秋の壁面を彩る制作活動として人気が高いのが、「みのむしの壁面製作」です。
秋になると落ち葉が舞い、自然の変化を身近に感じられる季節がやってきます。
身近な材料や園にある素材で簡単に作れるため、日常保育に取り入れやすい点もメリットですよ。
製作を通して子どもたちは四季を感じながら想像力を働かせ、作品を壁面に飾ることで達成感も得られます。
クラス全体の雰囲気が明るくなり、秋らしい温かみを感じられるのも特徴です。
- 秋の壁面装飾におすすめな「みのむしの壁面製作」の魅力や特徴を知ることができる
- 年齢に応じた工夫や取り入れ方を学び、保育活動に活かせる
- 身近な素材を使った簡単で楽しい「みのむしの壁面製作」のアイデアを取り入れられる
- 季節感あふれる壁面づくりを通して、子どもたちの発想力や表現力を育てる方法を理解できる

みのむしの製作に関して知ろう!
みのむしの製作はいつ作る?
みのむしの製作は、秋から冬にかけての季節感を表現する壁面飾りとして取り入れるのにぴったりな活動です。
実際のみのむしが落ち葉や木の枝をまとって冬を越す姿は、子どもたちにも分かりやすく、自然の変化を感じながら作れるのが魅力です。
保育園や幼稚園の壁面製作としても季節感を演出でき、子どもたちの想像力や表現力を育む機会となります。
- 10月頃:紅葉の葉っぱやどんぐりと一緒に秋の壁面として
- 11月頃:落ち葉や枯れ枝を使って秋の深まりを表現
- 12月頃:冬支度をするみのむしとして、冬の雰囲気に合わせて飾る
このように季節に応じて工夫しながら取り入れることで、壁面全体が温かみのある雰囲気になります。
みのむし製作のねらいは?
子どもたちは作品作りを通じて自然や生き物に関心を持ち、素材の扱い方を学びます。
また、制作過程で集中力や工夫する力を育てることができ、完成した作品を仲間と共有することで自信や達成感を味わえます。
保育や家庭で取り組む際の意味を理解すると、活動の深まりが一層感じられるでしょう。
- 秋の自然や生き物に親しみを持つ
- 素材を切る・貼る作業で手先の発達を促す
- 協力して取り組み、友達との関わりを深める
- 壁面に飾ることで達成感と誇らしさを味わえる
みのむしの製作アイデアおすすめ9選
みのむしの壁面製作は、アイデア次第でさまざまな表現ができる魅力的な活動です。
小さい子ども向けには画用紙を使ったシンプルなみのむしを、大きい子には落ち葉や毛糸、布などを使ったアレンジを楽しむのもおすすめです。
作品を並べるとまるで森の中にたくさんのみのむしがいるような壁面が完成し、子どもたちも大喜びします。
年齢や発達段階に応じて工夫することで、一人ひとりの個性が生きる製作活動になりますよ。
毛糸巻き巻きミノムシのオーナメント
寒い冬を過ごすみのむしを、カラフルな毛糸を使ってかわいいオーナメントにした製作アイデアです。
毛糸の色や巻き方を変えることで、それぞれ違った雰囲気の作品が生まれるのも魅力です。
厚紙をベースにして作るため扱いやすく、壁面飾りとして吊るしたり、モビール風に並べたりすると保育室が一気に温かい雰囲気になります。
子どもたちは毛糸を指先で巻いていく中で集中力や手先の巧緻性を育めるし、完成後は自分の作品を友達と見比べて楽しめます。
- 厚紙
- 色画用紙
- 毛糸
- 針金(麻紐・タコ糸など)
- 丸シール
- 油性ペン
- 両面テープ
- セロハンテープ
- カッター
- ハサミ
- 目打ち
光に当ててみよう!セロファンでみのむし製作
光を通すと美しく輝くセロファンを使ったみのむし製作は、子どもたちの興味を引きつけるユニークな活動です。
体の部分を画用紙で作り、好きな形に切り抜いた部分にセロファンを貼ると、まるでステンドグラスのような仕上がりになります。
完成したみのむしを窓辺やライトの近くに飾ると、光を受けて色とりどりに輝き、壁面全体が幻想的な雰囲気に包まれるでしょう。
制作中は「どの色を組み合わせようかな?」と考えながら作業できるので、色彩感覚を養えますよ。
- カラーセロハン
- 紐
- クレヨン
- 絵の具
- ハサミ
- のり
- セロハンテープ
紙コップに色紙を巻くだけ!秋の工作 ぶらぶらミノムシ
手軽でかわいい作品として人気なのが、紙コップを使ったぶらぶらミノムシです。
紙コップに折り紙や色紙をちぎって貼るだけなので小さな子どもでも参加しやすく、失敗が少ないのが魅力です。
完成したみのむしをひもで吊るすと、風に揺れて本物のように見えるため、園内の廊下や壁面に飾ると季節感が一気に広がります。
材料も身近にそろえやすく、短時間でも取り組めるので、忙しい時期の製作活動にもおすすめですよ。
- 紙コップ
- 折り紙 3枚
- のり
- 紐
- ストロー
【トイレットペーパー芯】みのむし
トイレットペーパー芯を活用したみのむし製作は、立体感が出て存在感のある作品になります。
芯に子どもたちが自由にちぎった色紙や折り紙を貼り重ねていくことで、それぞれ個性豊かなみのむしの完成です。
芯という立体的な素材を使うことで、貼る・押さえるといった動作を繰り返し行え、手指の発達を促す効果もあります。
完成後はひもで吊るしてゆらゆら揺らすと子どもたちが大喜びし、見て楽しめる展示にもなるのがポイントです。
- トイレットペーパーの芯
- 画用紙(好きな色)
- 紐
- 洗濯ばさみなど
毛糸みのむし!作ってぶらさげて遊ぼう♪
毛糸を使ったみのむし製作は、作る過程も楽しく仕上がりも温かみのある作品に仕上がります。
作り方はとてもシンプルで、厚紙や画用紙で作った本体に毛糸を巻いたり貼ったりしていくだけ。
巻くタイプの製作では、指先を使って毛糸をぐるぐる巻く動作を楽しめ、手先の器用さを養うことができます。
貼るタイプでは、のりを塗った本体に毛糸を好きな長さに切って貼りつけるため、小さな子どもでも簡単に参加可能です。
完成後は丸シールやペンで表情を描いて仕上げると、愛嬌のあるみのむしが誕生しますよ。
- 毛糸
- 画用紙
- たこ糸
- 両面テープ
- セロハンテープ
- ハサミ
- シール(貼るみのむしのみ)
小枝を使ったカラフルみのむし
秋の散歩で拾った小枝を使って作るみのむし製作は、自然と触れ合える素敵な活動です。
まず粘土でみのむしの胴体を作り、そこに小枝を貼り付けてデコレーションしましょう。
小枝に絵の具を塗ってカラフルに仕上げると、ポップで楽しい作品になりますよ。
完成したみのむしは壁面に吊るしたり並べたりして飾ると、秋らしい雰囲気を一層引き立ててくれます。
自然物を使った製作は子どもたちにとって特別感があり、自分で拾った素材を作品に使うことで達成感や愛着も深まります。
- 拾ってきた小枝
- 紙粘土(石粉粘土でもOK)
- 絵の具(好きな色)
- 目玉シール(丸シールでもOK)
- 麻ひも
- 画用紙(裏面用)
- 木工用接着剤
- カッター
花紙で作るみのむし
ふんわり柔らかな花紙を使ったみのむ 製作は、年齢に合わせた楽しみ方ができるのが特徴です。
幼児さんには花紙をねじねじして体に貼る方法、乳児には紙テープをペタペタ貼る方法がおすすめです。
顔の部分はクレパスやマーカーで表情を描いたり、シールを貼ったり、子どもの写真を使っても可愛らしい仕上がりになります。
完成した作品を並べて壁面に貼ると、ふんわりした素材感が秋のやわらかな雰囲気を表現でき、保育室全体があたたかく彩られます。
- 花紙
- ハサミ
- 台紙(画用紙)
- お顔パーツ
- 紙テープ
- のり
【手形スタンプ】ゆらゆらみのむし
手形を使ったみのむし製作は、子どもたちの成長を記録できる特別な制作です。
画用紙に手形スタンプを押して乾かしたら、それを切り抜いて体の部分にしてくださいね。
顔は別の紙に描いたり貼ったりして用意し、手形を逆さに貼り付けることで、ふわふわのミノをまとったみのむしに見立てられます。
手形の色は子どもたちに自由に選ばせると、個性豊かな作品に仕上がりますよ。
完成後は糸で吊るして壁面に飾れば、ゆらゆら揺れる楽しい展示になり、子どもたちも喜びます。
- 画用紙
- 絵の具
- ハサミ
- のり
- 毛糸
- セロハンテープ
【毛糸】糸通しのみのむし
毛糸を通して作るみのむし製作は、指先を使った遊びを楽しみながら完成度の高い作品に仕上げられるアイデアです。
あらかじめ先生がみのむしの体の台紙に穴をあけておき、そこに子どもたちが毛糸を通していきます。
毛糸を交差させたり重ねたりすることで、ふんわりとしたミノの表現ができ、見た目もとてもかわいらしくなりますよ。
作業を通してひも通しの感覚遊びができるため、手先の器用さや集中力の向上にもつながります。
- 画用紙
- 毛糸
- ハサミ
- のり
- 穴あけパンチ
- クレヨン
- セロハンテープ
まとめ
みのむし製作は、秋ならではの雰囲気を保育室に取り入れられる魅力的な活動です。
製作の過程で子どもたちは自然に触れ、表現力や想像力を伸ばすだけでなく、協力して作ることで社会性や達成感も得られるでしょう。
完成した壁面は、保護者にとっても子どもの成長を実感できる作品となり、園の雰囲気を一層温かく演出します。
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