保育士におすすめの派遣会社5選!派遣保育士のメリットや派遣会社の選び方も解説

保育士 派遣会社

「正社員はきつすぎるけど、パートじゃ収入が足りないかも…」そんな保育士さんにおすすめなのが派遣保育士という働き方です。

働く場所や時間を自分で自由に選べるうえ、高時給な求人も多数あります。

人間関係や残業のストレスも少ない場合が多いので、実は理想的な働き方かもしれませんよ。

本記事では、元派遣保育士の視点も踏まえて派遣保育士のメリット・デメリットや派遣会社の選び方、おすすめの派遣会社を5つ紹介します。

この記事をまとめると
  • 派遣保育士は正社員やパートとは異なり、契約内容によって柔軟に働き方を選択できる
  • 自由自在な働き方は魅力のひとつだが、その分不安定さもある
  • 変化に対して順応できる人は向いている
  • 正社員保育士と比較して、月の給与が高くなるときもあるが年収ベースで考えると低くなることが多い
ちあき【元保育士ライター】

私は派遣保育士として勤務経験がありますが、最初に派遣保育士として働こうと決めたときは分からないことだらけで不安でいっぱいでした。
この記事では、元派遣保育士の視点から解説していくので、ぜひ役立ててくださいね。

この記事を書いた人

ちあき

認可保育園で勤務後退職して留学。その後は英語の幼稚園で働く。結婚を機に派遣保育士に転身し、さまざまな園で経験を積む。保育士歴は通算7年ほど。

子どもが重度アレルギー児になったことでライターに転身した2児の母。

目次

派遣保育士という働き方

保育士として働くときの選択肢には、正社員とパート・アルバイトの2種類を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

第三の選択肢として注目されている、派遣保育士という働き方もあります。

保育施設に、派遣会社を通じて一定期間勤務するスタイルです。

次の表で正社員とパートとの違いをチェックしましょう。

正社員とパートとの違い

正社員派遣パート
雇用主保育施設派遣会社保育施設
契約期間無期契約による有期
業務内容多岐にわたる契約による保育補助が多い

表から分かるように、派遣保育士はパートと比較すると業務内容は契約内容次第になるので、保育業務に加われる機会が高い可能性があります。

さらに、契約内容次第では正社員よりも自由度が高い働き方を実現させられます。

反対に契約期間は正社員のように無期限ではないので、安定を重視するなら正社員の選択肢の方が合いそうです。

柔軟さを求めるなら多くのことが契約次第である派遣保育士を選ぶなど、自分のライフスタイルに合った働き方を選ぶことが大切です。

派遣のメリット・デメリット

メリット
  • 高時給の求人が多い 
  • 人間関係のストレスが少ない 
  • 希望の働き方に合いやすい
デメリット
  • 長期勤務になりにくい
  • ボーナスがない場合もある 
  • 勤務先が変わる可能性がある

派遣保育士のメリットを見ると、特にライフスタイルに合わせた働き方をしたい人に向いています。

自分がどんな働き方を望んでいるのか分からないとしても、派遣保育士なら数ヶ月間の契約もあるのでいろいろ試せますね。

一方で、勤務先が変わる可能性があることから不安定さを気にする声もあり、安定した勤務や収入を求める人にはデメリットとなることもあります。

保育士が派遣会社を選ぶときの4つのポイント

派遣保育士として働くなら、自分に合った派遣会社選びがとても重要です。

サポート体制や対応しているエリア、求人の質は会社によって大きく異なります。

本章では、派遣会社を選ぶときにチェックしたい4つのポイントを紹介します。

実際に私が派遣会社に登録するときに確認していた内容なので、ぜひ参考にしてくださいね。

働きたい場所の求人があるか

派遣会社を選ぶ時は、どのエリアに対応できるのか、事前に確認しておきましょう。

派遣保育士を取り扱う人材サービス会社の中には、全国展開の会社や特定の地域に特化した会社があるため、特に地方で求人を探す場合は、希望勤務地の求人があるか確認が不可欠です。

自身の希望に合う対応エリアの派遣会社を選ぶことが、理想の職場を見つけるポイントとなります。

複数の会社に登録し、比較検討することをお勧めします。

担当者の対応が丁寧・親身かどうか

派遣保育士として働く際、派遣先とのやりとりや悩み相談に対応してくれるのが担当者の役割です。

働く環境に不安を感じたときやトラブルが起きた際に、すぐに相談できる存在がいるのは大きな安心材料になります。

丁寧で信頼できる担当者にサポートしてもらえると、初めての職場でも不安なく働き始めることができ、自分らしい働き方を実現しやすくなります。

派遣会社を選ぶ際には、担当者の対応力もチェックしましょう。

福利厚生があるかどうか

派遣だからといって福利厚生が受けられないわけではありません。

社会保険や有給休暇、産休・育休など、正社員と同等の制度が整っている派遣会社も多くあります。

働きやすさを左右するポイントなので、事前にしっかり確認しましょう。

また、交通費の支給があるかどうかや、年に1回の定期健康診断の有無も見落としがちな点です。

安心して長く働くためには、福利厚生の充実度も派遣会社選びの重要な基準となります。

施設の内情が詳しかったり、口コミなどがあるかどうか

派遣会社が保育施設と長く付き合いがある場合、園の雰囲気や人間関係、働きやすさなど、実際に働く前にはわからない内情を把握していることがあります。

そうした情報を事前に共有してくれる会社は、ミスマッチを防ぎやすく、安心して就業先を選べます。

実際の口コミや「この園は園長先生がとても優しいですよ」といった具体的なアドバイスがもらえることもゼロではありません。

派遣会社を選ぶ際は、内情の情報力にも注目しましょう。

どんな人に派遣保育士は向いている?

どんな人に派遣保育士は向いている?
  • 家庭やプライベートと両立したい人 
  • 人間関係に悩みたくない人 
  • いろいろな施設で経験を積みたい人

派遣という働き方は、ライフスタイルや価値観に合わせて柔軟に働けるのが大きな魅力です。

たとえば、家庭やプライベートを大切にしたい人は、週3日勤務や短時間勤務など、自分のペースに合った働き方を選ぶことができます。

人間関係に悩みたくない人にとっては、職場が合わないと感じた場合に契約更新で環境を変えられるのも安心材料です。

また、さまざまな施設で経験を積みたい人にとっては、多様な保育現場を体験できる貴重なチャンスになります。

無理なく保育の仕事を続けたい、今の自分に合った働き方を見つけたい人にとって、派遣は心強い選択肢です。

保育士におすすめの派遣会社5選

ここからは、保育士に人気の派遣会社を5社ご紹介します。

高時給や福利厚生の充実、サポート体制など、それぞれに特徴があるのでよく比較検討してみてください。

自分の希望やライフスタイルに合った派遣会社を見つけましょう!

気になる派遣会社には複数登録するのも手段のひとつですよ。

ヒトシア保育

ヒトシア保育
特徴
  • 特徴 ・担当者のサポートが丁寧
  • 保育専門だから求人が豊富
  • 保育士就職・転職フェアを行っている
運営会社株式会社ネオキャリア
求人数4,025件(2025年7月14日時点)
対応エリア全国
雇用形態正社員、パート、派遣など
公式サイトhttps://hitoshia-hoiku.com/

ヒトシア保育は、保育業界に特化した求人サイトで、全国対応・約4,000件以上の求人を掲載しています。

正社員・パート・派遣など多様な雇用形態に対応しており、紹介予定派遣も取り扱いがあります。

さまざまな雇用形態の中から、親身になってくれる担当者と一緒に自分に合った働き方を見つけやすいのが魅力です。

担当者の丁寧なサポートに定評があり、就職・転職フェアも開催されているため、初めての転職や派遣でも安心です。

保育士としての次の一歩を考える方におすすめのサービスです。

保育士ワーカー

保育士ワーカー
特徴
  • 全国対応で求人数が多い
  • 職場の雰囲気など内情に詳しい
  • 保育士に特化したアドバイザーがサポートしてくれる
運営会社株式会社トライトキャリア
求人数29,545件(2025年7月14日時点)
対応エリア全国
雇用形態正社員、派遣、パート
公式サイトhttps://hoikushi-worker.com/

保育士ワーカーは、全国対応で求人数が豊富な保育士専門の転職支援サービスです。

各施設との関係が深く、職場の雰囲気や人間関係など、求人票だけでは分からない内情にも詳しいので安心感があります。

さらに、保育業界に精通した専任アドバイザーが、一人ひとりの希望や悩みに寄り添ってサポートしてくれるため、ミスマッチを防ぎやすい工夫がされています。

また派遣保育士のサポート体制も整っているので、しっかりサポートしてもらいたい方におすすめのサービスです。

ブレイブ保育

ブレイブ保育
特徴
  • 高時給求人が豊富
  • 紹介予定派遣有り
  • 手厚いフォロー体制
運営会社株式会社ブレイブ
求人数2,033件(2025年7月14日時点)
対応エリア全国
雇用形態正社員、派遣、紹介予定派遣、パート
公式サイトhttps://saiyo-braves.jp/-/top/index.html

ブレイブは、高時給の保育士求人を多く取り扱っているのが特徴の派遣会社です。

短期間でしっかり稼ぎたい方や、収入を重視したい方にぴったりのサービスです。

また、日払いや週払いにも対応している求人もあります。

一定期間勤務後に直接雇用を目指せる「紹介予定派遣」の取り扱いもあり、将来的に安定した働き方を希望する人にもおすすめです。

専任コンサルタントによる手厚いフォロー体制が整っており、就業前の不安や悩みにもしっかり対応してくれる点も安心です。

マイナビ保育士

マイナビ保育士
特徴
  • 信頼性の高い大手運営
  • 転職エージェントとしてもサポート力が高い
  • 保育園とのマッチング力が高い
運営会社株式会社マイナビ
求人数20,109件(2025年7月14日時点)
対応エリア全国
雇用形態正社員、パート、派遣
公式サイトhttps://hoiku.mynavi.jp/

マイナビ保育士は、大手「マイナビ」グループが運営する信頼性の高い保育士専門の転職支援サービスです。

長年の実績をもとにした丁寧なサポート体制が魅力で、転職エージェントとしての支援力にも定評があります。

保育園とのつながりも深く、希望条件や働き方に合ったマッチング力が高いのが特徴です。

初めての転職や派遣への挑戦でも安心して利用でき、しっかりと自分に合った職場を見つけたい方におすすめのサービスです。

保育士バンク!

保育士バンク
特徴
  • 業界大手の求人サイト
  • お役立ちコラムも充実
  • 就職・転職フェアも行っている
運営会社株式会社ネクストビート
求人数73,900(2025年7月14日時点)
対応エリア全国
雇用形態正社員、パート、契約社員、派遣
公式サイトhttps://www.hoikushibank.com/

保育士バンクは、保育業界でもトップクラスの規模を誇る大手求人サイトです。

全国の保育士求人を幅広く掲載しており、就職・転職を目指す保育士さんから高い支持を得ています。

求人情報だけでなく、履歴書の書き方や面接対策などに役立つコラムも充実しており、情報収集にも便利です。

また、就職・転職フェアも定期的に開催しており、直接園の担当者と話せる機会があるので安心感があります。

転職活動を幅広くサポートしてくれるサービスです。

元派遣保育士が答える!よくある質問Q&A

派遣保育士として働くのに興味はあっても、「収入は正社員と比較してどれくらい?」「ブランクがあっても大丈夫?」など、不安や疑問を感じている方も多いでしょう。

本章では、元派遣保育士の経験をもとに、よくある質問にわかりやすくお答えします。

派遣保育士として働くイメージをしながら読み進めてくださいね。

Q1:正社員と比べて収入はどう?

派遣保育士の時給はパートやアルバイトと比較すると高めですが、正社員のようなボーナスや昇給は期待できません。

そのため、月収は正社員と同等かそれ以上でも、年収単位で比較すると正社員より少なくなることもあります。

安定した収入を重視するなら、派遣保育士の契約の中でも長期の案件を探して契約をするか、正社員として働くなどの検討をした方が良さそうですね。

Q2:派遣から直接雇用に切り替えられる?

紹介予定派遣という仕組みを使えば、直接雇用に切り替えることも可能です。

実際に働いてから判断できるのは大きなメリットですよね。

紹介予定派遣から働いて、正社員として直接雇用に切り替えた保育士さんの話を聞いたことがありますが、紹介予定派遣を選んだ理由は転職に失敗経験があったからとのことでした。

一方、私は直接雇用に移行するのは派遣会社から禁止されていたので、派遣会社によって紹介予定派遣を取り扱っているかどうかの確認をした方がいいですね。

Q3:ブランクがあっても大丈夫?

派遣はブランク明けでも受け入れてくれる園が多く、復帰の第一歩として最適です。

実際に派遣保育士として働く中で出会った保育士には、それぞれ家庭や介護などの事情で現場を離れていた方も少なくありませんでした。

派遣保育士だからこそ、契約次第で柔軟な働き方を実現させられることを武器にして、いきなりフルタイムに戻らずにまずは短時間や補助業務から契約する賢い選択を取っていた保育士もいましたよ。

無理なく復帰し、慣れてきたら徐々に時間や業務量を増やすこともできますね。

Q4:担当者と合わなかったら変更できる?

ほとんどの派遣会社が、担当者を変更することが可能になっています。

合わないと感じたら我慢せずに相談しましょう。

実際に私は合わない担当者がついたときは、変更してほしいと相談した経験があります。

言いにくいことですが、担当を変えてもらって気持ちがラクになりました。

担当者がどんなにいい人でも人間と人間の相性なので、合わないこともあります。

そんなときに変更に対応してもらえる派遣会社だと、より信頼して働けますね。

Q5:有休、産休、育休、取得できる?

条件を満たせば、有給休暇・産休・育休も取得可能です。

派遣会社でも制度がしっかり整っている会社もありますよ。

私は結婚後に派遣保育士になったので、産休・育休が取れることと取得した保育士が既にいることは事前に確認しておきました。

登録前に自分がチェックしておきたい福利厚生の内容はきちんと確認しておくと安心です。

制度としてあるかだけでなく、実際に取得実績があるかまで確認しておくと実際に自分が利用するとき、気兼ねなく利用できます。

まとめ

派遣保育士は、自分の希望に合わせて柔軟に働ける魅力的な選択肢です。

実際に派遣保育士として働いた経験のある私の意見では、人間関係や働き方に悩んでいる人にこそ、一度は試してみてほしいスタイルと言えます。

本記事を参考に、具体的に自分が派遣保育士として働くことをイメージしてみてください。

自分にぴったりの派遣会社を見つけて、新しい働き方にチャレンジするきっかけとなりますように。

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この記事を書いた人

認可保育園で勤務後退職して留学。その後は英語の幼稚園で働く。結婚を機に派遣保育士に転身し、さまざまな園で経験を積む。保育士歴は通算7年ほど。子どもが重度アレルギー児になったことでライターに転身した2児の母。

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