね。
言葉がシンプルで反復が多いため、年中児でも意味を理解しながら歌いやすい構成になっています。
練習では「ありがとう」を強く言わせすぎず、相手に手渡すような響きを意識すると、柔らかい表現にまとまりやすいと思います。
| 子どもが歌うときのポイント | 歌いやすさ:★★★★☆ 音域は広すぎず安定しやすいですが、語尾が流れやすいので母音を丁寧に歌いましょう。 |
|---|---|
| 伴奏のポイント | 伴奏の難しさ:★★★☆☆ コード進行は素直ですが、軽やかさを出すためテンポの揺れに注意しましょう。 |
| どんなクラスに向いている? | おすすめ年齢:年中〜年長 クラス規模:規模問わずOK |
ありがとう さようなら
「ありがとう」と「さようなら」を同時に伝える、少し背伸びした卒園ソングです。友だち、教室、先生へと感謝の対象が広がり、別れの寂しさと前進する決意が重なります。しっとりとした余韻が残る一曲ですね。
感謝の対象が「ともだち」「教室」「先生」と段階的に広がる構成が魅力です。
子ども自身が園生活を振り返る導線が自然に作れます。
テンポはゆったりめで情景を描きやすい反面、言葉を流さず届ける練習が必要ですね。
サビ前はブレス位置を統一し、語尾を丁寧にそろえると式全体が締まります。
| 子どもが歌うときのポイント | 歌いやすさ:★★★☆☆ 語りかけるように、強く押し出さずに歌う意識が大切です。 |
|---|---|
| 伴奏のポイント | 伴奏の難しさ:★★★☆☆ 和音の移り変わりが繊細なので、ペダルの踏み替えを丁寧にしましょう。 |
| どんなクラスに向いている? | おすすめ年齢:年長 クラス規模:少人数〜中規模向き |
だいすきだよ
園で出会えた喜びと、友だちや先生へのまっすぐな「だいすき」と「ありがとう」を重ねた歌。思い出を振り返りながら、自分が大きくなったことを静かに実感していく一曲です。背伸びしない言葉だからこそ、子どもの本音がそのまま届きます。
派手な演出よりも、言葉そのものを届けたい園に向いています。
感情を作り込ませるより、普段の語り口に近い声で歌わせるのがポイントです。
Aメロは語るように、サビで少しだけ視線を上げる練習を重ねると、自然に会場へ想いが広がります。
| 子どもが歌うときのポイント | 歌いやすさ:★★★★☆ 域は比較的安定していて歌いやすいですが、言葉を丁寧に発音する練習が大切です。 |
|---|---|
| 伴奏のポイント | 伴奏の難しさ:★★★☆☆ テンポは落ち着いているため弾きやすいですが、歌を支える柔らかいタッチを意識すると雰囲気が整います。 |
| どんなクラスに向いている? | おすすめ年齢:年長 クラス規模:少人数〜中規模向き |
ありがとうこころをこめて
生まれてから今までの歩みを振り返りながら、支えてくれた人すべてへ「ありがとう」を届ける歌です。親、先生、友だちとの時間が重なり合い、別れの寂しさよりも温かさが残る一曲ですね。成長の先にある未来へ、そっと背中を押してくれるような楽曲です。
テンポは落ち着いているため、言葉を丁寧に届けやすい曲です。
サビを強く歌わせるより、Aメロから“語り”を意識させると世界観が整います。
ブレス位置をあらかじめ決め、フレーズ終わりをそろえる練習を重ねると、年長らしいまとまりが生まれます。
感情は作るより、思い出を一つ思い浮かべてから歌わせるのがコツです。
| 子どもが歌うときのポイント | 歌いやすさ:★★★★☆ 音域は広すぎず安定しています。言葉数が多いので、滑らかに話す練習を取り入れると整います。 |
|---|---|
| 伴奏のポイント | 伴奏の難しさ:★★★☆☆ 和音進行は比較的素直ですが、ペダルを踏みすぎない方が歌詞が際立ちます。柔らかいタッチが合います。 |
| どんなクラスに向いている? | おすすめ年齢:年長 クラス規模:中規模〜大人数向き |
こころのねっこ
日々の積み重ねが子どもたちの力になり、やがて「こころのねっこ」として根づいていくことを歌った卒園ソングです。派手な感動ではなく、毎日の保育の積み重ねそのものに光を当てている一曲だと感じています。年長の一年間を静かに振り返らせてくれる楽曲でもあります。
僕が年長担任のときに歌った思い入れのある曲です。
子どもたちの「できた」を誇張せず、日々の小さな成長を丁寧に伝えられるところが魅力。
テンポは安定しやすいですが、言葉が流れやすいので語尾をそろえる練習が大切です。
サビは張り上げず、芯のある声でまっすぐ届けると保護者の心に残ります。
| 子どもが歌うときのポイント | 歌いやすさ:★★★★☆ 音域は広すぎず歌いやすいです。「いちにちいちにち」はリズムをそろえる練習をしましょう。 |
|---|---|
| 伴奏のポイント | 伴奏の難しさ:★★★☆☆ テンポは一定に保ち、歌詞を大切に支える伴奏をしましょう。「ねっこになれ」は音量を抑え、子どもの声を主役に。 |
| どんなクラスに向いている? | おすすめ年齢:年長 クラス規模:少人数〜中規模向き |
「友情」をテーマにした泣ける卒園ソング
ともだちはいいもんだ
友だちの存在のあたたかさと、支え合う心の大切さをまっすぐに伝える曲。
「みんなはひとりのために」という言葉を通して、仲間とともに生きる意味を子ども自身が実感できる、前向きで力強いメッセージソングです。
歌詞がはっきりしていてメッセージが届きやすく、年長児の卒園前の時期にぴったり。
テンポも安定しており、全員で声をそろえやすい曲です。
意味を丁寧に確認しながら、「自分の友だちの顔」を思い浮かべて歌う練習をすると、表情が自然に変わりますよ。
| 子どもが歌うときのポイント | 歌いやすさ:★★★★☆ 語尾を伸ばしすぎず、言葉をはっきり届けることを意識しましょう。 |
|---|---|
| 伴奏のポイント | 伴奏の難しさ:★★★☆☆ 強弱をつけすぎず、子どもの声が主役になるバランスを意識しましょう。 |
| どんなクラスに向いている? | おすすめ年齢:年中〜年長 クラス規模:大人数向き |
ずっといっしょ
園で過ごした日々と、先生や友だち、家族への「だいすき」がまっすぐに込められた曲。別れを悲しむというより、つながりは続いていくという安心感を歌っています。手をつなぐイメージが全体を包み、卒園式をあたたかく締めくくれる一曲です。
この曲は「終わり」より「これからも続く」が軸。
だからこそ、泣かせにいく演出より、子どもたちの素直な声で届けたいですね。
保護者にとっては“ありがとう”の言葉、子どもにとっては“ずっと大好き”の宣言。
その両方が自然に重なる曲です。
練習では、語尾を伸ばしすぎず言葉を大切に、特に「てをつなごう」は気持ちをそろえるポイントです。
| 子どもが歌うときのポイント | 歌いやすさ:★★★★☆ 同じフレーズの繰り返しが多く覚えやすいです。強弱をつけると表情が出ます。 |
|---|---|
| 伴奏のポイント | 伴奏の難しさ:★★★☆☆ テンポが走らないよう注意しましょう。 |
| どんなクラスに向いている? | おすすめ年齢:年長 クラス規模:規模問わずOK |
ともだちになるために
「人は出会うために生きている」という普遍的なテーマを、やわらかい言葉でまっすぐに伝える楽曲です。ともだちになることは偶然ではなく、互いを理解しようとする姿勢の積み重ねだと気づかせてくれます。卒園という節目に、これまでの出会いとこれからの出会いの両方へ光を当てる一曲です。
年長児が「これから出会う人」へ目を向けられるのが、この曲の大きな魅力。
卒園は終わりではなく始まりだと自然に伝えられます。
練習では「きみと」の反復部分を声量で押さず、言葉を丁寧に揃えることが大切です。
理念が強い曲なので、意味を子どもと一度対話してから歌うと深みが出ます。
| 子どもが歌うときのポイント | 歌いやすさ:★★★★☆ 「ひとは であうんだよ」を語りかけるように歌いましょう。 |
|---|---|
| 伴奏のポイント | 伴奏の難しさ:★★★☆☆ 左手は重くしすぎず、言葉を支える意識で弾きましょう。 |
| どんなクラスに向いている? | おすすめ年齢:年長 クラス規模:規模問わずOK |
きみとぼくのラララ
さよならの代わりに「ラララ」と歌うことで、別れのさみしさをやさしく包み込む曲。離れても空や夢はつながっているという前向きなメッセージが込められ、子どもたちの未来をそっと後押ししてくれる一曲です。涙だけで終わらせない、笑顔で次の一歩へ踏み出す勇気をくれる、あたたかい卒園ソングです。
サビの「ラララ」は音域も安定していて、年長児でも気持ちよく声を出せます。
言葉がやわらかく、別れの不安よりも“つながっている安心感”を伝えやすい曲だと思います。
練習ではAメロを語りかけるように、サビは視線を上げて歌うと一体感が出ますよ。
保護者世代にも届きやすいメロディで、式の空気をやさしく包んでくれる一曲です。
| 子どもが歌うときのポイント | 歌いやすさ:★★★☆☆ Aメロは語尾を伸ばしすぎないようにしましょう。 |
|---|---|
| 伴奏のポイント | 伴奏の難しさ:★★★☆☆ 左手は刻みすぎず、流れを意識しましょう。 |
| どんなクラスに向いている? | おすすめ年齢:年長 クラス規模:中規模〜大人数向き |
ね
人との出会いや今そばにいる奇跡を、やわらかな言葉で描いた楽曲です。「ね」と語りかけるフレーズが心の距離を近づけ、うれしさや不安もまるごと包み込みます。大きな愛を静かに伝える一曲です。友情を確かめ合える素敵な楽曲ですよ。
卒園やクラス替え前に取り入れたい楽曲です。
歌う前に「いま隣にいる人へ伝えたいこと」を話題にすると、歌詞が自分ごとになります。
サビは肩の力を抜き、語りかけるように響かせたいです。人とつながる安心感を育てる時間になりますよ。
| 子どもが歌うときのポイント | 歌いやすさ:★★★★☆ やさしく語りかけるように歌いましょう。 |
|---|---|
| 伴奏のポイント | 伴奏の難しさ:★★★☆☆ サビ前は音量を抑え、言葉を支えるように弾きましょう。 |
| どんなクラスに向いている? | おすすめ年齢:年中〜年長 クラス規模:規模問わずOK |
J-POPの泣ける卒園ソング
365日の紙飛行機(AKB48)
毎日の小さな出来事を「紙飛行機」にたとえながら、うまくいかない日も含めて人生を前向きに歩んでいこうと背中を押してくれる応援歌。結果や距離よりも「どう飛んだか」を大切にするというメッセージは、子どもたちのこれからの成長にも重なります。
日々の積み重ねを振り返る場面に合う一曲。
結果よりも「どう頑張ったか」を大切にする歌詞は、子どもたちの自己肯定感を育てる視点と重なります。
歌う前に「どんな一年だった?」と対話の時間をつくると、言葉がぐっと自分ごとになりますよ。
一人ひとりの物語が浮かび上がります。
僕自身も年長クラスの卒園式の日に、卒園証書授与のタイミングでBGMとして使用しました。
| 子どもが歌うときのポイント | 歌いやすさ:★★☆☆☆ リズムがやや細かいので、手拍子でテンポを体に入れてから歌うと安定します。 |
|---|---|
| 伴奏のポイント | 伴奏の難しさ:★★★★☆ コード進行がJ-POP特有でやや複雑です。原曲テンポにこだわらず、少し落として弾くと歌が乗りやすいです。 |
| どんなクラスに向いている? | おすすめ年齢:年長 クラス規模:大人数向き |
ありがとうの輪(絢香)
S普段は照れくさくて言えない「ありがとう」を、まっすぐな言葉で届ける感謝のうた。家族や友だち、大切な人への想いが丁寧に描かれ、支え合って生きていることに気付かせてくれます。「想いあって 思いやって」という歌詞が、人とのつながりの温かさをあらためて感じさせてくれる一曲です。
卒園式だけでなく、日常の「ありがとう」を振り返る場面にも合う一曲。
子どもたちに「誰にありがとうを伝えたい?」と問いかけてから歌うと、歌詞が自分の体験と結びつき、表情や声の響きが変わります。
感謝を言葉にする経験そのものが、心の成長につながる時間になります。
保護者や友だち、先生との関わりを思い出しながら歌うことで、一年間の歩みをあたたかく振り返る機会にもなりますよ。
| 子どもが歌うときのポイント | 歌いやすさ:★★★☆☆ サビは同じ言葉の繰り返しが多く覚えやすいです。言葉をはっきり届けることを意識すると、より温かい雰囲気になります。 |
|---|---|
| 伴奏のポイント | 伴奏の難しさ:★★★★☆ ゆったりしたテンポなので落ち着いて弾けますが、和音の移り変わりが多いため、コード進行を事前に確認しておくと安心です。 |
| どんなクラスに向いている? | おすすめ年齢:年長 クラス規模:規模問わずOK |
友〜旅立ちの時〜(ゆず)
友との別れや旅立ちを描きながら、「同じ空の下でつながっている」という安心感を届けてくれる応援歌。迷いや不安を抱えつつも前へ進もうとする姿に寄り添い、未来へ踏み出す勇気をそっと後押ししてくれます。別れを悲しみだけで終わらせず、「また会える」という希望に変えてくれる温かいメッセージが込められた一曲です。
卒園や進級など、環境が変わる節目にぴったりの楽曲。
歌う前に「どんな一年だった?」「これからどんな自分になりたい?」と問いかけることで、歌詞が未来へのメッセージになります。
友だちや先生、家族の顔を思い浮かべながら歌う時間は、安心感と挑戦する力を育てます。
別れを前向きなスタートに変える一曲として活用できますよ。
| 子どもが歌うときのポイント | 歌いやすさ:★★☆☆☆ 高音は無理に張り上げず、息を流すイメージで歌いましょう。 |
|---|---|
| 伴奏のポイント | 伴奏の難しさ:★★★☆☆ 左手は和音を丁寧に響かせ、右手は旋律をやわらかく歌わせると全体がまとまります。 |
| どんなクラスに向いている? | おすすめ年齢:年長 クラス規模:規模問わずOK |
パプリカ(米津玄師)
季節の移ろいの中で出会いや成長を描き、未来へ種をまく希望を歌った一曲。子ども時代のきらめきと、これから歩む道へのエールが重なり、聴く人それぞれの思い出と結びつく楽曲です。リズムに乗せて前向きな気持ちを広げていきます。
振り付けを取り入れると緊張がやわらぎ、声が自然に出やすくなります。
歌う前に「どんな花を咲かせたい?」と問いかけると、歌詞が自分の目標と重なり、表情がいきいきと変わっていきますよ。
結果より挑戦を認める雰囲気づくりが鍵になります。
一人ひとりの“今”を肯定する時間にもなり、成功体験を積み重ねる土台づくりにもつながるでしょう。
| 子どもが歌うときのポイント | 歌いやすさ:★★★☆☆ リズムが特徴的なので、手拍子でテンポを体に入れてから歌うと安定します。 |
|---|---|
| 伴奏のポイント | 伴奏の難しさ:★★★★☆ リズムキープが要。左手は軽やかに刻み、歌を包むイメージで弾きましょう。 |
| どんなクラスに向いている? | おすすめ年齢:年中〜年長 クラス規模:規模問わずOK |
やさしさに包まれたなら(松任谷由実)
幼い頃に感じていた“見えないやさしさ”を思い出させてくれる一曲。日常の光や香りの中にある小さな奇跡に気づく視点をくれます。包み込むような旋律が、聴く人の心を静かに整えてくれる楽曲です。
静かに一年を振り返る時間に合う曲。
大きな感動を演出するよりも、ていねいに言葉を味わう構成が卒園式にぴったりです。
歌う前に「最近うれしかったこと」を共有すると、歌詞の“やさしさ”が具体的な経験と結びつきます。
強く歌わせるより、語りかける響きを大切にしたい一曲。聴く側の心にもそっと余韻が残りますよ。
| 子どもが歌うときのポイント | 歌いやすさ:★★★☆☆ 音域は広すぎないものの、跳躍があるため音取りはゆっくり確認したいところ。 |
|---|---|
| 伴奏のポイント | 伴奏の難しさ:★★★★☆ アルペジオが続く構成なので、テンポが揺れやすい点に注意。 |
| どんなクラスに向いている? | おすすめ年齢:年長 クラス規模:少人数〜中規模向き |
1年生に向けて前向きな気持ちになれる卒園ソング
ドキドキドン!一年生
小学校入学を前にした子どもの不安と期待を、明るくユーモラスに描いた一曲。ドキドキする気持ちを否定せず、「みんな同じ一年生」と背中を押してくれる応援歌です。新しい環境へ踏み出す勇気をくれ、挑戦する気持ちを自然に引き出してくれる楽曲です。
卒園前から就学への見通しをもつ時期に重ねたい曲です。
歌う前に「どんなことがドキドキする?」と問いかけ、気持ちを言葉にする時間をつくると安心感が広がりますよ。
強く励ますよりも「大丈夫だよ」と包む雰囲気を大切にしたいところですね。
入学への期待を前向きな力へ変え、自信をもって一歩を踏み出すきっかけになります。
友だちも同じ気持ちだと知ることで、不安が和らぎ、挑戦への勇気が育っていきます。
| 子どもが歌うときのポイント | 歌いやすさ:★★★★☆ 「ドキドキドン!」はリズムに乗せて弾むように歌いましょう。 |
|---|---|
| 伴奏のポイント | 伴奏の難しさ:★★★☆☆ スタッカート気味のリズムで軽やかに弾きましょう。 |
| どんなクラスに向いている? | おすすめ年齢:年長 クラス規模:大人数向き |
もうすぐりっぱな1年生
やんちゃで甘えん坊だった日々を振り返りながら、「もうすぐりっぱな一年生」と成長をあたたかく認める一曲です。失敗やけが、けんかや涙もすべて抱きしめ、「でも だいじょうぶ」と繰り返し背中を押してくれる、包容力のある応援歌です。
子どもたちの「できなかった頃」や手のかかった日々も含めて肯定できる構成が大きな魅力です。
歌う前に園生活で楽しかったこと、頑張ったこと、先生に甘えた場面などを思い出す時間をつくると、歌詞が自分の経験と自然に重なりますよ。
強く歌い上げるよりも語りかけるように届けることで、成長の実感と安心感がより深まります。
| 子どもが歌うときのポイント | 歌いやすさ:★★★★☆ 言葉をはっきり伝えることを意識しましょう。 |
|---|---|
| 伴奏のポイント | 伴奏の難しさ:★★☆☆☆ 和音を安定させ、サビ前でテンポを崩さないことがポイントです。 |
| どんなクラスに向いている? | おすすめ年齢:年長 クラス規模:規模問わずOK |
はじめのいっぽ
新しい朝とともに踏み出す一歩を描いた応援歌です。昨日とは違う今日を信じる勇気をやさしく後押しし、「はじめの一歩」と繰り返す言葉が未来への決意を育てます。大きな節目に寄り添いながら、子どもたちの成長を静かに支えてくれる一曲です。
卒園という節目に、子どもたちのこれまでとこれからをつなぐ一曲です。
僕自身、卒園式で職員からの歌として子どもたちに贈りましたが、強く励ますよりも「そっと信じているよ」と伝える空気が大切だと感じました。
歌う前に一年間の思い出を振り返ると、歌詞の一歩がそれぞれの物語と重なり、静かな感動が広がります。
| 子どもが歌うときのポイント | 歌いやすさ:★★★★☆ サビは一音ずつ丁寧に伸ばすと安定します。 |
|---|---|
| 伴奏のポイント | 伴奏の難しさ:★★★☆☆ 左手はアルペジオ中心。右手は和音をやわらかくまとめましょう。 |
| どんなクラスに向いている? | おすすめ年齢:年長 クラス規模:規模問わずOK |
ビリーブ
傷つきそうな友だちにそっと寄り添う姿を描きながら、未来を信じる力をまっすぐに伝える曲です。不安や悲しみがあっても、やがて喜びに変わると歌い上げ、仲間とともに歩む希望を感じさせてくれます。
卒園や節目の行事で、仲間との絆を確かめ合う場面に重ねたい一曲です。
歌う前に「支えてもらったこと」「支えたい人」を語り合う時間を設けると、歌詞が体験と結びつきます。
サビは声を張り上げるより、思いを乗せて丁寧に響かせたいですね。
子どもたちの自己肯定感を静かに育ててくれる歌だと感じます。
| 子どもが歌うときのポイント | 歌いやすさ:★★★☆☆ 英語部分はリズムに乗せて短く区切る練習をすると安定します。 |
|---|---|
| 伴奏のポイント | 伴奏の難しさ:★★★☆☆ 和音の移り変わりを丁寧に弾きましょう。 |
| どんなクラスに向いている? | おすすめ年齢:年長 クラス規模:規模問わずOK |
たいせつなたからもの
園で過ごした日々を「たいせつなたからもの」として心に刻む一曲です。ともだちや歌、笑顔の思い出を振り返りながら、別れの寂しさよりも「出会えた喜び」に光を当てる構成で、温かい余韻が残りますよ。
卒園式や年度末の振り返りに重ねたい楽曲です。
歌う前に「どんなことが宝物になった?」と問いかけると、子どもたちの表情がやわらぎます。
声量よりも言葉を丁寧に届けることを意識すると、会場全体が静かな感動に包まれますよ。
思い出を共有する時間そのものが、次への力につながります。
保護者の心にも深く響くことでしょう。
| 子どもが歌うときのポイント | 歌いやすさ:★★★★☆ 言葉を大切に、やさしく語りかけるように歌いましょう。 |
|---|---|
| 伴奏のポイント | 伴奏の難しさ:★★★☆☆ アルペジオ中心で流れは美しいですが、和音のつなぎは丁寧さが必要です。 |
| どんなクラスに向いている? | おすすめ年齢:年中〜年長 クラス規模:規模問わずOK |
泣ける卒園ソングに関するQ&A
卒園式の選曲は、園の想いや子どもたちの成長をどう表現するかを考える大切な時間です。
「感動的にしたい」「保護者にも喜んでもらいたい」と思う一方で、曲数やジャンルに迷う先生も多いのではないでしょうか。
ここでは、現場目線でよくある疑問にお答えします。
- J-POPを卒園ソングとして使っても問題ない?
-
園の方針や式の雰囲気に合っていれば問題ありません。
ただし、歌詞の内容が年齢や教育的意義に合っているかは必ず確認しましょう。
保護者世代に馴染みがある曲は共感を得やすい一方、子どもが無理なく歌える音域かどうかも大切な判断基準です。
- 卒園式で歌う曲は何曲くらいが適切?
-
子どもの集中力や式全体の流れを考えると、2〜3曲が目安です。
入場・在園児との掛け合い・退場など役割を分けて構成すると、メリハリが生まれます。
長くなりすぎると疲れが出るため、「一曲一曲を丁寧に届ける」ことを大切に選曲すると、心に残る式になります。
まとめ
卒園ソングは、上手に歌うことよりも「どんな思いを届けたいか」を大切にすることが何より重要です。
曲数やジャンルに正解はありません。
子どもたちの姿や園らしさに合った一曲を選び、言葉を丁寧に届けることで、その時間そのものが宝物になります。
式の一瞬が、未来へつながる力になるはずです。
緊張も涙も、その一つひとつが素敵な思い出になります。








