保育士が転職を繰り返す理由は?原因の整理と抜け出し方を解説

保育士が転職を繰り返すのはなぜ?原因の整理と抜け出し方を解説

「転職を繰り返している」「また同じ理由で辞めてしまう」など、同じ職場で長く働けずに悩んでいる保育士は多いのではないでしょうか。

保育士の転職を繰り返す背景には、人間関係や業務量、理想の保育とのギャップなど、さまざまな原因があります。

この記事では、保育士が転職を繰り返す理由や、そこから抜け出すための考え方や具体的な方法を解説します。

この記事からわかること
  • 転職を繰り返していると、採用側は不安になる
  • 転職を繰り返す保育士は、環境の変化や人間関係に影響を受けやすい傾向がある
  • 保育士専門の転職エージェントの活用も有効
Takako【元保育士】

転職を繰り返していると「次の転職は不利になるのでは?」と不安になりますよね。
ですが、裏を返せば「働き方や価値観を大切にしている」「行動力がある」とも捉えられます。考え方を変えるだけで、これまでの経験をポジティブなものに変換することができますよ!ぜひ、自身の強みとして捉え、転職を成功させてくださいね♪

この記事を書いた人
takakoライター

Takako先生 元保育士ライター

保育士歴7年、現在は男女2児の母をしています。保育現場で培った経験や知識を活かし、悩んだり困ったりしている保育士の方、保育士を目指している方の力になれるような記事を心がけています。

目次

保育士が転職を繰り返すと不利になる?

保育士の転職は決して珍しいことではありません。

転職回数が多いと不利に感じることはありますが、それだけを理由に不採用となるケースは少ないでしょう。

短期間で転職を繰り返している場合は、定着面を不安視される可能性はあるものの、採用側が重視しているのは回数そのものではなく、転職に至った理由です。

どのような背景があり、そこから何を学んだのかを前向きに伝えられれば、プラスの評価につながることもあります。

転職回数が多い保育士が不利だと言われるのはなぜ?

転職回数が多いと不利だと言われる理由には、採用側が求職者の忍耐力や計画性に不安を感じてしまう点が挙げられます。

また、本人のキャリアアップに影響する可能性もあることから、転職回数の多さが懸念材料として捉えられる場合もあります。

ここでは、転職回数が多いと不利だと言われる主な原因を4つ解説しますので、参考にしてみてください。

忍耐力や計画性がないと思われる

転職回数の多さが不利に感じる一つ目の理由は、採用側に「忍耐力や計画性がないのでは?」という印象を与えてしまう点です。

業務や人間関係で壁にぶつかった際に、粘り強く乗り越える前に環境を変えてしまうのでは、と受け取られることがあります。

長期的な勤務が難しいのではないかと判断された結果、採用時の評価に影響する可能性があるので注意しましょう。

不安を払拭するためにも、転職理由や今後の働き方について整理して伝えることが重要になります。

コミュニケーション能力が低いと思われる

採用側から「職場内で信頼関係を築くのに時間がかかるのではないか」と見られてしまうことがあります。

保育士は、同じクラスの職員と連携しながら保育を進めたり、保護者と丁寧にやり取りしたりと、高いコミュニケーション能力が求められる仕事です。

そのため、短期間で転職を繰り返していると、他者と円滑にコミュニケーションを取ることが難しいのではないかと受け取られ、採用時に不利になる可能性もあります。

書類選考で落とされることが増える

転職回数が多いと、履歴書や職務経歴書の段階で不安を持たれてしまうことがあります。

特に短い期間で転職を繰り返している場合、採用側に「長く働いてもらえないのではないか」という懸念を与えやすくなります。

多くの園では、安定して勤務してくれる人材を求めているため、その不安から面接前の書類選考で不採用と判断されるケースが増えてしまうこともあります。

キャリアアップに影響する場合がある

転職回数が多いと、自身のキャリアアップに影響することがあります。

短期間で職場を変えていると、一つの園で経験を積み重ねたり、役職や専門分野を任されたりする前に退職してしまいがちです。

その結果、主任やリーダーといったポジションに就く機会や、キャリアアップ研修を受ける機会を逃してしまうこともあります。

長期的な視点で経験を積めないことが、将来的な評価やキャリア形成に影響を及ぼす可能性もあるでしょう。

転職を繰り返す保育士の特徴って?

保育士の中には、短期間で転職を繰り返してしまう人もいます。

人間関係の悩みや働き方への不満、理想とする保育とのズレなど、背景にある理由はさまざまです。

ここでは、転職を繰り返す保育士の特徴を詳しく見ていきましょう。

人間関係に強く影響を受けるタイプ

まず一つ目の特徴として「人間関係に強く影響を受けるタイプ」の人が挙げられます。

保育現場では職員同士の連携が欠かせず、日々の雰囲気が働きやすさに大きく関わるため、上司や同僚との関係に悩みを抱えると、心身に負担を感じやすくなることも。

人間関係のストレスを抱え続けることに限界を感じ、無理を重ねるよりも環境を見直そうと考えて転職を選択するケースも少なくありません。

責任感が強く断れないタイプ

責任感が強く断るのが苦手な人ほど、周囲から頼まれた仕事を一人で抱え込みやすく、無理を重ねてしまう傾向にあります。

保育士の業務は多忙で、日々の保育に加え、行事準備や書類作成などやるべきことが多くあります。

その結果、心身の負担が大きくなり、「このまま続けられるだろうか」と不安を感じ、転職を決断する保育士も多くいるでしょう。

自分を後回しにして頑張り続けてしまうことが、転職を考えるきっかけになることも。

理想と現実のギャップに悩みやすいタイプ

保育士として思い描いていた理想と、実際の現場のギャップに悩みやすいタイプの人もいます。

子ども一人ひとりと丁寧に向き合いたいと考えていても、職員の人数や業務量の多さなどから現実は難しいことも。

さらに、行事や書類業務に追われることで、理想としていた保育が後回しになってしまうこともあります。

そうした状況が続くと、やりがいや保育への自信を失ってしまうこともあるでしょう。

その理想と現実のギャップに違和感を感じ、転職を選択する保育士も少なくありません。

ライフステージの変化が多いタイプ

結婚や出産、育児、引っ越しなど、ライフステージの変化が多いタイプの保育士も、転職を重ねやすい傾向があります。

生活環境が変わることで、これまでと同じ働き方を続けるのが難しくなることも珍しくありません。

また、勤務時間や通勤距離、家庭との両立を考えた結果、やむを得ず転職を選択するケースもあります。

こうした転職は、自身や家族の生活を守るための前向きな選択と言えるでしょう。

【独自アンケート】保育業界では転職を繰り返すのは珍しくない?

人間関係、給与、業務内容などを理由に転職をする保育士は多くいます。

そこで今回は、保育業界における転職の実態について、独自アンケートをもとに詳しく見ていきます。

転職回数や転職理由のリアルな声を聞いて、今後の職場選びの参考にしてみてください。

これまでの経験をアピールポイントに!

けんくん先生【保育士ライター】

転職回数:1回

自分自身は1回転職しています。
理由は人間関係と給与面で、このまま続けていくイメージが持てなかったためです。
ただ、転職したことで不利に感じたことは特にありませんでした。
むしろ、これまでの経験をどう活かせるかを見てもらえている感覚がありました。
周りの保育士を見ても、1〜2回転職している人は多く、保育業界では決して珍しいことではないと感じています。
一方で、新卒で入った園が合わず、早い段階で保育士そのものを辞めてしまう人もいました。
環境が合わないまま続けることが、必ずしも正解ではないと感じています。
無理に我慢し続けるより、自分に合う環境を選ぶことも大切だと思います。

Takako【元保育士】

転職は必ずしもマイナスポイントになるわけではなく、自分らしく働くための前向きな選択肢の一つだということが伝わってきます。
前向きに捉え、自身の強みとして丁寧に伝えることで、採用側の理解を得られやすくなりますね!

転職をした背景と理由を丁寧に伝えて好印象に!

元保育士ライター

転職回数:2回

1度目の転職は、どうしても長期で海外に行ってみたかったため退職し、帰国後の転職活動でした。
若いうちに働いて貯めたお金でやりたいことがあったことを素直に伝えたところ、先方の印象は悪くなく、そのまま採用になりました。
2度目の転職は、結婚を機会に辞めざるを得なかったために発生しました。
面接官も「どうしても女性はライフステージに左右されますよね」と共感してもらえて、そのまま採用になりました。
きちんとした転職理由があれば、転職回数はそれほど重視されない印象です。

Takako【元保育士】

転職理由が前向きで明確であれば、回数そのものより背景や考え方が評価されることが伝わってきます。ライフステージや経験を素直に説明する姿勢が、採用につながるのですね♪

保育業界では、転職回数そのものよりも「なぜ転職したのか」「どんな経験を積んできたのか」が重視される傾向があります。

転職した理由や背景を前向きな視点で考え、伝えることで転職経験は十分に強みとして評価されると言えるでしょう。

転職を繰り返す状態から抜け出すための考え方3つ

転職を繰り返していると「また同じことの繰り返しになるのでは?」と不安になることもありますよね。

大切なのは、自分の状況や価値観を整理し、納得できる選択をすることです。

ここでは、転職を繰り返す状態から抜け出すために意識したい考え方を3つ紹介しますので、考え方のヒントにしてくださいね。

「辞めたい理由」を言語化する

転職を繰り返してしまう場合、まず大切なのは「なぜ辞めたいのか」を自分の言葉で整理することです。

人間関係や働き方、保育方針の違いなど、理由はさまざまですが、漠然とした不満のままでは次の職場でも同じ悩みを抱えやすくなります。

具体的に言語化することで、自分にとって譲れない条件や改善したいポイントが明確になり、より納得できる転職先を選ぶ手助けになるでしょう。

次の職場に求める条件を絞る

漠然と転職をしても、自分が求める条件の職場に出会う可能性は低くなります。

自分が保育をする上で大切にしたい理念、働き方、職場の雰囲気、勤務時間や給与など、譲れない条件を明確にすることが重要です。

条件を絞ることで、応募先を選ぶ判断がしやすくなり、入職後のミスマッチも減らせます。

納得できる職場で、長く安心して働くための第一歩となるでしょう。

「我慢しない軸」を決める

転職を繰り返さないためには「ここだけは我慢しない」という軸を持つことも有効です。

給与や勤務時間、人間関係、保育方針など、自分にとって我慢しない軸をあらかじめ明確にしておくと、次の職場選びの判断がブレにくくなります。

軸を持つことで、妥協せずに働ける環境を見極めやすくなり、長期的に安心して働くための指針にもなります。

事前に軸を整理しておくことで、入職後のミスマッチを減らすことにもつながるでしょう。

転職回数が多い保育士でも自分に合った職場を見つけるには?

転職回数が多くても、自分に合った職場を見つけることは十分に可能です。

これまでの転職経験は、失敗ではなく「自分に合わない環境を知るための過程」とも捉えられます。

大切なのは、その経験を振り返り、次にどう活かすかを考えることです。

ここでは、自分に合った理想の職場を見つけるためにおすすめな方法を3つ紹介しているので、職場選びの参考にしてくださいね。

転職回数が多い保育士でも自分に合った職場を見つけるには?

転職の理由を明確にする

1つ目の方法は「なぜ転職をしたいのか」「新しい職場に求めることは何か」など、転職理由をはっきりさせておくことです。

人間関係、業務量、仕事内容、働き方など、これまで感じてきた不満や違和感を具体的に書き出していきましょう。

転職理由を言語化しておくことで、自分に合う職場を探しやすくなります。

それだけでなく、自分の中で転職理由を明確にしておけば、志望動機を伝える際も軸がブレにくくなるでしょう。

転職先について事前に調べておく

希望する転職先について事前に調べておくことも、自分に合った転職先を見つけるためのヒントになります。

園の理念や方針、職員体制、1日の流れ、休みの取りやすさ、残業の有無、行事の多さなど、事前に確認しておくことで、入職後のギャップを減らしやすくなります。

また、園のホームページや求人情報だけでなく、口コミや見学時の雰囲気から得られる情報も参考になります。

事前の情報収集を丁寧に行うことで、「思っていた職場と違った」という転職の失敗を防ぐことにつながるでしょう。

転職エージェントを活用する

「自分だけではどうしたらいいのかわからない」と感じたときは、転職エージェントを活用するのも有効な方法です。

保育士向けの転職エージェントは、保育業界に精通した転職のプロ。求人情報の見方や園ごとの特徴など、分からないことを丁寧に教えてくれます。

また、面談を通して希望や不安をくみ取り、自分に合った職場を提案してもらえるのも大きなメリットです。

一人で悩まず、第三者の視点を取り入れることで、納得のいく転職につながりやすくなるでしょう。

転職を繰り返す保育士こそ転職エージェントがおすすめ

転職を繰り返している保育士ほど、「次こそ失敗したくない」「自分に合う職場を見つけたい」と感じているのではないでしょうか。

一人で転職活動を進めると、同じ悩みを繰り返してしまうことも少なくありません。

そんなときこそ、保育業界に詳しい転職エージェントの力を借りるのも一つの方法です。

保育士ワーカー

保育士ワーカー
運営会社株式会社トライトキャリア
求人数13,669件(令和8年1月現在)
対応エリア全国
雇用形態正社員、契約社員、パート
公式サイトhttps://hoikushi-worker.com/

保育士ワーカーは、豊富な求人数と手厚いサポートを強みとする転職エージェントです。

希望する園の条件や雰囲気といった詳細情報を教えてくれるのはもちろん、これまでの経験やライフスタイルに合わせた園の選び方についても丁寧にアドバイスしてもらえるのが特徴です。

転職に不安を感じている人も、専任の担当者と相談しながら一緒に転職活動を進めていけます。

「また合わなかったらどうしよう」と悩んでいる人でも、ミスマッチを防ぐ視点でサポートしてもらえるのは心強いポイントです。

マイナビ保育士

マイナビ保育士
運営会社株式会社マイナビ
求人数22,897件(令和8年1月現在)
対応エリア全国
雇用形態正社員、契約社員、パート
公式サイトhttps://hoiku.mynavi.jp/

マイナビ保育士は、保育園の内部事情に精通したプロのキャリアアドバイザーが多数在籍しています。

丁寧なヒアリングを通して、求職者一人ひとりの希望条件やこれまでの経験、働き方への考え方をしっかり把握したうえで、最適な求人を提案してくれます。

じっくり検討したい人から、早期の転職を目指す人まで利用しやすいサービスです。

自分のペースで相談しながら、納得のいく転職を進めたい人におすすめです。

保育士人材バンク

保育士人材バンク
運営会社株式会社エス・エム・エス
求人数37,319件(令和8年1月現在)
対応エリア全国
雇用形態正社員、契約社員、パート
公式サイトhttps://hoiku.jinzaibank.com

保育士人材バンクは、児童発達支援や放課後等デイサービスなど、保育士以外の「子どもに関わる仕事」の求人も数多く取り扱っています。

保育園での業務や人間関係に悩み、転職を繰り返してしまった人でも、理由や背景を丁寧にくみ取ったうえで提案してもらえるでしょう。

「保育園が合わなかった=向いていない」と決めつけず、これまでの経験を活かせる別の選択肢を見つけたい人におすすめです。

まとめ

転職を重ねるうちに、「また合わなかった」「また転職活動をしなくては」と不安を感じる場面もあるかもしれません。

ですが大切なのは、転職を繰り返してしまう理由を振り返り、自分に合った働き方を見つけていくことです。

考え方や視点を少し変えることで、これまでの経験は強みになります。

一人で悩んで辛い時は、転職エージェントの力を借りるのも一つの選択肢です。

自分自身と向き合いながら、納得できる職場選びにつなげていきましょう!

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この記事を書いた人

保育士歴7年、現在は男女2児の母をしています。保育現場で培った経験や知識を活かし、悩んだり困ったりしている保育士の方、保育士を目指している方の力になれるような記事を心がけています。

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