元園長監修【4歳児・2月】月案/週案の文例(ねらい・子どもの姿・養護・教育・ふりかえりの書き方)

4歳2月

冬の寒さが厳しい2月、子どもたちは節分や季節の遊びを通じて冬ならではの楽しさを味わう時期です。
友達との関わりを深めながら、自分の気持ちを表現したり協力する力を育んでいきましょう。
それでは4歳2月の月案文例を解説していきます。

この記事の監修者

Aki 園長歴6年

保育士歴18年、園長歴6年。これまで多くのカリキュラム添削や、保育士さんたちの悩みに寄り添ってきました。この記事では園長として多くの月案・週案をチェックしてきた経験を活かし、 効率よく質が高い月案・週案を仕上げられるようサポートします。

最初に月案作成のポイントをご紹介します。
ただ、いち早く例文をご確認したいという方は「こちらのリンク」を押してください。

目次

元園長が教える月案・週案の重要ポイント

大前提、月案を作る上でどんなことが重要なのか?

実際に保育士さんたちの数々の月案をチェックしてきた元園長先生に、重要ポイントを伺いました。

意識してほしいポイント
  • 年間カリキュラムに基づく計画を立てる
  • まずは「前月の子どもの姿」から考え始める
  • 「今月のねらい」と「具体的な内容」は連動して考える

この3つが、年齢・時期関わりなく月案を作成する上で意識してほしい点です。

要するに、「保育園での活動を通して、子どもたちにどんな姿になってもらいたいのか」を考えると良いということですね。

逆によくあるダメなパターンは、ねらいと内容が連動していないものです。

いったい何のための月案なのか考えられていないと、作り直しとなってしまいます。

4歳児・2月の月案のポイント

次に、「4歳児・2月」ならではの月案のポイントを紹介します。

4歳児・2月の月案を考える上でのポイント
  • 気温が低く空気が乾燥しているため、風邪や感染症に罹患しやすくなる。園内での蔓延を予防するため、子どもたち自身が予防に努めていく習慣づけをする。
  • 節分行事を楽しみながら、絵本や紙芝居、図鑑などを用いて日本独自の伝統や文化を学び、親しみを感じられるようにする。
  • あと1ヶ月で進級となる。環境の変化に不安を感じる子どももいるため、年長クラスへの進級に向け、この時期から少しずつ意識づけや準備を進めていく。

暦の上で立春を迎える2月ですが、実際にはまだまだ寒い日が続きます。

感染症の流行も心配されますので、積極的に予防や体力増進に努めましょう。

また、年度末が近づき、進級に向けた準備もより活発になっていく時期です。

最年長クラスへの意識づけや意欲を育む活動・関わりを心がけたいですね。

それではここから、具体的な月案の例文をまとめていきます。

STEP1》 前月の子どもの姿を思い出す

  • 伝承遊びを通じて、異年齢との関わりを楽しんでいた。遊び方がわからない年下の子どもたちに見本を見せたり、遊び方を優しく教える姿があった。
  • 友だちとの関わりの中で、意見のぶつかり合いがあった際にも、自分たちで話し合って解決しようとする姿が見られた。
  • 体調不良を訴える子が増えてきた。

STEP2》 今月のねらいを決める

養護のねらい

教育(5領域に対応)のねらい

養護のねらい①の具体的な月案

ねらい

健康に過ごすための習慣がわかり、予防に努める

養護・内容

  • 衣服の調整、手洗い・うがいの方法や必要性を理解し、進んで行う(生命の保持)
  • 感染症に罹患しないために必要な予防策を知り、自ら実行する(生命の保持)

養護・予想される子どもの姿

  • 保育士・看護師からの話を聞き、健康に過ごすための習慣に興味を示す
  • 友だち同士で声を掛け合いながら、手洗い・うがいを行っている

養護・環境構成/保育者の配慮

  • 室温・湿度管理に気を付け、適宜消毒を行うなどして衛生的な環境を整える
  • 適切な衣服の調節方法や咳エチケットなどについてわかりやすく伝える

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養護のねらい②の具体的な月案

ねらい

進級への期待感をもちながら、自信をもって意欲的に生活する

養護・内容

  • 成長を振り返り、自分の力を認めながら、自信をもって生活する(情緒の安定)
  • 5歳児の姿に憧れを抱き、進級に期待感をもって過ごす(情緒の安定)

養護・予想される子どもの姿

  • 自分の成長を改めて振り返ることで、自分の頑張りに気づく
  • 5歳児と一緒に過ごす中で、5歳児ならではの姿や活動に憧れの気持ちを抱き、「やってみたい」という気持ちが育っていく

養護・環境構成/保育者の配慮

  • 一人ひとりの姿を認め、褒めることで自信を育む
  • 子どもたち自身が成長やできたことを振り返れるようにする

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教育のねらい①の具体的な月案

ねらい

寒さに負けず、友だちや保育者とのびのび体を動かす

教育・内容

  • 寒い日でも、積極的に戸外に出かけ、喜んで体を動かす(健康)
  • 友だちと一緒に、かけっこや鬼ごっこ、大繩などを楽しむ(人間関係)

教育・予想される子どもの姿

  • 寒い日でも、動いているうちに体が温まることに気づく
  • 友だちと一緒に体を動かす遊びをすることを喜ぶ

教育・環境構成/保育者の配慮

  • 積極的に戸外に出かけたくなるような遊びを用意する
  • 動きやすい上着を準備してもらう
  • 遊ぶ前には準備運動を行い、ゆっくり体を動かすことで怪我予防をする

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教育のねらい②の具体的な月案

ねらい

遊びや生活の中で、意見を出し合いながら、友だちと協力して進める喜びや達成感を感じる

教育・内容

  • 自分の思いを伝えたり、相手の思いも聞いたりしながら、お互いの意見を大切に遊びや活動を進めていく(人間関係・言葉)
  • 友だちとイメージを共有しながら、協力して活動する(人間関係)

教育・予想される子どもの姿

  • 友だちの意見に耳を傾ける大切さを知り、意見を出し合って遊ぼうとする
  • 時折いさかいが起こったときには、保育士の仲介にしてもらい、互いの気持ちを知る

教育・環境構成/保育者の配慮

  • 友だちと協力して進める活動を行い、話し合う機会を作る
  • うまく言葉にできない子どもがいる場合には、様子を見て仲介し、気持ちを出せるよう援助する
  • 個々の様子や友だち関係に目を配り、必要に応じて仲立ちする

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教育のねらい③の具体的な月案

ねらい

季節の移ろいに気づき、調べたり自然物を使って遊びに活かすことを楽しむ

教育・内容

  • 戸外で自然事象を観察し、興味を持って調べたり、遊びや製作に取り入れたりする(環境・表現)
  • 冬から春の移り変わりに気づき、不思議さや面白さを感じる(環境)

育・予想される子どもの姿

  • 初春の花が咲いたり、生き物の様子を見ることで、季節が進んでいることに気づく
  • 季節ならではの表現方法で製作活動を楽しんでいる

教育・環境構成/保育者の配慮

  • 図鑑を用意し、気になったときにすぐ調べられるようにする
  • 冬から春への変化に気づけるよう、変化の兆候について知らせ、子どもたち自身が発見できるようにする
  • 素材を十分に用意し、自由に製作を楽しめるようにする

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行事・遊び・食育・職員との連携・家族や地域との連携・自己評価の月案例

今月の行事

  • 節分
  • 誕生会
  • 身体測定
  • 避難訓練

今月の遊び

  • 運動遊び
  • 鬼ごっこ
  • ごっこ遊び
  • ひな祭り製作
  • 季節の歌を歌う
  • 手遊び
  • 絵本・紙芝居
  • お絵描き・折り紙
  • 冬/初春の自然に触れる散歩・戸外遊び
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食育

  • 節分の由来を知り、豆まきや恵方巻などの行事食について関心を深める
  • 食事のマナーに気を付けながら楽しく食事をする

職員との連携

  • 園内の室温・湿度管理をしっかりと行い、感染症の蔓延予防に努める
  • 看護師と連携し、手洗い・うがいの指導をする
  • 各クラス担任と連携し、異年齢での散歩や戸外遊びを行う

家庭や地域との連携

  • 日頃から子どもの体調をよく視診してもらい、少しでも変化があれば伝えてもらう
  • 動きやすい上着を準備してもらう
  • 進級に向け、子どもの様子について細かく伝えるとともに、疑問や不安があればすぐに伝えてもらうようにする

自己評価

  • 5歳児の卒園に向けた取り組みを見ることで、進級への意識や自覚が高まり、一段と成長を感じられた。
  • 寒い日が多かったが、元気に戸外遊びを楽しんでいた。
  • 言い合いになることも時折あったが、繰り返し相手の気持ちを考える大切さを伝えたことで、少しずつ保育士が仲介しなくても、自分たちで話し合い解決できるようになってきた。

2月・ほかの年齢の月案

4歳・ほかの月の月案

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この記事を書いた人

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