保育士から保護者へのメッセージ例文集【卒園・謝恩会・退職や移動】

保育士から保護者へのメッセージ 例文

年度末には保育士から保護者へのメッセージを伝える機会が度々ありますが、どのように気持ちを伝えれば良いのか、悩むこともありますよね。

本記事では年度末の様々なシーンでの保育士から保護者へのメッセージの伝え方や例文を解説します。

ぜひ参考にしてくださいね!

この記事をまとめると
  • 年度末に保育士から保護者にスピーチや文書でメッセージを贈る機会は色々ある。
  • スピーチをする際は「感謝の気持ちを伝える」などいくつかのポイントがある。
  • おたよりを書く際は「誤字脱字に気を付ける」などいくつかのポイントがある。
  • スピーチ・おたよりそれぞれのメッセージの文例を紹介。
  • 保育士の思いを伝えることは信頼を築くために大切。
あん【元保育士ライター】

本記事を参考にして、自分らしいメッセージを考えてみてくださいね!

この記事を書いた人
anne

あん 元保育士ライター

保育士歴11年、現在は2児の母です。公・私立園それぞれで正規・非正規保育士として働いた経験を活かし、役立つ情報をわかりやすくお伝えします。

目次

保育士から保護者へメッセージを贈るのはどんな時?

普段から保育士は保護者とコミュニケーションを取り、その都度保育に関する考えや思いを伝えていますが、年度末は普段伝えているものとは別に改めてメッセージを贈るシーンが度々あります

具体的に、保護者にメッセージを贈るシーンとはどんな時で、それぞれどんな特徴があるのでしょうか。

1つずつ解説しますね。

保育士から保護者へメッセージを贈るのはどんな時?

卒園式でのあいさつ

卒園式では、卒園児の担任の保育士から保護者や子どもたちに向けてのあいさつとしてスピーチをすることが多いです。

卒園式でのスピーチは、保育士が送るメッセージの中で最もフォーマルなものであると言えるでしょう。

謝恩会でのあいさつ

謝恩会でのあいさつは卒園式での緊張感が解けている中で行いますので、打ち解けた雰囲気のあいさつになることが多いです。

子どもと保護者に向けた思いや、保育士の素直な気持ちをより伝えやすいシーンであると言えますね。

卒園文集やクラスだより

文集や最後に発行するクラスだよりの多くは、保育士からのメッセージを掲載します。

後々残る可能性がありますし繰り返し読まれる事も想定されます。

読む人の気持ちを意識し、よく考えて納得できる文章を載せましょう

保育士から保護者へのメッセージを贈る時のポイント【スピーチ編】

メッセージを贈る方法として、代表的なものがスピーチです。

スピーチは直接言葉で伝えるので、気持ちを伝えやすいというメリットがある反面、緊張してうまく言葉が出てこないことや、慎重に言葉を選ばないと無意識に相手を不快にしたり、傷つけてしまったりすることもあります。

スピーチの際のポイントをおさえておきましょう!

感謝の気持ちを伝える

保護者に対するスピーチには、感謝の気持ちが必要不可欠です。

保育をスムーズに行えるのは保護者が保育方針に理解を持ち、保育時間や持ち物、行事など様々な事に協力的であるからです。

また、子どもの望ましい成長発達のために連携を取りあえるのも保護者の協力あってこそです。

保育への理解と協力に対して感謝の気持ちを伝えることは当然とも言えますし、保育士自身や保育園全体への印象を良くし、信頼にもつながります

子どもの成長を具体的に伝える

子どもの成長を具体的に伝えることはとても大切です。

いくら良い言葉を伝えても、具体的な内容が無ければ内容が薄く感じられ、印象に残りません

子どもたちを近くで見ていたからこそわかる成長を具体的に伝える事によって、保護者自身が子どもの成長を改めて感じるきっかけになります。

また、詳しく子どもを見守っていたことが保護者に伝わり、「ちゃんと見てくれていたんだな」「この先生が担任でよかった」と感じられるでしょう。

ネガティブな発言は控える

卒園式など、年度末に保護者に向けてするスピーチはお祝いと感謝の雰囲気を共有する場ですが、そこでネガティブな話をすると沈んだ空気になってしまいます

また、「あのとき嫌な気持ちになった」という思い出が残り、園のイメージを損なう事にもつながります。

新しい環境に向かう保護者も子どもも、期待とともに不安な気持ちを持っています。

安心し、希望を持って次の一歩を踏み出す後押しになるように、前向きな言葉を伝えましょう。

事前に話す内容をまとめておく

卒園式などの改まった場でのスピーチの原稿は、よく推敲して暗記するかと思いますが、謝恩会などのややリラックスした場でのスピーチには油断をしてしまいがちです。

スピーチをすると予想される場面がある場合は、事前に話す内容をまとめておきましょう

場面によっては必ずしも一言一句きちんと覚えておく必要はありません。

「話す内容」「どのような順序で伝えるか」「どんな気持ちを伝えたいのか」を整理しておきましょう。

保育士から保護者へのメッセージ例文

保育士から保護者に贈るスピーチのポイントをお伝えしましたが、いざ内容を考える段階になると「具体的にどんな風に話せばいいの?」と悩むこともありますよね。

本章では、言葉で伝える際のメッセージの例文をシーン別にご紹介します。

もちろんこれらは一例ですので、あくまで内容を考えるときの参考として活用してくださいね。

卒園式でのメッセージ

保護者の皆さま、本日はお子様のご卒園、誠におめでとうございます。
入園当初は不安そうな表情だった子どもたちですが、保育園の最年長児として自分たちより小さい子たちのお世話をする表情には自信が見られ、とても頼もしく感じます。
今日まで大きな愛情を持って成長を見守ってこられた保護者の皆様のお気持ちを考えると胸が熱くなる思いです。
そして、そんな大切な時期を共有できたことをとても嬉しく感じています。
新しい環境でも、子どもたちが好奇心を持って自分らしく輝くことを願っています。
最後になりますが、これまでの保育へのご理解・ご協力に感謝申し上げます。
お子様の健やかな成長を心からお祈りいたします。

卒園式のスピーチの一般的な形を簡単にご紹介しました。

「お祝いの言葉」「子どもたちの具体的な成長の姿」「今の保育士の思い」「子育てに対する保護者へのねぎらい」「保護者への感謝」「今後の子どもたちに対する思い」を含めて構成することをおすすめします。

謝恩会でのメッセージ

本日はこのような会を開いていただき、本当にありがとうございます。
これまで共に温かく保育を支えてくださった保護者の皆さまには、感謝の気持ちでいっぱいです。
子どもたちは、園生活の中で心も体も大きく成長しました。
運動会のリレーの練習では、はじめは競争で勝てない事に腹を立てる場面もありましたが、その都度話し合う中で、バトンを落とした友達に「〇〇ちゃんは頑張ったから大丈夫!」と励ますなど、勝ち負けだけでない大切な事を学びました。
そんな姿を近くで見守れたことは私たち保育士にとって何よりの喜びです。
新しい環境に進む子どもたちが、自分らしく輝きながら歩んでいけるよう、これからもずっと応援しています。
本当にありがとうございました。

謝恩会では、「開催へのお礼」「保護者への感謝」「子どもの成長(具体的なエピソード)」「今後の子どもたちに対する思い」を伝えると良いでしょう。

あん【元保育士ライター】

謝恩会に子どもたちも参加する場合は、子どもたちに向けたメッセージも入れると良いですね。
いつもの親しみやすい口調で、素直な気持ちを伝えましょう

電話でのメッセージ

この度はご卒園おめでとうございます。
直接会ってお話ができなかったので、せめてお電話でお祝いと今までの保育へのご協力への感謝の気持ちをお伝えしたく、お電話を差し上げました。
〇〇ちゃんは入園当初はなかなか食が進まず、お家の方でもご心配をされたかと思いますが、年長クラスではふれあい給食の際に年少さんに「食べてみて。おいしいよ。」と優しく声を掛ける姿が見られました。
大きな成長を感じましたし、ご家庭でたっぷり愛情を受け取っているのだという事がその様子からも感じることができました。
今まで、保育へのご理解とご協力を頂きありがとうございました。
これからも素直で優しい〇〇ちゃんの健やかな成長を願っています。

電話では個人的に話すので、その子どもならではのエピソードを交えて話をすると良いですね。

「卒園のお祝い」「電話の要件」「成長を感じられるエピソード」「保護者への感謝」「今後の子どもへの思い」を含めて伝えましょう。

進級時のメッセージ

お子様のご進級おめでとうございます。
また、日ごろより保育へのご理解とご協力をいただきありがとうございます。
この一年、子どもたちは様々な経験をし、たくましく成長しました。
保護者の皆さまとそんな成長の喜びを共有できたことは何よりの喜びです。
新しいクラスでも好奇心を持ち、毎日を楽しんでほしいと願っています。
これからも、保護者の皆様と一緒に子どもたちの成長を見守っていきたいと思います。

進級時のメッセージは、「進級のお祝い」「子どもたちの姿」「保育士の思い」「保護者への感謝」「来年度への期待」などを含めて伝えると良いです。

あん【元保育士ライター】

我が子の成長を喜ぶ気持ちに寄り添い、子育てへのねぎらいの言葉を付け加えると、更に「気持ちをわかってもらえている」と感じてもらえますね。

保育士から保護者へのメッセージを贈る時のポイント【おたより編】

おたよりは普段から保育士の考えや気持ちを保護者に向けて発信するツールですが、年度末ならではのメッセージを伝えることもあります。

おたよりは後々に残りますし、普段のおたよりに書く内容と違うので何を書けばいいのか悩んでしまいますよね。

おたよりに年度末のメッセージを書く際のポイントを確認しましょう。

保育士から保護者へのメッセージを贈る時のポイント【おたより編】

感謝の言葉を必ず添える

年度末のメッセージでは、必ず保護者に感謝の言葉を伝えましょう

保育は保護者の協力が無いと成り立たちません。

1年の締めくくりに感謝の気持ちを伝えることは関係をより良くすることにつながりますし、今後の保護者との信頼関係作りに不可欠です。

感謝の言葉が有るか無いかで、印象が大きく違います。

あん【元保育士ライター】

保育士側から感謝の気持ちを伝えることで、保護者からも「こちらこそいつもありがとうございます」という気持ちを持ってもらいやすいですね。

誤字脱字がないように丁寧に書く

誤字脱字が無い事は基本ですが、特に年度末のメッセージはきちんとした文章が期待されます。

良い事を書いていても誤字脱字があるとそちらに意識が向いてしまい、内容が入りづらくなります。

また、無知や配慮不足といった印象を持たれかねませんので、何度も確認しましょう。

手書きの場合は文字の丁寧さも印象を左右するので丁寧に書くことが大切です。

保護者との思い出についても書く

抽象的な事ばかり書いていると、“当たり障りのないありきたりな文章”という印象を持たれてしまいかねません。

しかし、共有する思い出を書く事で親しみを感じられ、その保育士本人の言葉で書かれているという印象になり、読み手を引きつける文章になります。

あん【元保育士ライター】

思い出はできるだけ細部に触れると、より共感を生みますよ。

保育士から保護者へのメッセージ文書例文

連絡ノートや普段のクラスだよりなどで、普段からメッセージを伝える事には慣れている保育士であっても、あらたまった場面で贈るメッセージとなると身構えてしまい、何を書こうか戸惑うこともありますよね。

本項ではメッセージ文書の例文とともに書く際のポイントについてお伝えしますので、参考にしてみてくださいね。

卒園文集でのメッセージ文書

ご卒園おめでとうございます。
この一年、子どもたちはたくさんの経験を通して大きく成長しました。
小さい子のお世話をすすんでしたり、あきらめずにコマ回しの練習をしたり、悲しんでいるお友達の隣にそっと座ってあげたりと、それぞれに素敵な個性を輝かせている姿を頼もしく感じます。
新しい環境でも好奇心と優しさを胸に、健やかに大きくなることを願っています。
日々の園生活を支えてくださった保護者の皆さまには心より感謝申し上げます。

「お祝いの言葉」「子どもの成長のエピソード」「感謝の言葉」「今後の子どもたちに対する思い」等を入れるのがおすすめです。

あん【元保育士ライター】

卒園文集は成長した子どもの様子が見られるものなので、成長を喜ぶ内容にすると良いですね。

卒園前のクラスだよりでのメッセージ文書

この度はお子様のご卒園、おめでとうございます。
日々の生活の中で、子どもたちは多くの事を経験し、心も体も大きく成長しました。
毎月のお散歩では年少クラスの子と手をつなぎ、ペースに合わせて歩いてあげる姿が見られるようになり、その優しい姿に胸が熱くなりました。
子どもたちの成長を保護者の皆様と共に見守れたことをとても嬉しく思います。
また、日々の保育にご理解ご協力頂き心より感謝いたします。
新しい環境でも優しい気持ちを忘れず、毎日を楽しくのびのびと歩んでいってほしいと願っています。

「お祝いの言葉」「園生活の振り返り」「感謝の言葉」また、「子どもの成長エピソード」「新しい環境へのエール」などを盛り込むと良いですよ。

保護者への手紙でのメッセージ文書

この度はご卒園おめでとうございます。
目をキラキラさせながら大好きな虫をつかまえる〇〇さんの姿はとても魅力的でした。
また、優しい〇〇さんがいるとクラスの雰囲気がほんわかと温かくなるようでもありました。
そんな〇〇さんをお家の方と一緒にこの1年間近くで見守ることができ、とても嬉しく思います。
これからも好きな事を素直に楽しみ、健やかに成長されることを願っています。

保護者への手紙には、「お祝いの言葉」「子どもの具体的な魅力」「新しい環境へのエール」等を書くと良いですね。

あん【元保育士ライター】

具体的な内容を伝えることは保護者や子どもに寄り添っているという印象になるだけでなく、子どもの良いところを保護者が再認識できるという利点もありますね。

退職を伝えるメッセージ文書

私、〇〇はこのたび退職することとなりました。
在職中は、保護者の皆さまに温かく支えていただき、日々お子さまの成長を共に喜ぶことができたことに心より感謝申し上げます。
子どもたちにもらった笑顔や優しさは何にも代えがたいものであり、かけがえのない時間でした。
ここでの経験を胸に、次の歩みへ進んでいきたいと思います。
皆さまのご健康とお子さまの輝く未来をお祈りしています。

退職を伝えるメッセージでは、「退職する旨」「日ごろの感謝」「今後への思い」「保護者と子どもへの思い」を伝えると良いですね。

退職の理由は様々あると思いますが、ネガティブな事は書かず、感謝や今後への願いなどの前向きな内容を書きましょう。

異動を伝えるメッセージ文書

このたび、〇〇園への異動が決まりました。
お子さまの毎日の成長に寄り添い、保護者の皆さまと一緒に喜びを分かち合えた日々は、私にとって大切な宝物です。
温かいご理解とご協力を本当にありがとうございました。
元気で優しい△△園の子どもたちと会えなくなるのは残念ですが、新しい場所でもこの経験を力に頑張ってまいりたいと思います。

規模の大きな園や公立の園では保育士の異動があり、保護者にお知らせする機会もあるでしょう。

内容としては、「退職する旨」「日ごろの感謝」「保護者と子どもへの思い」「今後への思い」を伝えると良いです。

今後も保育士として勤めるので、これからも頑張りたいという前向きな気持ちを伝えると印象が良いですね。

私が感じた保育士から保護者へのメッセージの重要性

保護者から子どもに関する悩みなどを聞くことは保育をする上で大切ですが、保護者は保育士に素直な気持ちを伝えることに対してハードルが高いと感じがちです。

ですが、保育士が肯定的なメッセージを伝えたり、時には自分の失敗談を話したりすることで「受け止めてもらえる」「間違ったことを言っても大丈夫」という安心感を与え、何でも言い合いやすい関係作りのきっかけになります。

保護者との信頼関係作りという点でも、メッセージを伝えることは重要であると言えます。

まとめ

改まった場でのメッセージとなると身構えてしまいがちですが、大切なのは保育士の気持ちを保護者に伝える事です。

本記事で紹介したメッセージを参考にしつつ、実際の子どもや保護者の事を思い起し、何を伝えたいかをしっかり考えて自分なりの言葉で伝えましょう。

気持ちのこもった言葉は、きっと保護者の心に届きます。

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この記事を書いた人

保育士歴11年、現在は2児の母です。公・私立園それぞれで正規・非正規保育士として働いた経験を活かし、役立つ情報をわかりやすくお伝えします。

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