学童保育指導員の志望動機や履歴書の書き方を解説!パート・アルバイト・転職の例文も紹介

学童保育 志望動機

放課後や長期休みの際、子どもの学童期をサポートする学童保育指導員。

ほとんどの家庭が共働きの時代ですので、利用している子どもも増えています。

今回は、学童保育指導員の志望動機や履歴書の書き方を解説していきます。

保育士からの転職やパートやアルバイト、未経験者の方のための例文もご紹介しますのでぜひ参考にしてくださいね。

この記事をまとめると
  • 学童保育指導員の役割や支援内容を解説
  • 保育士からの転職やパートやアルバイト・未経験者の方のための例文
  • 志望動機の書き方で大切な3つのポイント
  • 履歴書や志望動機を書く時の3つの注意点
  • 学童保育指導員の悩みを紹介
  • 学童保育指導員への転職に役立つおすすめ転職サイト3つ
Yama【幼稚園教諭ライター】

特別な資格がなくても働ける職場が多いので、未経験でも挑戦しやすいのが魅力です。子どもとかかわることが好きな人や気持ちや成長に寄り添える人に向いている仕事です。ぜひ学童保育指導員を志望する際は、記事に目を通して参考にしてください。

この記事を書いた人
yamaライター

Yama 幼稚園教諭ライター

幼稚園教諭歴10年、保育士資格有。体を動かすことが好きで、一緒に走り回って遊んでいました。現在は2児の母をしながら、子育てと保育の経験を活かしてWebライターをしています。

目次

学童保育指導員(放課後児童支援員)とは?

学童保育指導員(放課後児童支援員)は、放課後や長期休暇中に小学生が安心して過ごせる環境を整え、宿題や遊びのサポート、生活習慣の指導などを行う仕事です。

保護者や地域と連携し、子どもたちの成長を見守ります。

ここでは役割や支援内容、求められるスキルなどを解説します。

まずはどんな特徴があるのか理解しましょう。

学童保育の役割

学童保育指導員(放課後児童支援員)は、保護者が仕事などで家にいない間、小学生の子どもたちを安全に預かり、放課後や長期休暇中に適切な援助や見守りを行います。

子どもたちにとって、安心できる居場所を提供しながら、成長を支える大切な役割を担っています。

役割
  • 子どもたちに安全で安心できる居場所を提供
  • 子どもの自主性や社会性を育む活動やサポート
  • 保護者が安心して働けるよう、家庭と連携しながら支援
  • 宿題や遊びを通して、子どもの健やかな成長を見守る

学童保育の支援内容

子どもたちが放課後に安心して過ごせるよう支援を行っています。

例えば、宿題や勉強のサポートや遊びを取り入れ、友達との関わりを深める機会も大切にしていますよ。

さらに、基本的な生活習慣を身につけられるように指導しています。

一人ひとりの悩みや困りごとにも寄り添い、安心して過ごせる環境づくりを心がけているのです。

役割や支援内容
  • 宿題や勉強のサポートを行い、学習習慣の定着を促す
  • さまざまな遊びを通じて子どもの心身の発達を促す
  • 日常生活の基本的な習慣を身につける指導をする

学童保育の特徴

学童保育の大きな特徴は、学年を超えて子どもたちが交流できることです。

異年齢の子ども同士が一緒に過ごすことで、協調性が自然と身につきます。

また、長期休みも利用できるため、保護者の方も安心して仕事に専念できるのが魅力です。

イベントや行事があり、子どもたちの成長を多方面から支えている場所ですよ。

役割や支援内容
  • 学年を超えた交流がある
  • 長期休みにも対応している
  • 異年齢の子どもたちが一緒に活動し社会性が育まれる
  • イベントや行事を通じて、子どもたちの成長を支えている

学童保育支援員(放課後児童支援員)に求められるスキル

子どもたちの小さな変化に気づく観察力や、安心して過ごせるよう丁寧に寄り添う姿勢が求められます。

また、保護者や同僚としっかり連携しながら、安全を守るための判断力や管理能力も大切です。

役割や支援内容
  • 子ども一人ひとりの気持ちや成長を丁寧に見守る観察力
  • 子どもや保護者、同僚と円滑にコミュニケーションが取れる力
  • 緊急時やトラブル発生時に落ち着いて対応できる判断力
  • 安全な環境を維持するための管理能力
  • 行事や活動を企画・運営する力

学童保育指導員になりたい!志望動機の例文を紹介

学童保育指導員の志望動機を考える時は、自分がなぜこの仕事に興味を持ったのかや、子どもたちと関わりたい思いを素直に伝えることが大切です。

経験や自分の強みを活かし、子どもたちの成長を支えたいという気持ちを込めて志望動機を考えてみましょう。

ここでは、保育士経験者やパート志望、未経験の応募などそれぞれに合う例文をご紹介します。

学童保育指導員の志望動機例文【保育士からの転職】

経験を活かしつつ、学童期の子どもたちへの新たな関わり方や支援への意欲を具体的に伝えることが大切ですね。

保育士として乳幼児の成長を見守ってきましたが、今度は小学生の子どもたちが放課後を安心して過ごせる環境づくりに携わりたいと考え、学童保育指導員を志望しました。
これまで培った子どもとの信頼関係を築く力や保護者とのコミュニケーション力を活かしながら、異年齢の子どもたちが互いに学び合える場をサポートしていきたいです。

自分の強みや思いをしっかり盛り込みます。

保育士として多くの子どもたちやご家庭と関わる中で、学童期ならではの成長や悩みに寄り添う支援がしたいと感じるようになりました。
子どもたちが自分らしく過ごせる居場所を提供し、日々の生活や遊び、学びを通して社会性や自主性を育むお手伝いができると考えています。
保護者の方とも連携しながら、一人ひとりの個性を大切にした支援を心がけたいです。

元保育士ライター

これまでの保育経験や保護者対応のスキルを活かしたいという思いを伝えると、説得力が生まれやすいでしょう。

学童保育指導員の志望動機例文【パート・アルバイト】

ご自身の子育て経験や学童保育の思い出、または得意なことなどを交えて、どのように関わりたいかを具体的に伝えることが大切です。

私自身、子どもの頃に学童保育を利用しており、楽しい思い出が今でも心に残っています。
安心して過ごせる場所があることの大切さを実感しているので、今度は自分が子どもたちの居場所づくりに関わりたいと思い、応募しました。
体を動かすことや工作が得意なので、子どもたちと一緒にさまざまな活動を楽しみながら成長を見守っていきたいです。

日々の活動を通して成長を見守りたいという気持ちを盛り込むと、より誠実で温かい印象を与えられるでしょう。

子育てがひと段落し、これまで家庭で培った経験を活かして社会に貢献したいと考えるようになりました。
学童保育では、子どもたちが放課後を安全に過ごせるだけでなく、友達との関わりや新しい発見がたくさんあると思います。
子どもたち一人ひとりの気持ちに寄り添い、温かくサポートできる指導員を目指したいです。

元保育士ライター

保護者やスタッフとの連携を大切にしている姿勢もアピールすると、信頼感のある志望動機になりますよ。

学童保育指導員の志望動機例文【未経験からの転職】

職歴や人生経験の中で培ったスキルや人柄をどのように活かしたいかを具体的に伝えることが大切です。

これまで異業種で働いてきましたが、子どもと関わる仕事に強い憧れを持つようになり、学童保育指導員を志望しました。
未経験ではありますが、子どもたち一人ひとりの気持ちに寄り添い、安心して過ごせる居場所づくりに貢献したいと思っています。
前職で培ったコミュニケーション力や責任感を活かし、成長を支える存在になりたいです。

「子どもたちの成長を支えたい」「安心できる居場所を作りたい」といった思いをしっかり言葉にすることで、未経験でも意欲や熱意が伝わりやすくなりますよ。

未経験ですが、以前から子どもたちの成長に関われる仕事に興味がありました。
前職では接客業を行っていました。
経験を通じて培った対人スキルを活かし、学童保育の現場で子どもたちの自主性を尊重しながら、安全で楽しい環境づくりを目指したいと考えています。
新しい環境で一生懸命学び、貢献したいです。

元保育士ライター

自分なりのエピソードや将来の目標を盛り込むことで、よりオリジナリティが出ますよ。

学童保育(放課後児童支援員)の志望動機の書き方で大切なポイントは?

学童保育(放課後児童支援員)の志望動機を書く時は、「子どもが好き」という気持ちだけでなく、自分の経験やスキル、将来の目標なども具体的に伝えることが大切です。

ここでは、志望動機をより魅力的にするためのポイントをご紹介します。

施設の方針や特徴に共感した理由や、学童保育で活かせる強みも盛り込むと、より魅力的な志望動機になりますよ。

学童保育で活かしたい経験やスキルを中心に書く

過去の経験や、特技などの自分の強みをどのように学童保育で活かせるかを具体的に伝えることが大切です。

単に「子どもが好き」という気持ちだけでなく、前職で培ったコミュニケーション力や企画力、または子育てやボランティアの経験などを伝えましょう。

実際に役立つスキルやエピソードを盛り込むと、説得力のある志望動機になりますよ。

自分ならではの視点や思いをしっかり言葉にして伝えることがポイントです。

学童保育の方針や特徴に共感していることを伝える

施設が掲げている方針や特徴にどのように共感したのかを具体的に伝えることが大切です。

例えば、「子どもたちの自主性を大切にしている」「地域とのつながりを重視している」など、施設ごとに考え方があります。

自分がなぜその方針に共感したのか、また自分の経験や考え方とどのように重なるのかを書くことで、熱意が伝わります。

「共感しました」と書くだけでなく、具体的なエピソードや理由を盛り込むと、より説得力のある志望動機になりますよ。

将来の目標を述べる

将来の目標を伝えることは、とても大切です。

自分が学童保育の現場でどのように成長したいのかどんな指導員を目指しているのかを具体的に話すと、施設側に前向きな姿勢や長く働きたいという意欲が伝わります。

  • 子どもたち一人ひとりと丁寧に向き合い、信頼される存在になりたい
  • 将来的には地域と連携したイベントを企画し、子どもたちの社会性を育てたい

上記のように例を盛り込むと説得力が増します。

貢献したい思いや、将来のイメージをしっかり伝えることが大切ですよ。

学童保育指導員の履歴書や志望動機を書く時の注意点

学童保育指導員の履歴書や志望動機を書く時は、内容だけでなく書き方にも注意が必要です。

誤字脱字や空欄を避けることはもちろん、志望動機は応募先ごとに心を込めて作成することが大切です。

ここでは、どんなことに注意して書けばいいのか解説していきます。

細やかな気配りや誠実さが伝わる書類作りを心がけることで、より良い印象を持ってもらえるでしょう。

誤字脱字がないようにチェックする

書き終えたら、誤字脱字がないかしっかり確認することがとても大切です。

どんなに内容が素晴らしくても、誤字脱字があると小さなミスとなり、施設側に「丁寧さに欠ける」「注意力が足りない」といった印象を持たれてしまいます。

提出前に必ず見直しましょう。

元保育士ライター

あなたの誠実さや信頼感を伝える大切なポイントになりますよ。

履歴書に空欄を作らないようにする

当たり前のことですが、できるだけ空欄を作らず、すべての項目を丁寧に埋めることが大切です。

空欄が多いと「やる気が感じられない」「細かい部分まで配慮できない」と思われてしまうことがあります。

元保育士ライター

特に志望動機や自己PR欄は、あなたの熱意や人柄を伝える大切な場所ですので、しっかりと自分の思いを言葉にして記入しましょう。

志望動機は使い回ししない

志望動機は他の応募先と使い回しはせず、施設ごとに内容を考えましょう

使い回すと、採用担当者にもすぐに伝わってしまい、熱意が感じられない印象を与えてしまいます。

施設の方針や特徴、自分が共感した点をしっかり盛り込み、オリジナリティのある志望動機を心がけましょう

元保育士ライター

施設ならではの方針や特徴、共感したポイントなどを具体的に盛り込むことで、あなたの思いや本気度が伝わりますよ。

就職前に知っておきたい学童保育指導員のよくある悩み

学童保育指導員として働く中で、子どもや保護者とのコミュニケーションの取り方など、人間関係に関するストレスも大きな課題となっています。

また、給料や人員配置など待遇面での悩みもあるでしょう。

ここでは、実際に学童保育指導員として働いている人のリアルな声をまとめました。

志望する際には、参考にしてくださいね。

指導員の人数不足による体力的な負担

年々、預かる児童数が多くなるー方、職員数は、欠員だったり処遇改善されない事で40数名を3人で見守る事があります。 事務仕事ももちろんあります。 勤務時間15分〜20分前に入るようにしてますが、他の方は1時間以上も前から勤務に入られてます。

引用:Yahoo!知恵袋

共働きが当たり前になっている時代なので、小学校入学と同時に学童保育を利用する子どもも増えていますよね。

一方で、施設側の職員の配置などの受け入れ態勢が十分でないことがあります。

人員不足から、仕事量が増えてしまい、終わらず時間外に作業をするといった状況が生まれ、体力的に負担を感じている職員が多いようです。

給与の低さ

保育士もやけど幼稚園教諭とか学童保育の指導員とか保育にかかわる仕事の給料が安やねん。非営利でせなあかんのやからちゃんと国が補助しろすぎて話。

引用:X(旧Twitter)

保育士や幼稚園教諭にフォーカスされがちですが、学童保育指導員の給料も安いのが現状です。

厚生労働省が公開しているデータによると、平均賃金は、月額20.7万円と低いことがわかります。

小学校入学と同時に、利用する家庭も多く子どもが増加している中、学童保育指導員が増えないのは低月給も理由の一つでしょう。

参照:学童保育指導員 – 職業詳細 – Job Tag – 厚生労働省

子どもとの関係構築

学童保育で言うことを聞かない子。指導員が注意すると「うざい」だの「クズ」だの言葉が戻ってくる。「そんな言葉を使うなぁ」っと指導員がまた言い返す。こんな日常。保護者に伝えても子どもは「言われたつけ」と感じ指導員は「言ってやった」とは溝は違う。

引用:X(旧Twitter)

子どもたちの素直でない態度や暴力的な強い言葉に、指導員として心が折れそうになることもありますよね。

注意しても反発されると、どう接するべきか悩んでしまうものです。

保育園や幼稚園と違い、保護者とのコミュニケーションが難しく、認識のズレが出ることもあるでしょう。

日々葛藤しながら子どもたちと向き合っている気持ちが伝わってきます。

学童保育指導員への転職に役立つ!おすすめ転職サイト

学童保育指導員への転職を考えている方にとって、保育系の転職サイトの活用がとても役立ちます。

保育業界に特化した転職サイトやエージェントが増えており、専門のアドバイザーが希望条件に合わせて求人を紹介してくれるサービスも充実しています。

ここでは、3つのサイトをおすすめポイントと共にご紹介します。

忙しい方でも、求人探しから面接日程の調整、条件交渉までしっかりサポートしてもらえるので、安心して転職活動を進められますよ。

学童保育指導員への転職に役立つ!おすすめ転職サイト

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まとめ

今回は、学童保育指導員の志望動機や履歴書の書き方を解説しました。

実際に使える例文や注意するポイントを一緒にご紹介したので、面接に活かしてくださいね。

自分自身の具体的なエピソードを盛り込むことで、あなたの人柄が伝わりやすくなります。

また、施設ごとに方針が異なるため、内容に合った話をすることで熱意を持っていると思ってもらえるでしょう。

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この記事を書いた人

幼稚園教諭歴10年、保育士資格有。体を動かすことが好きで、一緒に走り回って遊んでいました。現在は2児の母をしながら、子育てと保育の経験を活かしてWebライターをしています。

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