【動画解説つき】保育士が1人でもできる出し物アイデア10選|簡単でも盛り上がる!

保育士にとって出し物の準備は、大変な業務の一つです。

特に、一人でおこなう出し物はマンネリ化しやすく、多くの保育士の悩みの原因になっています。

本記事では、忙しい保育士のために、準備に手間がかからない出し物を動画付きで紹介します

子どもたちに喜んでもらえる仕掛けを盛り込んでいるので、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

【早見表】保育士が1人でできる出し物10選(簡単さ・盛り上がり度で評価)

まずは、「どんな出し物が良さそうか」比較しやすいように一覧を作りました。

簡単さ・盛り上がり度、そして準備するものを表記しているので、
シチュエーションに合わせて良さそうなものを選んでみてください。

気になる出し物が見つかったら、リンクから見出しに飛び、準備や演出の詳しいやり方を確認しましょう。

今回紹介する出し物は、以下のポイントで選びました。

出し物を選んだポイント
・準備に時間がかからない
・短時間でおこなえる(導入に使える)
・教育に活用できる
・盛り上がる
・保育製作を取り入れられる

①色水マジック

簡単さ★★★★★
盛り上がり度★★★★☆
事前準備:ペットボトル/キャップ/水/絵の具
かかる時間:2~3分
>>クリックで動画・作り方の詳細

②スケッチブックシアター

簡単さ★★★☆☆
盛り上がり度★★★★☆
事前準備:スケッチブック/黒い色画用紙/果物のイラストを貼った色画用紙/クリアファイル
かかる時間:15~10分
>>クリックで動画・作り方の詳細

③シルエットクイズ

簡単さ★★★★☆
盛り上がり度★★★★☆
事前準備:色画用紙/同じイラスト2枚/クリアファイル
かかる時間:15分程度
>>クリックで作り方の詳細

④コップとティッシュのマジック

簡単さ★★★★★
盛り上がり度★★★☆☆
事前準備:紙コップ/ティッシュ
かかる時間:2~3分
>>クリックで動画・作り方の詳細

⑤魔法の紙袋マジック

簡単さ★★★☆☆
盛り上がり度★★★☆☆
事前準備:大きめの紙袋/紙袋に収まるサイズの箱/マジックで取り出したいアイテム
かかる時間:2~3分
>>クリックで動画・作り方の詳細

⑥マジックシアター

簡単さ★★★☆☆
盛り上がり度★★★★★
事前準備:画用紙/クリアファイル
かかる時間:5~10分
>>クリックで動画・作り方の詳細

⑦ペープサート(紙で作る平面人形)

簡単さ★★☆☆☆
盛り上がり度★★★★★
事前準備:色画用紙
かかる時間:10分程度
>>クリックで動画・作り方の詳細

⑧牛乳パックで作るパペット

簡単さ★★☆☆☆
盛り上がり度★★★★☆
事前準備:上部を切り落とした牛乳パック/色画用紙/文字やイラストを描いた厚紙
かかる時間:15~20分
>>クリックで動画・作り方の詳細

⑨手袋シアター(のぼるよコアラ)

簡単さ★★☆☆☆
盛り上がり度★★★★★
事前準備:カラー手袋/フェルト/布用ボンド
かかる時間:20分程度
>>クリックで動画・作り方の詳細

⑩はみがきシアター

簡単さ★★☆☆☆
盛り上がり度★★★★★
事前準備:ホワイトボード/色画用紙/マグネットシートで作ったお菓子/ばい菌のイラストを付けたホワイトボードペン/割り箸とホワイトボードペンのスポンジで作った歯ブラシ/赤色のガムテープ
かかる時間:10~15分程度
>>クリックで動画・作り方の詳細

1人でできる出し物①色水マジック

色水マジックは、準備する材料や工程が少なく、保育士一人でおこなう出し物にぴったりです。

準備に手間は掛からないものの、水の色が変わる不思議なパフォーマンスに、子どもたちは大喜びでしょう。

大勢の前でおこなう際は、大きいペットボトルを使用したり色水の数を増やしたりして、ダイナミックにするのもいいですね。

参考動画

事前に準備するもの・かかる時間

事前に準備するもの
・500㎖のペットボトル※よく洗って、フィルムを剥がしておく
・ペットボトルのキャップ
・水
・絵の具
かかる時間

2~3分

作り方の手順・ポイント

作り方の手順
①ペットボトルの半分くらいまで水を入れる。
②キャップの内側に、直径1㎝程度の絵の具をのせる。
③キャップをしっかり閉める。
ポイント
・2ℓのペットボトルを使用する場合は、絵の具を直径2㎝程度の量にする。
・黄色や水色など、薄い色の絵の具を使用する場合は少し多めにする。
・ペットボトルを振る際は、キャップの内側にある絵の具と水が混ざるように意識する。
・出来上がった色水同士を混ぜて、カラー当てクイズも楽しめる。

1人でできる出し物②スケッチブックシアター

話や歌に合わせて仕掛けを動かすスケッチブックシアターは、保育士が一人でおこなう出し物として人気です。

スケッチブックサイズの製作物は片手で持ちやすいため、一人でもスムーズなパフォーマンスができますよ。

今回紹介するシアターは、子どもたちが釘付けになってしまう、カラフルおばけが登場する作品です。

参考動画

事前に準備するもの・かかる時間

事前に準備するもの
・スケッチブック
・黒い色画用紙
・果物のイラストを貼った色画用紙
・クリアファイル
・はさみ
・のり
・両面テープ
かかる時間

15~20分

作り方の手順・ポイント

作り方の手順
①黒い色画用紙を切って、おばけ型の枠を作る。
②1枚取ったスケッチブックの紙におばけ型の枠を貼り付け、内側の線に沿ってくり抜く。
③クリアファイルをスケッチブックより一回り小さいサイズに切って、おばけの裏面に貼り付ける。
④おばけに顔を付ける。
⑤両サイドと下部に両面テープを付けてスケッチブックに貼る。
ポイント
・ポケットに入れる果物付きの色画用紙は、出し入れしやすいようにポケットより一回り小さいサイズにする。
・おばけの顔は、黒い色画用紙で貼っても、マジックで描き入れても良い。

1人でできる出し物③シルエットクイズ

動物や乗り物などのイラストを影にしたシルエットクイズは、さまざまな場面で活用できる出し物です。

絵本に登場する動物をシルエットにしたり、お散歩前に季節の花をクイズにすれば、子どもたちの関心が広がりイベントが盛り上がります

時間がない場合は、印刷したイラストや封筒を活用して簡単に仕上げましょう。

参考動画

事前に準備するもの・かかる時間

事前に準備するもの
・色画用紙
・同じイラスト2枚
・クリアファイル
・はさみ
・セロハンテープ
・黒色のマジック
かかる時間

15分程度

作り方の手順・ポイント

作り方の手順
①イラストをA4サイズで2枚ずつ印刷する。
②片方のイラストを黒色のマジックで塗りつぶす。
③画用紙を間に挟んで、イラスト2枚を両面に貼り合わせる。
④クリアファイルに色画用紙を貼って、外から中身が見えないようにする。
⑤イラストをクリアファイルに挟む。
ポイント
・手書きや色画用紙で作ったイラストを使用してもいい。
・スケッチブックにイラストを貼って、ページをめくりながら見せるスタイルもできる。
・クリアファイルは封筒で代用できる。

1人でできる出し物④コップとティッシュのマジック

コップとティッシュを使ったマジックは、保育士一人でも手軽にできる出し物です。

仕掛けが簡単なため、少し練習するだけで園児たちが「わっ」と驚く演出ができますよ。

ティッシュの動きを予想する子どもたちには、探求心や好奇心が養われるというメリットもあります。

マジックが楽しめる3歳以上のクラスでぜひ試してくださいね。

参考動画

事前に準備するもの・かかる時間

事前に準備するもの
・紙コップ
・ティッシュ
・カッターナイフ
かかる時間

2~3分

作り方の手順・ポイント

作り方の手順
①紙コップの側部に、底面から幅1~1.5㎝程度の窓ができるように切り込みを入れる。
②切った部分を内側に折り込む。
③丸めたティッシュをコップに入れる。
③コップを逆さにした際に、切り込んだ部分でティッシュを抑えられるか確認する。
ポイント
・カッターナイフで切り込みを入れたあと、周りを1㎜程度縮めておくと動きがスムーズになる。
・折り込んだ部分が戻りにくい場合は、テープで指に接着しておく。
・同じ仕掛けのコップをもう一つ用意すると、別のコップからティッシュが出てくるマジックも楽しめる。

1人でできる出し物⑤魔法の紙袋マジック

魔法の紙袋マジックは、誕生日会やクリスマス会などで子どもたちを喜ばすのに最適です。

どの月齢の園児にもわかりやすいため、イベントの導入でおこなえば盛り上げること間違いなしですよ。

紙袋マジックは、アイテム次第でさまざまな場面に応用できるため、急に頼まれた出し物のネタに活用してください。

参考動画

事前に準備するもの・かかる時間

事前に準備するもの
・大きめの紙袋
・紙袋に収まるサイズの箱
・ぬいぐるみやガーランドなど、マジックで取り出したいアイテム
・はさみ
かかる時間

2~3分

作り方の手順・ポイント

作り方の手順
①紙袋の側面に15㎝×15㎝程度の窓を開ける。
②箱の中に、取り出したいアイテムを入れる。
③紙袋の中にアイテム入りの箱をセットする。
④窓から手を入れて中の箱を支えられるか確認する。
⑤窓から中の箱を支えた状態で、紙袋だけを回転させられるようにする。
ポイント
・取り出すアイテムは全て箱の中に収める。
・窓は手がスムーズに入る大きさに調整する。
・ガーランドなどの長い飾りは、ジャバラ状にして入れておくと取り出しやすい。

1人でできる出し物⑥マジックシアター

枠の中にイラストが浮かび上がってくるマジックシアターは、盛り上がること間違いなしの出し物です。

紙芝居のように園児に向かってイラストを見せるだけなので、保育士一人でも簡単に演出できます。

今回は、時短で作れるマジックシアターを紹介します。

1〜2枚であれば5分程度で作れるため、準備に時間をかけられない場合にもおすすめです。

参考動画

事前に準備するもの・かかる時間

事前に準備するもの
・画用紙
・クリアファイル
・はさみ
・ペン
・セロハンテープ
・両面テープ
かかる時間

5~10分

作り方の手順・ポイント

作り方の手順
①A4を半分にしたサイズの画用紙に、丸・三角・四角のどれかを取り入れたイラストを描く。
②イラストに色を塗る。
③半分に切ったクリアファイルにイラストを挟み、落ちないように両面テープで貼りつける。
④クリアファイルの上下部分をセロハンテープで留める。
⑤イラストの丸・三角・四角のどれかをクリアファイルに写し、油性ペンでなぞる。
⑥イラストを隠すように、無地の画用紙をファイルに挟む。
ポイント
クリアファイルはジップロックの袋でも代用できる。

1人でできる出し物⑦ペープサート

レパートリーが多いペープサートは、多くの保育士が実践している出し物の一つです。

一人でおこなう場合は、持ちやすいサイズ感と形状を意識して作りましょう。

食いしん坊ゴリラのペープサートは、給食の導入にもおすすめです。

ゴリラが色々なものを食べる姿を見れば、子どもたちの好き嫌いが減るかもしれませんね。

参考動画

事前に準備するもの・かかる時間

事前に準備するもの
・色画用紙
・はさみ
・のり
・ペン
・カッターナイフ
かかる時間

10分程度

作り方の手順・ポイント

作り方の手順
①茶色の上に肌色の色画用紙を重ねて貼って、ゴリラの顔を作る。
②ゴリラの顔を描く。※口を開けて笑った表情
③同じサイズでもう1枚ゴリラの顔を作る。※口を開けて泣いた表情
④2つのゴリラの顔を貼り合わせる。
⑤カッターナイフで口の部分をくり抜く。
⑥口より一回り小さいサイズの画用紙に、食べ物のイラストを描く。
ポイント
・ゴリラの口のサイズと位置が、両面で一致するようにする。
・皮付きの食べ物を選んで、裏面には皮を剥いたイラストを描く。
・レモンや玉ねぎなど、泣いた表情に合う食べ物も加える。

1人でできる出し物⑧牛乳パックで作るパペット

牛乳パックで作るパペットは、保育士が一人で出し物をおこなう際に活用できるアイテムです。

登場させるたびに子どもたちからの注目を集められるため、一つ作って持っておくと便利ですよ。

今回は、自己紹介の場面における手作りパペットの使い方をお伝えします。実習生や新人保育士の方は、ぜひ参考にしてくださいね。

参考動画

事前に準備するもの・かかる時間

事前に準備するもの
・上部を切り落とした牛乳パック
・色画用紙
・文字やイラストを描いた厚紙
・はさみ
・カッターナイフ
・ペン
・両面テープ
かかる時間

15~20分

作り方の手順・ポイント

作り方の手順
①牛乳パックの上から4分の1の部分に印を付け、カッターナイフで切り込みを入れる。※切り落とさないように注意
②ぶたの服となる色画用紙を、牛乳パックの切り込みより下の部分に巻き付けて貼る。
③ピンクの色画用紙でぶたの顔を作り、口の部分で切り分ける。
④牛乳パックの切り込み部分がぶたの口になるように、顔を貼り付ける。
⑤色画用紙で作った手を付ける。
ポイント
・文字やイラストを描いた厚紙は、ぶたの口のサイズに合わせて丸く切る。
・ぶた以外にも、好きな動物をモチーフにできる。

1人でできる出し物⑨手袋シアター(のぼるよコアラ)

歌と合わせて演出できる手袋シアターは、保育士が一人でおこなう出し物におすすめです。

動物やキャラクターの動きを視覚的に見せることで、子どもたちは歌詞の場面を想像しやすくなりますよ

「のぼるよコアラ」の歌は、手袋シアターの手番です。

コアラが木に登る動きや、「ゴーゴーゴー」の振り付けを園児と一緒におこない、クラス中で盛り上がりましょう。

参考動画

事前に準備するもの・かかる時間

事前に準備するもの
・カラー手袋
・フェルト
・布用テープorボンド
・はさみ
かかる時間

20分程度

作り方の手順・ポイント

作り方の手順
①グレーのフェルトでコアラのパーツを作って、布用ボンドで貼り合わせる。
②茶色と緑のフェルトで木を作る。
③赤のフェルトで太陽、黄色のフェルトで月を作っておく。
④カラー手袋の甲側に木を貼る。
⑤木に登っている様子で、コアラを貼りつける。
⑥左手の平側に太陽、右手の平側に月を貼る。
ポイント
・布用ボンドやテープを使用すれば、裁縫せずにできる。
・コアラや太陽、月のパーツが映える色の手袋を選ぶ。
・コアラは鼻を大きめにすると表現しやすい。
・木やコアラは、指先より手首に近い部分に貼る。

1人でできる出し物⑩歯磨きシアター

保育士一人で歯磨き習慣を教える際には、ホワイトボードを取り入れたシアターが大活躍です。

ホワイトボードと一緒に、ペンや歯ブラシ、マグネットを使用すれば、歯磨きのストーリーを簡単に作れますよ。

お昼寝の前やおやつのあとの出し物に活用して、子どもたちに歯を綺麗にする大切さを伝えていきましょう

参考動画

事前に準備するもの・かかる時間

事前に準備するもの
・ホワイトボード
・色画用紙
・マグネットシートで作ったお菓子
・ばい菌のイラストを付けたホワイトボードペン
・割り箸とホワイトボードペンのスポンジで作った歯ブラシ
・赤色のガムテープ
・はさみ
・油性ペン
・両面テープ
・接着剤
かかる時間

10~15分

作り方の手順・ポイント

作り方の手順
①色画用紙で口の部分を大きくくり抜いたくまを作る。
②ホワイトボードにくまを貼りつける。
③ホワイトボードの真ん中に、赤色のガムテープを1本貼る。
④油性ペンでホワイトボードに歯を描く。
ポイント
歯ブラシはスポンジを付ける前に、割り箸を適切な長さに切ってビニールテープを巻いておく。
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この記事を書いた人

ほいポケ編集部のアバター ほいポケ編集部 保育士ライター集団

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