保育の中では季節に応じて様々な製作をします。
敬老の日の製作は、純粋におじいちゃん、おばあちゃんの絵を描くなどという活動にしてももちろん良いですが、祖父母へのプレゼントを製作することも多いです。
ですが、「プレゼントって、何が良いのかわからない」「どんなものが喜んでもらえるのだろう」と困ってしまうこともありますよね。
本記事では年齢別におすすめの敬老の日のプレゼント製作をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
- 敬老の日は老人を敬愛し、長寿を祝う日である
- 製作を通じて、自分の祖父母をはじめとした高齢者を大切に思う気持ちや贈り物をする喜びを感じられる
- 各年齢に合った敬老の日のプレゼント製作を紹介している

あん 元保育士ライター
保育士歴11年、現在は2児の母です。公・私立園それぞれで正規・非正規保育士として働いた経験を活かし、役立つ情報をわかりやすくお伝えします。

楽しく作れて喜んでもらえるプレゼントは何かと、頭を悩ませてしまいますよね。
年齢別に3パターンの製作をご紹介します。
納得できる製作が見つかれば幸いです!
敬老の日について
敬老の日とは?
9月第3月曜日は敬老の日と定められています。
国民の祝日に関する法律によると敬老の日は、「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日」とされています。
この時期に制定されている理由としては、気候が良い、農閑期である、養老の滝伝説をもとにしているなどと言われていますが、他の説を唱える意見もあります。
日本以外にも似た趣旨の日を定めている国は複数あり、国際連合でも10月1日を国際高齢者デーと定めています。
参照:国民の祝日「敬老の日」の設定について 厚生労働省ホームページ
敬老の日の製作のねらい
敬老の日の製作のねらいとしては、まずは自分の祖父母への感謝の気持ちを持ち、その他の高齢者に対しても、敬い大切に思う気持ちを意識するということが挙げられます。
また、プレゼントを作って送るという経験を通して、贈り物を喜んでもらう喜びを味わうというのもプレゼント製作のねらいと言えます。
その他にも家族や世代間のつながりを大切に思う気持ちを育むことも期待できますが、家庭の背景は様々であることを意識した配慮が必要です。
【0~1歳児におすすめ】敬老の日に関する製作3選
0~1歳児の製作活動では、素材に触れたり感覚を味わったりといった事を楽しむ経験を意識することが大切です。
子どもの活動としては完成品よりも過程を大切にしたいところですが、敬老の日のプレゼントとなると完成度も気になるところですよね。
本章では、0~1歳児の子どもが無理なく楽しめて、贈り物としてのクオリティも満足できる製作をご紹介します。
子ども本人が手を加えた贈り物は、子どもの成長を感じられて嬉しいものですね。
つるの手形
敬老の日の製作という事で、手形を縁起の良いつるに見立てた作品をご紹介します。
つるという古風なイメージのある鳥ですが、クラフト紙を台紙にすることで今風の雰囲気になり、色のバランスも良くおしゃれに仕上がります。
手形を押すときは「ちょっとくすぐったいね」「絵の具が冷たくて気持ちいいね」等と声掛けし、手に感じる筆の感触や冷たさ、手形が紙についた様子などを一緒に楽しめるような配慮をすると良いですね。
- クラフト紙
- 白い絵の具
- 赤い丸シール
- 金色の折り紙
- 黒の油性ペン
- 白い絵の具を使い、クラフト紙に手形を押す
- 赤い丸シールを動画の様に切って貼る
- 金色の折り紙を三角形に切って、のりでくちばしを貼る
- 油性ペンで翼と喉、目、脚を描く
- 【アレンジ1】作ったカードに祖父母へのひと言を添えれば、そのまま敬老の日に送るメッセージカードになります
- 【アレンジ2】リボンをつけて壁に飾れるようにしても良いですね
フラワーペーパーのブーケ
立体でボリュームのあるプレゼントです。
子どもが手を加える箇所は、フラワーペーパーをくしゃくしゃにして両面テープが貼られたところにくっつけるところと、丸シールを貼るところが想定できます。
さらにフラワーペーパーの色を選んだり、フラワーペーパーをやぶいて貼ったりもできますので、子どもの様子に応じてどの工程にどのように取り組むかを決めると良いですね。
フラワーペーパーはきれいに貼れなくても、個性になって素敵ですよ。
- フラワーペーパー(4色程度)
- 紙皿
- 両面テープ
- 画用紙
- 丸シール
- 子どもの顔写真
- リボン
- ペン
- フラワーペーパーを適当な大きさに切って1枚ずつ丸める
- 紙皿の上半分に両面テープを貼る
- フラワーペーパーを両面テープの部分に付ける
- フラワーペーパーの上に画用紙で作った花をつける
- 子どもの顔写真を付けたメッセージカードもつける
- 包装部分を画用紙で作り、両面テープでつける
- 丸シールで包装部分を飾りつける
- リボンをつけて出来上がり
かめのプチプチスタンプ
長寿の象徴である亀をモチーフにした製作です。
トイレットペーパーの芯は握りやすくスタンプの持ち手に向いていますが、芯が無いときやもっと小さい方が良いときは段ボールの板を巻き寿司の様に巻いて作ると良いですよ。
動画では緑色の亀を作っていますが、黄色やピンクなど別の色で作っても素敵ですね。
はがきサイズで作るとそのまま住所を書けば遠方の祖父母にも届けられますので、作品を持ち帰った後の活用法としてお知らせしても良いですね。
- トイレットペーパーの芯
- プチプチのシート
- 輪ゴム
- 黄緑色の絵の具
- 緑色の画用紙
- クレヨン
- ペン
- トイレットペーパーの芯にプチプチのシートを輪ゴムで固定して、スタンプを作る
- 絵の具をつけて、画用紙にスタンプする
- 絵の具が乾いたら円くカットする
- はがきに、円くカットしたものと画用紙で作った顔を貼り付ける
- 指スタンプで亀の足をつける
- クレヨンでしっぽや水引を描く
- 祖父母へのメッセージを書いて出来上がり
【2~3歳児におすすめ】敬老の日に関する製作3選
2~3歳児になると、ちぎる・貼る・塗る・押すなど、手を動かして作ることを楽しめるようになります。
色々な工程に加えて様々な素材に触れて経験を豊かにすることは、この時期の子どもたちにとって大切です。
自らしようとする姿を見守り共感的な声掛けをするといった、意欲を促すような配慮ができると良いですね。
また、感謝や思いやりの気持ちを持てるような声掛けをすることは、プレゼントを作って送る喜びにつながります。
ありがとうペンダント
紙粘土を使った存在感のあるペンダントです。
子どもの顔写真や自分で描いた絵をはめ込むことで、壁などに飾っても楽しめるプレゼントになりますね。
アイロンでラミネートする場合は、フィルムの上にクッキングシートを乗せて、中心から外側に向かって均一に圧力をかけましょう。
動画の様にきれいなビーズを用意しても良いですし、拾ってきたどんぐりなどを埋め込んでも良いですね。
埋め込んだものは、外れてしまわないか乾燥後に確認しましょう。
- 写真や絵
- ラミネートフィルム
- アイロンまたはラミネーター
- はさみ
- ビーズ
- ビーチガラス
- モザイクタイル
- 紙粘土
- ゼムクリップ
- リボン
- 子どもの写真や絵を円く切る
- 切ったものをラミネートする(アイロンでもOK)
- ラミネートしたものを、余白を5mmほど残して切る
- 紙粘土で土台を作る
- ラミネートしたものを紙粘土の台紙に押し込む
- 紙粘土のフチの部分に、ビーズなどを埋め込む
- ゼムクリップの端を90度に曲げて紙粘土に埋め込む
- ひび割れを修正する
- しっかり乾燥させる(4日間程)
- リボンを結ぶ
小松菜スタンプでバラの花束カード
小さなバラがかわいい、花束のカードです。
動画では小松菜を使っていますが、チンゲンサイを使うと大きなバラになります。
どちらかを使っても、両方を使って大小のバラが入った花束にしても素敵です。
また、バラの色は赤だけではなく黄色やピンク、白など他の色を使ってもきれいです。
祖父母を思い出して「何色が好きかな」と思いをめぐらせることも、思いやりの気持ちにつながりますね。
花束を包む包装紙の部分を画用紙等で作っても良いですよ。
- キッチンペーパー
- 赤の絵の具
- 小松菜の根元を切り落とした部分
- カード
- 色鉛筆
- キリ
- リボン
- キッチンペーパーを濡らして絵の具のばし、スタンプ台を作る
- 小松菜の切り口に絵の具をつける
- カードにたくさんスタンプする
- 色鉛筆で茎や葉を描く
- 茎をまとめる位置に2か所、キリで穴を空ける
- リボンを通して蝶結びをしたら出来上がり
- 【アレンジ1】祖父母へのメッセージを書いたら、花束のメッセージカードになりますよ
- 【アレンジ2】ひと回り大きい画用紙の台紙に貼り付けてひもを付けたら、額縁付きの壁掛けにもなりますね
にじみ絵で秋の果物カード
最近は敬老の日がある9月でもまだまだ暑いですが、暦の上では秋です。
秋の果物をモチーフにしたカードで、おじいちゃんやおばあちゃんに感謝の気持ちを伝えましょう。
動画で紹介されているにじみ絵は、アルミホイルといういつもと違う素材へのお絵描きが楽しめて新鮮です。
また、霧吹きすることで描いた絵がにじむ面白さや、紙に写し取った時にインクが混ざり合ってきれいな模様になる驚きを感じられる、楽しい製作遊びです。
- アルミホイル
- 水性ペン
- 霧吹き
- 画用紙(白・果物の色)
- はさみ
- アルミホイルに水性ペンで描く
- 描いた部分に霧吹きする
- 白の画用紙を霧吹きした部分に乗せてはがす
- 乾かして果物の形に切る
- ひと回り大きい果物の形の台紙をつける
- 【アレンジ1】祖父母への気持ちや似顔絵を描いたらメッセージカードになります
- 【アレンジ2】台紙と同じものをもう1枚作って表紙をつけても良いですね
- 【アレンジ3】大きめに作って四隅に切り込みを入れ、壁にかけるためのひもを付けたら写真を飾るフレームにもなります
【4~5歳児におすすめ】敬老の日に関する製作3選
4~5歳児になると、切る・塗る・貼る等、大方の事が自分でできるようになってきます。
細かい作業に取り組み、イメージを膨らませて自分なりに工夫する姿が見られるようになる頃です。
細かい作業に集中できる内容や、オリジナリティを出しやすい作品作りを意識すると豊かな製作活動につながりやすいですね。
もちろん個人差はありますので、難しく感じる子どもには取り組みやすくなる工夫をするなど、自信を持って取り組める配慮が大切です。
コスモスのメッセージカード
秋を代表する花ともいえるコスモスは、敬老の日のプレゼントには最適ですね。
ストローを切る際は細かい作業になるので、はさみを使うのが苦手な子どもには一緒にやってみたり、切るところが分かりやすいように線を描いておいたりといった配慮をすると良いでしょう。
製作にあたり、作るものの実物や写真を見せたりして作るもののイメージを持てるようにすると良いですね。
製作を通してコスモスの色や葉の形などに興味を持つ機会になります。
- ストロー
- はさみ
- 絵の具
- 画用紙
- 綿棒
- ペン
- 折り紙
- ストローを放射状に細かく切る
- 切ったところを開く
- 絵の具をつける
- 少しずつ回してずらしながら画用紙にスタンプする
- 綿棒に黄色い絵の具をつけ、花の中心に色を付ける
- ペンで茎や葉を描く
- 植木鉢の形に切った折り紙を貼る
- メッセージを書いて出来上がり
- 【アレンジ1】画用紙の色を水色にすると、青空に咲く白いコスモスの花も作れますよ
ステンドグラス風しおり
普段から使ってもらえる、しおりのプレゼントです。
ステンドグラス風のしおりはカラフルでとてもきれいですね。
製作の際には油性ペンを使用しますので、乾燥しないようにこまめにフタをすることや、手や服などについたら取れにくいので注意が必要な事を伝えておきましょう。
絵を写すときは、画用紙がずれてしまわないようにセロテープなどで固定しておくと取り組みやすいです。
またアルミホイルを丸めて開く際は破れやすいので、そっと開きましょう。
- クリアファイル
- 油性ペン
- 画用紙
- アルミホイル
- 厚紙
- マスキングテープ
- リボン
- 穴あけパンチ
- ファイルを折り曲げ、作りたい大きさにカットする
- しおりサイズの画用紙に絵を書く
- 絵をファイルに挟んで黒の油性ペンでなぞる
- 油性ペンで色を塗る
- しおりよりひと回り小さく厚紙を切る
- アルミホイルをくしゃくしゃにし、厚紙を包む
- 厚紙を両面テープで固定してはさむ
- しっかり折り目を付ける
- 縁にマスキングテープを貼り、角は丸くカットする
- 穴を空け、リボンを結んで完成
紙粘土でフラワーブーケ
小さいブーケですが華やかで可愛く、贈り物にぴったりの製作です。
動画は母の日を意識して紹介していますが、敬老の日の贈り物としても素敵です。
フラワーペーパーは様々な色を準備して、好きな色を選んで作れるようにすると個性が出ますよ。
子ども本人の好きな色で作っても良いですし、祖父母の好きな色をイメージして作るのも良いでしょう。
送る相手の事を思いながらプレゼントを作る経験は、相手を思いやる気持ちにもつながりますね。
- 紙コップ
- はさみ
- 新聞紙
- 紙粘土
- フラワーペーパー
- つまようじ
- 紙コップを1/3の位置で切る
- 軽く丸めた新聞紙を底に入れる
- 丸めた紙粘土を新聞紙の上に詰める
- フラワーペーパーを2cm四方に切る
- つまようじを使ってフラワーペーパーを1枚ずつ紙粘土に差し込む
- 紙粘土が見えなくなるまで繰り返す
- 紙コップの縁の部分を切って持ち手にする
- メッセージカードを棒に付けて差し込んだら出来上がり
コメント