節分にバレンタインとイベント盛りだくさんの2月。
年度末も迫ってきて慌ただしくなってきた毎日の中で、どんな製作活動をしようかと悩む保育士さんもいるのではないでしょうか?
本記事では、2月にぴったりの製作活動のアイディアを7つ紹介します。
節分のイベントですぐに使える製作やバレンタインデーに思わず保護者にプレゼントしたくなる製作まで幅広く紹介しています。
ぜひご自身の担任するクラスにぴったりの製作をチョイスして、役立ててくださいね。
鬼の豆袋:乳児~幼児までのアレンジ付き!
折り紙で定番のコップの折り方を、大きな画用紙を正方形に切って折ることで、あっという間に鬼の豆袋の土台になります!
コップの口の部分の折り方に注意して、内側に折り込むことで、画像のようなきれいな面ができるので鬼の表情が映えますね。
後は、子どもの年齢や発達状況に合わせて、鬼の顔のパーツを貼り付け、髪の毛を製作してリボンをつければ鬼の豆袋の出来上がり。
どんな髪の鬼にしようかを考えることで、想像力を刺激し、イメージを形にしようと手先を動かすことで思考力も育まれます。
適した年齢:全年齢対応!
- 全年齢に対応している
- 子どもたちが思い思いの鬼を作ることで想像力が刺激される
- 作った製作物で遊べることで自己肯定感がupすることが期待できる
用意する材料・道具
必要な材料
- 画用紙
- 鬼の顔のパーツ
- 花紙(乳児の場合)
- 毛糸(幼児の場合)
必要な道具
- はさみ
- のり
作り方
- コップの折り方は動画のように、口の部分を内側に入れ込むと、折り目のない部分ができる
- 乳児での製作では、豆袋の土台は保育士が作っておく
- 画用紙を正方形に切り取り、コップの形に折って豆袋の土台を作ります。
- 折り目のない面を表にし、あらかじめ準備しておいた鬼の目や鼻などの顔のパーツを、のりで貼り付けて顔を完成させましょう。
- 乳児の場合は、好きな色の花紙を小さく丸めて、鬼の髪として貼り付けます。
- 幼児の場合は、毛糸やアルミホイルを使い、自由に鬼の髪をイメージして貼り付けてましょう。
- 最後に、豆袋にリボンをつけて整えて完成です。
鬼の豆袋の作り方の手順を動画で見てみよう
簡単!節分豆まきバック
牛乳パックだけで土台が完成でき、簡単に製作できる豆まき用のバッグの作り方を紹介します。
アクティブに豆まきを楽しむ幼児クラスの子どもたちにぴったりな製作です。
まず、牛乳パックをカットしてバッグの形に整え、そこにカラーガムテープを貼って装飾します。
あまり使う機会のないカラーガムテープを使うことで、普段よく使うセロハンテープやガムテープとの違いを感じられ、気づきを得たり、子どもたちの手先の巧緻性が育まれたりすることが期待できます。
適した年齢:3~5歳児
- 牛乳パック1つで土台が完結する
- 壊れにくく、扱いやすいので見た目よりも実用面を重視したい時におすすめ
- 準備物が少ない
用意する材料・道具
必要な材料
- 牛乳パック
必要な道具
- はさみ
- カラーガムテープ
- ペン
作り方
- バッグのひもの部分を繋げる時にはしっかり固定することで壊れにくくなる
- カラーガムテープは隙間ができないように巻くことで見栄えがよくなる
- 牛乳パックを3分の2ほど潰し、上部のバッグのひもになる部分を残して切り取ります。
- ひもになる部分を繋げるとバッグの土台が完成します。繋げる際は強度を意識してしっかり固定しましょう。
- 牛乳パックにカラーガムテープを巻きつけて、色を付けていきます。
- バッグのひもの部分もカラーガムテープを巻き付けましょう。
- 底に近い部分に黄色のガムテープを巻くことで、鬼が履いているトラのパンツを表現します。
- 最後にトラ模様を描き、鬼らしさを強調して完成です。
節分豆まきバックの作り方の手順を動画で見てみよう
鬼のでんでん太鼓
一見難しそうに見えるでんでん太鼓の製作ですが、工程を分けて進めることで意外と簡単に作ることができます。
保育士が事前に準備する部分と、子どもが実際に手を動かして製作する部分をうまく分配してバランスを取ることで、乳児でも参加できる製作活動になります!
自分で作ったおもちゃで遊ぶ時間は、子どもたちにとって達成感や充実感を得られる貴重な体験になることでしょう。
子どもたちの成長発達や年齢に合わせてアレンジしてみてくださいね!
適した年齢:1~5歳
- 出来上がった作品で遊べることで達成感や充実感を得られる
- 年齢に合わせて子どもが行う工程を増やしたり、減らしたりすることで幅広い年齢に対応できる
用意する材料・道具
必要な材料
- 段ボール
- 画用紙
- ボタン
- 糸
- シール
- 割り箸
必要な道具
- はさみ
- のり
- コンパス
- ペン
- クレヨン
- テープ
作り方
- 糸の長さは円の半径より少し長い程度がよい
- 鬼の顔はクレヨンで描くよりパーツを貼り合わせる方がおすすめ
- 段ボールでにコンパスで円を描き、切り取って台紙を用意します。
- 段ボールの円と同じサイズで赤と青の画用紙も用意しましょう。
- 糸を適当な長さに切り、ボタンに結びます。
- 段ボールの円にボタンが結ばれた糸をテープで留めます。
- 鬼の角を表と裏の両方からテープで固定しましょう。
- 持ち手となる割り箸をテープでしっかり留めます。
- 赤と青の円に鬼の髪の毛となる糸を付けます。
- 自由に鬼の顔を描いたり、パーツを貼り合わせましょう。
- 出来上がった鬼の顔を土台の段ボールの円に貼り合わせて完成です。
鬼のでんでん太鼓の作り方の手順を動画で見てみよう
紙皿で作る鬼のお面
紙皿を使って作る鬼のお面の製作を紹介します。
子どもたちが自由に鬼の顔をクレヨンで描くため、それぞれの作品が個性豊かに仕上がります。
子どもたち自身が自分のイメージする鬼を表現することで、想像力や創造性が育まれるのが特徴です。
また、鬼の髪を花紙で作る際には、髪の量を調整するため、どのくらいの量が適切かを自分で考える力も養うことができます。
楽しく製作活動に取り組みながら、考える力や手先の器用さを伸ばすことが可能です。
適した年齢:3~4歳
- 出来上がったお面をつけて遊ぶことが可能
- 画用紙を選んだり、顔を自由に描けたりすることで子どもたちの個性を発揮できる
- 自分のイメージを形にすることで想像力や創造性が育まれる
用意する材料・道具
必要な材料
- 画用紙
- 紙皿
- 花紙
必要な道具
- はさみ
- ペン
- ボンド
- 輪ゴム
- クレヨン
作り方
- 鬼の顔の画用紙はさまざまな色を用意しておいて、子どもたちが選択できるとよい
- 「鬼は優しい顔?怖い顔?」など声をかけるとイメージがわきやすい
- 角にも模様を描くとかわいらしく仕上がる
- 紙皿を半分に切ります。
- 紙皿の型を取った画用紙にクレヨンで鬼の顔を描きます。
- 角にもクレヨンで模様を描きましょう。
- 画用紙を線に沿ってはさみで切ります。
- 花紙をくしゃくしゃに丸めたり、好きな大きさにちぎったりして鬼の髪の毛を作ります。
- 鬼の頭あたりにボンドで花紙で作った髪の毛を貼り付けましょう。
- 角を貼り、紙皿に貼り付けます。
- お面のひもとなる部分を製作します。
- お面にテープでしっかり固定して完成です。
紙皿で作る鬼のお面の作り方の手順を動画で見てみよう
バレンタインにぴったりの立体ハートの製作
立体になって飛び出すハートの製作を紹介します。
複数枚のハートの形を切り取り、重ね合わせて貼り付けることで立体的なハートを作ります。
はさみでハートの形を何回も切り取るので、はさみを使うことに慣れ親しんでいる幼児クラスの子どもたちの中でも特に年中・年長児におすすめです。
手先の器用さや集中力が養われるだけでなく、作品が完成した時には達成感を味わうことができるでしょう。
適した年齢:4~5歳
- 手先の器用性を高められる
- 立体感を楽しむ
- 完成したときに達成感を味わえる
用意する材料・道具
必要な材料
- 色画用紙
必要な道具
- はさみ
- のり
作り方
- ハートを貼り付ける時は片面だけにのりを付けて重ねる
- 最後のハートだけは全面にのりを付けて貼り合わせる
- ベースとなるハートの型を作ります。
- ハートの型に合わせて、さまざまな色の画用紙を切り抜きます。
- 切り抜いたハートをそれぞれ半分に折りましょう。
- 台紙となる紙を半分に折って、中心線に半分に折ったハートを配置してのり付けします。
- ハートの片面だけにのりを付けて貼り合わせていきましょう。
- 最後のハートは全面にのりを付けて貼り合わせたら、立体的に飛び出すハートの完成です!
ハートの製作の作り方の手順を動画で見てみよう
バレンタインにぴったりなハートのガーランド
保育室に飾ると、明るく華やかな雰囲気になること間違いなしのハートのガーランドの製作を紹介します。
一見複雑で難しそうに見えますが、実は基本的なじゃばら折りができれば、誰でも簡単に作ることが可能です!
いつもの折り紙に加えて、変わった折り紙や柄付きの折り紙なども使用すれば、子どもたちの個性を反映させたハートが作れますよ。
また、製作活動自体も手軽で楽しく、子どもたちの手先の器用性や集中力を育むのにぴったりです。
適した年齢:3歳~
- 準備物が少なく、手軽に製作活動ができる
- じゃばら折りは、集中力と器用性を高めることが期待できる
- 色や柄、大きさなどで子どもたちの個性が表現できる
用意する材料・道具
必要な材料
- 円に切った折り紙
- 糸
必要な道具
- のり
- 円形カッター(あると便利)
- はさみ
作り方
- トレーシングペーパーの折り紙や柄付き折り紙を使用すると華やかな仕上がりになる
- 折り紙の大きさは大中小さまざまあると変化のある作品になる
- じゃばらの中心を貼り合わせた後は、ゆっくり慎重に開く
- 好きな色や柄の折り紙を用意し、円の形に切り取ります。
- 折り紙をじゃばら状に細かく折り進めます。
- 最後まで折ったら、真ん中から半分に折りましょう。
- 重なった中心部分をのりでしっかりと貼り合わせます。
- 丁寧に開くとじゃばら折りのハートの形が完成です!
- ハートを複数個作成して、裏面を糸とテープで繋ぎ合わせればガーランドの完成!
ハートのガーランドの作り方の手順を動画で見てみよう
スタンプと手形で作るバレンタインカード
低年齢の子どもたちがまるで自分の手でハートマークを作っているかのような、かわいらしいバレンタインデーのカードの製作を紹介します。
手形を使って作るため、乳児クラスでも無理なく簡単に楽しめる製作活動です。
掴みやすいスポンジのスタンプを使って背景をカラフルに仕上げ、上から手形を組み合わせてハートの形に見えるように配置するのがポイント。
製作活動ですが、手形を通して絵の具の感触を味わうことで感触遊びとしての一面も持ちます。
適した年齢:0~2歳
- 乳児でも無理なく行える製作活動
- 絵の具を手で触れることで感触遊びとしても楽しめる
用意する材料・道具
必要な材料
- 白の画用紙
- 薄だいだいの色画用紙
必要な道具
- 絵の具
- メラニンスポンジ
- はさみ
作り方
- 手形を取ったときに指がくっついている場合は、切り込みを入れると手らしく仕上がる
- 手形の配置はハートの形になるように、工夫して貼り付ける
- 白の画用紙にスポンジを使って好きな色の絵の具でスタンプを押します。
- スタンプした画用紙を乾かしている間に、薄だいだい色の画用紙に子どもたちの手形を取ります。
- 画用紙から手形を切り取りましょう。
- スタンプをした画用紙が乾いたら、切り取った手形と手形の間がハートの形になるように配置して、のり付けします。
- 好きなメッセージや名前を入れてデコレーションを加えたら完成です!
バレンタインカードの作り方の手順を動画で見てみよう
まとめ
節分やバレンタインデーなどの2月ならではのイベントに関連した製作活動のアイディアを7つ紹介しました。
どのアイディアもあなたのさらなる工夫と発想で、子どもたちの年齢や発達状況に合わせることが可能で、子どもたちの個性を発揮させられるものばかりです。
年度末に向けて慌ただしくなる2月ですが、本記事が子どもたちと一緒に製作活動楽しむヒントになれば幸いです!
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