2歳児にとって、バレンタイン製作は初めての表現活動の一つとして、楽しみながら取り組める製作です。
簡単な素材を使い、手や指を動かして創造力を育むバレンタイン製作は、子どもたちが愛や感謝の気持ちを表現する良い機会です。
また、親や保育士との触れ合いを通じて、絆を深めることにもつながります。
この記事では、2歳児が楽しめるバレンタイン製作のアイデアや製作の目的、簡単にできる作品を7つ紹介します。
親子や保育の現場で、ぜひ参考にしてください。
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バレンタイン製作のねらい
バレンタインの起源
バレンタインデーの起源は、3世紀ローマ帝国にさかのぼり、愛を守る象徴として殉教した聖バレンタインに由来します。
皇帝クラウディウス2世が結婚を禁じた時代、聖バレンタインは密かに結婚を助けたため捕らえられ、処刑されたのです。
これが後に「愛の日」として広まるきっかけとなり、日本では1970年代にチョコレートと結びつき、感謝や愛を伝える習慣が根付きました。
現在では、手作りギフトや製作活動も大切な愛情表現の手段となっています。
参照:バレンタインデーとは?起源と世界のバレンタイン事情をご紹介
バレンタインの製作は何がある?
- ハート型のカード
- 紙皿で作るフォトフレーム
- 布を使ったギフトバッグ
バレンタインの製作活動では、2歳児であれば簡単に取り組める紙や布を使った製作がおすすめです。
例えば、ハート型のカード作りや、指スタンプで描くアート作品などは人気のあるバレンタイン製作です。
また、紙皿やペーパーバッグをアレンジしてギフトラッピングを作るのも、バレンタインらしい製作として喜ばれます。
これらの活動は子どもの創造性や表現力を伸ばすと同時に、家族や保育士との絆を深める良い機会となります。
【2歳児向け】バレンタインにぴったりの製作7選
2歳児向けのバレンタイン製作では、指先の発達に合わせた簡単で楽しい製作がおすすめです。
例えば、指スタンプや手形を使ったハートのアートは、感触を楽しみながら作れる作品です。
子どもたちが好きな色や素材を使うことで、より楽しい制作時間になります。
また創造性を育むだけでなく、保育士や保護者との関わりも深まる貴重な体験となるでしょう。
ビー玉アートのメッセージカード
ビー玉アートを取り入れて、オリジナルのバレンタインメッセージカードを作りましょう。
ビー玉を転がすことで生まれる、独特の模様が魅力です。
文字を書くのが難しい場合、保育士が代筆したり、子どもたちの好きな絵を描いてあげましょう。
少しのアレンジで、特別感のあるバレンタインカードを楽しく制作できます。
家族へのプレゼントにもおすすめです。
- ティッシュの空き箱 1個
- 画用紙 2枚
- 絵の具 3色
- ビー玉 3個
- ゴム手袋
- マスキングテープ
- はさみ
- ティッシュ箱の上を切り取り、四角い画用紙とハート型の画用紙を用意する。
- ハート型画用紙の裏にマスキングテープを貼る。
- 絵の具3色を用意し、ビー玉に色をつける。
- 箱の中にビー玉を入れ、転がして模様を描く。
- 色付けした画用紙を取り出し、ハートの画用紙を外す。
- 白い部分にメッセージを書いて完成です!
簡単おしゃれなメッセージカード
2歳児頃から楽しめそうな、絵の具を使った特別なメッセージカードを作りましょう。
絵の具を紙に広げ、スライドさせることで美しい模様が生まれます。
あらかじめ大きめの画用紙を用意し、完成後に模様の美しい部分を切り取って使用すると綺麗に仕上がるでしょう。
色の変化を観察することで、制作の楽しみも増しますよ作の楽しみも増しますよ。
道具を揃えて、2歳児ならではの自由な表現を引き出してあげるのがポイントです。
- 画用紙 1枚
- 絵の具 3色
- プラバン(不要になったカードでも可) 1枚
- はさみ
- 画用紙に絵の具を乗せます。
- プラバンで絵の具を横にスライドさせ模様を作ってください。
- きれいな模様ができあがります。
- 必要に応じて不要な部分をカットしてください。
- カードに好きなメッセージを書き込んだら、完成です!
もこもこハートカード
今回は、2歳児でも楽しめるバレンタイン製作を紹介します。
ふわふわの毛糸を使って、見た目も触り心地も可愛いハート型カードを作ります。
画用紙を大きなハートに切り、小さくカットした毛糸を接着剤で貼り付けていきます。
外枠には模様や小さなハートの飾りをつけると、より華やかになります。
ハサミが使える子どもは切る作業も楽しめ、簡単ながら可愛らしい「もこもこハートカード」が完成するでしょう。
- 画用紙
- 毛糸
- ハサミ
- 木工用ボンド
- 壁紙
- 画用紙にハートを先に書いておき、その外枠をハサミで切る。
- 極太タイプの毛糸を小さくカットしてください。(1人分2mくらい)
- ランダムに毛糸をハサミで切っていきます。
- ハートの外枠を装飾していきます。(小さなハートだったり好きな形を先にカットしておいたもの)
- クレヨンやシールだったり、お子さんの好きな物で装飾していきましょう。
- ハートの中央部分にボンドを塗ります。
- ボンドを塗った上に、先ほどカットした毛糸を貼って完成です!
- 小さいハートに、園児の名前を書いて貼れば、壁面に飾ることもできます。
ハート型スタンプ
シンプルな材料で取り組める製作なので、保育士にも負担が少なく子どもたちが自由に楽しめます。
貼り絵や絵の具を使った活動は、感覚を育てる良い機会です。
バレンタインにぴったりなカラーバリエーションを用意すると、見た目が華やかになります。
後片付けが簡単なのもポイントで、2歳児クラスでも気軽に楽しめる製作です。
- トイレットペーパーの芯
- 画用紙
- 絵の具
- トイレットペーパーの先端をグッと潰します。
- 片方を中心に向かって折り曲げるとハートの形の完成です。
- 好きな絵の具を準備します。
- 水で少し薄めて、つけやすいように全体的に伸ばしておきます。
- 先ほど作ったハートの形の芯を、絵の具に付けましょう。
- 画用紙に押しつければ、ハートのスタンプの完成です!
手形ハート メッセージカード
手形を使ったメッセージカードは、子どもたちの成長を記録に残せる素敵な製作アイディアです。
スタンプ台で手形をとるのが難しい場合、カラーペンで手の輪郭をなぞる方法を試すとスムーズに進められます。
完成した手形カードにシールやクレヨンで自由に飾りつけると、より個性的で温かみのある仕上がりになります。
バレンタインにぴったりなアイデアで、家族や大切な人へのプレゼントとしても喜ばれることでしょう。
- 画用紙(好きな色)
- 折り紙(作る分だけ)
- はさみ
- のり
- ペン(鉛筆の方が修正がききます)
- ハサミと紙を用意して、紙は半分に折ります。
- 紙を半分折ったら、ボールペンで手形を取ります。
- ハサミでその手形を切っていきます。
- 開くと、手でハートを作っている手形が出来上がりました!
- この裏側に好きな色の折り紙を当てていきます。
- 折り紙は半分に折ってください。
- 紙を開いたら人差し指と親指のところに線を引いていきます。
- その点と点を結ぶようにしてハートの形を書いて切っていきます。
- 切り取ったら、手のハート部分に埋め込みます。
- 先に貼り付けてもいいし、文字を書いてから貼り付けてもいいでしょう。
チョコの壁面製作
ハートをピンクや茶色などチョコレートを意識した色で飾ることで、バレンタインらしい製作物を作れます。
デザインも、ハートの中にさらに小さなハートを描くなど、デザインの工夫次第で温かみが増すでしょう。
受け取った人に喜ばれる手軽な製作で、クレヨンや折り紙を使ってポップな雰囲気を演出することも可能です。
材料も園にあるもので揃えやすく、後片付けも簡単なので気軽に製作できます。
- 美味しそうな色のハート
- 白シール(人数分)
- 名前ペン
- クレヨン
- 美味しそうなチョコレート(ハートに切ってある折り紙)をデコレーションしていきましょう!
- 絵を描いてもOKです。
- 子ども達に「大好きな人」を聞き、名前シールなどに記入していきます。
- 自分が書いたチョコレートに貼り付けたら完成です!
- ※裏面には、園児の名前を書きましょう。
- 園の壁に飾れば、可愛いバレンタインアートの出来上がりです。
折り紙でチョコレート
キューブ型チョコのクラフトは、折り紙を使って簡単に作れる本物のチョコレートのような作品です。
2歳児でも扱いやすく、完成した作品はプレゼントとしても喜ばれます。
茶色やピンクの折り紙を使い、本物そっくりの見た目に仕上げましょう。
ボックスに入れて贈ることで、さらに特別感を演出できますよ。
バレンタイン製作にピッタリなので、子どもたちと一緒に取り組んでみてください。
- 色のついた面になるように三角に折り、対角線に2か所折り目を付けます。
- 開いて、4つの角を中心までそれぞれ折ります。
- 上下を横の中心線までそれぞれ折ります。
- 一度、全部開きましょう。
- 上下を横の中心線までそれぞれ折ります。
- 下も横の中心線まで折ったら、戻します。
- さらに下を上の三角の角に合わせて折ったら、戻しましょう。
- 左右に開き、折り目にそって下から内側に折り込んでください。
- 反対側も同じように折ってください。
- 裏返したら、チョコレートの完成です!
バレンタインにぴったりの壁画3選
ハートのサンキャッチャー
窓辺に飾ると、光を通して綺麗に輝くハートのサンキャッチャーを作ってみましょう。
薄紙やラミネートフィルムを使うと透明感が増し、カラフルな仕上がりになります。
ハートの枠部分を切り抜き装飾し、ドットシールやマスキングテープで装飾すれば、2歳児でも簡単に取り組めます。
完成品を窓に飾ると、日差しを受けてキラキラと輝き、園内を明るく彩ることができます。
【折り紙】立体ハート
折り紙を使った立体ハートの製作は、簡単ながらも完成度の高いバレンタイン壁画が作れます。
折り紙に描いたハートを切り抜き、さらに上部に切り込みを入れることで、平面的な形が立体的になります。
カラフルな折り紙を使い、個性的なデザインを作るのも楽しいポイントです。
複数のハートを作って並べたり、ガーランドとして壁に飾ることで、バレンタインらしい華やかな雰囲気を演出できます。
【段ボールと毛糸】もこもこハート
毛糸と段ボールを使ったふわふわのハート装飾は、触り心地が心地よく見た目も可愛らしい製作です。
段ボールをハート型に切り抜き、表面に両面テープを貼ったら毛糸を巻きつけます。
100円ショップで手に入る太めの毛糸を使うと、柔らかく温かみのある仕上がりになります。
さらに、毛糸の隙間に造花などを挟むことで華やかさをアップさせることも可能です。
壁飾りや吊るし飾りとして、バレンタインの雰囲気を引き立ててくれるでしょう。
まとめ
2歳児にとって、バレンタイン製作は楽しみながら学びを深める貴重な時間です。
親や先生方の手助けを通じて、創造力や手先の器用さを自然に育めます。
この記事で紹介したアイデアを取り入れ、楽しい製作活動を計画してみてください。
大切な人へのプレゼントとしても喜ばれる作品を、子どもたちと一緒に作り上げていきましょう。
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