10月になると園庭や公園を歩くと足元にはたくさんのどんぐりが落ちていて、子どもたちは夢中になって拾い集めます。
小さな両手いっぱいに集めたどんぐりは、子どもにとってまるで宝物のような存在でしょう。
そんな自然の恵みを活かした製作は、季節を感じながら楽しめる活動であり、指先を使う練習や表現力の広がりにもつながります。
この記事では、年齢ごとにおすすめのどんぐり製作を紹介し、保育や家庭での活動に役立つアイデアをまとめています。
- 10月らしい自然素材「どんぐり」を取り入れた製作アイデアを知ることができる
- 0~1歳・2~3歳・4~5歳と年齢別に楽しめる製作を確認できる
- どんぐり製作を通じて得られる発達面でのねらいや効果を理解できる
- 活動を行う際の注意点や、安全に楽しむための工夫を学べる

どんぐりを使った製作のねらい
- 季節感を味わいながら自然に親しむ
- 手先の器用さや集中力を育てる
- 想像力や表現力を広げる
- 友達との協力や関わりを深める
どんぐりを使った製作には、季節を感じる感性を育むだけでなく、指先の器用さや想像力を伸ばす効果があります。
自然素材に触れることで五感が刺激され、子どもたちは自分なりの表現を楽しめるでしょう。
また、共同で作品を作ることで友達との関わりも深まり、協調性や思いやりの心を育むきっかけにもなりますよ。
- どんぐりを使う際には、口に入れてしまわないよう特に低年齢児には十分注意が必要
- 虫食いどんぐりは避け、煮沸や冷凍処理をしてから使用すると安心
【0~1歳児におすすめ】どんぐりの製作3選
0~1歳児はまだ素材を自由に扱うことが難しい時期ですが、どんぐりを「見る・触る・聞く」といった体験を通して十分に楽しめます。
どんぐりの固い手触りやコロコロ転がる動き、容器に入れたときの心地よい音など、五感を刺激する遊びは赤ちゃんにとって大きな発見の連続です。
特に、どんぐりを台紙に貼り付けた感触遊びや、透明なペットボトルに入れてマラカスのように振るおもちゃは人気があります。
自然と触れ合う喜びを安心して味わうことができるでしょう。
どんぐりマラカス
「どんぐりマラカス」は、0~1歳児でも安心して楽しめるおもちゃです。
小さめのペットボトルにどんぐりを数個入れ、キャップをしっかりテープで固定すれば完成です。
振るとコロコロとした軽やかな音が鳴り、子どもたちの好奇心を刺激します。
入れるどんぐりの数や種類を変えると音の響き方も違うため、音の実験遊びとしても楽しめますよ。
ただし、誤飲防止のためキャップの固定は必ず大人が行い、使用するどんぐりは煮沸や冷凍で下処理をしてから使うようにしましょう。
- ペットボトル(小さめのも)
- 木の実(どんぐり・しいの実など)
- ビニールテープ
- 小さめの空きペットボトルときれいに洗ったどんぐりを用意します。
- どんぐりは使用前に煮沸や冷凍で虫対策をして乾燥させておきます。
- 乾いたペットボトルにどんぐりを数個入れ、好みによってビーズやカラフルなスパンコールなどを一緒に入れると見た目も華やかになります。
- キャップをしっかり閉めたあと、外れないようにビニールテープでぐるぐる巻きにして固定します。
- 最後にペットボトルの周囲にマスキングテープやシールで飾り付けをすると、見た目にも楽しいどんぐりマラカスの完成です!
どんぐりのお手玉
どんぐりを使ったお手玉は、0~1歳児は上手に遊ぶことは難しいですが、持ったり振ったりして感触を楽しむだけでも十分です。
どんぐりだけを詰めると固くなるため、ペレットや綿などを混ぜてやわらかい触り心地にすると安心して遊べます。
子どもが集めてきたどんぐりを使えば、拾う楽しさから製作までの一連の体験ができます。
保育者や保護者が布を縫って安全に仕上げ、子どもたちはどんぐりを入れる役を担当するなど、共同製作として取り組むのもおすすめです。
- お手玉の布
- どんぐり
- 針
- 刺繍糸
- 長方形の布を用意し、短い辺を並縫いして糸を残したまま置きます。
- 布を半分に折り、両端を縫い合わせて袋状にします。
- 残した糸を引っ張って口を絞り、玉止めでしっかり留めます。
- その後、布をひっくり返して袋の中にどんぐりを適量入れます。
- 固さが気になる場合はペレットや綿を混ぜると安心です。
- 口の部分を並縫いして絞り、しっかり閉じたら完成です。
どんぐり知育バッグ
「どんぐり知育バッグ」は、プラスチックカップを利用して作れるシンプルなバッグ型おもちゃです。
バッグの口からどんぐりを入れたり出したりする遊びを通して、0~1歳児の手先の発達や集中力を育めます。
どんぐりを入れる動作は、指先のつまむ力や手首の動きを自然に促すため、知育遊びとして効果的です。
バッグは、肩からかけることで持ち運びごっこ遊びにもつながります。
身近な素材を活かして作れるので、親子で楽しめるおすすめアイテムですよ。
- プラスチックドリンクカップ
- カッター
- セロハンテープ
- リボン(好きな色)
- マスキングテープなど
- どんぐり
- プラスチックのドリンクカップを用意し、ストローを差す部分を丸くカットします。
- 次に、リボンや紐を子どもの肩から斜め掛けできる長さに切り、輪になるようにホッチキスで止めます。
- その紐をセロハンテープでカップの側面に貼り付け、バッグの形にします。
- カップの外側はマスキングテープやシールで飾り付けをすると可愛らしく仕上がります。
- 最後にカップを閉じ、丸く切った口からどんぐりを入れれば完成です。
【2~3歳児におすすめ】どんぐりの製作3選
2~3歳児になると、指先の動きがより器用になり、どんぐりを使った製作も少し複雑なものに挑戦できます。
例えば、紙にボンドでどんぐりを貼りつけて模様を作ったり、どんぐりをコロコロ転がして絵の具で模様を描く遊びも楽しめるでしょう。
また、どんぐりを入れた手作りマラカスや転がるおもちゃは、音や動きを通して子どもの好奇心を刺激します。
繰り返し遊ぶことで集中力が育ち、作った物を大切にする気持ちも芽生えていきます。
どんぐりやじろべえ
どんぐりを使った「やじろべえ」は、バランス感覚を楽しめる昔ながらのおもちゃです。
やじろべえは棒の両端に重りをつけ、中心で支えることで、左右にゆらゆら揺れながら倒れずに立ち続けるのが特徴です。
作る過程で竹串や穴あけ作業は大人がサポートし、子どもたちは色を塗ったりシールを貼ったりして飾り付けを楽しむとよいでしょう。
完成したやじろべえを机や手のひらに乗せて揺らして遊べば、子どもたちは不思議な動きに夢中になります。
- どんぐり
- 竹串 2本
- キリ
- ボンド
- どんぐりを水に浸けてから電子レンジで5分ほど温め、冷ましておきます。
- 大きさの揃ったどんぐりを3つ用意し、1つのどんぐりには側面に2か所、残り2つにはそれぞれ1か所ずつキリで穴を開けます。
- 1つのどんぐりを中心にして竹串を差し込み、両端に残りのどんぐりを取り付けます。
- ボンドでしっかり固定し、乾いたらバランスが取れるか確認します。
- 最後にカラーペンやマスキングテープで装飾を加えると、オリジナルのやじろべえが完成です。
木の実のカラフルパフェ
秋の自然素材を活かした「木の実のカラフルパフェ」は、透明カップを器に見立てて、どんぐりや松ぼっくり、落ち葉などを自由に盛り付けて作る製作です。
綿をクリームに見立てたり、折り紙をトッピングにしたりすることで、遊び心あふれる作品が完成します。
2~3歳児にとっては、入れる・重ねる・飾るといったシンプルな工程がちょうど良く、達成感を味わえる製作です。
また完成したパフェを並べると、おままごと遊びにも展開できます。
- 木の実(どんぐり・松ぼっくり など)
- 落ち葉、葉っぱ、ネコジャラシなど
- 透明のプラカップ
- 綿
- 折り紙
- 紙粘土
- ストロー
- ハサミ
- 透明のプラスチックカップを用意し、底に綿をふんわり入れてクリームに見立てます。
- その上に散歩で拾ったどんぐりや松ぼっくり、赤や黄色の落ち葉を自由に重ねていきます。
- さらに折り紙を小さく丸めて入れると、カラフルなトッピングになります。
- 途中で再び綿を重ね、層を作るとパフェらしく仕上がります。
- 最後に赤い木の実をチェリーのように乗せたり、紙粘土を白玉に見立てて飾ると本物そっくり。
- ストローを添えて完成です。
どんぐりのアクセサリー
自然素材とモールを使った「どんぐりアクセサリー」は、簡単にできて遊びにも活かせる製作です。
穴を開けたどんぐりをモールに通し、ブレスレットや指輪、メガネなどにアレンジできます。
モールはやわらかく、子どもたちの手でも自由に曲げられるので、自分なりの形を作る楽しさが味わえるでしょう。
どんぐりの代わりに大きめのビーズを使えば、より安全でカラフルに仕上がりますよ。
2~3歳児は「作って遊ぶ」経験を通して、ものづくりの楽しさや達成感を味わうことができます。
- モール 3本
- 穴をあけたどんぐり 3個
- はさみ
- 事前に穴を開けたどんぐりを3つほど用意します。
- モールを1本取り、そのモールにどんぐりを通していきます。
- どんぐりが落ちないように両端を少し折り曲げて固定します。
- モールを三つ編みにしたり、丸く輪にして腕に巻いたりすれば、簡単にブレスレットが完成します。
- 指に合わせて短くすれば指輪にもなりますし、長くつなげればメガネのような形も作れます。
- 飾りとしてビーズやリボンを一緒に通すと華やかなアクセサリーになります。
【4~5歳児におすすめ】どんぐりの製作4選
4~5歳児は想像力がぐんと広がり、作品づくりにも個性が出てくる時期です。
どんぐりに顔を描いて「どんぐり人形」を作ったり、糸でつないでネックレスやブレスレットにするなど、作品の幅も広がります。
また、どんぐりを使ったコマ作りや動く仕掛けおもちゃは、試行錯誤しながら完成させる達成感を味わえます。
自分で考えて工夫する過程が豊かな学びにつながり、完成した後もごっこ遊びなどで楽しめるのが魅力です。
どんぐりケーキ
牛乳パックとどんぐりを使ってケーキを作る製作は、4~5歳児の子どもたちにぴったりの活動です。
切ったり貼ったりする工程は少し難しくなりますが、その分達成感も大きく、完成した時の喜びは格別です。
折り紙でケーキのクリームを表現したり、どんぐりをトッピングのフルーツやチョコレートに見立てたりすることで、想像力を存分に発揮できますよ。
仕上げたケーキを机の上に並べれば、まるでケーキ屋さんごっこのように遊べますよ。
- 牛乳パック 1枚
- どんぐり 適量
- ハサミ
- 鉛筆
- 両面テープ
- 折り紙
- ボンド
- 牛乳パックをハサミで切り、幅5cmほどの帯状に加工します。
- 端から2cmの位置に折り目をつけ、三角形になるように組み立て、両面テープで固定します。
- 残った面を利用してケーキの底と上面のパーツを切り出し、テープで貼り付けます。
- 折り紙でクリームやフルーツを作り、どんぐりをトッピングのようにボンドで飾りつけていきます。
- 仕上げにシールやリボンを加えれば、より華やかな「どんぐりケーキ」の完成です。
どんぐりのハリネズミ
秋に拾ったどんぐりを使って作る「ハリネズミ」は、子どもたちの発想を広げる製作です。
紙粘土を体に見立て、どんぐりを針のように埋め込んでいくと、まるで本物のようなハリネズミができあがります。
鼻にビーズをつけたり、目玉シールを貼ったりすることで表情も豊かになり、個性あふれる作品に仕上がりますよ。
製作前に図鑑や絵本でハリネズミについて知ると、よりイメージが膨らみます。
自然素材を活かした工作体験を通じて、動物や自然への関心を育てるきっかけにもなるでしょう。
- 拾ってきたどんぐり
- 紙粘土(石粉粘土でもOK)
- カラービーズ(鼻先用)
- カラーモール
- 目玉シール(丸シールでもOK)
- 木工用接着剤
- ハサミ
- 紙粘土をしずく型に成形し、まだ柔らかいうちにどんぐりを差し込みながら針のように配置していきます
- 接着を強めたい場合は木工用ボンドを使用するとよいでしょう。
- 鼻先にはカラービーズを貼りつけて可愛らしく演出します。
- さらにモールを2~3cmに切り、足やヒゲのように付けると立体感が出ます。
- 目玉シールやペンで表情を描き込めば完成です。
どんぐりヨーヨー
ヨーヨーといえば夏祭りの定番ですが、どんぐりを使って秋らしいヨーヨーを作ると季節感のある遊びに変身します。
カップの中にどんぐりや鈴を入れると音が鳴り、振るたびに違った響きを楽しめますよ。
輪ゴムや割りばしなど、身近な材料で作れるので準備も簡単です。
子どもたちは出来上がったヨーヨーを振って遊ぶ中で、手首の動きや力加減を自然と学べます。
自分で作ったおもちゃで、遊ぶ楽しさを味わえるのも魅力のひとつです。
- おわん型カップ 2個
- 千枚通し
- 輪ゴム 3個
- 鈴、どんぐりなど
- 割りばし(3cmに切ったもの)
- テープ
- ビニールテープ
- カップをマスキングテープや折り紙で装飾します。
- 次に片側のカップに穴を開け、輪ゴムを通して3つほど結び合わせ、伸縮性を持たせます。
- その先端に短く切った割りばしを通し、固定します。
- カップの中にはどんぐりや鈴を入れ、もう1つのカップをかぶせるように合わせ、テープでしっかり閉じます。
- 最後に外側をシールやビニールテープで補強すれば完成です。
落ち葉とどんぐりで作るでんでん太鼓♪手作り楽器
紙皿と落ち葉、どんぐりを組み合わせて「でんでん太鼓」を作る製作です。
でんでん太鼓は日本の伝統的なおもちゃで、くるくる回すとカラカラと音が鳴り、子どもたちも夢中になって遊びます。
ライオンの顔や好きな動物をモチーフにすれば、遊びながら想像力を広げられるでしょう。
紙皿を貼り合わせる際はホッチキスや強力なテープで固定すると丈夫になり、長く遊べます。
秋の製作として、音と造形の両方を楽しめるおすすめの活動です。
- 紙皿(2枚)
- 落ち葉
- ドングリ(2個)
- 割り箸
- 絵の具(赤、黄、黒、茶色など)
- たこ糸
- のり
- セロハンテープ
- ホッチキス
- 紙皿の周りに落ち葉を貼りつけ、秋らしい装飾をします。
- 次に割りばしを持ち手としてセロハンテープで紙皿に固定します。
- もう1枚の紙皿を重ね、のりやホッチキスでしっかり貼り合わせます。
- 表面には絵の具やクレヨンで顔を描き、たてがみや模様を自由に表現しましょう。
- たこ糸の先にどんぐりを結び、紙皿の左右にホッチキスで取り付けます。
- 完成したら持ち手を両手で回し、どんぐりが紙皿を叩いて鳴る音を楽しみましょう。
どんぐりのおすすめ壁面アイデア2選
折り紙のどんぐり
折り紙は指先を使うため、2~3歳児にとって少し難しい部分もありますが、先生や保護者が一緒に折ることで達成感を味わえるでしょう。
茶色だけでなく、多彩な色の折り紙を使うと、壁面に貼ったときにカラフルで楽しい雰囲気になります。
完成した折り紙どんぐりに顔を描いたり、帽子部分を模様にしたりしてアレンジも可能です。
戸外活動で秋の景色を観察したあとに取り入れると、自然への関心を深めながら楽しめる製作になります。
- 茶色の折り紙 1枚
- 黒色のペン
- 折り紙を三角形に半分に折り、さらに半分に折って折り目をつけます。
- 一度広げて、中心に向かって両端を三角形に折り込みます。
- その折り目をさらに内側に折り、どんぐりの実の形を作ります。
- 下の部分を丸く整え、上の部分は帽子のように見えるよう折り込んで調整します。
- 最後に黒いペンで目や口を描いたり、模様をつけたりすると表情豊かな作品になります。
- 完成したどんぐりを台紙に貼り付ければ壁面飾りにもなります。
可愛いぼうしを作ろう!どんぐりぼうし製作
どんぐりの特徴的な、「ぼうし」をモチーフにした製作です。
画用紙を使ってどんぐりの実と帽子の部分を作り、折り紙を細長く切ったものを貼り付けて模様を表現します。
子どもたちは自分の好きな色や模様を自由に選んで貼れるので、個性あふれる作品になるでしょう。
仕上げに顔を描けば、表情豊かなどんぐりキャラクターの完成です。
保育室全体を秋らしく彩ることができ、子どもたちの作品が集まることで達成感や喜びも大きくなります。
- 台紙用の画用紙(8つ切り)
- 画用紙(茶色とベージュ)
- 折り紙(好みの色を何色も)
- はさみ
- のり
- クレヨン
- 事前に茶色やベージュの画用紙を切り取り、どんぐりの実と帽子の形を作ります。
- 細長く切った折り紙を用意し、帽子の部分に自由に貼り付けて模様を作ります。
- 向きを揃えて並べると整った印象になり、ランダムに貼ると元気な雰囲気になります。
- 帽子と実をのりで貼り合わせ、どんぐりの形を完成させます。
- その後、クレヨンで顔を描き加えれば、表情豊かなどんぐりになります。
- 最後に台紙に貼って壁面飾りとして完成です。
まとめ
どんぐりを使った製作は、季節感を味わいながら子どもたちの発達に合わせて取り入れられる魅力的な活動です。
0~1歳児では感触を楽しみ、2~3歳児では貼る・描くなど簡単な表現を体験し、4~5歳児になると自分なりの工夫を凝らして作品づくりに挑戦できます。
どんぐりという身近な自然素材を通して、子どもたちは想像力や創造力を広げ、遊びの中から学びを深めていくでしょう。
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