元園長監修【3歳児・11月】月案/週案の文例(ねらい・子どもの姿・養護・教育・ふりかえりの書き方)

元園長監修【3歳児・11月】月案/週案の文例(ねらい・子どもの姿・養護・教育・ふりかえりの書き方)

「11月の月案は何を書けば良いんだろう?」
「3歳児ならでは月案が思いつかない…」

月案作成って結構大変ですよね。

そこで今回は、元園長監修のもと
実用的な「3歳児・11月の月案例文」をお届けします。

月案作成の負担を減らせるよう工夫してまとめておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

最初に月案作成のポイントをご紹介します。
ただ、いち早く例文をご確認したいという方は「こちらのリンク」を押してください。

目次

先月(10月)の子どもの姿

  • 身の回りのことをやりやすいように、自分なりに工夫する姿があった。
  • 友だちと一緒にごっこ遊びをしながらやり取りを楽しんでいる。
  • 運動会を通してできるようになったことに達成感や自信を持ち、運動会後もしばらく楽しく取り組んでいた。
  • 戸外で自然に興味を持ち、積極的に触れて遊ぶ姿があった。

今月のねらい

養護のねらい

教育(5領域に対応)のねらい

週の保育目標・ねらい

その1(バランス型)

  • 1週目:気温や体調の変化に配慮し、生活リズムを整えながら健康に過ごす
  • 2週目:秋の自然に触れながら、戸外で身体を動かして遊ぶ
  • 3週目:友だちとの関わりを楽しみ、自分の思いや気持ちを言葉で伝える
  • 4週目:身の回りのことを自分でしようとし、できた喜びを味わう

その2(発達や具体的な姿に特化)

  • 1週目:衣服の着脱や手洗い、うがい、片付けなどを自分からやってみようとする
  • 2週目:落ち葉や木の実などに触れ、色や形、匂いなどの違いに気付く
  • 3週目:友だちと一緒に遊びながら、言葉で思いを伝えたり相手の話を聞いたりする
  • 4週目:簡単なルールのある遊びに参加し、友だちと一緒に遊ぶ楽しさを味わう

今月(11月)にある行事とは?

  • 文化の日
  • 勤労感謝の日
  • 避難訓練
  • 秋の遠足
  • 七五三
  • 身体測定

保護者支援

  • 感染症が流行し始める時期なので、家庭でもうがい・手洗い・消毒をし、予防を心掛けてもらうようお願いする。
  • 発表会に向けた練習や、子ども一人一人の様々な表現のようすを伝え、成長を喜び合う。

今月(11月)の遊び

  • 運動遊び
  • 七五三の製作
  • ごっこ遊び
  • 劇遊び
  • 季節の歌を歌う
  • 手遊び
  • 絵本・紙芝居
  • お絵描き・折り紙
  • 秋の自然に触れる散歩・戸外遊び

食育

  • 食器・箸を正しい持ち方で持って食べる。
  • 旬の食材を通して、友だちと同じ食べ物を味わう喜びを感じる。

健康・安全面で配慮すべき事項

  • 朝夕と日中の気温差が大きくなるため、衣服や室温を調節し、快適に過ごせるようにする。
  • 感染症が流行しやすい時期のため、手洗い・うがいの習慣を身に付けられるよう援助する。
  • 戸外遊びでは走る・跳ぶなど活動量が増えるため、子どもの動線や遊具の安全を確認する。
  • 木の実や小さな自然物を扱う際は、誤飲や怪我につながらないよう大きさや状態を確認する。
  • 体調不良の早期発見につながるよう、食欲・睡眠・排泄・機嫌など普段との違いを丁寧に観察する。

職員との連携

  • 感染症についての理解を深め、子どもの体調の変化を早急に発見し対応できるようにする。
  • 子どもの表現する姿を伝え合い、ごっこ遊びや劇遊びが更に展開していく関わりや活動を考え、話し合っておく。

自己評価

  • 気温が低く乾燥する日も増えたため、子どもの体調把握や、室温・湿度の調整、換気、衣服の調節を行い、快適で健康に過ごせるよう配慮した。翌月も継続したい。
  • 着替えでは、ボタンに挑戦したり、衣服を畳んだりを、自分でやろうとする姿に成長が見られる。これからも子どもの意欲を伸ばしていける関わりをしていきたい。
  • 遊びに夢中でトイレの行き渋りや忘れてしまった時、優しく根気よく声掛けし関わることによって、徐々に自ら行けるようになってきた。
  • ごっこ遊びや劇遊びで、登場人物になりきって思い切り表現することによって、言葉の語彙力も広がり、表現が認めてもらえた経験から自信がついたようだった。

養護(生命の保持)の文例

ねらい

衣服の調節を行い、薄着で健康に過ごす

養護・内容

  • 気温の変化に留意しながら、衣服の調節を行い、快適に過ごす(生命の保持)
  • なるべく薄着になり、活動しやすい格好で元気に過ごす。(生命の保持)

養護・予想される子どもの姿

  • 寒さ・暑さを感じて自分で衣服を調節しようとする。
  • 適した衣服の選び方が分からなかったり、寒さからつい厚着になってしまうことがある。

養護・環境構成/保育者の配慮

  • 衣服を選びやすいように、着替えのストックの整理整頓をする。
  • 自分で考えて着替えができたことをほめ、次へのやる気へと繋げていく。
  • 気温・室温・湿度に気を配る。

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養護(情緒の安定)の文例

ねらい

保育者に見守られながら安心して生活する

養護・内容

  • 保育者に優しく受け止めてもらいながら、安心感の中で自信を持って過ごす。(情緒の安定)

養護・予想される子どもの姿

  • 自分の思いをすぐに訴える子どもと、なかなか訴えられない子どもがいる。

養護・環境構成/保育者の配慮

  • 子どもの高さに目線を合わせ、温かい言葉かけをしながら、安心して話しかけられるような雰囲気づくりをする。
  • なかなか訴えられない子どもには、一対一でゆったりと関わる時間を大切にし、表情や仕草から気持ちを汲み取り安心感を与えていく。

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【5領域】教育(健康)の文例

ねらい

自らトイレに行き排泄する

教育・内容

  • それぞれのタイミングで尿意・便意を感じたら、自らトイレへ行き排泄する。(健康)

教育・予想される子どもの姿

  • 保育士の声かけが無くても、尿意・便意に合わせて自らトイレに行く。
  • 遊びに夢中になり、トイレに間に合わなかったり、行き渋りをし我慢してしまう。

教育・環境構成/保育者の配慮

  • 活動中の子どものトイレにもしっかり目配りができるよう、保育者の配置を考えておく。
  • 遊びを中断したくない気持ちをしっかり受け止めながら、トイレに行ってみようという気持ちになれるような声かけを優しく行い、トイレ後のスッキリした心地よさを知らせていく。

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【5領域】教育(健康)の文例

ねらい

衣服の正しい着方・畳み方をしようとする

教育・内容

  • 衣服の着脱を自分で行いながら、ボタン・チャックの正しい留め方を覚える。(健康・環境)
  • 衣服の畳み方を知り、やってみようとする。(健康・環境)

教育・予想される子どもの姿

  • 衣服のボタンやチャックに興味を持ち、まだ慣れずに時間はかかるが最後までやろうとする。
  • 衣服の畳み方を保育者に教わりながら行う。

教育・環境構成/保育者の配慮

  • 自分でやろうとする姿勢を十分認めながら、温かい気持ちで見守る。
  • 脱いだ服は畳んでからしまうよう伝え、一緒に畳み方を確認していく。

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【5領域】教育(人間関係・言葉)の文例

ねらい

友だちと気持ちを伝え合い、やり取りを楽しむ

教育・内容

  • 自分の気持ちを友だちに伝え、友だちの話しも聞き、思いを知る。(人間関係・言葉)
  • 遊びのやりとりの中で、様々な言葉を覚え語彙が広がる。(人間関係・言葉・表現)

教育・予想される子どもの姿

  • 自分の主張をするばかりではなく、友だちの思いも知りながら一緒に遊ぶ。
  • 初めて聞く言葉や友だち・保育者が発する言葉に興味を持ち、真似して話す。

教育・環境構成/保育者の配慮

  • 思いを伝え合う姿を尊重し、見守りながら、必要に応じてさり気なく仲立ちとなる。
  • 遊びの中で、保育者も子どもと一緒に言葉のやり取りを楽しむ。

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【5領域】教育(言葉・表現)の文例

ねらい

絵本や物語を聞いてイメージを膨らませ、表現することを楽しむ

教育・内容

  • 物語の中の役柄になりきり、共通のイメージの中で友だちと遊ぶことを楽しむ。(言葉・表現)

教育・予想される子どもの姿

  • 絵本や物語に親しみ、友だちと一緒に登場人物の真似をしたり、なりきって楽しく遊ぶ。

教育・環境構成/保育者の配慮

  • 子どもの興味に合わせた内容の絵本や物語を選び、繰り返し読み親しみが持てるようにする。
  • 声に抑揚をつけたり、間をあけたり、囁いたり、物語の場面に合わせて読み方を工夫する。
  • 子どもなりのなりきりの姿や表現を肯定的に受け入れ、表現することに自信が持てるような関わりをする。

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【5領域】教育(環境・表現)の文例

ねらい

秋の自然物に触れ、製作やごっこ遊びを楽しむ

教育・内容

  • 秋の自然に触れながら、季節の移り変わりを感じる。(環境)
  • 自然物を自ら遊びに取り入れて楽しむ。(環境・表現)

教育・予想される子どもの姿

  • 発見したこと・物を嬉しそうに保育者に伝える。
  • 自然物を遊びの中に取り入れ、製作やおままごとなどを楽しむ。

教育・環境構成/保育者の配慮

  • 紅葉の色の変化や冷たい風など、深まる秋を感じられる経験を一緒に味わい、子どもの気づき一つ一つに丁寧に共感する。
  • 製作やおままごとに使う材料を十分に用意しておく。
  • 工作の道具を使う際は、安全な使い方を知らせる時間を設け、使用中は保育者がそばについて見守る。

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3歳児/11月におすすめの保育

絵本

  • 『どんぐりむらのぼうしやさん』
  • 『おおきなかぶ』
  • 『やきいもするぞ』
  • 『さつまのおいも』
  • 『14ひきのあきまつり』
  • 『もりのおふろ』

製作

  • どんぐりを使った秋の自然製作
  • 落ち葉のこすり出し・スタンプ製作
  • きのこの製作
  • みのむしの製作
  • 焼き芋をテーマにした製作
  • 七五三の千歳飴袋製作

歌

  • どんぐりころころ
  • 大きな栗の木の下で
  • まつぼっくり
  • やきいもグーチーパー
  • きのこ
  • 山の音楽家

手遊び

  • やきいもグーチーパー
  • 大きな栗の木の下で
  • パン屋さんにおかいもの
  • むすんでひらいて
  • あたまかたひざポン
  • げんこつやまのたぬきさん

室内外遊び

室内遊び
  • ごっこ遊び
  • 積み木・ブロック遊び
  • 粘土遊び
  • 新聞紙遊び
  • 楽器遊び
  • 簡単なルールのあるゲーム
  • 自然物を使った製作
  • 絵合わせ・カード遊び
室外遊び
  • 散歩
  • 落ち葉・どんぐり拾い
  • 鬼ごっこ・しっぽ取り
  • ボール遊び
  • 遊具遊び
  • 自然物を探す探検遊び
  • かけっこ・リレー遊び
  • 秋の自然観察

元園長が教える月案・週案の重要ポイント

元園長が教える月案・週案の重要ポイント

大前提、月案を作る上でどんなことが重要なのか?

実際に保育士さんたちの数々の月案をチェックしてきた元園長先生に、重要ポイントを伺いました。

意識してほしいポイント
  • 年間カリキュラムに基づく計画を立てる
  • まずは「前月の子どもの姿」から考え始める
  • 「今月のねらい」と「具体的な内容」は連動して考える

この3つが、年齢・時期に関わりなく月案を作成する上で意識してほしい点です。

要するに、「保育園での活動を通して、子どもたちにどんな姿になってもらいたいのか」を考えると良いということですね。

逆によくあるダメなパターンは、ねらいと内容が連動していないものです。

いったい何のための月案なのか考えられていないと、作り直しとなってしまいます。

11月・3歳児の月案のポイント

次に、「3歳児・11月」ならではの月案のポイントを紹介します。

3歳児・11月の月案を考える上でのポイント
  • 気温の低下と共に増える感染症の予防について、子ども達ができることを考える。
  • 自分でできたという満足感が味わえるような活動を考える。
  • 発表会に向けて、子ども達の表現を形作りしていく導き・関わりをする。
  • 戸外で伸び伸びと体を動かして遊んだり、深まる秋の自然に触れる機会を作る。

友だちとの遊びがますます楽しくなっていく時期です。友だちを見て刺激を受けながら、言葉も心も一段と成長していきます。

ごっこ遊びの延長から劇遊びへと繋いでみるなど、発表会に向け、楽しく自然な流れで準備を進めていきたいですね。

3歳児11月の月案まとめ

11月は、秋の自然に触れる活動や戸外での運動遊びを楽しみながら、友だちとの関わりを深めていきたい時期です。

子ども一人一人の「やってみたい」という気持ちを大切にし、身の回りのことを自分でしようとする姿や、友だちと思いを伝え合う姿を丁寧に見守っていきましょう。

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この記事を書いた人

ほいポケ編集部のアバター ほいポケ編集部 保育士ライター集団
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