クリスマスが近づくと、園内もキラキラとした飾りつけでいっぱいになりますね。
子どもたちが手作りしたリースを壁やドアに飾ると、保育室全体が一気に温かい雰囲気に包まれます。
紙皿を使えば、どの年齢の子どもでも簡単にリースを作成でき、アレンジもしやすいのが魅力です。
シールや毛糸、折り紙など身近な素材を使って個性豊かな作品に仕上がりますよ。
今回は、0歳児から5歳児まで楽しめる「紙皿で作るクリスマスリースの製作アイデア12選」を紹介します!
※全ての製作物は誤飲防止や工具の扱いに注意し、素材の安全確認と保育者の見守りを徹底して安全に製作しましょう。
- 紙皿を使ったクリスマスリースの製作アイデアを年齢別に紹介
- 年齢ごとの発達段階に合わせた、指先を使う工程や素材選びのポイントが分かる
- 身近な材料(毛糸・シール・折り紙など)を活用した、保育現場ですぐ実践できるリース製作を提案
- クリスマスの雰囲気を楽しみながら、創造力や表現力を伸ばす活動のヒントが得られる

【0・1歳児におすすめ】紙皿で作るクリスマスリースの製作4選
0・1歳児には、指先を使って感触を楽しめるシンプルなリースづくりがおすすめです。
ちぎった折り紙を貼ったり、ふわふわの綿やリボンを触って遊んだりと、素材の違いを楽しむ製作がぴったり。
紙皿の丸い形がベースになるので、子どもが安全に扱えるのも安心ですね。
完成した作品は壁に飾るだけでなく、クリスマス会のフォトスポットとしても可愛く映えますよ。
紙皿と花紙で作るふわふわリース
花紙を丸めるだけの簡単な工程なので、0・1歳児でも安心して取り組めます。
紙皿を土台にすることで、形が安定して扱いやすく、小さな子どもの手にもぴったりです。
赤・緑・白などの花紙を使えば、一気にクリスマスらしい雰囲気に仕上がります。
手でくしゅくしゅと丸める動作は、感触あそびとしても楽しめるので、製作を通して指先の感覚を育てることができますよ。
- 紙皿
- 花紙
- のり
- 折り紙
- デコレーション
- 紙皿の真ん中をはさみで切り抜き、リースの輪を作ります。
- 外側のふちにのりを塗り、くしゅくしゅと丸めた花紙を少しずつ貼り付けていきます。
- 色を交互に貼るとより華やかになります。紙皿が見えなくなるまで花紙をしっかりと貼りましょう。
- 次に、折り紙で作ったベルや星、サンタ帽などの飾りをのりで貼り付けます。
- 上部に穴あけパンチで穴を開け、リボンや毛糸を通せば吊るして飾れる可愛いリースの完成です!
花紙で作るサンタさんリース
紙皿を使うことで形が安定し、持ちやすく扱いやすいので小さい子にもおすすめです。
紙皿に帽子を貼り付けたり、ポンポンで鼻や口を飾ったりと、自由な発想で楽しく製作ができます。
花紙を貼る工程では、指先を動かす練習にもなり、完成後はまるでサンタさんのお面のように顔の前で持って遊ぶこともできます。
- 紙皿
- 花紙
- ポンポン(赤やピンク)
- 紙皿の真ん中を半分切り抜き、下半分を顔として使います。
- 白の花紙を小さく丸めて、紙皿の下側にたっぷり貼っていき、ふわふわのひげを作ります。
- 上の部分には、赤い画用紙で作った三角帽子をのりで貼り付けましょう。
- 帽子の先に白い綿をつけるとよりかわいくなります。
- ポンポンや丸シールで目や鼻、口をつけて表情を描き、ストローを下部に貼ればお面のように持てます。
- 完成後はサンタごっこ遊びにも発展できる楽しい作品です。
丸シールを使って作るクリスマスリース
小さな子どもでも簡単にできる、丸シールを使った紙皿リースの製作です。
はさみやカッターを使わないので安全で、1歳児から楽しめます。
カラフルな丸シールやキラキラの星シールを貼るだけで、かわいく仕上がるのがポイント。
貼る位置を考えながら作業することで、集中力や空間認識も自然に育まれます。
完成後は壁やドアに飾ってクリスマス気分を楽しみましょう!
- 紙皿(好きな柄)
- ボンド
- フェルト(白)
- 丸シール
- 好きな飾り(松ぼっくりや星などのミニ小物)
- 穴あけパンチ
- モール
- 紙皿の中心部分を丸く切り抜いてリースの形にします。
- 緑のクレヨンで全体を塗り、土台の色を整えましょう。
- その上から、赤・金・銀などの丸シールを自由に貼り付けます。
- お子さんに「どこに貼る?」と声をかけながら一緒に作業するのも楽しい時間です。
- フェルトを小さくちぎってボンドで貼り、立体的に仕上げてもかわいくなります。
- 最後にパンチで穴をあけ、モールや毛糸を通して吊るせば、手軽に飾れるクリスマスリースの完成です!
手形リース
子どもの成長を形に残せると人気の製作「手形リース」。
年齢ごとに手の大きさが違うので、クラスごとに飾っても成長が感じられます。
のりやシールを貼る工程を通して指先の使い方を練習したり、自分の手形を見て喜ぶ子どもの姿が見られますよ。
最後にリボンやポンポンで飾りをつければ、家でも飾れる素敵な作品になります。
- 紙皿
- 手形(緑色の絵の具で)
- のり
- ボンド
- 好きなシール(丸シールやキラキラシールなど)
- ポンポン
- リボン(赤色)
- 子どもたちの手に緑の絵の具を塗り、画用紙に手形を押しておきます。
- 乾いたらはさみで手形を切り抜きましょう。
- 紙皿の真ん中を切り抜いてリースの形にし、ふち部分にのりを塗ります。
- 切り抜いた手形を少しずつ重ねながら貼り、葉のような形に整えましょう。
- 上から丸シールやポンポンをボンドで貼って飾りつけをします。
- 最後に赤いリボンを上に結び、裏に紐をつけたら完成です。
【2・3歳児におすすめ】紙皿で作るクリスマスリースの製作4選
2・3歳児の子どもたちは、手先の器用さが育ち始め、自分の力で貼る・結ぶ・塗るなどの工程を楽しめる時期です。
紙皿リースでは、のりやクレヨンを使ってカラフルに飾ったり、モールやシールを自由に貼ってデザインしたりと表現の幅が広がります。
毛糸をぐるぐる巻く工程も、集中力を育てる良い経験になります。
クリスマスらしい緑・赤・金の色を取り入れると、より華やかに仕上がりますよ!
ひいらぎのクリスマスリース
画用紙で作る葉っぱを貼り合わせていくだけなので、3歳児以上なら自分で切る練習にもなります。
ヒイラギのとがった形を折って作ることで、立体感のある仕上がりになりますよ。
赤い丸シールやポンポンをつけて実を表現したり、金のリボンを飾ったりしてアレンジを楽しみましょう。
クリスマス会の装飾や、玄関の壁飾りにもおすすめの製作です。
- 紙皿1枚
- リボン
- モール
- のり
- デコレーション
- 紙皿の真ん中をはさみで切り抜き、リースの土台を作ります。
- 色画用紙を半分に折り、ヒイラギの葉の形を鉛筆で描いて切り抜きます。
- 葉の中心に軽く折り目をつけると、立体感が出てきれいです。
- 葉を数枚用意したら、紙皿のふちにのりで順に貼り付けます。
- 赤い丸シールやポンポンを飾って実を表現しましょう。
- 穴あけパンチで穴をあけ、リボンを通して結び、モールで吊るし紐をつけたら完成です。
シャカシャカクリスマスリース
スパンコールやビーズを中に入れて、振ると「シャカシャカ♪」と音が鳴る楽しい紙皿リースです。
紙皿の内側を透明シートで覆うことで、中身が見える仕様になっており、子どもたちも夢中になります。
音や色の変化を楽しめる製作なので、感覚あそびにもぴったりですよ。
透明部分からキラキラ光る飾りが見えることで、クリスマスらしいワクワク感が広がります。
- クリスマス用の紙皿1枚
- 色画用紙
- クリアポケット
- 発泡ビーズ
- スパンコール
- リボン
- 木工用接着剤
- 紙皿の真ん中をくり抜き、リースの土台を作ります。
- 裏側から透明のクリアポケットをテープで貼り付けて袋状にします。
- その中にスパンコールやカラービーズ、発泡ビーズなどを適量入れましょう。
- 入れすぎないことで、中で自由に動いて音が鳴ります。
- 中身を入れ終えたら、もう一枚の紙皿を重ねてテープでしっかり固定します。
- 外側のふちを色画用紙で覆い、星やリボンを飾り付ければ完成です。
紙皿と毛糸で作るクリスマスリース
紙皿と毛糸を組み合わせて作るクリスマスリースは、冬の製作にぴったりなあたたかみのある作品です。
毛糸を紙皿に通したり巻きつけたりする工程は、指先の力加減や集中力を育てる遊びとしても最適です。
毛糸を緑や赤にするとクリスマスらしい雰囲気になり、白を使えば雪をイメージした優しい仕上がりになります。
- 紙皿(平皿)
- 毛糸
- 折り紙(サンタの帽子・顔・ひげ)
- 丸シール
- ホログラムシール(銀・金の折り紙でもOK)
- クラフトパンチ
- セロハンテープ
- 布テープ
- 鉛筆
- 穴あけパンチ
- はさみ
- 紙皿の真ん中を丸くくり抜き、ふちの部分に均等に8~10か所ほど穴を開けます。
- 毛糸の先にセロハンテープを巻きつけて固め、針のようにして通しやすくします。
- 穴に毛糸を交互に通していき、全体が網目状になったら毛糸の端を裏で結んで固定します。
- サンタやツリーなどの飾りを折り紙で作り、リースの表面に貼りつけましょう。
- 最後に上部にリボンをつければ完成です。
紙皿で作るカンタン!クリスマスリース
はさみで切る、絵の具で塗る、シールを貼るといったシンプルな工程で、小さな子どもたちも無理なく楽しめるでしょう。
保育園や幼稚園での季節の製作としても取り入れやすく、完成したリースを壁や玄関に飾ると、温かみのある空間を演出できますよ。
絵の具の色やデコレーションを工夫することで、個性豊かな作品の完成です。
- 紙皿
- キラキラモール(金・銀)
- リボン(赤)
- 丸シール
- 画用紙(白・水色)
- 両面テープ
- クラフトパンチ(雪の結晶型など)
- 絵の具(緑)
- カッター、はさみ、目打ちなど
- 紙皿の中心を丸く切り抜きます。絵の具でふちを緑色に塗り、乾かしておきましょう。
- 次に、モールを輪にして貼り付け、星や雪の結晶などの形に切った画用紙を両面テープで貼っていきます。
- 赤く色をつけた丸シールを飾ると、クリスマスらしい彩りになります。
- 紙皿の上部に穴あけパンチで穴を開け、金色のモールを通して吊るす準備をします。
- 最後にリボンを結んで固定したら完成です。
【4・5歳児におすすめ】紙皿で作るクリスマスリースの製作4選
4・5歳児になると、創造力と表現力が豊かになり、自分のアイデアを形にすることを楽しめるようになります。
紙皿をベースにしても、毛糸で巻いたり、立体的なパーツを貼り付けたりして、ぐっと本格的なリースの完成です!
自分でリボンを結ぶ、画用紙でベルを作るなど、細かい作業を通して手先の巧緻性も育まれますよ。
紙皿と毛糸のクリスマスリース
紙皿に穴を開けて毛糸を通す作業は、手先を動かす練習にもなり、集中力も養えます。
子どもたちが毛糸の通し方を工夫しながら作ることで、世界にひとつだけの個性豊かなリースが完成します。
緑や赤の毛糸を使えば定番のクリスマスカラーに、白や金を加えるとより上品で華やかな印象に仕上がるでしょう。
壁に飾れば、園内全体が一気にクリスマスムードに包まれますよ。
- 紙皿(1枚)
- 白もしくはピンクの毛糸
- 折り紙(1枚)
- 麻ひも(20cmほど)
- はさみ
- 穴あけパンチ
- 緑のペン
- 紙皿の中央部分をくり抜き、外側のふちに穴あけパンチで均等に穴を開けます。
- 紙皿を緑色のペンや絵の具で塗り、乾いたら毛糸を穴に通して編むように仕上げていきます。
- 毛糸がたるまないように軽く引っ張りながら通すのがコツです。
- 折り紙で作ったベルや星を貼り、飾り付けをしていきましょう。
- 最後に上部に穴をあけ、麻ひもを通して吊るせば完成です。
切って貼るだけ立体リース
紙皿を土台に使うことで、丸い形を簡単に作ることができ、小さな子どもでも無理なく挑戦できます。
画用紙を細長く切って貼るだけで、ふっくらとした立体感が出るのが魅力です。
折り紙やリボン、モールをプラスして飾れば、より華やかな仕上がりになるでしょう。
紙皿を使った製作の中でも、完成度の高いリースが楽しめますよ。
- 紙皿
- 画用紙
- デコレーション
- リボン
- ひも
- 両面テープ
- のり
- 木工用接着剤
- 紙皿の中心を丸く切り抜き、リースの土台を作ります。
- 次に、緑や赤の画用紙を細長く切り、端を丸めるようにして紙皿のふちに貼っていきましょう。
- 少しずつ重ねることで、ふんわりとした立体感が出ます。
- 画用紙の色を交互にすると、クリスマスカラーの層が美しく映えます。
- 木工用ボンドでリボンやポンポンを飾りつけ、最後に上部に穴をあけて紐を通します。
- 吊るして飾れば、子どもたちが作ったとは思えないほど立体的で豪華なリースが完成します。
紙皿で簡単に作れる!本格的なクリスマスリース
紙皿の中心をくり抜いて毛糸を巻きつける工程が特徴で、巻き方や色の組み合わせによって印象が変わります。
赤・緑・白の定番カラーを選ぶとクリスマスらしく、金や銀を入れるとより華やかな雰囲気になるでしょう。
保育士さんが中心の穴をあけておくと安全に進められ、子どもたちは毛糸を巻く作業に集中して楽しめますよ。
- 紙皿
- 毛糸
- ビーズなどの装飾
- 緑のペン
- カッターもしくははさみ
- カッターマット
- 接着剤
- 紙皿の真ん中をくり抜きます。次にフェルトペンや絵の具でふちを塗り、しっかり乾かしましょう。
- 乾いたら接着剤を少しずつつけながら、毛糸をぐるぐると巻いていきます。
- 途中で違う色の毛糸を加えるとカラフルでおしゃれな印象になります。
- 巻き終えたら毛糸の端を裏側でとめ、ビーズやスパンコール、ポンポンなどで飾り付けます。
- 上部にリボンをつけて吊るせば完成。
紙皿と毛糸で作るリース
毛糸を巻く作業は指先をよく使うので、集中力を高める活動にもなります。
赤や緑、白の毛糸を組み合わせることで、まるで本物のリースのような仕上がりに。
紙皿を土台にするため形が崩れにくく、小さな子どもでも扱いやすいのが魅力です。
親子参観や冬の製作活動にもぴったりで、仕上がった作品はお部屋のインテリアとしても楽しめます。
- 紙皿
- ビーズ
- ボタン
- 毛糸
- グルーガン
- 木工用接着剤
- 紙皿の真ん中を丸く切り抜き、ふちの部分に毛糸をぐるぐると均等に巻きつけていきます。
- 毛糸がすべらないように、ところどころにボンドをつけて固定しましょう。
- 巻き終えたら、グルーガンまたは接着剤でリボンやビーズ、松ぼっくりなどを飾りつけます。
- くり抜いた部分の紙皿も使い、小さめのリースを同様に作ってみてもかわいいです。
- 最後に2つのリースを毛糸でつなげば、立体感のあるオーナメントリースの完成です。
