保育園で大人気!ちぎり絵あそびのねらいやアイデアを保育士が解説

保育園で大人気!ちぎり絵あそびのねらいやアイデアを保育士が解説

「ちぎり絵」は、紙をちぎって貼るというシンプルな工程の中に、子どもの発達を支える多くの要素が詰まった製作活動です。

はさみを使わず取り組めるため、0歳児・1歳児の幼児から無理なく楽しめる点も大きな魅力でしょう。

下絵や台紙を工夫すれば、季節の行事や自然をテーマにした表現活動としても幅広く活用できます。

本記事では、ちぎり絵を保育に取り入れるねらいや、実践しやすい製作アイデアまで、保育現場ですぐ役立つ情報を分かりやすく紹介します。

この記事でわかること
  • ちぎり絵のねらいと、日々の保育への活かし方
  • 年齢別に適した製作アイデアと援助のポイント
  • 季節を感じる題材選びのヒント
  • 幼児の発達を支えるちぎり絵の効果と注意点
ほいぽけ編集部

年齢ごとの関わり方が分かるので、クラス活動にすぐ取り入れやすい内容です♪

目次

保育園でちぎり絵を製作する「ねらい」は?

保育園でちぎり絵を行うねらいは、指先を使った感覚遊びを通して、子どもの発達を総合的に支える点にあります。

紙をちぎる動作では、指先の力加減や手指の分化が自然と促され、巧緻性の土台づくりへとつながっていくでしょう。

さらに、自分でちぎった形を台紙に貼る経験を通し、「できた」という達成感を味わい、自己肯定感の育ちも期待できます。

色や配置を考える過程では想像力や構成力が刺激され、保育の中で高い教育的価値を持つ活動と言えるでしょう。

  • 指先の巧緻性を育てる
  • 表現する楽しさを味わう
  • 自分で選ぶ・決める力を養う
  • 季節や自然への興味を深める

これらのねらいを意識して援助することで、単なる製作にとどまらず、子ども一人ひとりの育ちを支える活動になります。

ちぎり絵は何歳からできる?

ちぎり絵は、個人差はあるものの、早ければ0歳児後半から楽しめる製作活動です。

0〜1歳児では、保育者がちぎった紙に触れたり、貼る工程を一緒に楽しんだりすることが中心になります。

2歳頃になると、自分で紙をちぎろうとする姿が増え、力加減を試しながら取り組めるようになるでしょう。

3歳以上になると、下絵を意識して貼ったり、色の組み合わせを考えたりと、表現の幅が広がります。

年齢に応じた援助と、環境設定が大切ですよ。

ちぎり絵が子どもの発達に与える影響は?

ちぎり絵は、手指の発達だけでなく、情緒面や認知面にも良い影響を与える製作活動です。

紙の感触や音を楽しみながらちぎる経験は、触覚や固有感覚への刺激となり、感覚統合を促します。

自分の力で紙をちぎり、形を作っていく過程では集中力が高まり、物事にじっくり取り組む姿勢も育まれるでしょう。

表現したいイメージを形にする体験は、自己表現力や考える力を伸ばすきっかけにもなります。

  • 指先の発達と巧緻性
  • 集中力・持続力の向上
  • 色彩感覚や構成力の育成

これらの力は、将来の描画活動や文字を書く力にもつながっていく重要な要素です。

ちぎり絵のやり方

ちぎり絵の基本的なやり方はとてもシンプルですが、技法を少し工夫するだけで表現の幅が広がります。

まずは、台紙と下絵を用意し、子どもが自由に紙をちぎれる環境を整えましょう。

のりは少量ずつ使い、貼る位置を自分で考えられるよう声かけを行うことが大切です。

完成を急がず、過程を楽しむ姿勢を大切にしましょうね。

  1. 大きくちぎって貼る
  2. 細かくちぎって模様を作る
  3. 重ね貼りで立体感を出す

技法を限定しすぎず、年齢や発達に応じて自由に選べるようにすると、より主体的な製作活動になります。

保育園でちぎり絵を行う際の注意点

保育園でちぎり絵を行う際は、安全面と心理面の両方への丁寧な配慮が欠かせません。

誤飲の危険がある年齢では、紙は大きめに用意し、破れにくい素材を選びましょう。

さらに仕上がった作品を、「たくさんちぎれたね」「最後まで貼れたね」と過程を認める言葉をかけることで、子どもが安心して製作に取り組めます。

  • 紙のサイズと素材選び
  • のりの量を調整する
  • 比較や否定をしない

安心できる環境づくりが、子どもの意欲を引き出しますよ。

保育園でできる「ちぎり絵」のアイデア3選【0歳児・1歳児】

0歳児・1歳児では、「ちぎる」ことよりも紙の感触や色を楽しむ経験を大切にしたちぎり絵がおすすめです。

保育者があらかじめちぎった色紙を用意し、台紙に貼って紫陽花や桜を表現すると、季節感のある製作になります。

顔のパーツを大きく配置したシンプルな構成にすると、視覚的に分かりやすく、貼る楽しさを味わいやすくなります。

短時間で終えられる活動にすることで、集中が続きにくい年齢でも無理なく楽しめる点が魅力です。

秋にぴったり!折り紙でちぎり絵の落ち葉を作ろう【色の変化で季節を感じる】

この製作では、折り紙をちぎって貼ることで、落ち葉の色合いや重なりを表現します。

動画では、保育者がちぎり方を見せながら進めており、1〜2歳児でも安心して取り組める内容です。

指先でちぎる感覚を楽しみながら、季節への興味を育てられる点が魅力です。

色の選び方を変えたり、貼る量を調整したりすることで発達に応じた援助ができます。

準備するもの
  • 折り紙
  • 画用紙
  • のり

ちぎり絵とシール貼りで夏野菜製作【食育につながる表現遊び】

緑色の折り紙をちぎって、真っ赤なトマトへと変身させる夏野菜製作です。

動画では、ちぎった紙を丸い台紙に貼り、仕上げにシールで飾る工程が紹介されています。

指先を使う活動と同時に、「トマトは赤くなるんだね」といった声かけを行うことで、簡単な食育にもつながります。

貼る位置に決まりがないため、子ども一人ひとりの表現を大切にできる点もポイントです。

準備するもの
  • 画用紙(黄緑、緑、薄紫、紫、薄黄色)
  • 丸シール(黄色、黒、赤)
  • 折り紙(赤、紫)
  • クレヨン(黒、赤)

【ちぎり絵】おうち遊び/秋製作/ぶどう製作【集中力がぐんと育つ】

ちぎった折り紙を台紙の枠内に貼り、ぶどうの形を完成させる秋のちぎり絵製作です。

動画では、紙を小さくちぎり、指先で一粒ずつ貼っていく様子が分かりやすく紹介されています。

枠の中に収める意識が育ち、自然と集中力や空間認識力が養われます。

保育園では、貼る数を少なめにしたり、大きめの下絵を用意すると無理なく進められるでしょう。

準備するもの
  • 白画用紙
  • 折り紙(紫色)
  • 油性ペン
  • のり
  • クレヨン

保育園でできる「ちぎり絵」のアイデア3選【2歳児・3歳児】

2〜3歳児には、「自分でちぎる」工程を取り入れたちぎり絵が適しています。

形がはっきりしているモチーフは完成のイメージが持ちやすく、成功体験につながりやすいでしょう。

台紙に大きめの下絵を描いておくことで、貼る位置が分かりやすくなり、活動への意欲も高まりますよ。

季節の題材を取り入れると、自然や行事への関心も育ちます。

色選びを子ども自身に任せると、「自分で選んだ」という満足感が生まれ、主体的に製作へ向かう姿が見られるでしょう。

【ちぎり紙遊び】おうち遊び/夏製作スイカ作り【ちぎりやすさが成功のコツ】

折り紙を細長くちぎって、スイカの模様を表現する製作です。

あらかじめ折り紙の端に切り込みを入れておくと、1歳児でもちぎりやすくなりますよ。

テープのりだけでなく、洗濯のりを使うことで感触遊びとしても楽しめます。

ただし、のりが手に残りすぎると不快感につながるため、濡れタオルで拭き取る配慮が必要です。

準備するもの
  • 画用紙(緑・赤)
  • 折り紙(黒) 
  • のり 
  • コンパス
  • はさみ 

ちぎり絵紫陽花・はじき絵あじさい製作【技法の違いを楽しめる】

紫陽花の形をした台紙に折り紙を貼るちぎり絵と、クレヨンと絵の具を使ったはじき絵を組み合わせた製作です。

同じ紫陽花でも、表現方法によって印象が変わる様子も楽しめます。

ちぎり絵では指先の操作性を、はじき絵では色の変化を楽しめるため、年齢や発達に応じて使い分けが可能です。

完成後に並べて飾ると、違いに気づくきっかけにもなります。

準備するもの
  • 画用紙 (薄ピンク、薄紫、黄緑)
  • あじさいの型にした画用紙
  • 折り紙
  • のり
  • クレヨン
  • 絵の具

カンタンちぎり絵で作る秋のイチョウ【ふりかけ感覚で楽しめる】

細かくちぎった色紙を、のりを塗った色画用紙の上にふりかけるようにして作る秋のイチョウ製作です。

動画では、貼る位置を細かく気にせず取り組めるため、小さな子どもでも遊び感覚で楽しめる様子が紹介されています。

色の組み合わせを変えることで、季節ごとのアレンジも可能です。

誤飲防止のため、活動中は必ず見守りを行いましょう。

準備するもの
  • 画用紙
  • 色紙(黄色、茶色、赤)
  • クレヨン
  • 水のり

保育園でできる「ちぎり絵」のアイデア4選【4歳児・5歳児】

4〜5歳児では、構成や表現を意識したちぎり絵に挑戦することで、より深い製作活動が楽しめます。

細かくちぎった紙を重ねて花火の広がりを表現したり、顔の表情や髪型を工夫した人物製作を行ったりするのもおすすめです。

下絵を自分で描く工程を取り入れることで、完成までの見通しを持つ力や計画性が育まれるでしょう。

魚や花などテーマを設定しつつも、色使いや貼り方は自由にすると、子ども一人ひとりの個性が表れますよ。

紙皿でひまわりを作って、夏の花を咲かせよう【季節を感じるダイナミック表現】

夏の代表的な花であるひまわりを、紙皿とちぎり絵で表現する製作です。

花びら部分をちぎった折り紙で貼り付け、中心部分に茶色の紙を重ねることで立体感を出していきます。

指先の感覚遊びを取り入れながら、花の色や形への関心を高められる点が魅力です。

年齢に応じて、花びらの大きさを調整したり、のりを塗る範囲を限定したりする配慮も大切ですよ。

準備するもの
  • 紙皿
  • 茶色の折り紙
  • はさみ
  • のり
  • 手をふくタオル
  • 新聞紙(机に敷く)
  • 黄色のペン

梅雨にぴったり!紫陽花のちぎり絵アート【色の重なりを楽しもう】

梅雨の季節に親しみやすい紫陽花を、ちぎり絵で表現する製作です。

ちぎった折り紙を重ねて貼ることで、紫陽花特有のふんわりとした立体感を出せます。

まだ絵を描くことが難しい年齢の子どもでも、紙をちぎって貼るだけで完成度の高い作品になるのが魅力です。

色の選択を子どもに任せると、主体性も育ちますよ。

準備するもの
  • 色画用紙(水色・紫色)
  • クレヨン
  • 折り紙(緑色/葉っぱ部分)
  • 両面テープ
  • のり
  • はさみ
  • カッター

ちぎり絵で桜の木製作【春を感じるやさしい色合い】

春の訪れを感じられる桜の木を、ちぎり絵で表現する製作です。

幹や枝は画用紙で用意し、花の部分をピンク系の折り紙でちぎって貼っていきましょう。

素材の感触を楽しみながら取り組めるため、感覚遊びとしても効果的です。

個人製作だけでなく、大きな台紙にみんなで貼る共同製作にすると、クラスの一体感も高まりますよ。

準備するもの
  • 色画用紙(ピンク)
  • 花紙(ピンク)
  • おりがみ(柄)
  • クレヨン
  • 液体のり

【秋壁面】みのむしちぎり絵【個性が光るカラフル模様】

画用紙で作った顔と体に、ちぎった折り紙を重ねて洋服を表現していきましょう。

ちぎる紙の大きさや色を自由に選べるため、子ども一人ひとりの個性が自然と表れます。

指先の力加減や、集中力を育てるのにも適した活動です。

年齢に応じて、顔のパーツを描く・切る工程を調整し、安全に配慮しながら進めていきましょうね。

準備するもの
  • 画用紙(肌色・茶色)
  • のり
  • 油性ペン
  • 折り紙(好きな色)
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この記事を書いた人

ほいポケ編集部のアバター ほいポケ編集部 保育士ライター集団
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